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35話 女騎士が嫌がる言葉を連呼し、怯ませる
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最近化粧にかける時間が長くなった気がする。鏡に向かいながら、セレヴィはそう思った。
騎士時代は軽く手短に済ませていたから、随分な心境の変化だと思う。マステマとルシファーから化粧品を分けてもらったり、いい店を教えてもらったりと、女らしい思考になりつつある。
『ゴリラがいっちょ前に色気づいてるっすねー、つーかこんな色鮮やかな口紅買っちゃってぇ、ゴリラからマンドリルにでもジョブチェンジするんすかぁ?』
こんな感じに煽ってきたバカは片羽締で制裁しておいたが、確かに色気づいている。
段々騎士から普通の女になりつつある。だけども私は魔王の騎士だ、こんなおままごとに気を向けてばかりもいられない。
今日だって仕事なんだ、緩い気持ちでガレオンの秘書など勤まるものか。
頬を叩いて気合を入れるも、意識しないと顔がふやける。仕事に行くのが楽しみでしょうがないのだ。
何しろ仕事中はガレオンを独り占めできる。誰の邪魔も入らず、二人きりの時間を過ごせるから。
「全く……完全に牙を抜かれてしまったものだ」
ガレオンに心まで持ってかれているが、悪い気はしない。むしろ今では自ら差し出してすらあった。
朝食も手短に済ませ、執務室へ急ぐ。ガレオンの事だ、多分既に……。
「来たか、今日も遅れず起きれたようだな」
到着していた。いつものように不敵な笑みを浮かべ、セレヴィを迎えてくれた。
頬を桃色に染めるも、すぐに気を引き締めた。顔に出したら、ガレオンに会えて喜んでいるのがばれてしまう。それはなんか癪だ。……ガレオンだから気づいてそうだが。
「おはようございます。本日もよろしくお願いいたします」
平静を装い、首を垂れる。
にしても、この魔王はいつもセレヴィより早く出勤している。セレヴィが自分より早く来ると「奴隷にサビ残させるほど俺は落ちぶれていない!」とか言って怒るくせに。
残業と聞くと業務後のイメージがあるが、ガレオン曰く始業前二十分前に仕事を始めると残業とみなすらしい。もしやむを得ずそれ以前に仕事をした場合、きっちり手当が出るそうだ。
この魔王は奴隷、というか部下の管理をとにかく徹底している。確かにモチベーションを下げたら作業効率は大きく落ちてしまう。人心掌握に長けた奴だ。
「早速だが、いつものを頼む」
「かしこまりました」
秘書を始めて半年、セレヴィとガレオンの間だけで行われるルーティンだ。このためにセレヴィは、なるべく無臭の化粧品を使うよう気を付けている。
ガレオンは鼻が利く。化粧品の匂いを漂わせては、せっかくの紅茶を楽しめなくなるだろう。
ガレオンには常に最高の一杯を淹れてやりたい、セレヴィなりの気遣いである。
最後の一滴を入れるまでの全てに集中し、ガレオンに出す。彼は気取って感想を言わないが、小さく表情が緩むのをセレヴィは見逃さなかった。
今日も彼の眼鏡に適う逸品を作れた自分、偉いぞ。
「今日中に一週間分の業務を片付けておく、ハードだが弱音を吐くなよ」
「重々覚悟しています。では予定通り明日以降」
「ああ、シトリー領へ出張するぞ」
二週間前に魔王シトリーを下して得た広大な領地だが、現在急ピッチで開拓計画が立てられている。
比較的整備されていたネビロス・サルガタナス領と違い、シトリーは随分とずぼらな指導者だったらしく、領内は貧民で溢れ、土地も荒れ果て、目も当てられない情勢だそうだ。
今はルシファーが先行し、現地調査を行っているのだが。
「ルシファーの報告では、想像以上に領内の状況は悪いらしい。シトリーのバカが、自分の財産管理もできん奴がよく俺に喧嘩を売れたものだ」
「聞けば意に沿わない者は全員解雇か処刑してきたそうですね」
「理解できんな、自身に意見する奴は一番槍より有益だ、イエスマンを並べたところで面白味もない。奴隷の扱いをまるでわかってない奴だ」
ガレオンに言われてはぐうの音も出まい。彼ほど奴隷の扱いに長けた者はいないから。
「最優先でシトリー領を整備する、ネビロス・サルガタナス領は後回しだ。今こうしている内にも、俺の財産が減っていると思うと腹が立つ。一週間で領内全域にメスを入れる、資材や人員の搬入状況は問題ないな」
「既に中継拠点へ搬入されています、後はガレオン様の承認が下り次第すぐに行動できるかと」
ガレオンがこの場で書類に判を押せば、黙っていても開拓は進むようになっている。だがこの男は、デスクワークで済ませるような大人しい魔王ではない。
細部まで徹底すべく、自ら現地入りして指示を飛ばすつもりなのだ。そのための出張である。
しかし出張か、それも初めての泊りがけ出張……。
「にやけてどうした」
「いえなんでも」
言えない、ガレオンとのお出かけが楽しみだなんて口が裂けても言えない。あくまで仕事であって旅行じゃないんだ、分をわきまえろ馬鹿セレヴィ。
……でも、騎士団に居た頃。遠征で盛り上がった男女がそのまま婚姻まで行った事があったような。
違う、そうじゃない。第一自分らの関係はまだその地点まで行っていないし、それ以前に、ガレオンがどう思っているのかわからないし。
そう、問題はそこだ。
と、ガレオンが丸めた書類で頭を軽くたたいた。ポコンと言う音にセレヴィは我に返る。
「気は晴れたか? 話があるなら予定を空けてやるが」
「大丈夫です、目が覚めました」
「ならいい。始業時間だ、始めるぞセレヴィ」
名前を呼んでくれた。動揺するも、まずは目の前の仕事に集中するべく、ガレオンを一旦頭の脇に置いた。
自覚し、制御しきれない恋慕からの攻撃を堪えながら、ガレオンの激務についていく。一週間分の業務はいつも以上に大変だったが、おかげで煩悩に飲まれる事はなかった。
◇◇◇
終わる頃にはへとへとになり、セレヴィは大きく伸びをした。背中がポキポキ鳴り、体が軋んでいる。
いつもの倍以上の業務をこなしたのに、ガレオンは平然としている。どれだけ化け物なんだこいつは。
「流石の騎士様も限界のようだな。今日は堪えたか」
「はい……ついていくのがやっとでした。ミスも出してしまいましたし……」
「ついてこれるだけでも十分だ。それと、終業時間」
ガレオンは指を振ってアピールする。セレヴィはかぶりを振り、
「こっちはお前と違って切り替えが上手くないんだ。どうやったらそんなにオンオフを使い分けられるんだ」
「魔王だからな」
さらりと言ってくれる。最も、ガレオンから「終業時間」と言われると、セレヴィも気持ちを切り替えられる。奇しくも彼の言葉がメンタルの制御に繋がっていた。
ガレオンも分かった上で合図を送っているようだし、セレヴィは彼の掌で上手くコントロールされていた。
おかげで以前より仕事のミスを引き摺らなくなっているし、生産性も向上している。適度に悩みも聞いてくれるから落ち込む事もない。何より……何があっても絶対守ってくれると信じられるから、仕事に集中できる。
「明日に備えて休んでおけ、準備は出来ているだろうな」
「当たり前だ。誰が魔王の予定を管理していると思っているんだ」
「その調子なら問題ないな。荒れ果てた領地の開拓、かなりの重労働になるぞ。精々倒れないよう気を付けるんだな、セレヴィ」
「……気を付ける」
まだガレオンから名前を呼ばれるのに慣れてなくてむずむずする。意中の相手から呼ばれるのがこれほど心地よいとは思ってもみなかった。
そう、セレヴィはガレオンに恋している。もう否定しきれないほど、彼への想いは強まっていた。
セレヴィをちゃんと見てくれて、辛い時には寄り添ってくれて、どんな危険からも守ってくれる優しい魔王様。気づけば夢に出てくるくらいに、ガレオンを欲しがっていた。
「じゃあな」
「あ……いや、うん。また明日」
別れを告げるのが寂しくて仕方ない。本当はもっと一緒に居たい、「傍に居て」と叫びたくなる。
去っていくガレオンを見送り、ため息をついた。
「なーに辛気臭い顔してんすかー?」
「うわっ! マステマ、いきなり飛びつくな」
急に肩を抱かれた。犯人は勿論、メイド長のマステマだ。
ガレオンとセレヴィを交互に見て、マステマはしたり顔になる。面倒な奴に面倒な場面を見られてしまった。
「ありゃま、愛しの主様と一時のお別れっすかー。乙女心が張り裂けそうなんすねー、だめ、私から離れないでー! って奴っすねー? いっやーんじゅんじょーう♪」
「そうじゃない! あまりベタベタされても、ガレオンだって迷惑だろう」
「別にまんざらでもないと思うっすよ、主様かなりの人好きっすから。おまけに超が付く世話焼きっすから、むしろ喜ぶと思うんすけどねぇ。照れちゃって、かーわいんすからー」
「~~~うるっさい! とっとと夕飯行くぞ、何か食っていればそのやかましい口も黙るだろう!」
「ういーっす。ついでに慰めてやってもいーっすよー? なんなら声帯模写で主様の真似してもいーっすよー? 夜明けまであまーいセリフ囁きまくっていーっすよー? んーしょーがないなーよくばりんぼのさみしんぼなんだからぁーセレヴィちゃーん♪」
尚も煽ってくるアホンダラにムカッと来たので、とりあえず鼻をつまんでお仕置きしておいた。
騎士時代は軽く手短に済ませていたから、随分な心境の変化だと思う。マステマとルシファーから化粧品を分けてもらったり、いい店を教えてもらったりと、女らしい思考になりつつある。
『ゴリラがいっちょ前に色気づいてるっすねー、つーかこんな色鮮やかな口紅買っちゃってぇ、ゴリラからマンドリルにでもジョブチェンジするんすかぁ?』
こんな感じに煽ってきたバカは片羽締で制裁しておいたが、確かに色気づいている。
段々騎士から普通の女になりつつある。だけども私は魔王の騎士だ、こんなおままごとに気を向けてばかりもいられない。
今日だって仕事なんだ、緩い気持ちでガレオンの秘書など勤まるものか。
頬を叩いて気合を入れるも、意識しないと顔がふやける。仕事に行くのが楽しみでしょうがないのだ。
何しろ仕事中はガレオンを独り占めできる。誰の邪魔も入らず、二人きりの時間を過ごせるから。
「全く……完全に牙を抜かれてしまったものだ」
ガレオンに心まで持ってかれているが、悪い気はしない。むしろ今では自ら差し出してすらあった。
朝食も手短に済ませ、執務室へ急ぐ。ガレオンの事だ、多分既に……。
「来たか、今日も遅れず起きれたようだな」
到着していた。いつものように不敵な笑みを浮かべ、セレヴィを迎えてくれた。
頬を桃色に染めるも、すぐに気を引き締めた。顔に出したら、ガレオンに会えて喜んでいるのがばれてしまう。それはなんか癪だ。……ガレオンだから気づいてそうだが。
「おはようございます。本日もよろしくお願いいたします」
平静を装い、首を垂れる。
にしても、この魔王はいつもセレヴィより早く出勤している。セレヴィが自分より早く来ると「奴隷にサビ残させるほど俺は落ちぶれていない!」とか言って怒るくせに。
残業と聞くと業務後のイメージがあるが、ガレオン曰く始業前二十分前に仕事を始めると残業とみなすらしい。もしやむを得ずそれ以前に仕事をした場合、きっちり手当が出るそうだ。
この魔王は奴隷、というか部下の管理をとにかく徹底している。確かにモチベーションを下げたら作業効率は大きく落ちてしまう。人心掌握に長けた奴だ。
「早速だが、いつものを頼む」
「かしこまりました」
秘書を始めて半年、セレヴィとガレオンの間だけで行われるルーティンだ。このためにセレヴィは、なるべく無臭の化粧品を使うよう気を付けている。
ガレオンは鼻が利く。化粧品の匂いを漂わせては、せっかくの紅茶を楽しめなくなるだろう。
ガレオンには常に最高の一杯を淹れてやりたい、セレヴィなりの気遣いである。
最後の一滴を入れるまでの全てに集中し、ガレオンに出す。彼は気取って感想を言わないが、小さく表情が緩むのをセレヴィは見逃さなかった。
今日も彼の眼鏡に適う逸品を作れた自分、偉いぞ。
「今日中に一週間分の業務を片付けておく、ハードだが弱音を吐くなよ」
「重々覚悟しています。では予定通り明日以降」
「ああ、シトリー領へ出張するぞ」
二週間前に魔王シトリーを下して得た広大な領地だが、現在急ピッチで開拓計画が立てられている。
比較的整備されていたネビロス・サルガタナス領と違い、シトリーは随分とずぼらな指導者だったらしく、領内は貧民で溢れ、土地も荒れ果て、目も当てられない情勢だそうだ。
今はルシファーが先行し、現地調査を行っているのだが。
「ルシファーの報告では、想像以上に領内の状況は悪いらしい。シトリーのバカが、自分の財産管理もできん奴がよく俺に喧嘩を売れたものだ」
「聞けば意に沿わない者は全員解雇か処刑してきたそうですね」
「理解できんな、自身に意見する奴は一番槍より有益だ、イエスマンを並べたところで面白味もない。奴隷の扱いをまるでわかってない奴だ」
ガレオンに言われてはぐうの音も出まい。彼ほど奴隷の扱いに長けた者はいないから。
「最優先でシトリー領を整備する、ネビロス・サルガタナス領は後回しだ。今こうしている内にも、俺の財産が減っていると思うと腹が立つ。一週間で領内全域にメスを入れる、資材や人員の搬入状況は問題ないな」
「既に中継拠点へ搬入されています、後はガレオン様の承認が下り次第すぐに行動できるかと」
ガレオンがこの場で書類に判を押せば、黙っていても開拓は進むようになっている。だがこの男は、デスクワークで済ませるような大人しい魔王ではない。
細部まで徹底すべく、自ら現地入りして指示を飛ばすつもりなのだ。そのための出張である。
しかし出張か、それも初めての泊りがけ出張……。
「にやけてどうした」
「いえなんでも」
言えない、ガレオンとのお出かけが楽しみだなんて口が裂けても言えない。あくまで仕事であって旅行じゃないんだ、分をわきまえろ馬鹿セレヴィ。
……でも、騎士団に居た頃。遠征で盛り上がった男女がそのまま婚姻まで行った事があったような。
違う、そうじゃない。第一自分らの関係はまだその地点まで行っていないし、それ以前に、ガレオンがどう思っているのかわからないし。
そう、問題はそこだ。
と、ガレオンが丸めた書類で頭を軽くたたいた。ポコンと言う音にセレヴィは我に返る。
「気は晴れたか? 話があるなら予定を空けてやるが」
「大丈夫です、目が覚めました」
「ならいい。始業時間だ、始めるぞセレヴィ」
名前を呼んでくれた。動揺するも、まずは目の前の仕事に集中するべく、ガレオンを一旦頭の脇に置いた。
自覚し、制御しきれない恋慕からの攻撃を堪えながら、ガレオンの激務についていく。一週間分の業務はいつも以上に大変だったが、おかげで煩悩に飲まれる事はなかった。
◇◇◇
終わる頃にはへとへとになり、セレヴィは大きく伸びをした。背中がポキポキ鳴り、体が軋んでいる。
いつもの倍以上の業務をこなしたのに、ガレオンは平然としている。どれだけ化け物なんだこいつは。
「流石の騎士様も限界のようだな。今日は堪えたか」
「はい……ついていくのがやっとでした。ミスも出してしまいましたし……」
「ついてこれるだけでも十分だ。それと、終業時間」
ガレオンは指を振ってアピールする。セレヴィはかぶりを振り、
「こっちはお前と違って切り替えが上手くないんだ。どうやったらそんなにオンオフを使い分けられるんだ」
「魔王だからな」
さらりと言ってくれる。最も、ガレオンから「終業時間」と言われると、セレヴィも気持ちを切り替えられる。奇しくも彼の言葉がメンタルの制御に繋がっていた。
ガレオンも分かった上で合図を送っているようだし、セレヴィは彼の掌で上手くコントロールされていた。
おかげで以前より仕事のミスを引き摺らなくなっているし、生産性も向上している。適度に悩みも聞いてくれるから落ち込む事もない。何より……何があっても絶対守ってくれると信じられるから、仕事に集中できる。
「明日に備えて休んでおけ、準備は出来ているだろうな」
「当たり前だ。誰が魔王の予定を管理していると思っているんだ」
「その調子なら問題ないな。荒れ果てた領地の開拓、かなりの重労働になるぞ。精々倒れないよう気を付けるんだな、セレヴィ」
「……気を付ける」
まだガレオンから名前を呼ばれるのに慣れてなくてむずむずする。意中の相手から呼ばれるのがこれほど心地よいとは思ってもみなかった。
そう、セレヴィはガレオンに恋している。もう否定しきれないほど、彼への想いは強まっていた。
セレヴィをちゃんと見てくれて、辛い時には寄り添ってくれて、どんな危険からも守ってくれる優しい魔王様。気づけば夢に出てくるくらいに、ガレオンを欲しがっていた。
「じゃあな」
「あ……いや、うん。また明日」
別れを告げるのが寂しくて仕方ない。本当はもっと一緒に居たい、「傍に居て」と叫びたくなる。
去っていくガレオンを見送り、ため息をついた。
「なーに辛気臭い顔してんすかー?」
「うわっ! マステマ、いきなり飛びつくな」
急に肩を抱かれた。犯人は勿論、メイド長のマステマだ。
ガレオンとセレヴィを交互に見て、マステマはしたり顔になる。面倒な奴に面倒な場面を見られてしまった。
「ありゃま、愛しの主様と一時のお別れっすかー。乙女心が張り裂けそうなんすねー、だめ、私から離れないでー! って奴っすねー? いっやーんじゅんじょーう♪」
「そうじゃない! あまりベタベタされても、ガレオンだって迷惑だろう」
「別にまんざらでもないと思うっすよ、主様かなりの人好きっすから。おまけに超が付く世話焼きっすから、むしろ喜ぶと思うんすけどねぇ。照れちゃって、かーわいんすからー」
「~~~うるっさい! とっとと夕飯行くぞ、何か食っていればそのやかましい口も黙るだろう!」
「ういーっす。ついでに慰めてやってもいーっすよー? なんなら声帯模写で主様の真似してもいーっすよー? 夜明けまであまーいセリフ囁きまくっていーっすよー? んーしょーがないなーよくばりんぼのさみしんぼなんだからぁーセレヴィちゃーん♪」
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