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7匹目 マイクロブタのピン子さん
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ご主人様は月に一度、連休をいただきます。
私にとっても楽しみな時間なんです。一緒に居られる時間が増えますし、ご主人様も私と一杯遊んでくれますから。
ただ、今回の連休……初日は遊んでくれなさそうですね。
「おはようべぇ。大将さん居るかな」
綺麗に着飾った里琴さんがやってきました。何やらそわそわしています。肩にはちゃこさんさんも乗っていました。
「おはようございますちゃこさんさん、本日はよろしくお願いします」
「はいはい。ま、仕方ないから相手してあげるわよ」
里琴さんをおもてなししていると、ご主人様がやってきました。ご主人様もおしゃれをしています。
「ど、どうも。待たせましたかね?」
「いえ! べぇが遊んでくれたから大丈夫です」
ご主人様は里琴さんとお出かけするんです。一緒に行けないのはさみしいですが、お二人水入らずで楽しんできてください。
それで私なんですが、お留守番だと寂しいだろうとの事で、ある方のお家に預けてもらう事になりました。
「すいません、今日はべぇとちゃこをよろしくお願いします」
「はいよ、デートをしっかり楽しんできな」
洋服店を営む杏さんです。今年で60歳になるおばあさんですが、とても面倒見の良い方でして。ご主人様に用事がある際は私を預かってくれるんです。
「てことでべぇ、ちゃこ。今日は私がご主人だからちゃんと言う事聞くんだよ」
「わかりました」
杏さんの手に鼻を擦りつけて返事をします。ほんのりとミルクの匂いがしました。
ご主人様と里琴さんを見送ってから、私はもう1匹のご家族に挨拶へ向かいます。
お店の隅に柵が設置されています。そこにはマイクロブタのピン子さんがいらっしゃいました。私より一回り小さい、中型犬くらいのブタさんです。
丁度お食事時のようで、温野菜を食べていました。
「べぇちゃん、ちゃこちゃん。来てくれたのねん。ゆっくりしていってねん。お芋食べる?」
「朝ごはん食べてきたから大丈夫よ、お気遣いなく」
「私も平気です」
「あらぁんそうなのぉ? じゃあ遠慮なく堪能するねん」
ピン子さんはあっという間に野菜を食べきり、改めて私達にすり寄ります。
「遊びに来てくれて嬉しいねん、でもあまりわてくしの家を汚さないでほしいねん。綺麗に扱って欲しいねん」
「あんたブタのくせに綺麗好きよね」
「失礼ねん、ブタは皆綺麗好きなのねん」
ピン子さんは寝床やご飯の場所、トイレをきちんと決めていらっしゃるようです。嫌な臭いもしませんし、日々のお手入れを入念にしているようですね。
ブタさんは私も大好きです。ご主人様がお作りになるチャーシュー……なんでも、鹿児島の黒豚を贅沢に使った極上の逸品だそうでして。私も月に一度犬用チャーシューをいただくのですがこれがまた……美味しいんですよぉぉぉ……。
「べぇちゃん、わてくしを見ながら涎を垂らさないでほしいねん。わてくし家畜じゃないのねん」
「はっ! 失礼しましたチャーシューさん」
「ピン子なのねん」
「おすすめの部位はどこなの?」
「うーん肩ロースかなぁ。って何を言わすのねん」
ピン子さんがぶーぶー唸ります。肩ロースも美味しいですよね……じゅるり。
「さてさて、用意ができたよ三匹とも。今日は私が主人なんだから、きちんと言う事を聞くんだよ」
杏さんは私達を掴むなり、服を着せてきました。
この方に預けられると、いつもこうなのです。杏さんは動物のお洋服を作られている方でして、こうして作った服を私達に着せては、写真を沢山撮ってくれるんです。
「うーんいいよいいよ! ピンちゃんべぇちゃんやっぱり可愛いよ! ほらちゃこちゃんも逃げないで撮らせておくれ!」
「やーよ、写真を撮られるの嫌いなんだから」
でもお洋服を着るのはお好きなようでして、お着換えの時は大人しく杏さんに従っています。やっぱりちゃこさんさんも女の子、おしゃれに興味があるようですね。
「うふん、わてくしのご主人様はお裁縫上手なのねん。おかげでわてくし、毎日ハイパーミラクル美しい姿で居られるのねん。ご主人様には感謝なのねん」
「私のご主人様は毎日美味しいご飯を作ってくれますね。栄養バランスも考えてくれていまして、お陰で毎日元気に過ごせています」
「うちのご主人はブラッシングが得意なのよ。毎日寝る前に必ず櫛を通してくれるんだけど、これが気持ちよくてさぁ」
いつしかご主人様の話になっていました。私達動物にとって一番大好きな生き物はご主人様ですから、自然と熱も入っていきます。
「わてくしのご主人が世界一なのねん!」
「いえいえ、私のご主人様が一番です」
「うちのご主人が一番に決まってんでしょうが」
そして喧嘩に発展してしまうのもいつもの事。普段は怒らない私ですが、ご主人様の事となると譲れません。
「それなら、どのご主人が一番優れているのか、白黒はっきりつけるのねん」
「いいでしょう。かけっこなんていかがですか?」
「ようし、行ってきなさいぼんくら」
「ってちゃこは見てるだけなのねん?」
「こいつが勝ったら私のご主人も優れてるって事になるのよ、どうせ近いうちに同じご主人と一緒に暮らすんだろうし」
「そうなんですか?」
「そうなのよ」
というわけで外に出て、私とピン子さんの一騎打ちです。
ちゃこさんさんがいらっしゃるゴールに先に着いた方が勝ち。ブタさんは足が速いですが、私も猟犬の端くれ。足には自信があります。
「スタートっ!」
私とピン子さんは同時に走り出しました。流石ブタさん、風を巻いて一気に走り抜けていきます。
私だって負けてられません。ピン子さんの横に並んで抜かそうとします。
その時でした。不意に雀さんが下りてきてぶつかりそうになります。
私はとっさに飛び越え、ピン子さんは素早く曲がって切り返します。その一瞬の差が決め手になり、私は鼻先の差で勝つことができました。
「あうう、負けてしまったのねん。ご主人、申し訳ないのねん」
「いい勝負でした。久しぶりにいい運動をしましたよ」
「ふふん、これで私らのご主人が優れてるって事になるわね」
「ちゃこちゃん何もしてないのねん」
「ピンちゃーん。見てたよ、惜しかったねぇ」
お店に戻ると、杏さんがピン子さんを優しく撫でました。
ピン子さんは鼻を押し付けて、嬉しそうに鳴いています。ご主人様が大好きなのでしょうね、指を甘噛みしてしゃぶっています。
「走ってるピンちゃんかっこよかったよ、今度公園に散歩に行こうか。そこなら思いっきり走れるもんねぇ。お洒落をして、めいっぱい楽しもうか」
「嬉しいのねん。やっぱりわてくしのご主人様が世界一なのねん」
ピン子さんは大はしゃぎです。私達にとって、各々のご主人様が一番。優劣なんか競えない。結局、そこに行きついてしまうんですよね。
「ご主人に会いたくなってきちゃったな、早く帰ってこないかしら」
「そうですね……やっぱりお留守番は寂しいです」
◇◇◇
翌日。
私はご主人様と一緒に公園へ向かい、キャッチボールを楽しんでいました。
ご主人様は里琴さんとのデートを楽しまれたのか、上機嫌です。昨日なんかは私に向かって里琴さんの素晴しさを沢山お話してくれました。
「ほーらべぇ! とってこーい!」
ご主人様が投げたボールを空中でキャッチ! 上手にキャッチすればするほどご主人様も喜んでくれます。
今日は気持ちのいい快晴で、絶好の行楽日和です。こんな日にご主人様と遊べるなんて幸せです。
「べぇちゃーん、ご主人と遊んでもらってるのねん?」
「ピン子さんも、ご主人様とお散歩ですか?」
「そうなのねん。今日は一杯ご主人様と遊ぶのねん」
ピン子さんは杏さんの足元を行ったり来たり、激しく走り回っています。
「せわしないブタねぇ、鬱陶しいったらありゃしないわ」
「ちゃこさんさん、それに里琴さんもいらっしゃったんですね」
ちゃこさんさんは里琴さんに抱かれて、ゴキゲンな様子でした。
里琴さんはご主人様を見るなり、顔を赤らめます。ご主人様も照れくさそうに頬を掻きました。
「大将さん、昨日はその、楽しかったです。よければまた、一緒に遊んでもいいですか?」
「勿論です! ぜひ行きましょう!」
お出かけのお約束ですか、今度は私も一緒に行きたいですね。
「私も仲間外れなんて嫌よ。だって私達にとって一番の幸せは」
「大好きなご主人様と一緒に居る事ですものね」
ですからご主人様、もっといっぱい私と遊んでください。じゃないと私、寂しくて死んじゃいますからね。
※マイクロブタ
イギリスでペット用に交配された小型のブタ。大きさは柴犬と同じくらいで、体重は40キロくらいまで育つ。寿命は10年ほどと犬猫に近い。
ブタは綺麗好きな動物で、餌場や寝床、トイレをきちんと分けて済ますため、日々の掃除は楽な動物である。体臭も少なく毛も短いので、アレルギーの心配も少ない。性格は温厚で人懐っこく、人の顔をきちんと覚える事も出来る賢さも備えている。
ただし寂しがり屋なので長時間の留守番は出来ず、噛み癖があるので家具を壊す等の悪戯をする事も。太りやすい体質でもあるので、日々の体調管理は綿密に行わねばならない。
私にとっても楽しみな時間なんです。一緒に居られる時間が増えますし、ご主人様も私と一杯遊んでくれますから。
ただ、今回の連休……初日は遊んでくれなさそうですね。
「おはようべぇ。大将さん居るかな」
綺麗に着飾った里琴さんがやってきました。何やらそわそわしています。肩にはちゃこさんさんも乗っていました。
「おはようございますちゃこさんさん、本日はよろしくお願いします」
「はいはい。ま、仕方ないから相手してあげるわよ」
里琴さんをおもてなししていると、ご主人様がやってきました。ご主人様もおしゃれをしています。
「ど、どうも。待たせましたかね?」
「いえ! べぇが遊んでくれたから大丈夫です」
ご主人様は里琴さんとお出かけするんです。一緒に行けないのはさみしいですが、お二人水入らずで楽しんできてください。
それで私なんですが、お留守番だと寂しいだろうとの事で、ある方のお家に預けてもらう事になりました。
「すいません、今日はべぇとちゃこをよろしくお願いします」
「はいよ、デートをしっかり楽しんできな」
洋服店を営む杏さんです。今年で60歳になるおばあさんですが、とても面倒見の良い方でして。ご主人様に用事がある際は私を預かってくれるんです。
「てことでべぇ、ちゃこ。今日は私がご主人だからちゃんと言う事聞くんだよ」
「わかりました」
杏さんの手に鼻を擦りつけて返事をします。ほんのりとミルクの匂いがしました。
ご主人様と里琴さんを見送ってから、私はもう1匹のご家族に挨拶へ向かいます。
お店の隅に柵が設置されています。そこにはマイクロブタのピン子さんがいらっしゃいました。私より一回り小さい、中型犬くらいのブタさんです。
丁度お食事時のようで、温野菜を食べていました。
「べぇちゃん、ちゃこちゃん。来てくれたのねん。ゆっくりしていってねん。お芋食べる?」
「朝ごはん食べてきたから大丈夫よ、お気遣いなく」
「私も平気です」
「あらぁんそうなのぉ? じゃあ遠慮なく堪能するねん」
ピン子さんはあっという間に野菜を食べきり、改めて私達にすり寄ります。
「遊びに来てくれて嬉しいねん、でもあまりわてくしの家を汚さないでほしいねん。綺麗に扱って欲しいねん」
「あんたブタのくせに綺麗好きよね」
「失礼ねん、ブタは皆綺麗好きなのねん」
ピン子さんは寝床やご飯の場所、トイレをきちんと決めていらっしゃるようです。嫌な臭いもしませんし、日々のお手入れを入念にしているようですね。
ブタさんは私も大好きです。ご主人様がお作りになるチャーシュー……なんでも、鹿児島の黒豚を贅沢に使った極上の逸品だそうでして。私も月に一度犬用チャーシューをいただくのですがこれがまた……美味しいんですよぉぉぉ……。
「べぇちゃん、わてくしを見ながら涎を垂らさないでほしいねん。わてくし家畜じゃないのねん」
「はっ! 失礼しましたチャーシューさん」
「ピン子なのねん」
「おすすめの部位はどこなの?」
「うーん肩ロースかなぁ。って何を言わすのねん」
ピン子さんがぶーぶー唸ります。肩ロースも美味しいですよね……じゅるり。
「さてさて、用意ができたよ三匹とも。今日は私が主人なんだから、きちんと言う事を聞くんだよ」
杏さんは私達を掴むなり、服を着せてきました。
この方に預けられると、いつもこうなのです。杏さんは動物のお洋服を作られている方でして、こうして作った服を私達に着せては、写真を沢山撮ってくれるんです。
「うーんいいよいいよ! ピンちゃんべぇちゃんやっぱり可愛いよ! ほらちゃこちゃんも逃げないで撮らせておくれ!」
「やーよ、写真を撮られるの嫌いなんだから」
でもお洋服を着るのはお好きなようでして、お着換えの時は大人しく杏さんに従っています。やっぱりちゃこさんさんも女の子、おしゃれに興味があるようですね。
「うふん、わてくしのご主人様はお裁縫上手なのねん。おかげでわてくし、毎日ハイパーミラクル美しい姿で居られるのねん。ご主人様には感謝なのねん」
「私のご主人様は毎日美味しいご飯を作ってくれますね。栄養バランスも考えてくれていまして、お陰で毎日元気に過ごせています」
「うちのご主人はブラッシングが得意なのよ。毎日寝る前に必ず櫛を通してくれるんだけど、これが気持ちよくてさぁ」
いつしかご主人様の話になっていました。私達動物にとって一番大好きな生き物はご主人様ですから、自然と熱も入っていきます。
「わてくしのご主人が世界一なのねん!」
「いえいえ、私のご主人様が一番です」
「うちのご主人が一番に決まってんでしょうが」
そして喧嘩に発展してしまうのもいつもの事。普段は怒らない私ですが、ご主人様の事となると譲れません。
「それなら、どのご主人が一番優れているのか、白黒はっきりつけるのねん」
「いいでしょう。かけっこなんていかがですか?」
「ようし、行ってきなさいぼんくら」
「ってちゃこは見てるだけなのねん?」
「こいつが勝ったら私のご主人も優れてるって事になるのよ、どうせ近いうちに同じご主人と一緒に暮らすんだろうし」
「そうなんですか?」
「そうなのよ」
というわけで外に出て、私とピン子さんの一騎打ちです。
ちゃこさんさんがいらっしゃるゴールに先に着いた方が勝ち。ブタさんは足が速いですが、私も猟犬の端くれ。足には自信があります。
「スタートっ!」
私とピン子さんは同時に走り出しました。流石ブタさん、風を巻いて一気に走り抜けていきます。
私だって負けてられません。ピン子さんの横に並んで抜かそうとします。
その時でした。不意に雀さんが下りてきてぶつかりそうになります。
私はとっさに飛び越え、ピン子さんは素早く曲がって切り返します。その一瞬の差が決め手になり、私は鼻先の差で勝つことができました。
「あうう、負けてしまったのねん。ご主人、申し訳ないのねん」
「いい勝負でした。久しぶりにいい運動をしましたよ」
「ふふん、これで私らのご主人が優れてるって事になるわね」
「ちゃこちゃん何もしてないのねん」
「ピンちゃーん。見てたよ、惜しかったねぇ」
お店に戻ると、杏さんがピン子さんを優しく撫でました。
ピン子さんは鼻を押し付けて、嬉しそうに鳴いています。ご主人様が大好きなのでしょうね、指を甘噛みしてしゃぶっています。
「走ってるピンちゃんかっこよかったよ、今度公園に散歩に行こうか。そこなら思いっきり走れるもんねぇ。お洒落をして、めいっぱい楽しもうか」
「嬉しいのねん。やっぱりわてくしのご主人様が世界一なのねん」
ピン子さんは大はしゃぎです。私達にとって、各々のご主人様が一番。優劣なんか競えない。結局、そこに行きついてしまうんですよね。
「ご主人に会いたくなってきちゃったな、早く帰ってこないかしら」
「そうですね……やっぱりお留守番は寂しいです」
◇◇◇
翌日。
私はご主人様と一緒に公園へ向かい、キャッチボールを楽しんでいました。
ご主人様は里琴さんとのデートを楽しまれたのか、上機嫌です。昨日なんかは私に向かって里琴さんの素晴しさを沢山お話してくれました。
「ほーらべぇ! とってこーい!」
ご主人様が投げたボールを空中でキャッチ! 上手にキャッチすればするほどご主人様も喜んでくれます。
今日は気持ちのいい快晴で、絶好の行楽日和です。こんな日にご主人様と遊べるなんて幸せです。
「べぇちゃーん、ご主人と遊んでもらってるのねん?」
「ピン子さんも、ご主人様とお散歩ですか?」
「そうなのねん。今日は一杯ご主人様と遊ぶのねん」
ピン子さんは杏さんの足元を行ったり来たり、激しく走り回っています。
「せわしないブタねぇ、鬱陶しいったらありゃしないわ」
「ちゃこさんさん、それに里琴さんもいらっしゃったんですね」
ちゃこさんさんは里琴さんに抱かれて、ゴキゲンな様子でした。
里琴さんはご主人様を見るなり、顔を赤らめます。ご主人様も照れくさそうに頬を掻きました。
「大将さん、昨日はその、楽しかったです。よければまた、一緒に遊んでもいいですか?」
「勿論です! ぜひ行きましょう!」
お出かけのお約束ですか、今度は私も一緒に行きたいですね。
「私も仲間外れなんて嫌よ。だって私達にとって一番の幸せは」
「大好きなご主人様と一緒に居る事ですものね」
ですからご主人様、もっといっぱい私と遊んでください。じゃないと私、寂しくて死んじゃいますからね。
※マイクロブタ
イギリスでペット用に交配された小型のブタ。大きさは柴犬と同じくらいで、体重は40キロくらいまで育つ。寿命は10年ほどと犬猫に近い。
ブタは綺麗好きな動物で、餌場や寝床、トイレをきちんと分けて済ますため、日々の掃除は楽な動物である。体臭も少なく毛も短いので、アレルギーの心配も少ない。性格は温厚で人懐っこく、人の顔をきちんと覚える事も出来る賢さも備えている。
ただし寂しがり屋なので長時間の留守番は出来ず、噛み癖があるので家具を壊す等の悪戯をする事も。太りやすい体質でもあるので、日々の体調管理は綿密に行わねばならない。
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