11 / 111
11 相性
しおりを挟む
「サーシャ、身に着けているものを全部脱げ」
「はい」
サーシャは一糸まとわぬ姿となった。均整のとれた肉体と顔。透けるような肌。ふわりと軽やかな金髪。これを欲しがらない男などいないか。
「明るいうちは恥ずかしいです・・・」
「じっくり見たいんだ、明るいうちに」
サーシャは手の置き場所に悩んでいるようだ。彼女だけではない。この国の美女は残らず俺が抱きたい。今はまず彼女を抱きたい。ベッドに座らせ、肩に手を回して抱き寄せる。
じっくりと味わうようにキスをする。サーシャの舌が応じる。お互いの息が顔にかかってくる。
サーシャが俺の服を脱がせ始めた。恥じらいはあるものの、快楽への期待が勝っているのだろう。
「昨日は途中で終わってしまったからね。今日はたっぷりと続きをやろう」
「お願いします」
筋繊維の方向をなぞるようにサーシャの身体に触れてゆく。凝り固まりやすい肩甲骨と背骨のあいだ、肩と首のあいだを手のひらでじっくりと温めながら指圧をしてゆく。声は出さないがため息が聞こえてくる。
「いつもそんなに丁寧に女性に接するのですか?」
「その方が気持ちいいでしょ?」
応じたあとにキスを続ける。ああ、大事な話をするのを忘れていた。
「身体がつったり、どこかに痛みがあったりしたらすぐに止めるから、必ず言うように」
「はい・・・」
目がもう蕩けているな。たっぷりと焦らして自分から欲しがるまで可愛がってやろうと思ったが、碧い瞳がうるんでいる姿を見たら、俺の方が早くサーシャに入れたくなってしまった。
「今日はサーシャが上で俺を受け入れるんだ。できるな?」
「はい・・・」
ゆっくりとサーシャの中に入ってゆく。
ポイントは昨日の時点で分かっている。騎乗位なら角度調整もラクだ。
ピストン運動を始める。サーシャは俺にしがみつき、息が首元から耳のあたりに吹きかけられる。光に透かされるレースのような金髪が俺の身体をくすぐる。十分もしないうちに、サーシャはため息とともに果てた。
「なんで・・・私よりも私に詳しいのですか?」
「ただの相性だよ」
本当にサーシャとは身体の相性がいい。イカない女性はどれだけ開発を頑張ってみてもイカない。ポイントも見つからない。寝た女性の半数がイケたら十二分に男性として凄いと思う。
ピストン運動を続けているうちに、またサーシャがイった。男への見せ方も上手だ。顔の表情、身体のしならせ方、痙攣して胸や背中が波打っている様子までしっかりと目線に入る。
彼女の中の同じ場所を、同じリズムで、同じ強さでこすり続ける。ゆっくりとだ。
「君がもう無理だと言うまで続けるから」
「あの・・・アラヒト様は私では果てないのですか?」
「気が向いたらね」
女性がイってしまう瞬間は男として生きている実感が湧いてくる。他のものには替えがたい快感を感じると同時に、冷静にもなっている。というのも、何度も何度も女性がイった後という状況はけっこう危険で、いつ何が起きても冷静に対処しなくてはいけないからだ。
女性は何度もイクと糸の切れた人形のようにぐったりと動かなかくなったりする。ちんこが変な方向に折られてしまいそうになることもあるし、女性の全体重が自分の身体に圧し掛かってくるくることもある。
下半身は硬く気持ちは燃え滾ったまま、頭は冷静になる。俺が初めて女性をイカせた時から、こういうセックスばかりするようになってしまった。
俺はちんこを立てたまま果てずに、ただずっと女性をイカせ続けるだけの存在になる。
だいたい十五回目くらいだろうか。
サーシャの名前を呼んでも返事が無くなった。気絶してるな。
うーん、やり過ぎたか。人身売買を国がやっているという事実に、怒りとも困惑とも悲しみとも言えない複雑な感情になってしまった。
一言でいえば気に入らないのだ。その苛立ちをサーシャとのセックスに乗せてしまったな。
女性の記憶が飛ぶ程度なら別にたいしたことは無いが、気絶しているというのはわりと危険な状態だ。男として俺の落ち度でもある。
気絶したということは、脳がそれ以上の快感を肉体に与えることを拒否したということだからだ。
ということは、だいたい15回以内に強引に射精しなくては、サーシャで俺はイカないということになる。たっぷり女性がイったのならば男として十分に満足のいく話なのだが、彼女は俺を満足させられなかったと感じるようになるだろう。男性の射精とは象徴的なものだという説明をしたとしても納得するかどうか。
ちんこは立ったままだが、サーシャの身体からゆっくりと抜いた。
身体から異物を抜かれて、サーシャは気が付いたようだ。
「少し・・・気絶していました・・・」
「そうみたいだね」
武術が身についているせいか、落ちた経験もあるみたいだな。
急に上体を起こそうとしたので手で制した。
「気絶したあとは危ないから、急に身体を起こしちゃダメだよ」
「お優しいんですね」
横になったままサーシャは嬉しそうに微笑んだ。
身体や頬や髪の毛をゆっくりとなでてゆく。心地よくてずっと触れていられそうな気がするが、これはサーシャを安心して寝かせたままにしておくためのものでもある。
脳に血が回っていない状態だったのだから、彼女は貧血と同じ状態にある。
急に身体を起こしたり立ったりしたら彼女はその場に倒れてしまうだろう。
以前にいた世界では、セックスのあとに急に起き上がって、勝手に歩きだして、勝手になにもないところで転んで、なぜか俺に灰皿を投げつけてきた女性がいた。
何度もイカされた上に転んだなんてのは女性のプライドを傷つけるのだろう。
いまだに人前で転ぶと恥をかいたと思う女性心理は分からない。
セックスの内容さえ良ければ他のことはだいたいどうでもいいと考える俺のような偏った人間には、そういう細かな女性の機微のようなものは永遠に分からないだろう。
「はい」
サーシャは一糸まとわぬ姿となった。均整のとれた肉体と顔。透けるような肌。ふわりと軽やかな金髪。これを欲しがらない男などいないか。
「明るいうちは恥ずかしいです・・・」
「じっくり見たいんだ、明るいうちに」
サーシャは手の置き場所に悩んでいるようだ。彼女だけではない。この国の美女は残らず俺が抱きたい。今はまず彼女を抱きたい。ベッドに座らせ、肩に手を回して抱き寄せる。
じっくりと味わうようにキスをする。サーシャの舌が応じる。お互いの息が顔にかかってくる。
サーシャが俺の服を脱がせ始めた。恥じらいはあるものの、快楽への期待が勝っているのだろう。
「昨日は途中で終わってしまったからね。今日はたっぷりと続きをやろう」
「お願いします」
筋繊維の方向をなぞるようにサーシャの身体に触れてゆく。凝り固まりやすい肩甲骨と背骨のあいだ、肩と首のあいだを手のひらでじっくりと温めながら指圧をしてゆく。声は出さないがため息が聞こえてくる。
「いつもそんなに丁寧に女性に接するのですか?」
「その方が気持ちいいでしょ?」
応じたあとにキスを続ける。ああ、大事な話をするのを忘れていた。
「身体がつったり、どこかに痛みがあったりしたらすぐに止めるから、必ず言うように」
「はい・・・」
目がもう蕩けているな。たっぷりと焦らして自分から欲しがるまで可愛がってやろうと思ったが、碧い瞳がうるんでいる姿を見たら、俺の方が早くサーシャに入れたくなってしまった。
「今日はサーシャが上で俺を受け入れるんだ。できるな?」
「はい・・・」
ゆっくりとサーシャの中に入ってゆく。
ポイントは昨日の時点で分かっている。騎乗位なら角度調整もラクだ。
ピストン運動を始める。サーシャは俺にしがみつき、息が首元から耳のあたりに吹きかけられる。光に透かされるレースのような金髪が俺の身体をくすぐる。十分もしないうちに、サーシャはため息とともに果てた。
「なんで・・・私よりも私に詳しいのですか?」
「ただの相性だよ」
本当にサーシャとは身体の相性がいい。イカない女性はどれだけ開発を頑張ってみてもイカない。ポイントも見つからない。寝た女性の半数がイケたら十二分に男性として凄いと思う。
ピストン運動を続けているうちに、またサーシャがイった。男への見せ方も上手だ。顔の表情、身体のしならせ方、痙攣して胸や背中が波打っている様子までしっかりと目線に入る。
彼女の中の同じ場所を、同じリズムで、同じ強さでこすり続ける。ゆっくりとだ。
「君がもう無理だと言うまで続けるから」
「あの・・・アラヒト様は私では果てないのですか?」
「気が向いたらね」
女性がイってしまう瞬間は男として生きている実感が湧いてくる。他のものには替えがたい快感を感じると同時に、冷静にもなっている。というのも、何度も何度も女性がイった後という状況はけっこう危険で、いつ何が起きても冷静に対処しなくてはいけないからだ。
女性は何度もイクと糸の切れた人形のようにぐったりと動かなかくなったりする。ちんこが変な方向に折られてしまいそうになることもあるし、女性の全体重が自分の身体に圧し掛かってくるくることもある。
下半身は硬く気持ちは燃え滾ったまま、頭は冷静になる。俺が初めて女性をイカせた時から、こういうセックスばかりするようになってしまった。
俺はちんこを立てたまま果てずに、ただずっと女性をイカせ続けるだけの存在になる。
だいたい十五回目くらいだろうか。
サーシャの名前を呼んでも返事が無くなった。気絶してるな。
うーん、やり過ぎたか。人身売買を国がやっているという事実に、怒りとも困惑とも悲しみとも言えない複雑な感情になってしまった。
一言でいえば気に入らないのだ。その苛立ちをサーシャとのセックスに乗せてしまったな。
女性の記憶が飛ぶ程度なら別にたいしたことは無いが、気絶しているというのはわりと危険な状態だ。男として俺の落ち度でもある。
気絶したということは、脳がそれ以上の快感を肉体に与えることを拒否したということだからだ。
ということは、だいたい15回以内に強引に射精しなくては、サーシャで俺はイカないということになる。たっぷり女性がイったのならば男として十分に満足のいく話なのだが、彼女は俺を満足させられなかったと感じるようになるだろう。男性の射精とは象徴的なものだという説明をしたとしても納得するかどうか。
ちんこは立ったままだが、サーシャの身体からゆっくりと抜いた。
身体から異物を抜かれて、サーシャは気が付いたようだ。
「少し・・・気絶していました・・・」
「そうみたいだね」
武術が身についているせいか、落ちた経験もあるみたいだな。
急に上体を起こそうとしたので手で制した。
「気絶したあとは危ないから、急に身体を起こしちゃダメだよ」
「お優しいんですね」
横になったままサーシャは嬉しそうに微笑んだ。
身体や頬や髪の毛をゆっくりとなでてゆく。心地よくてずっと触れていられそうな気がするが、これはサーシャを安心して寝かせたままにしておくためのものでもある。
脳に血が回っていない状態だったのだから、彼女は貧血と同じ状態にある。
急に身体を起こしたり立ったりしたら彼女はその場に倒れてしまうだろう。
以前にいた世界では、セックスのあとに急に起き上がって、勝手に歩きだして、勝手になにもないところで転んで、なぜか俺に灰皿を投げつけてきた女性がいた。
何度もイカされた上に転んだなんてのは女性のプライドを傷つけるのだろう。
いまだに人前で転ぶと恥をかいたと思う女性心理は分からない。
セックスの内容さえ良ければ他のことはだいたいどうでもいいと考える俺のような偏った人間には、そういう細かな女性の機微のようなものは永遠に分からないだろう。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ドマゾネスの掟 ~ドMな褐色少女は僕に責められたがっている~
桂
ファンタジー
探検家の主人公は伝説の部族ドマゾネスを探すために密林の奥へ進むが道に迷ってしまう。
そんな彼をドマゾネスの少女カリナが発見してドマゾネスの村に連れていく。
そして、目覚めた彼はドマゾネスたちから歓迎され、子種を求められるのだった。
召喚とか聖女とか、どうでもいいけど人の都合考えたことある?
浅海 景
恋愛
水谷 瑛莉桂(みずたに えりか)の目標は堅実な人生を送ること。その一歩となる社会人生活を踏み出した途端に異世界に召喚されてしまう。召喚成功に湧く周囲をよそに瑛莉桂は思った。
「聖女とか絶対ブラックだろう!断固拒否させてもらうから!」
ナルシストな王太子や欲深い神官長、腹黒騎士などを相手に主人公が幸せを勝ち取るため奮闘する物語です。
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる