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4羽目 ホーランドロップのちびちゃん
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今日もご主人様のラーメン屋さんは繁盛されています。
時間は丁度お昼時。お腹をすかせたお客様が列をなし、ご主人様のラーメンを今か今かと待っています。
ご主人様のお料理はとても美味しいですからね。私のご飯もご主人様が手作りしてくれるのですが、ほっぺが落ちそうなくらい美味しいんです。
私も看板犬としてお仕事に励んでいます。ご来店されるお客様を歓迎し、頭や体を撫でてもらいます。ゴールデンレトリバーが接客してくれるお店なんてここくらいのものです。
「いつも思うけど、凄い人だかりね。人の匂いでむせ返りそう」
「おやちゃこさんさん。いらっしゃいませ」
人ごみを抜けて、ちゃこさんさんがいらっしゃいました。
私の隣に座るなり、人々がスマホを出して写真を撮り始めます。犬猫が仲良く寄り添う姿がとても珍しいのでしょう。あちこちで「可愛い」と声が上がっています。
心なしか、人の数も増えたような気がします。私とちゃこさんさんのおかげでお客様がよりたくさん来てくれているようですね。
「お手伝いありがとうございます」
「あんたが仕事してたらパトロールに行けないからね。ちょっとくらい手伝ってあげてもいいわよ」
ちゃこさんさんが手伝ってくれたおかげで、ご主人様のお仕事がはかどりました。
いつもより早く材料がなくなったようでして、早めのお店じまい。ご主人様もちょっと早めのお昼休みに入りました。
「ふふん、計算通り。人間ってちょろいもんね」
「ちゃこさんさんのおかげで助かりました。沢山の人が来てくれて私も嬉しいです」
「べっ、別にお礼を言われるために手伝ったんじゃないんだからね。ほら、パトロール行くわよ」
ちゃこさんさんが私の背に乗りました。いつものパトロールに行こうとしたら、
「おーい萌香、べぇと一緒に肉屋行ってきてくれ。仕込みの肉が足りなくなった」
「はーい」
ご主人様に頼まれ出てきたのは、アルバイトの萌香さんです。
髪を明るい茶色に染めた、学生の方です。このお店には、三年前から手伝いに来てもらっています。
「べぇー、今日ももさもさだねー。じゃあ買い物がてらにお散歩行こうかー」
私をたくさん撫でてから、首輪にリードを付けます。
彼女はとても明るい性格でして、元気な接客はお客様からも好評なんです。私が看板犬なら、彼女は看板娘とでも言いましょうか。
「なんでギャルまで来るのよ、もうジャマなんだから」
「萌香さんは礼儀正しい方ですよ?」
「そういうこっちゃないの。私、ギャルな見た目の人間嫌いなのよ」
ちゃこさんは後ろを歩いています。萌香さんがどうも苦手のようなのです。
確かに萌香さんは、仕事外ですとピアスを付けていますし、爪も長いですし。見た目は派手です。ですが萌香さんのいい所は沢山あるんですよ。
お肉屋さんはお店から少し離れた場所にあり、軽い運動にはもってこいです。萌香さんがお買い物の最中、私はお肉の美味しそうな匂いを我慢しながら待っています。
「べぇさんじゃーん。いらっしゃーい」
「おや、ちびちゃんさんではありませんか」
足元から声がしました。お肉屋さんの脇には飼育箱があり、そこにはロップイヤーラビットのちびちゃんさんが住んでいます。
たれ耳の可愛らしい女性です。鼻をこすり合わせてご挨拶。
「萌香とデート? いいねーラブラブだねー」
「ラブラブじゃないから。勝手に決めつけるな」
横からちゃこさんさんが割り込んできました。萌香さんと散歩を始めてから、彼女はどうも不機嫌なままですね。
「ちゃこー、なんかぴりぴりしてるね。猫らしくもっとのんびりしてみたら?」
「おあいにく様、私のんびりするのは苦手な性質なの。あんたこそ、ウサギならもっと元気よく跳ね回ったら?」
「言い返すの下手くそー。口喧嘩弱いねー」
「この、噛むぞウサギ!」
「喧嘩はいけませんよ。すみませんねちびちゃんさん」
「いいよいいよー。べぇさんに免じて許してあげる」
「なんで私が悪い風になってるのよ」
ちゃこさんさんがまた不機嫌になってしまいました。どうも今日ちゃこさんさんは調子がよろしくないようです。
「私ね、あんたみたいなすっとろいの嫌いなのよ。大体なによそのたれ耳、ウサギってもっとこうぴーんと立ってるものでしょ。そんな耳してるから私達みたいに自由に外を走れないのよ」
「そうだねー。おしゃれなんだけどー、耳が垂れてると不便な事沢山あって困っちゃうんだよねー。音がよく聞こえないし、走りづらいし。でも私だって好きでこんな耳してるんじゃないんだよー」
ちびちゃんさんは耳を振りました。
「私の耳はねー、ずーっと、ずーっと昔に、人間がこうなるように作り出した物なんだって。べぇさんやちゃこみたいな自然な物じゃなくて、人の手が加えられた耳なの。それに名前の通り、体も小さいでしょ。この体も人間が作り出したものなんだって。そのせいで私は外を自由に出歩けなくてさ、こうやって柵の中に居ないと生きていけないんだ」
「よくある話ね。人間のせいで不便な体にされた動物なんて沢山いるし」
「でしょう。子供の頃はこんな耳を持って生まれた私が嫌いだったよ。時々策の外を散歩してるウサギを見て、私もまっすぐな耳に生まれたかったって、何度も思った。でも今は、たれ耳に生まれてよかったって思ってる」
ちびちゃんさんは飼育箱につけられた窓をくぐります。窓はお店の中とつながっていて、いつでもご主人様と会えるようになっています。
「あー、ちびちゃんだ! おじさん、撫でてもいい」
「いいよ。ほらちびちゃん、おいでー」
ちびちゃんさんはご主人様に抱えられ、萌香さんに撫でられます。すると、通りかかった人達もちびちゃんさんに触ろうと寄ってきます。
「垂れ耳の方が人間の受けがいいの、だから私は凄く大事にされるんだ。こうやってちやほやされるの好きだし、小さいからご主人にジャマって言われなくてすむし。人間にとって都合のいい体に作られたからこそのいい所もあるんだー」
「小さい体、羨ましくなりますね。私は体が大きいですし、力も強いですから……ご主人様の邪魔にならないよう気を付けなければいけませんので」
「でもべぇさんは凄く優しいじゃない。べぇさんのいい所は沢山あるよ。勿論ちゃこにもね」
「私は全身いい所だらけよ」
「はいはい。萌香は見た目はギャルだけど、べぇさんみたいに優しいいい子だよ。だから毛嫌いしないで向き合ってみたらどう? 人間も動物も一緒。悪い所もあればいい所もある。ちゃんといい所も見てあげないとね」
ちびちゃんさんの言う通りです。私は萌香さんが好きです、見た目ではなく、彼女自身にいい所が沢山ありますから。
一理あると思ったのか、帰り道にちゃこさんさんは萌香さんの肩に乗りました。
萌香さんは大喜びし、ちゃこさんさんを撫でたり、頬を摺り寄せたりします。彼女は動物が好きで、私達に凄く優しくしてくれる方なんです。
私達に触るときは傷つけないよう爪を外しますし、ピアスも万一飲み込まないようしまってくれます。動物に対して、凄く真摯なんですよ。
「ただいまー。店長、頼まれたの買ってきましたー」
「ありがとよ。べぇの散歩もお疲れさん」
「そんな距離歩いてないから余裕ですよー。今日はちゃこも触らせてくれたし、ラッキーだったなー。そうだ! べぇ、仕事が終わったらトリミングしてあげるね。私また上手くなったんだよ」
「トリマーの学校、楽しんでるみたいだな」
「私動物めっちゃ好きじゃないですか。だからちっちゃい頃から動物に関わる仕事がしたかったんですよねー。でも私馬鹿だから獣医とかできないし、それならトリマー目指そっかなって。あーあ、もっと頭のいい人になりたかったなー」
「別に頭悪くてもいいだろうが。萌香は学は無くとも動物が好きって気持ちがある。それに動物と触れ合える優しい気持ちがある。頭が悪いのも、動物好きなのも、生まれ持ったものだ。大事なのは自分の持ってるものをどれだけ好きになれるかだ」
「へへ、店長がそう言ってくれたから私、自信持てたんだよね。勿論べぇにも助けられたよ」
萌香さんは3年前、進路の事でご両親と喧嘩をされて家出をしました。そこで散歩中の私達に出会い、今の関係が続いているのです。
「泣いてる私をべぇが見つけてくれて、ほっぺたを舐めてくれたから、私トリマーを目指そうって頑張れたんだ。ほんと、犬にしておくにはもったいないよ。お前は優しいねぇべぇー」
「いえいえ、萌香さんほどではありませんよ」
鼻を摺り寄せて、そう伝えます。
私は犬ですから、人の事はよく分かりません。ですが人の悲しむ気持ちは分かります。
悲しい気持ちがなくなるまで寄り添うくらいは、私にだって出来ます。私は人が大好きですから、私の出来る範囲で人の助けをしたいんです。
「ふぅん、ただのギャルじゃないわけね」
ちゃこさんさんは萌香さんの足に体を擦りつけます。どうやら、萌香さんを認めてくれたみたいですね。
「別にこいつの事、認めたわけじゃないから。まぁギャルにしては悪い奴じゃないみたいだから、触らせてもいいかなって思っただけ」
やっぱり、ちゃこさんさんは素直じゃありませんね。
※ホーランドロップ
1976年にオランダで開発された交配種。
1949年に「小さい体の垂れ耳ウサギを作ろう」とブリーダーが開発をはじめ、約30年の歳月をかけて作り出された。
寿命は10年近くあり、性格も人懐っこいので、ペットを飼うのが初めての人にもおすすめの品種である。
垂れ耳ウサギの歴史は古く、1846年に最古の品種であるイングリッシュロップがラビットショーに出た記録があるが、詳しい起源は現在も不明である。
時間は丁度お昼時。お腹をすかせたお客様が列をなし、ご主人様のラーメンを今か今かと待っています。
ご主人様のお料理はとても美味しいですからね。私のご飯もご主人様が手作りしてくれるのですが、ほっぺが落ちそうなくらい美味しいんです。
私も看板犬としてお仕事に励んでいます。ご来店されるお客様を歓迎し、頭や体を撫でてもらいます。ゴールデンレトリバーが接客してくれるお店なんてここくらいのものです。
「いつも思うけど、凄い人だかりね。人の匂いでむせ返りそう」
「おやちゃこさんさん。いらっしゃいませ」
人ごみを抜けて、ちゃこさんさんがいらっしゃいました。
私の隣に座るなり、人々がスマホを出して写真を撮り始めます。犬猫が仲良く寄り添う姿がとても珍しいのでしょう。あちこちで「可愛い」と声が上がっています。
心なしか、人の数も増えたような気がします。私とちゃこさんさんのおかげでお客様がよりたくさん来てくれているようですね。
「お手伝いありがとうございます」
「あんたが仕事してたらパトロールに行けないからね。ちょっとくらい手伝ってあげてもいいわよ」
ちゃこさんさんが手伝ってくれたおかげで、ご主人様のお仕事がはかどりました。
いつもより早く材料がなくなったようでして、早めのお店じまい。ご主人様もちょっと早めのお昼休みに入りました。
「ふふん、計算通り。人間ってちょろいもんね」
「ちゃこさんさんのおかげで助かりました。沢山の人が来てくれて私も嬉しいです」
「べっ、別にお礼を言われるために手伝ったんじゃないんだからね。ほら、パトロール行くわよ」
ちゃこさんさんが私の背に乗りました。いつものパトロールに行こうとしたら、
「おーい萌香、べぇと一緒に肉屋行ってきてくれ。仕込みの肉が足りなくなった」
「はーい」
ご主人様に頼まれ出てきたのは、アルバイトの萌香さんです。
髪を明るい茶色に染めた、学生の方です。このお店には、三年前から手伝いに来てもらっています。
「べぇー、今日ももさもさだねー。じゃあ買い物がてらにお散歩行こうかー」
私をたくさん撫でてから、首輪にリードを付けます。
彼女はとても明るい性格でして、元気な接客はお客様からも好評なんです。私が看板犬なら、彼女は看板娘とでも言いましょうか。
「なんでギャルまで来るのよ、もうジャマなんだから」
「萌香さんは礼儀正しい方ですよ?」
「そういうこっちゃないの。私、ギャルな見た目の人間嫌いなのよ」
ちゃこさんは後ろを歩いています。萌香さんがどうも苦手のようなのです。
確かに萌香さんは、仕事外ですとピアスを付けていますし、爪も長いですし。見た目は派手です。ですが萌香さんのいい所は沢山あるんですよ。
お肉屋さんはお店から少し離れた場所にあり、軽い運動にはもってこいです。萌香さんがお買い物の最中、私はお肉の美味しそうな匂いを我慢しながら待っています。
「べぇさんじゃーん。いらっしゃーい」
「おや、ちびちゃんさんではありませんか」
足元から声がしました。お肉屋さんの脇には飼育箱があり、そこにはロップイヤーラビットのちびちゃんさんが住んでいます。
たれ耳の可愛らしい女性です。鼻をこすり合わせてご挨拶。
「萌香とデート? いいねーラブラブだねー」
「ラブラブじゃないから。勝手に決めつけるな」
横からちゃこさんさんが割り込んできました。萌香さんと散歩を始めてから、彼女はどうも不機嫌なままですね。
「ちゃこー、なんかぴりぴりしてるね。猫らしくもっとのんびりしてみたら?」
「おあいにく様、私のんびりするのは苦手な性質なの。あんたこそ、ウサギならもっと元気よく跳ね回ったら?」
「言い返すの下手くそー。口喧嘩弱いねー」
「この、噛むぞウサギ!」
「喧嘩はいけませんよ。すみませんねちびちゃんさん」
「いいよいいよー。べぇさんに免じて許してあげる」
「なんで私が悪い風になってるのよ」
ちゃこさんさんがまた不機嫌になってしまいました。どうも今日ちゃこさんさんは調子がよろしくないようです。
「私ね、あんたみたいなすっとろいの嫌いなのよ。大体なによそのたれ耳、ウサギってもっとこうぴーんと立ってるものでしょ。そんな耳してるから私達みたいに自由に外を走れないのよ」
「そうだねー。おしゃれなんだけどー、耳が垂れてると不便な事沢山あって困っちゃうんだよねー。音がよく聞こえないし、走りづらいし。でも私だって好きでこんな耳してるんじゃないんだよー」
ちびちゃんさんは耳を振りました。
「私の耳はねー、ずーっと、ずーっと昔に、人間がこうなるように作り出した物なんだって。べぇさんやちゃこみたいな自然な物じゃなくて、人の手が加えられた耳なの。それに名前の通り、体も小さいでしょ。この体も人間が作り出したものなんだって。そのせいで私は外を自由に出歩けなくてさ、こうやって柵の中に居ないと生きていけないんだ」
「よくある話ね。人間のせいで不便な体にされた動物なんて沢山いるし」
「でしょう。子供の頃はこんな耳を持って生まれた私が嫌いだったよ。時々策の外を散歩してるウサギを見て、私もまっすぐな耳に生まれたかったって、何度も思った。でも今は、たれ耳に生まれてよかったって思ってる」
ちびちゃんさんは飼育箱につけられた窓をくぐります。窓はお店の中とつながっていて、いつでもご主人様と会えるようになっています。
「あー、ちびちゃんだ! おじさん、撫でてもいい」
「いいよ。ほらちびちゃん、おいでー」
ちびちゃんさんはご主人様に抱えられ、萌香さんに撫でられます。すると、通りかかった人達もちびちゃんさんに触ろうと寄ってきます。
「垂れ耳の方が人間の受けがいいの、だから私は凄く大事にされるんだ。こうやってちやほやされるの好きだし、小さいからご主人にジャマって言われなくてすむし。人間にとって都合のいい体に作られたからこそのいい所もあるんだー」
「小さい体、羨ましくなりますね。私は体が大きいですし、力も強いですから……ご主人様の邪魔にならないよう気を付けなければいけませんので」
「でもべぇさんは凄く優しいじゃない。べぇさんのいい所は沢山あるよ。勿論ちゃこにもね」
「私は全身いい所だらけよ」
「はいはい。萌香は見た目はギャルだけど、べぇさんみたいに優しいいい子だよ。だから毛嫌いしないで向き合ってみたらどう? 人間も動物も一緒。悪い所もあればいい所もある。ちゃんといい所も見てあげないとね」
ちびちゃんさんの言う通りです。私は萌香さんが好きです、見た目ではなく、彼女自身にいい所が沢山ありますから。
一理あると思ったのか、帰り道にちゃこさんさんは萌香さんの肩に乗りました。
萌香さんは大喜びし、ちゃこさんさんを撫でたり、頬を摺り寄せたりします。彼女は動物が好きで、私達に凄く優しくしてくれる方なんです。
私達に触るときは傷つけないよう爪を外しますし、ピアスも万一飲み込まないようしまってくれます。動物に対して、凄く真摯なんですよ。
「ただいまー。店長、頼まれたの買ってきましたー」
「ありがとよ。べぇの散歩もお疲れさん」
「そんな距離歩いてないから余裕ですよー。今日はちゃこも触らせてくれたし、ラッキーだったなー。そうだ! べぇ、仕事が終わったらトリミングしてあげるね。私また上手くなったんだよ」
「トリマーの学校、楽しんでるみたいだな」
「私動物めっちゃ好きじゃないですか。だからちっちゃい頃から動物に関わる仕事がしたかったんですよねー。でも私馬鹿だから獣医とかできないし、それならトリマー目指そっかなって。あーあ、もっと頭のいい人になりたかったなー」
「別に頭悪くてもいいだろうが。萌香は学は無くとも動物が好きって気持ちがある。それに動物と触れ合える優しい気持ちがある。頭が悪いのも、動物好きなのも、生まれ持ったものだ。大事なのは自分の持ってるものをどれだけ好きになれるかだ」
「へへ、店長がそう言ってくれたから私、自信持てたんだよね。勿論べぇにも助けられたよ」
萌香さんは3年前、進路の事でご両親と喧嘩をされて家出をしました。そこで散歩中の私達に出会い、今の関係が続いているのです。
「泣いてる私をべぇが見つけてくれて、ほっぺたを舐めてくれたから、私トリマーを目指そうって頑張れたんだ。ほんと、犬にしておくにはもったいないよ。お前は優しいねぇべぇー」
「いえいえ、萌香さんほどではありませんよ」
鼻を摺り寄せて、そう伝えます。
私は犬ですから、人の事はよく分かりません。ですが人の悲しむ気持ちは分かります。
悲しい気持ちがなくなるまで寄り添うくらいは、私にだって出来ます。私は人が大好きですから、私の出来る範囲で人の助けをしたいんです。
「ふぅん、ただのギャルじゃないわけね」
ちゃこさんさんは萌香さんの足に体を擦りつけます。どうやら、萌香さんを認めてくれたみたいですね。
「別にこいつの事、認めたわけじゃないから。まぁギャルにしては悪い奴じゃないみたいだから、触らせてもいいかなって思っただけ」
やっぱり、ちゃこさんさんは素直じゃありませんね。
※ホーランドロップ
1976年にオランダで開発された交配種。
1949年に「小さい体の垂れ耳ウサギを作ろう」とブリーダーが開発をはじめ、約30年の歳月をかけて作り出された。
寿命は10年近くあり、性格も人懐っこいので、ペットを飼うのが初めての人にもおすすめの品種である。
垂れ耳ウサギの歴史は古く、1846年に最古の品種であるイングリッシュロップがラビットショーに出た記録があるが、詳しい起源は現在も不明である。
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