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37話 絆の魔導具ハヌマーン
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ヌマーンの中に引きずりこまれ、私は白い靄に包まれた空間に閉じ込められた。
行けども行けども果てが見えない。この私に何をしようって腹積もりなのかしら。言っとくけど、今の私に生半可な物は通じないわよ。
だってディックがついてるのだから。
『果たして本当にそうなのか?』
ハヌマーンの声! 振り向くと、青白い人魂が浮かんでいる。あれが魔導具の意志ってわけね。
「ようやくお出ましね、さぁ、どんな試練をすればいいのか教えなさい」
『すでに試練は始まっている。我は汝に問うたはずだ、本当にそうなのかと』
「どういう意味?」
『あの者は人間、貴様は淫魔。捕食者と食われる者。貴様らはその関係にあるだろう』
確かにそうね。私達サキュバスは、人間の精気を糧にする。私から見ればディックは獲物の立場にあるわ。
『にも関わらず、貴様は彼の人間を愛した。猫がネズミを恋したところで、その逆が起こったとして、それは果たして本当の絆と呼べるのだろうか』
なるほど、なんとなく試練の内容が見えてきたわね。
ハヌマーンは絆を聞いているようね。私とディックが上辺だけの関係なのか、それを聞いているみたい。
……そう言われるのは覚悟しているわよ。
サキュバスが人間に恋するなんて、ハヌマーンの言う通り猫がネズミに恋するようなものだわ。本来叶うべき物じゃない。
でもね、それがどうしたの?
「ディックはね、私を抱いてくれたのよ。一人の女として、しっかり私を見つめてね」
『…………』
「それに種族差がなによ。サキュバスが人間に恋しちゃ悪い? 私はあいつを好きになったの、それでいいでしょう。私が誰を好きになろうが文句は言わせない、第一恋に正解なんざないのよ」
『…………』
「私とディックが幸せになれば、どんな形だろうと正解の愛なのよ。人の表面ちょっと見ただけで全部知ったような気にならないで。私は決めたの、ディックと添い遂げるって。私が受け取ったのは、ぽっと出の外野程度に壊せるような安っぽい物じゃないのよ」
ドレカー先輩のミュージカルが私を助けてくれるなんてね。言葉がポンポン出てくるわ。
「あんたが私とディックの仲を疑うなら、思う存分見せてやりましょうか? 私がどれだけディックを好いているのか、サキュバスのやり方で見せてやるから!」
『……承知!』
人魂が急に人型になったと思うと、籠手と具足を身に着けた怪人になった。
青白く燃える炎の体を揺らめかせ、私に一歩ずつにじり寄ってくる。でもね、あんたなんか全然恐くない。
「私はシラヌイ、翡焔の名を持つ、炎を従える四天王。それがあんた如きの種火に恐怖するなんて、万に一つもあり得やしないのよ!」
無詠唱で炎を出し、怪人を焼き尽くす。あまりの熱量に怪人がひるんで、後ずさりした。
私も驚くくらい力が増している。サキュバスは精気を吸収する事で力を増すけど、渡してくれる相手が淫魔を愛していれば、得られる力は莫大になるの。
「ディックが渡してくれたこの力、偽物と言うなら言えばいい! あんたがどれだけ問いただそうが、否定しきれる物じゃないでしょう!」
『ぐ……ぬ……』
「もう一度言う、サキュバスが人に恋して悪いか! 淫魔の恋路を塞ぐ奴は……さっさと消え去れ出歯亀がぁ!」
断末魔も残さず炎を焼き払い、後に残るは静寂と火花のみ。
どうだ魔導具、ディックの愛は重いでしょう。私にとってはこの重さが心地いいのよ。
ずっと独りぼっちでいた私には、これくらいずっしり来る方が丁度いいって事なの。
『絆……確かに、見受けたり!』
その刹那、私はハヌマーンの空間から放り出された。
◇◇◇
次の瞬間、私は元の場所に戻っていた。突然の事でバランスを崩し、倒れかける。
「シラヌイ!」
ディックが支えてくれたから、なんとか立て直せた。全く、大した試練だったわね。
「やっぱり戻ってきてくれたんだね」
「当たり前でしょ。私を誰だと思ってるわけ?」
「実を言うと、あまり心配はしてなかった。絶対戻ってくるって信じていたから」
あんたの重すぎる愛を考えれば、なんてこと無い試練だったわね。
『汝達、よくぞ絆を示した』
ハヌマーンが語り掛けてくる。私とディックは、魔導具に振り向いた。
『我を寄せ付けぬ強固な絆、我が真なる力を渡すにふさわしい。受け取るがいい、魔導具ハヌマーンが真なる力を』
ハヌマーンが私に光の粉を振りかける。なんだろ、胸の奥があったかくなってきた。
『適合者よ、汝が真なる絆を結んだ者と我が力をリンクさせた。汝が我を身に着ける限り、汝ら二人に我が力を与えよう』
「もしかして、シラヌイにもアンチ魔導具の力を与えたのか?」
『左様。籠手と具足、一つで二つは足りえない。二つで一つ足りうる物なり。我が力は、人と人との絆を繋げることこそ本質なり』
なぞかけみたいだけど、なんとなくの意味が分かるわ。ともあれ、これでディックは一人で戦わなくていい。
私にもコピーと無力化を無視できる力が手に入ったのなら、フェイスと戦う事が出来る。私とディックであのクソ勇者をぶっ倒せるってわけね。
「うむ! 素晴らしい結果だよ二人とも! 見事ハヌマーンを御す事ができたね!」
「……では、次は私達の依頼を……不死のダイダラボッチをどうか、この世から消してください……!」
「任せてくれ」
「必ずや!」
予行練習の獲物にさせてもらうわよ、魔導具が産んだ化け物、ダイダラボッチ!
◇◇◇
<ディック視点>
ダイダラボッチが再出現したのは、ものの数十分後の事だった。
僕はハヌマーンを身に着け、シラヌイと共に奴の前にやってきていた。
「ドレカー先輩曰く、自分を殺す危険のある魔導具が来たから出現頻度が上がってるって話よ」
「なかなか頭がいいみたいじゃないか。だけど復活するのが少し遅かったみたいだな」
ハヌマーンには光の筋が浮かび上がり、動くたびに粒子が零れ落ちた。
着けた感じは中々だ、軽くて動きを妨げない。ただ、事前にガランとマサラを相手にしてみたけど、聞いた通り魔導具を持っていない相手には大した効果が見られなかった。
「二人にダメージを与えられなかったし、攻撃だってまともに防げなかった。武具としてはちょっと不安だな」
「文句言わない。あの化け物に通じさえすればそれでいいのよ」
「それもそうか」
魔導具ハヌマーン、その力のほど、試させてもらおうか。
ダイダラボッチは迷わず僕達を狙ってきた。まずは刀ではなく、大剣で応戦しよう。
そう思って背中の剣を握ったら、ハヌマーンが輝きを増した。
腕に対し突きを繰り出す。そしたら驚く事に、一撃でダイダラボッチの腕が吹っ飛んでしまった。
風船でも割るような手応えだ。それにダイダラボッチが悲鳴を上げている、痛みを感じているんだ。
「今度は私がやってみるわ」
シラヌイもファイアボールを片腕に叩き込む。その瞬間彼女の体も輝いて、火球が威力を増す。これも腕を豪快に抉り取り、深いダメージを与えた。
僕達が攻撃する瞬間、ハヌマーンが力を貸している。ダイダラボッチは僕達を踏みつけてくるけど、見えない力が足を弾き飛ばした。
続けて襲ってくるブレス。だけどそれも、ハヌマーンの出す見えない障壁で跳ね返され、大ダメージを与えていた。
魔導具の攻撃を自動察知してカウンターを放つのか。魔導具相手なら、攻防ともに隙が無い。
「終わらせよう」
「そうね」
僕は刀を握りしめた。シラヌイも詠唱し、上級魔法の準備をしている。
一呼吸後、僕はダイダラボッチを一刀両断した。
縦に真っ二つになった所へ、シラヌイがトドメの魔法を叩き込む。
火で造られた虎がダイダラボッチを焼き払い、爆散させる。この地を荒野に変えた怪物を、完膚なきまでに粉砕した。
「ディック、あれ」
彼女が指さした方を見ると、杖が浮かんでいた。
ダイダラボッチの核になっていたという魔導具か。力を失ったのか、落ちてくる。
「おっと!」
「ナイスキャッチ。どれ」
豪奢な装飾の施された杖は黒くなっている。機能停止しているから、危険はないはずだ。
「……魔導具ハヌマーンか。同じ武具相手なら、絶対的な力を発揮するんだな」
「これなら、フェイスとも戦える。借りを返すわよ、ディック」
「ああ! 聖剣エンディミオン、そしてフェイス! 覚悟していろ!」
行けども行けども果てが見えない。この私に何をしようって腹積もりなのかしら。言っとくけど、今の私に生半可な物は通じないわよ。
だってディックがついてるのだから。
『果たして本当にそうなのか?』
ハヌマーンの声! 振り向くと、青白い人魂が浮かんでいる。あれが魔導具の意志ってわけね。
「ようやくお出ましね、さぁ、どんな試練をすればいいのか教えなさい」
『すでに試練は始まっている。我は汝に問うたはずだ、本当にそうなのかと』
「どういう意味?」
『あの者は人間、貴様は淫魔。捕食者と食われる者。貴様らはその関係にあるだろう』
確かにそうね。私達サキュバスは、人間の精気を糧にする。私から見ればディックは獲物の立場にあるわ。
『にも関わらず、貴様は彼の人間を愛した。猫がネズミを恋したところで、その逆が起こったとして、それは果たして本当の絆と呼べるのだろうか』
なるほど、なんとなく試練の内容が見えてきたわね。
ハヌマーンは絆を聞いているようね。私とディックが上辺だけの関係なのか、それを聞いているみたい。
……そう言われるのは覚悟しているわよ。
サキュバスが人間に恋するなんて、ハヌマーンの言う通り猫がネズミに恋するようなものだわ。本来叶うべき物じゃない。
でもね、それがどうしたの?
「ディックはね、私を抱いてくれたのよ。一人の女として、しっかり私を見つめてね」
『…………』
「それに種族差がなによ。サキュバスが人間に恋しちゃ悪い? 私はあいつを好きになったの、それでいいでしょう。私が誰を好きになろうが文句は言わせない、第一恋に正解なんざないのよ」
『…………』
「私とディックが幸せになれば、どんな形だろうと正解の愛なのよ。人の表面ちょっと見ただけで全部知ったような気にならないで。私は決めたの、ディックと添い遂げるって。私が受け取ったのは、ぽっと出の外野程度に壊せるような安っぽい物じゃないのよ」
ドレカー先輩のミュージカルが私を助けてくれるなんてね。言葉がポンポン出てくるわ。
「あんたが私とディックの仲を疑うなら、思う存分見せてやりましょうか? 私がどれだけディックを好いているのか、サキュバスのやり方で見せてやるから!」
『……承知!』
人魂が急に人型になったと思うと、籠手と具足を身に着けた怪人になった。
青白く燃える炎の体を揺らめかせ、私に一歩ずつにじり寄ってくる。でもね、あんたなんか全然恐くない。
「私はシラヌイ、翡焔の名を持つ、炎を従える四天王。それがあんた如きの種火に恐怖するなんて、万に一つもあり得やしないのよ!」
無詠唱で炎を出し、怪人を焼き尽くす。あまりの熱量に怪人がひるんで、後ずさりした。
私も驚くくらい力が増している。サキュバスは精気を吸収する事で力を増すけど、渡してくれる相手が淫魔を愛していれば、得られる力は莫大になるの。
「ディックが渡してくれたこの力、偽物と言うなら言えばいい! あんたがどれだけ問いただそうが、否定しきれる物じゃないでしょう!」
『ぐ……ぬ……』
「もう一度言う、サキュバスが人に恋して悪いか! 淫魔の恋路を塞ぐ奴は……さっさと消え去れ出歯亀がぁ!」
断末魔も残さず炎を焼き払い、後に残るは静寂と火花のみ。
どうだ魔導具、ディックの愛は重いでしょう。私にとってはこの重さが心地いいのよ。
ずっと独りぼっちでいた私には、これくらいずっしり来る方が丁度いいって事なの。
『絆……確かに、見受けたり!』
その刹那、私はハヌマーンの空間から放り出された。
◇◇◇
次の瞬間、私は元の場所に戻っていた。突然の事でバランスを崩し、倒れかける。
「シラヌイ!」
ディックが支えてくれたから、なんとか立て直せた。全く、大した試練だったわね。
「やっぱり戻ってきてくれたんだね」
「当たり前でしょ。私を誰だと思ってるわけ?」
「実を言うと、あまり心配はしてなかった。絶対戻ってくるって信じていたから」
あんたの重すぎる愛を考えれば、なんてこと無い試練だったわね。
『汝達、よくぞ絆を示した』
ハヌマーンが語り掛けてくる。私とディックは、魔導具に振り向いた。
『我を寄せ付けぬ強固な絆、我が真なる力を渡すにふさわしい。受け取るがいい、魔導具ハヌマーンが真なる力を』
ハヌマーンが私に光の粉を振りかける。なんだろ、胸の奥があったかくなってきた。
『適合者よ、汝が真なる絆を結んだ者と我が力をリンクさせた。汝が我を身に着ける限り、汝ら二人に我が力を与えよう』
「もしかして、シラヌイにもアンチ魔導具の力を与えたのか?」
『左様。籠手と具足、一つで二つは足りえない。二つで一つ足りうる物なり。我が力は、人と人との絆を繋げることこそ本質なり』
なぞかけみたいだけど、なんとなくの意味が分かるわ。ともあれ、これでディックは一人で戦わなくていい。
私にもコピーと無力化を無視できる力が手に入ったのなら、フェイスと戦う事が出来る。私とディックであのクソ勇者をぶっ倒せるってわけね。
「うむ! 素晴らしい結果だよ二人とも! 見事ハヌマーンを御す事ができたね!」
「……では、次は私達の依頼を……不死のダイダラボッチをどうか、この世から消してください……!」
「任せてくれ」
「必ずや!」
予行練習の獲物にさせてもらうわよ、魔導具が産んだ化け物、ダイダラボッチ!
◇◇◇
<ディック視点>
ダイダラボッチが再出現したのは、ものの数十分後の事だった。
僕はハヌマーンを身に着け、シラヌイと共に奴の前にやってきていた。
「ドレカー先輩曰く、自分を殺す危険のある魔導具が来たから出現頻度が上がってるって話よ」
「なかなか頭がいいみたいじゃないか。だけど復活するのが少し遅かったみたいだな」
ハヌマーンには光の筋が浮かび上がり、動くたびに粒子が零れ落ちた。
着けた感じは中々だ、軽くて動きを妨げない。ただ、事前にガランとマサラを相手にしてみたけど、聞いた通り魔導具を持っていない相手には大した効果が見られなかった。
「二人にダメージを与えられなかったし、攻撃だってまともに防げなかった。武具としてはちょっと不安だな」
「文句言わない。あの化け物に通じさえすればそれでいいのよ」
「それもそうか」
魔導具ハヌマーン、その力のほど、試させてもらおうか。
ダイダラボッチは迷わず僕達を狙ってきた。まずは刀ではなく、大剣で応戦しよう。
そう思って背中の剣を握ったら、ハヌマーンが輝きを増した。
腕に対し突きを繰り出す。そしたら驚く事に、一撃でダイダラボッチの腕が吹っ飛んでしまった。
風船でも割るような手応えだ。それにダイダラボッチが悲鳴を上げている、痛みを感じているんだ。
「今度は私がやってみるわ」
シラヌイもファイアボールを片腕に叩き込む。その瞬間彼女の体も輝いて、火球が威力を増す。これも腕を豪快に抉り取り、深いダメージを与えた。
僕達が攻撃する瞬間、ハヌマーンが力を貸している。ダイダラボッチは僕達を踏みつけてくるけど、見えない力が足を弾き飛ばした。
続けて襲ってくるブレス。だけどそれも、ハヌマーンの出す見えない障壁で跳ね返され、大ダメージを与えていた。
魔導具の攻撃を自動察知してカウンターを放つのか。魔導具相手なら、攻防ともに隙が無い。
「終わらせよう」
「そうね」
僕は刀を握りしめた。シラヌイも詠唱し、上級魔法の準備をしている。
一呼吸後、僕はダイダラボッチを一刀両断した。
縦に真っ二つになった所へ、シラヌイがトドメの魔法を叩き込む。
火で造られた虎がダイダラボッチを焼き払い、爆散させる。この地を荒野に変えた怪物を、完膚なきまでに粉砕した。
「ディック、あれ」
彼女が指さした方を見ると、杖が浮かんでいた。
ダイダラボッチの核になっていたという魔導具か。力を失ったのか、落ちてくる。
「おっと!」
「ナイスキャッチ。どれ」
豪奢な装飾の施された杖は黒くなっている。機能停止しているから、危険はないはずだ。
「……魔導具ハヌマーンか。同じ武具相手なら、絶対的な力を発揮するんだな」
「これなら、フェイスとも戦える。借りを返すわよ、ディック」
「ああ! 聖剣エンディミオン、そしてフェイス! 覚悟していろ!」
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