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99話 ハッピーエンドへ導く決め台詞
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夜、皆が寝静まった頃。ビオラはこっそりテラスに出ていた。
月明かりを頼りに、宝物へ目をやる。息を吹き返した懐中時計が、ビオラの手の中で脈を刻んでいる。
リサはなるほど、大した職人だ。中の損傷は随分酷かったのだが、あっという間に直してしまった。工房の職員として欲しいくらいだ。
もう一つの時計を出し、並べてみる。ビリーと将来を誓い合った頃と変わらない輝きを放っていた。
だけどもビリーは、変わり果ててしまった。自分に足りない物を補おうと、手あたり次第に命を食らいつくす、暴食の怪物に。
「エル……」
「月夜に想うは恋人の残骸か。悲劇の題材とするには、少々デリカシーがなさすぎるかな」
頭上から声がして、ビオラははっと顔を上げた。
いつの間にか、ハワード・ロックが屋根に座っている。彼は唇に指をあて、「静かに」と片眼を閉じた。
「驚かせてすまないね。ちょいと鈴虫の音に誘われて夜更かしをと思ってな」
「綺麗に鳴いているものね。今日は特によく聞こえる気がする」
「風流なもんだな。ビリーともこうしてオーケストラを楽しんでいたのかい?」
「ええ、こうして誰の邪魔も入らない所で二人の世界に浸ってたの」
「羨ましいぜ、君ほどの美女を独占して、月夜のひと時か。俺様には到底出来ない、穏やかな時間だな」
ハワードは目を細め、月を仰いだ。
ビオラもそう思う、ハワードとビリーは全く違う人間だ。
ビリーは川のせせらぎを好み、長く静かな時間に生を見出す人だ。けれどハワードは海の荒波を好む、刹那の一瞬に美を感じる人だ。
どちらがどちらになる事も出来ない、世界でオンリーワンの魅力を持っている。だから、ビリーの考えが分からない。
「なぜ彼は、貴方に成り代わろうとしているの……私は、ありのままの彼でいれば、それでいいのに……」
「きっと狼男なのさ。満月に誘われて変身したがっているのか、それとも自分に嘘を続けなければ生きられないのか。そのどちらかなんだろう。ただ、どちらであろうとも共通している事が、ひとつだけある」
「何かしら」
「ビリー・エルトライトの人生を諦めている。自分で生きる事を、辞めようとしているのさ。今のあいつはビリーの欠片を全部捨て去った空蝉、諦めの感情だけで辛うじて命を繋いでいるだけの、エルマーという名の人形でしかないのさ」
「……エル」
そうなってしまったのは、自分のせいだ。ビオラは己を責め続けた。
もしビリーを連れ込まねば、彼は人生を諦めようとはしなかっただろう。彼の人生を壊してしまったのは、自分のせいだ。
「ビリーと歩いた夜は、ここだけかい?」
「えっ」
「他にもあるんじゃないか? よければ教えてくれ。丁度、ついて来てくれる保護者も居るようだしな」
―おるるっ!
ウロボロスがテラスに首を伸ばしてきた。「俺の背中に乗れ」と言っているのだろう、くいくいと首を揺らしている。
「お言葉に甘えるとしようか。危険な場所だったとしても平気さ、何しろ俺様がいるんだからな」
事もなく言い切るハワードに押され、ビオラは頷いた。
ウロボロスに乗り向かったのは、森の開けた場所にある湖だ。ビオラはそっと湖の中に手を入れ、水面を揺らした。
すると淡い青の光を放ち始める。ハワードは口笛を吹いた。
「夜光虫が居るのか。へぇ、こいつは幻想的だな」
「でしょう? 二人で浅い所を歩くのがすごく気持ちよくてね、よく屋敷から抜け出して逢瀬を重ねたのよ」
「ふーん、こんな風にかい?」
ウロボロスに見守られながら、ハワードはビオラの手を引いて、湖に踏み入れた。
一歩踏み出すごとに波が広がって、いつしか湖全域が輝き始める。光の上を歩いているようで、物語の中に入り込んだような気分だ。
昔はビリーと、同じように光の上を歩いた。思い出すだけでも、胸に熱い感情が湧き上がってくる。
エルマーとなった彼に会ってしまったからだろう、脳裏に浮かぶのは、ビリーの顔ばかり。彼への思慕が強まって、居てもたってもいられなくなる。
「よほどビリーが恋しいようだね、君の瞳に俺様が全く映っていないな」
「当然でしょう? 私にとってエルは恋人以上の人だから。だから……何としても、取り戻したいの。そのために……ずっと生きてきたのだから」
「いいね、その覚悟、決意、信念。全部を諦めた男には、もったいない女だな」
ハワードは目を細め、月夜を見上げた。
「エルマーの行動を見ていて、ずっと疑問だったんだよ。なんでそんなに俺様になろうとこだわっているのか、どうして自分を諦め、すべてを捨てようとしているのか。エルマーの根底には、君が残っているんだよ」
「私が……? どういう事?」
「あいつは君の父親に存在を否定され、君との仲を引き裂かれた。何もない自分では君の手を取れないと諦めたんだろう。だから……俺様になろうとしているんだ。自分と違って、何もかもを持っている賢者になる事で、君に相応しい男になろうとしているんだよ」
「……そんな、馬鹿な事が……」
「俺様の評判を広めたのも、自分がガーベラの英雄になるための根回しなんだろう。そして自分の悪評を広げているのもな。あいつは恐らく、俺様を殺して全ての罪を被せる気なんだ。俺様を、悪逆なる「敬愛のエルマー」に仕立て上げてな。そして自分は「賢者ハワード・ロック」としてガーベラの英雄となり、すべてを手にして君を迎えに行く。こいつがエルマーの筋書きなんだろうさ。あいつは俺様のファンじゃない、ただ一人の女を手にしようともがき続け、殺人だけが答えになってしまった心の囚人だ」
ハワードの推理は、一見荒唐無稽だ。でも、彼の不自然な行動を振り返ると、筋が通っている。
名前も、姿も、存在さえも捨てて。ビオラを迎えるためだけに、別の人間に転生しようとしているのだ。
「これじゃ、本当に残骸になろうとしているだけだわ……そんな事をしても、誰も喜ばないのに……私が、貴方を受け入れるはずがないのに……!」
「そうだな、俺様が眼中に入らないくらいビリー・エルトライトに夢中なんだ。いくら俺様が万物の天才だとしても、恋する美女の心を変える事までは出来やしないからな。だから、エルマーの計画が成功する事はない。そいつを、思い知らせてやらなくちゃいけないな」
ハワードは義手を握りしめた。
「自分を諦めている男が、自分を愛してくれる女に抱きしめられる資格はない。いや、それどころか自分を諦めた奴が、人を愛する資格なんざないんだ。この世で最も身近な存在である己自身を愛せない奴に、誰かを愛する事が出来るわけがない。自分が好きで、自分の人生に希望を持っているからこそ、誰かを愛する資格があるんだよ。
そんな事も分からない奴に、ハワード・ロックを名乗らせてたまるものか。俺は、世界で一番俺自身を愛している。他の誰でもない、自分だからこそ、心から愛さなきゃならねぇんだ。そしてそんな奴に、君に触れさせるわけにもいかない。ビリー・エルトライトを心から愛する君にな」
「……彼の事、嫌い?」
「ああ、大嫌いさ。俺様がこの世で最も唾棄している人間を教えてやろうか? 自分が嫌いで、大事にできない奴だ。気持ちは分からないでもない。だが言い訳にはならない。自分を大事に出来ない奴ほど、誰かを深く傷つけるのだから。
現に君の心は、深く傷ついている。奴が「ビリー・エルトライト」を諦め、「ハワード・ロック」を目指す過程で多くの人間を傷つけた事で、迎えに行くべき人をより傷つけているのだからな」
ハワードから静かな怒りを感じる。彼は自分の事で怒っていない、ビリーを捨て、ビオラを傷つけたエルマーに対し、憤っていた。
不思議な人だ。普通ならば、自分を狙った事に対して怒るだろうに。人のためにこうまで怒れる人は、初めて見たかもしれない。
―……うおっ!
「なんだウロボロス。ん~? 手を出せってか?」
―おうっ
言われるまま、ハワードは義手を伸ばす。するとウロボロスは、自身の力を分け与える。
【スキル【希望の灯火】取得しました】
「炎の聖獣のスキルか。俺様の説法に感銘でも受けたのかな?」
―うるるっ
「そうか。ありがたく受け取っておくぜ、これで俺様がまた一つ、魅力的になっちまったな」
ハワードは小さくため息をつくと、ビオラを見つめた。
「ビオラちゃん、依頼を一つ、追加してくれるかな。ビリーを取り戻すだけでは、君の依頼は果たすことが出来ない。だがこの依頼を受けてくれれば、君の依頼を完全な形で果たすことができる」
「教えて」
「私の心を助けてくれ、それだけでいい。奴を戻すだけでは、君を救う事は出来ない。君の心の悲鳴も助けて初めて、君の依頼を達成できるんだ」
ビオラは少なからず驚いた。賢者はただビリーを取り戻すだけではない。ビオラも救って、ビリーの心をも救おうとしているのだ。そして彼ならば、必ず実現してしまう。
……もしビリーが心に居なければ、きっと惚れていただろう。それほどまでにハワードは、力強い魅力を放っていた。
「賢者ハワード……私の心を、助けて。そして彼の……エルの空っぽになった心を、助けてあげて」
「当然だ、俺様は決して約束を違えない。なぜなら、俺がハワード・ロックだからだ」
ハッピーエンドを確約する決め台詞は、ビオラの胸に確かに響いていた。
月明かりを頼りに、宝物へ目をやる。息を吹き返した懐中時計が、ビオラの手の中で脈を刻んでいる。
リサはなるほど、大した職人だ。中の損傷は随分酷かったのだが、あっという間に直してしまった。工房の職員として欲しいくらいだ。
もう一つの時計を出し、並べてみる。ビリーと将来を誓い合った頃と変わらない輝きを放っていた。
だけどもビリーは、変わり果ててしまった。自分に足りない物を補おうと、手あたり次第に命を食らいつくす、暴食の怪物に。
「エル……」
「月夜に想うは恋人の残骸か。悲劇の題材とするには、少々デリカシーがなさすぎるかな」
頭上から声がして、ビオラははっと顔を上げた。
いつの間にか、ハワード・ロックが屋根に座っている。彼は唇に指をあて、「静かに」と片眼を閉じた。
「驚かせてすまないね。ちょいと鈴虫の音に誘われて夜更かしをと思ってな」
「綺麗に鳴いているものね。今日は特によく聞こえる気がする」
「風流なもんだな。ビリーともこうしてオーケストラを楽しんでいたのかい?」
「ええ、こうして誰の邪魔も入らない所で二人の世界に浸ってたの」
「羨ましいぜ、君ほどの美女を独占して、月夜のひと時か。俺様には到底出来ない、穏やかな時間だな」
ハワードは目を細め、月を仰いだ。
ビオラもそう思う、ハワードとビリーは全く違う人間だ。
ビリーは川のせせらぎを好み、長く静かな時間に生を見出す人だ。けれどハワードは海の荒波を好む、刹那の一瞬に美を感じる人だ。
どちらがどちらになる事も出来ない、世界でオンリーワンの魅力を持っている。だから、ビリーの考えが分からない。
「なぜ彼は、貴方に成り代わろうとしているの……私は、ありのままの彼でいれば、それでいいのに……」
「きっと狼男なのさ。満月に誘われて変身したがっているのか、それとも自分に嘘を続けなければ生きられないのか。そのどちらかなんだろう。ただ、どちらであろうとも共通している事が、ひとつだけある」
「何かしら」
「ビリー・エルトライトの人生を諦めている。自分で生きる事を、辞めようとしているのさ。今のあいつはビリーの欠片を全部捨て去った空蝉、諦めの感情だけで辛うじて命を繋いでいるだけの、エルマーという名の人形でしかないのさ」
「……エル」
そうなってしまったのは、自分のせいだ。ビオラは己を責め続けた。
もしビリーを連れ込まねば、彼は人生を諦めようとはしなかっただろう。彼の人生を壊してしまったのは、自分のせいだ。
「ビリーと歩いた夜は、ここだけかい?」
「えっ」
「他にもあるんじゃないか? よければ教えてくれ。丁度、ついて来てくれる保護者も居るようだしな」
―おるるっ!
ウロボロスがテラスに首を伸ばしてきた。「俺の背中に乗れ」と言っているのだろう、くいくいと首を揺らしている。
「お言葉に甘えるとしようか。危険な場所だったとしても平気さ、何しろ俺様がいるんだからな」
事もなく言い切るハワードに押され、ビオラは頷いた。
ウロボロスに乗り向かったのは、森の開けた場所にある湖だ。ビオラはそっと湖の中に手を入れ、水面を揺らした。
すると淡い青の光を放ち始める。ハワードは口笛を吹いた。
「夜光虫が居るのか。へぇ、こいつは幻想的だな」
「でしょう? 二人で浅い所を歩くのがすごく気持ちよくてね、よく屋敷から抜け出して逢瀬を重ねたのよ」
「ふーん、こんな風にかい?」
ウロボロスに見守られながら、ハワードはビオラの手を引いて、湖に踏み入れた。
一歩踏み出すごとに波が広がって、いつしか湖全域が輝き始める。光の上を歩いているようで、物語の中に入り込んだような気分だ。
昔はビリーと、同じように光の上を歩いた。思い出すだけでも、胸に熱い感情が湧き上がってくる。
エルマーとなった彼に会ってしまったからだろう、脳裏に浮かぶのは、ビリーの顔ばかり。彼への思慕が強まって、居てもたってもいられなくなる。
「よほどビリーが恋しいようだね、君の瞳に俺様が全く映っていないな」
「当然でしょう? 私にとってエルは恋人以上の人だから。だから……何としても、取り戻したいの。そのために……ずっと生きてきたのだから」
「いいね、その覚悟、決意、信念。全部を諦めた男には、もったいない女だな」
ハワードは目を細め、月夜を見上げた。
「エルマーの行動を見ていて、ずっと疑問だったんだよ。なんでそんなに俺様になろうとこだわっているのか、どうして自分を諦め、すべてを捨てようとしているのか。エルマーの根底には、君が残っているんだよ」
「私が……? どういう事?」
「あいつは君の父親に存在を否定され、君との仲を引き裂かれた。何もない自分では君の手を取れないと諦めたんだろう。だから……俺様になろうとしているんだ。自分と違って、何もかもを持っている賢者になる事で、君に相応しい男になろうとしているんだよ」
「……そんな、馬鹿な事が……」
「俺様の評判を広めたのも、自分がガーベラの英雄になるための根回しなんだろう。そして自分の悪評を広げているのもな。あいつは恐らく、俺様を殺して全ての罪を被せる気なんだ。俺様を、悪逆なる「敬愛のエルマー」に仕立て上げてな。そして自分は「賢者ハワード・ロック」としてガーベラの英雄となり、すべてを手にして君を迎えに行く。こいつがエルマーの筋書きなんだろうさ。あいつは俺様のファンじゃない、ただ一人の女を手にしようともがき続け、殺人だけが答えになってしまった心の囚人だ」
ハワードの推理は、一見荒唐無稽だ。でも、彼の不自然な行動を振り返ると、筋が通っている。
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「これじゃ、本当に残骸になろうとしているだけだわ……そんな事をしても、誰も喜ばないのに……私が、貴方を受け入れるはずがないのに……!」
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そんな事も分からない奴に、ハワード・ロックを名乗らせてたまるものか。俺は、世界で一番俺自身を愛している。他の誰でもない、自分だからこそ、心から愛さなきゃならねぇんだ。そしてそんな奴に、君に触れさせるわけにもいかない。ビリー・エルトライトを心から愛する君にな」
「……彼の事、嫌い?」
「ああ、大嫌いさ。俺様がこの世で最も唾棄している人間を教えてやろうか? 自分が嫌いで、大事にできない奴だ。気持ちは分からないでもない。だが言い訳にはならない。自分を大事に出来ない奴ほど、誰かを深く傷つけるのだから。
現に君の心は、深く傷ついている。奴が「ビリー・エルトライト」を諦め、「ハワード・ロック」を目指す過程で多くの人間を傷つけた事で、迎えに行くべき人をより傷つけているのだからな」
ハワードから静かな怒りを感じる。彼は自分の事で怒っていない、ビリーを捨て、ビオラを傷つけたエルマーに対し、憤っていた。
不思議な人だ。普通ならば、自分を狙った事に対して怒るだろうに。人のためにこうまで怒れる人は、初めて見たかもしれない。
―……うおっ!
「なんだウロボロス。ん~? 手を出せってか?」
―おうっ
言われるまま、ハワードは義手を伸ばす。するとウロボロスは、自身の力を分け与える。
【スキル【希望の灯火】取得しました】
「炎の聖獣のスキルか。俺様の説法に感銘でも受けたのかな?」
―うるるっ
「そうか。ありがたく受け取っておくぜ、これで俺様がまた一つ、魅力的になっちまったな」
ハワードは小さくため息をつくと、ビオラを見つめた。
「ビオラちゃん、依頼を一つ、追加してくれるかな。ビリーを取り戻すだけでは、君の依頼は果たすことが出来ない。だがこの依頼を受けてくれれば、君の依頼を完全な形で果たすことができる」
「教えて」
「私の心を助けてくれ、それだけでいい。奴を戻すだけでは、君を救う事は出来ない。君の心の悲鳴も助けて初めて、君の依頼を達成できるんだ」
ビオラは少なからず驚いた。賢者はただビリーを取り戻すだけではない。ビオラも救って、ビリーの心をも救おうとしているのだ。そして彼ならば、必ず実現してしまう。
……もしビリーが心に居なければ、きっと惚れていただろう。それほどまでにハワードは、力強い魅力を放っていた。
「賢者ハワード……私の心を、助けて。そして彼の……エルの空っぽになった心を、助けてあげて」
「当然だ、俺様は決して約束を違えない。なぜなら、俺がハワード・ロックだからだ」
ハッピーエンドを確約する決め台詞は、ビオラの胸に確かに響いていた。
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