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81話 整理しよう
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保護したアイカを宿に連れ込んで、とりあえず状況を整理する事にした。
「まずエルマーは、あの小娘となんらかの関わりがある。それは間違いないな」
「ええ、直前の会話で裏は取れています」
「というか、あいつ人扱いしてなかったよね。ずっとこの子をアレだとか物とか言ってたし」
「ま、それで大方背景は見えるさ。多分この子は、エルマーが作った子なんだろう」
ハワードガールズが驚いた。これまであいつがやってきた事を振り返れば想像つくさ。
「あいつは恐らく錬金術師だ。聖獣のコピーを容易く作る技量の持ち主だぞ、その気になればモンスター娘くらい楽に作っちまうだろうよ」
「しかも相当手練れの錬金術師のようですね、ここまで精巧な生命体を作り上げるなんて」
「アマンダたん、生命体呼ばわりはNGだぜ。小娘でも一応レディだ」
「失礼しました。しかしまたしてもエルマーには煙に巻かれてしまいました。彼から目的などの話を聞けるとの事ですが、いつになる事やら」
「というかさ、なんでこの子はミトラスに攻撃したんだろ。やっぱエルマーが命令したから?」
「それも少し違う気がするな。エルマーは「扱いに困っている」と言っていた、つまりミトラス襲撃はあいつの望むところじゃないわけだ」
「それに目的が聖獣の討伐ならば、エルマーはミトラスを倒すだけの武装を施すでしょう。彼女の武器は槍一本だけですし、それ以前に人工生命体を作る意味もありません」
「子供のゴーレムとなればなおさらな。ミトラスを一撃で吹っ飛ばすアイテムくらい、あいつなら作れるだろうしよ」
整理して分かるのは、エルマーの行動の意味が分からねぇって事だけか。なんつーか謎が迷宮入りしちまうぜ。
「あんたでも分からないなんて珍しい事があるのね」
「さすがの俺様もエルマーだけは全く読めないんだ。人の行動には大抵根拠があるもんだが、あいつにゃそれが全く見えてこない。いかに俺様への憧れがあるにしても、行動と結果に一貫性がないからな」
「確かに。カイン君ならばハワードが好きだから弟子入りした、ハワードと肩を並べるため勇者になった、ハワードと居る世界を守るために魔王を倒したと、一貫性がありますものね」
「けどあいつはフウリに酷い事をしたと思えば、マーリンを助けるために行動した、しかもどちらの功績もハワードに譲った……なんていうか、ガーベラであんたの実績を作らせてるように見えるわね」
「それで彼に何のメリットがあるのか、見当もつきません」
「俺様としてはガーベラで目立ててメリットまみれなんだがね。っと?」
丁度いいところで小娘……アイカが目を覚ました。彼女はむっくり起き上がるなり、俺様を見て目をぱちくり。
「……おじちゃん、誰?」
「賢者ハワード・ロック。エルマーから名前くらいは聞いてないか」
「あ、聞いたことある。世界で一番いだい? なおじちゃんだよね?」
「正解、いい子だな。ご褒美をやろう」
ちょいと舌足らずな小娘に飴ちゃんをプレゼントっと。素直に受け取ってすぐに食べ始めた。
子供らしく純朴な性格みたいだな。カインがガキの頃を思い出すぜ。
「あはは、やっぱかわいー。子供って見てると幸せになるね」
「ええ。普段から落ち着きのない子供の面倒を見ていますから、素直な子を見ると心が安らぎます」
「もしもーし、それってもしかして俺様の事かなー? なんだったら赤ちゃんプレイでもしてみちゃう?」
「はーい背中に焼き石入れましょうねー」
リサちゃんからあっつあつの焼き石のプレゼント。背中からじゅわーって肉が焼ける音がした。
「おじちゃん大丈夫?」
「平気平気、慣れてるから」
「ふーん……そうだ、ミトラスは!?」
「もうとっくにサンドヴィレッジから離れたよ」
「そうなんだ……すぐに追いかけないと」
アイカは起き上がるなり出て行こうとする。さすがにダメージが回復してないし、俺様達は止めたけど。
「アイカは行かないとだめなの。ミトラスを倒して、完全な体にならないといけないの。じゃないとアイカ、アイカ……」
「とりあえず落ち着け」
「落ち着けないよ! だってエルマー言ってたもん、アイカは未完成だって。完成しないと興味ないって……このままじゃアイカ、捨てられちゃうよ」
「未完成? 嘘だぁ、こんな精巧な体なのにありえないでしょ」
「ですがエルマーが作ったにしては普通過ぎる気もします。彼の事を考えると、何か未知の機能が付いていてもおかしくないかと」
「あー、確かに……」
リサちゃんは興味津々に小娘を見つめた。魔法具職人の彼女にとって、人工生命体のゴーレム娘はそそられる物があるみたいだな。
「ねぇねぇ、何が足りないのか調べてみよっか? ゴーレムの知識もあるから、多分分かると思うよ」
「体の整備も必要だろうしな。見た所、体のあちこちに随分ガタが来ているようだ。エルマーの奴、お前さんを随分とほったらかしにしていたんじゃないかな?」
「うん……アイカね、最近体が上手く動かないの……お姉さん、直せるの?」
「私に任せておきなさいって。こう見えても「職人の加護」持ってる凄腕よ? 賢者のお墨付きもあるなら信用できるっしょ」
「じゃあ……お願いするね。砂漠みたいなお胸のお姉さん」
「ぶっ壊してやろうかクソガキ」
「抑えてくださいリサさん」
「黙れFカップ!」
「ドウドウ、ドウドウ。鎮まれー鎮まれー」
「あたしゃ馬か! つーかどさくさに紛れて胸撫でるなぁっ!」
って事で眼球に釘をぶっ刺された。俺様じゃなきゃ失明してるぜベイビー。
「ともあれ、彼女に身を任せてみなよ。お前さんがなぜミトラスを狙うのか分からないが、そんな体じゃ何度やっても戦いにすらならないだろうしな」
「うん。じゃあアイカ、ちょっと眠るね」
アイカは座り込むと、ぷしゅーという音を立てて動かなくなる。動力コアも停止して、静かになった。
「さーて、錬金術師様の実力はどんなかんじかなぁ。……ふむふむ……ふーむ……」
「どうよリサちゃん」
「……うん、エルマーってかなりの凄腕っぽい。こんな有機的なゴーレムを作るだけでもすごい事なんだけど、内部構造が相当やばいわ。ちょっと見てみてよ」
「どれ……ほぉ、確かにな」
リサちゃんと一緒になって小娘の体を調べてみるが、確かにすげぇな。一個人が作る物とは思えないレベルの代物だぜ。
「あの、私には何がすごいのか分からないのですが」
「ああうん、一言で言うとそうね……アイカに使われてる技術って、人間にそのまま転用できる物なのよ」
「例えば俺様のように体が欠損した人間に、こうした無機物じゃなく、血肉の通った手足を与える事が出来る。ともすりゃ、心臓を失った奴に人工心臓を埋め込んで蘇生させることもできる。そんな革新的な技術が詰め込まれているんだ」
「革新的って……ハワード、その技術は確か……あなたが数年前に練り上げた理論では?」
「そうなの!?」
「まーな。途中で論文捨てちまったんだけど、まさかエルマーが掠め取っていたとはなぁ」
「な、な、何言ってんのあんた! その理論がありゃ沢山の人が救えたでしょうに!」
「引き換えに、多数の人間が犠牲になるけどな」
「考えてくださいリサさん、本当に生身のように機能するかは、テストしなければわかりませんよね」
「その実験をするには、実際に人間に試さなきゃならねぇ。当然失敗も出るだろう、幾人もの死体を量産しなくちゃできねぇんだ。だから理論を捨てたのさ」
「う……確かに実証させるには、人道を無視した人体実験しないといけないもんね……って、それじゃあまさか」
「ああ、エルマーの野郎は人体実験を重ねて俺様の理論を完成させた、その成果の一つがアイカなんだろうな。でもって、その割に世間に広まってないのは」
「彼自身が技術を自分のためだけに使っている、という事ですね」
「小娘には悪いが、体を調べれば奴の狙いも分かるはずだ。俺様も手伝うから、詳しくいじってみよう」
「わかったわ」
って事でリサちゃんと手分けしながら、小娘を調べていく。その過程で、彼女にはある機能が備わっている事に気づいた。
「ねぇ、この機能は……」
「多少驚いたな。俺様も考えた事はあったが、無理と思ってやらなかった機能だ」
「どんな機能なのですか?」
「そいつは……リサちゃんから聞いてくれるかい。俺様、急用を思い出しちゃった」
一瞬だが窓に意中の相手の姿が見えた。あんにゃろう、誘ってやがるな?
アイカの事、聖獣の事、そしてお前自身の事。洗いざらい教えてもらおうか? 敬愛のエルマーさんよ。
「まずエルマーは、あの小娘となんらかの関わりがある。それは間違いないな」
「ええ、直前の会話で裏は取れています」
「というか、あいつ人扱いしてなかったよね。ずっとこの子をアレだとか物とか言ってたし」
「ま、それで大方背景は見えるさ。多分この子は、エルマーが作った子なんだろう」
ハワードガールズが驚いた。これまであいつがやってきた事を振り返れば想像つくさ。
「あいつは恐らく錬金術師だ。聖獣のコピーを容易く作る技量の持ち主だぞ、その気になればモンスター娘くらい楽に作っちまうだろうよ」
「しかも相当手練れの錬金術師のようですね、ここまで精巧な生命体を作り上げるなんて」
「アマンダたん、生命体呼ばわりはNGだぜ。小娘でも一応レディだ」
「失礼しました。しかしまたしてもエルマーには煙に巻かれてしまいました。彼から目的などの話を聞けるとの事ですが、いつになる事やら」
「というかさ、なんでこの子はミトラスに攻撃したんだろ。やっぱエルマーが命令したから?」
「それも少し違う気がするな。エルマーは「扱いに困っている」と言っていた、つまりミトラス襲撃はあいつの望むところじゃないわけだ」
「それに目的が聖獣の討伐ならば、エルマーはミトラスを倒すだけの武装を施すでしょう。彼女の武器は槍一本だけですし、それ以前に人工生命体を作る意味もありません」
「子供のゴーレムとなればなおさらな。ミトラスを一撃で吹っ飛ばすアイテムくらい、あいつなら作れるだろうしよ」
整理して分かるのは、エルマーの行動の意味が分からねぇって事だけか。なんつーか謎が迷宮入りしちまうぜ。
「あんたでも分からないなんて珍しい事があるのね」
「さすがの俺様もエルマーだけは全く読めないんだ。人の行動には大抵根拠があるもんだが、あいつにゃそれが全く見えてこない。いかに俺様への憧れがあるにしても、行動と結果に一貫性がないからな」
「確かに。カイン君ならばハワードが好きだから弟子入りした、ハワードと肩を並べるため勇者になった、ハワードと居る世界を守るために魔王を倒したと、一貫性がありますものね」
「けどあいつはフウリに酷い事をしたと思えば、マーリンを助けるために行動した、しかもどちらの功績もハワードに譲った……なんていうか、ガーベラであんたの実績を作らせてるように見えるわね」
「それで彼に何のメリットがあるのか、見当もつきません」
「俺様としてはガーベラで目立ててメリットまみれなんだがね。っと?」
丁度いいところで小娘……アイカが目を覚ました。彼女はむっくり起き上がるなり、俺様を見て目をぱちくり。
「……おじちゃん、誰?」
「賢者ハワード・ロック。エルマーから名前くらいは聞いてないか」
「あ、聞いたことある。世界で一番いだい? なおじちゃんだよね?」
「正解、いい子だな。ご褒美をやろう」
ちょいと舌足らずな小娘に飴ちゃんをプレゼントっと。素直に受け取ってすぐに食べ始めた。
子供らしく純朴な性格みたいだな。カインがガキの頃を思い出すぜ。
「あはは、やっぱかわいー。子供って見てると幸せになるね」
「ええ。普段から落ち着きのない子供の面倒を見ていますから、素直な子を見ると心が安らぎます」
「もしもーし、それってもしかして俺様の事かなー? なんだったら赤ちゃんプレイでもしてみちゃう?」
「はーい背中に焼き石入れましょうねー」
リサちゃんからあっつあつの焼き石のプレゼント。背中からじゅわーって肉が焼ける音がした。
「おじちゃん大丈夫?」
「平気平気、慣れてるから」
「ふーん……そうだ、ミトラスは!?」
「もうとっくにサンドヴィレッジから離れたよ」
「そうなんだ……すぐに追いかけないと」
アイカは起き上がるなり出て行こうとする。さすがにダメージが回復してないし、俺様達は止めたけど。
「アイカは行かないとだめなの。ミトラスを倒して、完全な体にならないといけないの。じゃないとアイカ、アイカ……」
「とりあえず落ち着け」
「落ち着けないよ! だってエルマー言ってたもん、アイカは未完成だって。完成しないと興味ないって……このままじゃアイカ、捨てられちゃうよ」
「未完成? 嘘だぁ、こんな精巧な体なのにありえないでしょ」
「ですがエルマーが作ったにしては普通過ぎる気もします。彼の事を考えると、何か未知の機能が付いていてもおかしくないかと」
「あー、確かに……」
リサちゃんは興味津々に小娘を見つめた。魔法具職人の彼女にとって、人工生命体のゴーレム娘はそそられる物があるみたいだな。
「ねぇねぇ、何が足りないのか調べてみよっか? ゴーレムの知識もあるから、多分分かると思うよ」
「体の整備も必要だろうしな。見た所、体のあちこちに随分ガタが来ているようだ。エルマーの奴、お前さんを随分とほったらかしにしていたんじゃないかな?」
「うん……アイカね、最近体が上手く動かないの……お姉さん、直せるの?」
「私に任せておきなさいって。こう見えても「職人の加護」持ってる凄腕よ? 賢者のお墨付きもあるなら信用できるっしょ」
「じゃあ……お願いするね。砂漠みたいなお胸のお姉さん」
「ぶっ壊してやろうかクソガキ」
「抑えてくださいリサさん」
「黙れFカップ!」
「ドウドウ、ドウドウ。鎮まれー鎮まれー」
「あたしゃ馬か! つーかどさくさに紛れて胸撫でるなぁっ!」
って事で眼球に釘をぶっ刺された。俺様じゃなきゃ失明してるぜベイビー。
「ともあれ、彼女に身を任せてみなよ。お前さんがなぜミトラスを狙うのか分からないが、そんな体じゃ何度やっても戦いにすらならないだろうしな」
「うん。じゃあアイカ、ちょっと眠るね」
アイカは座り込むと、ぷしゅーという音を立てて動かなくなる。動力コアも停止して、静かになった。
「さーて、錬金術師様の実力はどんなかんじかなぁ。……ふむふむ……ふーむ……」
「どうよリサちゃん」
「……うん、エルマーってかなりの凄腕っぽい。こんな有機的なゴーレムを作るだけでもすごい事なんだけど、内部構造が相当やばいわ。ちょっと見てみてよ」
「どれ……ほぉ、確かにな」
リサちゃんと一緒になって小娘の体を調べてみるが、確かにすげぇな。一個人が作る物とは思えないレベルの代物だぜ。
「あの、私には何がすごいのか分からないのですが」
「ああうん、一言で言うとそうね……アイカに使われてる技術って、人間にそのまま転用できる物なのよ」
「例えば俺様のように体が欠損した人間に、こうした無機物じゃなく、血肉の通った手足を与える事が出来る。ともすりゃ、心臓を失った奴に人工心臓を埋め込んで蘇生させることもできる。そんな革新的な技術が詰め込まれているんだ」
「革新的って……ハワード、その技術は確か……あなたが数年前に練り上げた理論では?」
「そうなの!?」
「まーな。途中で論文捨てちまったんだけど、まさかエルマーが掠め取っていたとはなぁ」
「な、な、何言ってんのあんた! その理論がありゃ沢山の人が救えたでしょうに!」
「引き換えに、多数の人間が犠牲になるけどな」
「考えてくださいリサさん、本当に生身のように機能するかは、テストしなければわかりませんよね」
「その実験をするには、実際に人間に試さなきゃならねぇ。当然失敗も出るだろう、幾人もの死体を量産しなくちゃできねぇんだ。だから理論を捨てたのさ」
「う……確かに実証させるには、人道を無視した人体実験しないといけないもんね……って、それじゃあまさか」
「ああ、エルマーの野郎は人体実験を重ねて俺様の理論を完成させた、その成果の一つがアイカなんだろうな。でもって、その割に世間に広まってないのは」
「彼自身が技術を自分のためだけに使っている、という事ですね」
「小娘には悪いが、体を調べれば奴の狙いも分かるはずだ。俺様も手伝うから、詳しくいじってみよう」
「わかったわ」
って事でリサちゃんと手分けしながら、小娘を調べていく。その過程で、彼女にはある機能が備わっている事に気づいた。
「ねぇ、この機能は……」
「多少驚いたな。俺様も考えた事はあったが、無理と思ってやらなかった機能だ」
「どんな機能なのですか?」
「そいつは……リサちゃんから聞いてくれるかい。俺様、急用を思い出しちゃった」
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