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毒飛ばし
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「この森で何をしている!」
突然背後から女の声がした。
「!?」その時全員が後ろを取られていることに初めて気付いた。
振り向いた先にいたのは細身で華奢な女、フードとベールで顔は見えない、その腰に剣がある、気配を感じさせなかったのは偶然であるはずはない、全員に緊張が走った。
殺しを生業にする者の感が最大級の危険信号を発している。
「誰だ?」マンティコア・エージェント、円卓の六人が一人、ジョガイが背中のロングソードを抜く、その剣からは殺気が迸る。
「質問しているのは私、ここはムートン領、この森で断り無く私刑など許されない」
「許さなければどうする?」
「問答無用という事ね、剣を向けるなら容赦できないけれど、いいの?」女の空気が変わった、膝下から冷気が這い上がるのを全員が感じている、三人を相手にして全く臆していない。
両脇の二人は髪も眉もある、セカンドクラスの諜報員とはいえその腕は確かだ、その手に掛けた命は十や二十ではきかない。
短刀を両手に慎重に左右から間合いを詰める、正面にはロングソードを伸ばしたジョガイが隙の無い構えでエミーを見据えていた。
(武器はなんだ?左腰の剣は細く短い、利き手は右、懐はそんなに深くはないだろう、セカンドたちのスピードなら短刀でも届く、左右同時に責めれば後ろに引くしかない、そこをロングソードで打ち抜く)
ジョガイは必殺のストーリーを描いた、経験上得ているスタンダードな戦法、通常の相手なら二手先までで十分に倒せる、通常の相手なら。
女が右手で剣を抜いた!と同時に後ろ向きにジャンプ、予想通り、ロングソードの突きを見舞う、届いたと思った瞬間、切っ先は空を切っていた「ぬっ!?」女は一足跳びで三メーターを下がり木立の幹に姿を消したのだ。
左右のセカンドが追撃する、ギラッ木立の影、右側に刃が光った、それを見て右側のセカンドは足を止めた、左はそのまま追撃をかけた!その刹那!左の男の足元遥か遠くから神速の銀鱗が男の両膝を掠めた、遠すぎる間合いに反応すら出来ずに男はつんのめる、地面に倒れる前、地面数センチの所で銀鱗が引かれて男の下を戻っていく、その切先は正確に首元を掠める、一突きで三か所を切っていく!!
切先だけが両刃になっている理由。
ドサッと男が草むらに伏した時、既にその息は無かった。
「なにっ!?」間合いを詰めようとしていたジョガイは逆に距離を取る、小太刀程度に見えた刀の間合いではない、短槍なみの間合いだ。
(バカな、何か他の武器を隠していたのか?)
ビュビュッ 右側の男にも同様に低い位置から銀鱗が伸びる、間合いは更に遠い、見えた!女は身体を地面擦れ擦れまで伸ばした上に小太刀ではない、柄が長い。
膝下からの攻撃など想定していない、セカンドの二人は無言のまま動かなくなった。
「お前は・・・・・・まさか、アルカディアに現れた女か?」
呟くような独り言をエミーは聞き逃さない。
(私の討伐を依頼されたエージェントか!?)
ジグロを鞘に戻すとジョガイの前に姿を晒す、立膝を突くと居合の構え、見たことの無い技にジョガイは戸惑う。
(なんのつもりだ?膝を付くだと?この間合いなら儂のロングソードは間違いなく届く、舐めているのか)
前後に女の頭が触れている、縮地のひとつ、立膝を付いた下半身を固定したまま仙骨を支点にして頭を平行なまま前後させ相手の距離感を麻痺させる、ジョガイは既にエミーの術中に嵌められている。
(どうする?この女は速い、横凪や縦方向に剣を振れば隙を突かれる、やはり突きか、いや下方向から攻撃されたら躱せない、潜らせないためには突きのフェイントから短いストロークでの下段切りだ!)
目の良さは円卓の六人の中でも秀でていると自信がある、女の間合いを殺して潰してやる、依頼のあった女なら一石二鳥、どうしてここに現れたかはどうでもいい、いずれにしろ殺すまでだ。
部下二人を失ってもジョガイは動じてはいない、自身の技と力に絶対の自信を持っている、厳しいマンティコアでの選抜を勝ち抜き、実務に出てからも失敗することなく戦ってきた、今、技と力は生涯のピークにある、少し位速かろうと女一人に負けるはずはない。
ジョガイの表情がサディステッィクに歪む、やはりエミーの外見から侮っている。
「シッ!」コンパクトに速く!付きが伸びる!今度は届く!!
バヒッ 手応えはない、やはり届かない!?何故だと思うより早く両手に重量を感じて切先が地に着いた「なっ!?」気が付くと女が切先に乗っていた!
ロングソードの切先に乗られては、いかに体重のない女とはいえ持ち上げることは不可能だった、武器を奪われた!!
ソードを手放しサブウェポンのナイフに手を伸ばそうとした刹那、女の右手が閃き銀鱗が空を切った、何を無駄なことをと思った瞬間にピピピッと水飛沫が飛ぶ、ジョガイが見た最後の映像、両目を焼かれる激痛が襲った。
ジグロによる毒飛ばし。
「ぐがああああっ!!」勝負は決した。
トスッ ジグロが延髄を切断する。
重症を負ったカミツを支えていたシープはその酷くあっさりとした光景に驚愕した、自分達二人を追い詰めたマンティコアのセカンド二人と、その最高峰の一人、円卓の六人の一人、ジョガイが一太刀も入れることが出来ずに一方的に殺された。
外界には恐ろしい使い手がいる、マンティコアは井の中の蛙、やはり先生の言った通りだった。
しかし、目の前の女はあまりに常識外れだ、速すぎる、それに最後の技は見当がつかなかった。
その女の視線は氷の様に冷たかった、決して自分達を助けるためだけに戦ったわけではないと分かる、殺されるかもしれない。
シープは本能的にボウガンを女に向けていた。
「貴方たちは誰、なぜこの森にいてこいつらに追われていたの?」
「・・・・・・」答えるべきか!?
「答えないなら・・・・・・」殺気に背筋が凍った。
「まっ、待ってくれ、話す、話すから見逃してくれ」血だらけのカツミが上がらない右手を伸ばした。
「カツミ!」「いい、お前だけでも逃げ延びろ」
静かに女が近づいてくる、細く華奢な女だ、目の前にいても実態が無いように気配を感じない、三人を殺しても平然と汗一つ、息さえ乱さない
「話す前に言っておく、その右手で指弾を撃とうなどと思うな、攻撃すれば二人とも死ぬ事になる」
指弾まで見抜かれている、何故分ったのかさえ理解できない。
ゴクリッと二人の喉がなった、女の後ろには先ほどまで自分達を嬲っていた死体が見える、森の悪魔だ。
カツミとシープは嘘偽りなく経緯を話した、自分たちがマンティコアの脱走者であること、その三人は自分達を抹殺するための追手である事、これから向かうのは先生が待っている王都である事を簡単に説明した、黙って聞いていた女は氷の雰囲気を纏ったまま考え込むように自分の首に指を当てている、脈を診ているのか。
「分かったわ、シープさん、カツミを背負って、付いてきて」
「それは・・・・・・」
「私を信じるかどうかは貴方たち次第、無理にとはいわない、でもその傷は手当てが必要、放置すれば長くは持たないわ」
「私達を助けてくれるの?」
「ああ、彼女ならこのまま放ってはおかない」
「?」
森の中を歩き街道に出ると馬車が列を組んで止まっていた、一見してそれは貴族の乗るものだと分かった。
最後尾の馬車に乗っていた護衛と思われる騎士を降ろすと自分達を乗せてくれた。
「フローラ様!駄目です、お戻りください!」
外が騒がしくなる。
「いいの、私もエミーとこっちにのるから、みんなは真ん中に乗って!」
ガチャッ 扉を開けてドレスを着た貴族の娘が乗り込んできた。
「フローラ、あんまり従者を困らせるなよ」
「きっとこうなると思っていたわ、ほら応急手当の道具、持ってきたわよ」
「ふふっ、君ならこうするだろうな」
「違うわ、貴方だからこうしているの」
あの女の雰囲気が違う、さっきまでの氷の冷たさが消えていることに気付いた、貴族の女は逆だ、屈託のない表情は太陽のように明るい。
背格好がそっくりだ、ベールから覘く目の色も同じ、いや声も似ている、どちらが話しているのか分からない。
混乱したままの二人を乗せて馬車隊はムートンのマナーハウスに向けて出発した。
突然背後から女の声がした。
「!?」その時全員が後ろを取られていることに初めて気付いた。
振り向いた先にいたのは細身で華奢な女、フードとベールで顔は見えない、その腰に剣がある、気配を感じさせなかったのは偶然であるはずはない、全員に緊張が走った。
殺しを生業にする者の感が最大級の危険信号を発している。
「誰だ?」マンティコア・エージェント、円卓の六人が一人、ジョガイが背中のロングソードを抜く、その剣からは殺気が迸る。
「質問しているのは私、ここはムートン領、この森で断り無く私刑など許されない」
「許さなければどうする?」
「問答無用という事ね、剣を向けるなら容赦できないけれど、いいの?」女の空気が変わった、膝下から冷気が這い上がるのを全員が感じている、三人を相手にして全く臆していない。
両脇の二人は髪も眉もある、セカンドクラスの諜報員とはいえその腕は確かだ、その手に掛けた命は十や二十ではきかない。
短刀を両手に慎重に左右から間合いを詰める、正面にはロングソードを伸ばしたジョガイが隙の無い構えでエミーを見据えていた。
(武器はなんだ?左腰の剣は細く短い、利き手は右、懐はそんなに深くはないだろう、セカンドたちのスピードなら短刀でも届く、左右同時に責めれば後ろに引くしかない、そこをロングソードで打ち抜く)
ジョガイは必殺のストーリーを描いた、経験上得ているスタンダードな戦法、通常の相手なら二手先までで十分に倒せる、通常の相手なら。
女が右手で剣を抜いた!と同時に後ろ向きにジャンプ、予想通り、ロングソードの突きを見舞う、届いたと思った瞬間、切っ先は空を切っていた「ぬっ!?」女は一足跳びで三メーターを下がり木立の幹に姿を消したのだ。
左右のセカンドが追撃する、ギラッ木立の影、右側に刃が光った、それを見て右側のセカンドは足を止めた、左はそのまま追撃をかけた!その刹那!左の男の足元遥か遠くから神速の銀鱗が男の両膝を掠めた、遠すぎる間合いに反応すら出来ずに男はつんのめる、地面に倒れる前、地面数センチの所で銀鱗が引かれて男の下を戻っていく、その切先は正確に首元を掠める、一突きで三か所を切っていく!!
切先だけが両刃になっている理由。
ドサッと男が草むらに伏した時、既にその息は無かった。
「なにっ!?」間合いを詰めようとしていたジョガイは逆に距離を取る、小太刀程度に見えた刀の間合いではない、短槍なみの間合いだ。
(バカな、何か他の武器を隠していたのか?)
ビュビュッ 右側の男にも同様に低い位置から銀鱗が伸びる、間合いは更に遠い、見えた!女は身体を地面擦れ擦れまで伸ばした上に小太刀ではない、柄が長い。
膝下からの攻撃など想定していない、セカンドの二人は無言のまま動かなくなった。
「お前は・・・・・・まさか、アルカディアに現れた女か?」
呟くような独り言をエミーは聞き逃さない。
(私の討伐を依頼されたエージェントか!?)
ジグロを鞘に戻すとジョガイの前に姿を晒す、立膝を突くと居合の構え、見たことの無い技にジョガイは戸惑う。
(なんのつもりだ?膝を付くだと?この間合いなら儂のロングソードは間違いなく届く、舐めているのか)
前後に女の頭が触れている、縮地のひとつ、立膝を付いた下半身を固定したまま仙骨を支点にして頭を平行なまま前後させ相手の距離感を麻痺させる、ジョガイは既にエミーの術中に嵌められている。
(どうする?この女は速い、横凪や縦方向に剣を振れば隙を突かれる、やはり突きか、いや下方向から攻撃されたら躱せない、潜らせないためには突きのフェイントから短いストロークでの下段切りだ!)
目の良さは円卓の六人の中でも秀でていると自信がある、女の間合いを殺して潰してやる、依頼のあった女なら一石二鳥、どうしてここに現れたかはどうでもいい、いずれにしろ殺すまでだ。
部下二人を失ってもジョガイは動じてはいない、自身の技と力に絶対の自信を持っている、厳しいマンティコアでの選抜を勝ち抜き、実務に出てからも失敗することなく戦ってきた、今、技と力は生涯のピークにある、少し位速かろうと女一人に負けるはずはない。
ジョガイの表情がサディステッィクに歪む、やはりエミーの外見から侮っている。
「シッ!」コンパクトに速く!付きが伸びる!今度は届く!!
バヒッ 手応えはない、やはり届かない!?何故だと思うより早く両手に重量を感じて切先が地に着いた「なっ!?」気が付くと女が切先に乗っていた!
ロングソードの切先に乗られては、いかに体重のない女とはいえ持ち上げることは不可能だった、武器を奪われた!!
ソードを手放しサブウェポンのナイフに手を伸ばそうとした刹那、女の右手が閃き銀鱗が空を切った、何を無駄なことをと思った瞬間にピピピッと水飛沫が飛ぶ、ジョガイが見た最後の映像、両目を焼かれる激痛が襲った。
ジグロによる毒飛ばし。
「ぐがああああっ!!」勝負は決した。
トスッ ジグロが延髄を切断する。
重症を負ったカミツを支えていたシープはその酷くあっさりとした光景に驚愕した、自分達二人を追い詰めたマンティコアのセカンド二人と、その最高峰の一人、円卓の六人の一人、ジョガイが一太刀も入れることが出来ずに一方的に殺された。
外界には恐ろしい使い手がいる、マンティコアは井の中の蛙、やはり先生の言った通りだった。
しかし、目の前の女はあまりに常識外れだ、速すぎる、それに最後の技は見当がつかなかった。
その女の視線は氷の様に冷たかった、決して自分達を助けるためだけに戦ったわけではないと分かる、殺されるかもしれない。
シープは本能的にボウガンを女に向けていた。
「貴方たちは誰、なぜこの森にいてこいつらに追われていたの?」
「・・・・・・」答えるべきか!?
「答えないなら・・・・・・」殺気に背筋が凍った。
「まっ、待ってくれ、話す、話すから見逃してくれ」血だらけのカツミが上がらない右手を伸ばした。
「カツミ!」「いい、お前だけでも逃げ延びろ」
静かに女が近づいてくる、細く華奢な女だ、目の前にいても実態が無いように気配を感じない、三人を殺しても平然と汗一つ、息さえ乱さない
「話す前に言っておく、その右手で指弾を撃とうなどと思うな、攻撃すれば二人とも死ぬ事になる」
指弾まで見抜かれている、何故分ったのかさえ理解できない。
ゴクリッと二人の喉がなった、女の後ろには先ほどまで自分達を嬲っていた死体が見える、森の悪魔だ。
カツミとシープは嘘偽りなく経緯を話した、自分たちがマンティコアの脱走者であること、その三人は自分達を抹殺するための追手である事、これから向かうのは先生が待っている王都である事を簡単に説明した、黙って聞いていた女は氷の雰囲気を纏ったまま考え込むように自分の首に指を当てている、脈を診ているのか。
「分かったわ、シープさん、カツミを背負って、付いてきて」
「それは・・・・・・」
「私を信じるかどうかは貴方たち次第、無理にとはいわない、でもその傷は手当てが必要、放置すれば長くは持たないわ」
「私達を助けてくれるの?」
「ああ、彼女ならこのまま放ってはおかない」
「?」
森の中を歩き街道に出ると馬車が列を組んで止まっていた、一見してそれは貴族の乗るものだと分かった。
最後尾の馬車に乗っていた護衛と思われる騎士を降ろすと自分達を乗せてくれた。
「フローラ様!駄目です、お戻りください!」
外が騒がしくなる。
「いいの、私もエミーとこっちにのるから、みんなは真ん中に乗って!」
ガチャッ 扉を開けてドレスを着た貴族の娘が乗り込んできた。
「フローラ、あんまり従者を困らせるなよ」
「きっとこうなると思っていたわ、ほら応急手当の道具、持ってきたわよ」
「ふふっ、君ならこうするだろうな」
「違うわ、貴方だからこうしているの」
あの女の雰囲気が違う、さっきまでの氷の冷たさが消えていることに気付いた、貴族の女は逆だ、屈託のない表情は太陽のように明るい。
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