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74話 遅れてきた巫女の思春期
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……世界樹の巫女の部屋に連れられ、私は委縮していた。
いい香りのする紅茶とお菓子を出され、勧められるまま食べてるけど……いや、ちょっと待って何よこの状況。
「ほーら、もういい加減もじもじするのやめなよぉ」
「だって、こんなの相談するの凄く恥ずかしいし……」
私の目の前では、巫女姉妹がきゃいきゃいじゃれている。姉のラピスはともかく、妹のラズリの変わりようがすさまじい。
ディックと戦った時は天変地異を起こす程の暴れっぷりを見せたのに、戦いから離れた途端、年相応の女の子になってしまった。
いや、年相応って言うにはちょっとあれか。私より年上だから何とも言えない。エルフって何歳までを若いとしているんだろう。
「あ、あの、急にこんな事を持ち掛けるなんて、変な女ですよね。けど、サキュバスなのに人間と恋仲になった貴方なら、この悩みを打ち明けられるかなって」
「なぜ私とディックが恋仲だと知っているんですか」
「いやぁ、バレバレだと思うよ。だってずっと一緒に居るし、しょっちゅう見つめ合って自分達の世界に入っているし。あれで気づかなかったら朴念仁の中の朴念仁だよ」
マジですか。私らはたから見たらそんなになってんの?
……いやちょっとこれ本気で恥ずかしいんだけど!? え、なに? もしかして謁見の間でミハエル様、「なんだこのバカップル」って思いながら私らの話を聞いてたわけ?
「ぬがあああっ!?」
「うわぁ、爆発した」
「凄い、頭から煙が噴き出てる」
「なんでなんでなんであいつはいっつもぉぉぉぉぉ!」
巫女様の前だってのに、羞恥心からテーブルに頭をぶつけまくる私。もういや、なんだってこんな毎回ディックに翻弄されなきゃなんないのよぉ。
ともかく落ち着こう……えっと、世界樹の巫女ラズリ様から承った相談は、
「恋愛相談、でしたっけ? なんでまた私なんかに」
「シラヌイ様は人間を恋したお方です。それに魔王四天王という高位の存在でありながら、ディックと身分を超えた恋を成就されている。そんな方でないと、私の悩みは解決できないのです」
「はぁ……ですが、あの、一つ伺ってもよろしいですか?」
「どうぞ」
「巫女が恋をするのは、大丈夫なのですか?」
巫女とは、信仰の対象を夫と定め、身をささげる者。だから恋愛とかはご法度のはずだけど。
「実は、世界樹の巫女には任期が四百年と決まっているのです。私達の任期はあと二十年で終わるので、それを過ぎれば普通の女に戻れるのです」
「私達の髪の色、エルフなのに緑色でしょ? これってね、世界樹の力を受けているって証なの。でも役目を終えたら元の金髪に戻っちゃうんだ」
「なる、ほど……? でもそれなら、まだ早いような気も」
「何を言っているんですか、エルフの二十年なんてあっという間ですよ!」
「私達、三百八十年も純潔を守らされているんだよ。もうね、二十年後に解禁される恋愛が楽しみすぎて仕方ないんだから」
『ねーっ』
流石双子、息ぴったり。
そんだけ禁欲されちゃったらまぁ、恋愛に期待するのも分かるかなぁ。私もその、ディックと一緒になってから……凄く幸せだし。誰かを好きになるのって凄く嬉しい事なのよね。
んー、仕方がない。
「事情はわかりました。私で良ければ、ご協力いたします」
「あ、ありがとうございます! よかったぁ、断られたらどうしようかとずっとドキドキしてて……ふはぁ……!」
すっごく心配していたのね。なんだろう、この妹巫女、凄く可愛く見えてきた。
「んで、相手は誰だったっけ? 確か外務大臣の~」
「ワード、って人なんです。小さくて、とても可愛い男の人で、でも凄く頭がよくて頼りがいがある、そんな人なんですよ」
想い人の事を話すラズリはへにゃっとしていて、すっかりご満悦の様子。よっぽどその外務大臣が好きのようね。
「だから私、ここ三百年ずっと思っていたんです。彼に○〇○○○してあげたいって」
「はいダウトー! 巫女が口走ってはいけない発言ダウトー!」
急激なカミングアウトに思わずツッコんでしまった。この巫女エルフ、どえらい事口走りやがったわね!?
「なんでですか、好きな人の○○○を○○○○○したいと思うのは乙女として当然でしょう」
「うんうん、好きな人が気持ち良くなってくれるなら、○○○の間に○○しながら○○○してあげたくなっちゃうよね」
「だーっ! 止め止め止めーっ! ちょっとこれオフレコでお願いできません!?」
こんなのエルフの民が聞いたら泣き崩れるでしょ! なんでこんな話平気で出来るのこの子ら!? どっから仕入れてきたそんな知識!? エルフってそう言うのお断りのお堅い種族じゃなかったかしら!?
「にしても世界樹ってすごいよね、好きな人を落とす手段を聞いたらいろんなこと教えてくれたもん」
「この木が全部の元凶かい!」
エロ変木がっ! 純情なのを良い事に変な知識吹き込んだわね!
「もう私、ワードと恋仲になるのが楽しみで仕方なくて……! もうときめきが止まらないんです」
「こっちは悪い意味でのドキドキが止まりませんけど……でもそう言うって事は、外務大臣に告白されているのですね?」
「ううん、ラズリはまだ何もしてないよ」
……は?
「まだ巫女の身ですから、告白はその……だから、告白してOKを貰った時の事を想像して胸を膨らませていて」
それ想像違う、妄想や……つか、告白したらOK貰えるの前提かよ。エルフって皆こんな性格してんのかなぁ。
色んな意味で濃すぎて、どう処理すればいいのか分からない。私、もしかしてとんでもない難題を引き受けてしまってない?
「だから、ぜひシラヌイ様にお伺いしたいのです。身分の異なる男性と恋人になるにはどうすればいいのですか? 身分差があって困った事はありますか? 是非とも教えてください!」
「サキュバスだもんね、男の扱いに慣れてそうだし、期待しちゃうな。ラズリの恋が実るよう協力してね」
……あの、ごめんなさい。むしろ私が篭絡された方なんです……身分差つっても、魔王様がオープンな性格なんで殆ど無いに等しいんです……サキュバスなのにそう言う事苦手なんです……夜は基本、全部ディックに任せっぱなしなんです、誘い受けなんです私……!
はうぅ……やべぇもん引き受けちまったなぁ……!
◇◇◇
<ディック視点>
「僕が気になっているのは、恐れ多い事ながら……世界樹の巫女、ラズリなんです」
僕はワードが明かした想い人を聞いて驚いた。
それは、高嶺の花どころじゃない相手だな。外務大臣と言えど、相手出来る女じゃないだろう。
「はは、無謀な恋ですよね。相手は世界樹の巫女にして、エルフ軍最高戦力。僕に釣り合うような相手でないのは分かっています。それでも……ラズリの事を想う度、胸が締め付けられるように苦しくなるんです。この想い、恋と言わずなんと表現すればいいのでしょう」
「確かに、そうですね……」
ものすごく熱のこもった言葉だった。どれだけワードがラズリを好いているのか伝わってくる。
「しかし、どうして彼女を好きに?」
「一目惚れでしたよ。一目見ただけで引き込まれる美しさ、それを支える力強さ、体から溢れる気品、優雅さ、勤勉さ……エルフとして完成された女性です。惚れないわけがありません」
確かに、ラズリはとてもきれいな女性だと思う。下品とは無縁で、常に気高く美しい。それでいて、エルフの国を守ろうとする強い意志も感じるし、完璧な女性と呼ぶにふさわしい人だろうな。
「ただ、巫女は恋愛を禁じられているはずでは」
「彼女の任期はあと二十年で終わるんです。そうなれば新しい世界樹の巫女が生まれ、彼女は普通のエルフに戻れます。そうなれば、彼女は恋愛を解禁されるんです」
「なるほど、そこで彼女に告白を?」
「考えてはいます、けど……ラズリを狙う人は多いんです。彼女を射止める事が出来るかどうか、不安で仕方なくて」
あの美貌なら、ライバルは多いだろうな。その中でワードが彼女の目に映るかどうかか。
「巫女の任が解任された後、彼女は貴族として認定され、エルフ国の要職に就くでしょう。僕は外務大臣ですが、平民出身。とても釣り合うとは思えません。それで、ディックさんに伺いたいのです。そのような身分の違う人と恋するには、どのような覚悟で挑めばいいのか。どのように彼女を振り向かせればいいのか、四天王と恋仲になった貴方に教えていただきたいのです」
「……事情は、わかりました」
僕が話した感じだと、ワードは実直な男だ。きっとラズリとはお似合いのカップルになるだろう。
同じ恋をした者同士、応援したくもなる。少しでも力になれれば、僕も嬉しいな。
「僕で良ければ、ぜひ協力させてください。貴方の恋が実るよう、応援します」
「本当に? ありがとうございます!」
まぶしいばかりの笑顔だ。純朴な人だし、ラズリへ思いが伝わればいいな。
いい香りのする紅茶とお菓子を出され、勧められるまま食べてるけど……いや、ちょっと待って何よこの状況。
「ほーら、もういい加減もじもじするのやめなよぉ」
「だって、こんなの相談するの凄く恥ずかしいし……」
私の目の前では、巫女姉妹がきゃいきゃいじゃれている。姉のラピスはともかく、妹のラズリの変わりようがすさまじい。
ディックと戦った時は天変地異を起こす程の暴れっぷりを見せたのに、戦いから離れた途端、年相応の女の子になってしまった。
いや、年相応って言うにはちょっとあれか。私より年上だから何とも言えない。エルフって何歳までを若いとしているんだろう。
「あ、あの、急にこんな事を持ち掛けるなんて、変な女ですよね。けど、サキュバスなのに人間と恋仲になった貴方なら、この悩みを打ち明けられるかなって」
「なぜ私とディックが恋仲だと知っているんですか」
「いやぁ、バレバレだと思うよ。だってずっと一緒に居るし、しょっちゅう見つめ合って自分達の世界に入っているし。あれで気づかなかったら朴念仁の中の朴念仁だよ」
マジですか。私らはたから見たらそんなになってんの?
……いやちょっとこれ本気で恥ずかしいんだけど!? え、なに? もしかして謁見の間でミハエル様、「なんだこのバカップル」って思いながら私らの話を聞いてたわけ?
「ぬがあああっ!?」
「うわぁ、爆発した」
「凄い、頭から煙が噴き出てる」
「なんでなんでなんであいつはいっつもぉぉぉぉぉ!」
巫女様の前だってのに、羞恥心からテーブルに頭をぶつけまくる私。もういや、なんだってこんな毎回ディックに翻弄されなきゃなんないのよぉ。
ともかく落ち着こう……えっと、世界樹の巫女ラズリ様から承った相談は、
「恋愛相談、でしたっけ? なんでまた私なんかに」
「シラヌイ様は人間を恋したお方です。それに魔王四天王という高位の存在でありながら、ディックと身分を超えた恋を成就されている。そんな方でないと、私の悩みは解決できないのです」
「はぁ……ですが、あの、一つ伺ってもよろしいですか?」
「どうぞ」
「巫女が恋をするのは、大丈夫なのですか?」
巫女とは、信仰の対象を夫と定め、身をささげる者。だから恋愛とかはご法度のはずだけど。
「実は、世界樹の巫女には任期が四百年と決まっているのです。私達の任期はあと二十年で終わるので、それを過ぎれば普通の女に戻れるのです」
「私達の髪の色、エルフなのに緑色でしょ? これってね、世界樹の力を受けているって証なの。でも役目を終えたら元の金髪に戻っちゃうんだ」
「なる、ほど……? でもそれなら、まだ早いような気も」
「何を言っているんですか、エルフの二十年なんてあっという間ですよ!」
「私達、三百八十年も純潔を守らされているんだよ。もうね、二十年後に解禁される恋愛が楽しみすぎて仕方ないんだから」
『ねーっ』
流石双子、息ぴったり。
そんだけ禁欲されちゃったらまぁ、恋愛に期待するのも分かるかなぁ。私もその、ディックと一緒になってから……凄く幸せだし。誰かを好きになるのって凄く嬉しい事なのよね。
んー、仕方がない。
「事情はわかりました。私で良ければ、ご協力いたします」
「あ、ありがとうございます! よかったぁ、断られたらどうしようかとずっとドキドキしてて……ふはぁ……!」
すっごく心配していたのね。なんだろう、この妹巫女、凄く可愛く見えてきた。
「んで、相手は誰だったっけ? 確か外務大臣の~」
「ワード、って人なんです。小さくて、とても可愛い男の人で、でも凄く頭がよくて頼りがいがある、そんな人なんですよ」
想い人の事を話すラズリはへにゃっとしていて、すっかりご満悦の様子。よっぽどその外務大臣が好きのようね。
「だから私、ここ三百年ずっと思っていたんです。彼に○〇○○○してあげたいって」
「はいダウトー! 巫女が口走ってはいけない発言ダウトー!」
急激なカミングアウトに思わずツッコんでしまった。この巫女エルフ、どえらい事口走りやがったわね!?
「なんでですか、好きな人の○○○を○○○○○したいと思うのは乙女として当然でしょう」
「うんうん、好きな人が気持ち良くなってくれるなら、○○○の間に○○しながら○○○してあげたくなっちゃうよね」
「だーっ! 止め止め止めーっ! ちょっとこれオフレコでお願いできません!?」
こんなのエルフの民が聞いたら泣き崩れるでしょ! なんでこんな話平気で出来るのこの子ら!? どっから仕入れてきたそんな知識!? エルフってそう言うのお断りのお堅い種族じゃなかったかしら!?
「にしても世界樹ってすごいよね、好きな人を落とす手段を聞いたらいろんなこと教えてくれたもん」
「この木が全部の元凶かい!」
エロ変木がっ! 純情なのを良い事に変な知識吹き込んだわね!
「もう私、ワードと恋仲になるのが楽しみで仕方なくて……! もうときめきが止まらないんです」
「こっちは悪い意味でのドキドキが止まりませんけど……でもそう言うって事は、外務大臣に告白されているのですね?」
「ううん、ラズリはまだ何もしてないよ」
……は?
「まだ巫女の身ですから、告白はその……だから、告白してOKを貰った時の事を想像して胸を膨らませていて」
それ想像違う、妄想や……つか、告白したらOK貰えるの前提かよ。エルフって皆こんな性格してんのかなぁ。
色んな意味で濃すぎて、どう処理すればいいのか分からない。私、もしかしてとんでもない難題を引き受けてしまってない?
「だから、ぜひシラヌイ様にお伺いしたいのです。身分の異なる男性と恋人になるにはどうすればいいのですか? 身分差があって困った事はありますか? 是非とも教えてください!」
「サキュバスだもんね、男の扱いに慣れてそうだし、期待しちゃうな。ラズリの恋が実るよう協力してね」
……あの、ごめんなさい。むしろ私が篭絡された方なんです……身分差つっても、魔王様がオープンな性格なんで殆ど無いに等しいんです……サキュバスなのにそう言う事苦手なんです……夜は基本、全部ディックに任せっぱなしなんです、誘い受けなんです私……!
はうぅ……やべぇもん引き受けちまったなぁ……!
◇◇◇
<ディック視点>
「僕が気になっているのは、恐れ多い事ながら……世界樹の巫女、ラズリなんです」
僕はワードが明かした想い人を聞いて驚いた。
それは、高嶺の花どころじゃない相手だな。外務大臣と言えど、相手出来る女じゃないだろう。
「はは、無謀な恋ですよね。相手は世界樹の巫女にして、エルフ軍最高戦力。僕に釣り合うような相手でないのは分かっています。それでも……ラズリの事を想う度、胸が締め付けられるように苦しくなるんです。この想い、恋と言わずなんと表現すればいいのでしょう」
「確かに、そうですね……」
ものすごく熱のこもった言葉だった。どれだけワードがラズリを好いているのか伝わってくる。
「しかし、どうして彼女を好きに?」
「一目惚れでしたよ。一目見ただけで引き込まれる美しさ、それを支える力強さ、体から溢れる気品、優雅さ、勤勉さ……エルフとして完成された女性です。惚れないわけがありません」
確かに、ラズリはとてもきれいな女性だと思う。下品とは無縁で、常に気高く美しい。それでいて、エルフの国を守ろうとする強い意志も感じるし、完璧な女性と呼ぶにふさわしい人だろうな。
「ただ、巫女は恋愛を禁じられているはずでは」
「彼女の任期はあと二十年で終わるんです。そうなれば新しい世界樹の巫女が生まれ、彼女は普通のエルフに戻れます。そうなれば、彼女は恋愛を解禁されるんです」
「なるほど、そこで彼女に告白を?」
「考えてはいます、けど……ラズリを狙う人は多いんです。彼女を射止める事が出来るかどうか、不安で仕方なくて」
あの美貌なら、ライバルは多いだろうな。その中でワードが彼女の目に映るかどうかか。
「巫女の任が解任された後、彼女は貴族として認定され、エルフ国の要職に就くでしょう。僕は外務大臣ですが、平民出身。とても釣り合うとは思えません。それで、ディックさんに伺いたいのです。そのような身分の違う人と恋するには、どのような覚悟で挑めばいいのか。どのように彼女を振り向かせればいいのか、四天王と恋仲になった貴方に教えていただきたいのです」
「……事情は、わかりました」
僕が話した感じだと、ワードは実直な男だ。きっとラズリとはお似合いのカップルになるだろう。
同じ恋をした者同士、応援したくもなる。少しでも力になれれば、僕も嬉しいな。
「僕で良ければ、ぜひ協力させてください。貴方の恋が実るよう、応援します」
「本当に? ありがとうございます!」
まぶしいばかりの笑顔だ。純朴な人だし、ラズリへ思いが伝わればいいな。
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