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26話 罪
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スレードル侯爵が味方に付いた後、一日一貴族を相手に、残りの四家と対談した。
ゼーファ様は貴族の意図を読み取り、これまでの行い等を十分に吟味してから、味方にするかの結論を出した。結果、三家がゼーファ様の下に加わり、一家はヴィーレが警戒の合図をしたが為に、丁重に断った。理由をヴィーレに聞いたところ、悪意が感じ取れたとの事。その貴族について調べてみると、公には中立としているものの、裏ではジルファー側に付いている貴族だと判明したのだ。
そうして慌ただしかった日々が一段落つき、ゼーファ様の執務室にて書類整理などの仕事の手伝いをしていた。
ギルドマスターのエデスラードから特に連絡もないので、私が出向かなければならないような高難易度の依頼は無いようだ。そこでゼーファ様の手伝いをすることにしたのだ。
ゼーファ様は、『久しぶりにゆっくりと休みを取るが良い』と言ってくれたが、何か嫌な予感がしていた私は、ゼーファ様の傍を離れるべきではないと判断した。そしてその予感は的中することになる──
「…!」
「…主。気付いた?」
「ええ…。王都の外に、一瞬巨大な魔力反応が現れたわね。これは《悪魔族》……よね。」
影から出てきたヴィーレは、私の言葉に頷いた。
ゼーファ様とリリアナは何の話かと疑問の表情を浮かべている。
「誰かが王都の外で、《悪魔族》を召喚したわ。」
「何じゃと!?……もしや、3日前にヴィーレが言っていたことと、関係しているのか…?」
「そうだろうね。」
ヴィーレは3日前、ジルファーに関する情報を掴んでいた。ジルファーが金にものを言わせて魔法使いをかき集め、何やら企んでいる……と。
召喚魔法を使うのではという予想はしていたが、私やヴィーレがいる限り問題は無いと判断し、そのまま泳がせていたのだ。
ゼーファ様は、ジルファーが集めた魔法使い達が強力な魔物などを召喚し、私をゼーファ様から引き離す計画だろうと考えており、ヴィーレはその通りだと肯定していた。私が討伐でゼーファ様から離れた隙に……とでも考えていたのだろう。
「この気配は……。」
「…ヴィーレ?」
「ねぇ主、ボク単独で行ってきてもいいかな。王女サマの傍には、主が居た方が良いでしょ?」
「……それもそうね。なら、《悪魔族》については任せるわ。」
ヴィーレは頷いてから私の影へと入り、直ぐに影から気配が消えた。影で近くまで移動したのだろう。
私は魔力を抑え、恰も王城から消えたかのように見せかける。ジルファーに対し、私が《悪魔族》の討伐に出向いたのだと思わせる為だ。
ヴィーレ自ら一人で行くと言ったことには、何か意味があったはず。私の予想に過ぎないが、おそらく知り合いの魔力反応に酷似していたのだろう。私やヴィーレだからこそ魔力を感じ取れたが、新人のAランク冒険者程度ならば、この魔力が分からなかったかもしれない。
「い、いくらヴィーレが強いとはいえ、《悪魔族》を一人で相手するのは無理があるのではないか…?」
「心配しなくても大丈夫よ。正直に言うと彼女、私より強いから。」
「なっ……ははは、妙に納得できてしまう。普段は無邪気なただの少女のように見えるのだが…。人は見かけによらぬとは、このことじゃな。毒入りだと見抜いたり、国王陛下すら掴んでいなさそうな情報を掴んでいたり…。思い返せば、普通ではないことばかりじゃな。」
「彼女に関しては規格外だもの…。何故私を主と認めているのかすら、疑問に思っているくらいよ。」
「…一つ訊くが、先日の《上位悪魔》を討伐したのは……。」
「それは紛れもなく私よ。《上位悪魔》程度に遅れを取るようでは、Sランク冒険者になんてなれないわ。」
「…それもそう……そうなのか?」
「ええ。《上位悪魔》如き、Sランク冒険者なら倒せるわ。」
「単独で討伐できるのはお主だけでは…。」
本当に、ヴィーレは何故私に従っているのだろうか。考えてみれば、その理由を一度も聞いたことがない。何の理由も無くということはないのだろうが、これまで聞く必要性を感じなかったが故に、気になってはいるが何も言わなかったのだ。
今更ヴィーレに問うことに意味はあるのだろうか…。
そんなことを考えていた時だった。勢いよく執務室の扉が開かれ、ジルファーとその護衛もとい騎士が数名入って来た。
「姉上……いいや罪人ゼーファ・アンドレイズ!貴様を今この場で拘束し、処刑するッ!貴様は冒険者リエラを利用し、王国に召喚魔法にて《悪魔族》を呼び出し、災いをもたらした!」
「……何の話じゃ?」
「とぼけても無駄だ!私は知っているんだ…ぞ……。」
そこまで言って、ようやく私の存在に気付いたらしい。
ジルファーは驚きを通り越して、固まっている。
「な…ぜ、貴様がここに居る…?魔力反応では確かに……。」
「Sランク冒険者にとって、魔力を完全に抑え込むことなど容易です。Aランク冒険者でも可能でしょう。──それで、私が何か?『召喚魔法』などと聞こえたけれど、私はここに居るわよ?」
「ッ……。」
「妾とて、これ以上は見過ごせぬ。既に事が起きてしまっている以上、ジルファー…、お主を捕らえなければならん。」
複雑な気持ちのはずだが、ゼーファ様は相手に感情を悟らせない完璧なポーカーフェイスを保っている。
一方のジルファーは、必死に言い訳を考えているのが見て取れた。
「私はただ……本当に姉上が命じて召喚魔法を使わせたのかと……。」
「この期に及んで悪あがきするつもりか?強大な魔力を感じ取れたのは、リエラのような強者のみ。さらには何故《悪魔族》と分かった?召喚魔法を使用した魔法使いから連絡が取れるよう、予め魔道具を手渡していたからであろう。」
「なっ…!…そ、そうだ、リエラ!貴様は討伐に行かなくてもいいのか!?こんな所に居ては、主である姉上の大切な民が皆殺しにされてしまうぞ!」
「問題無いわ。私の信頼できる知り合いが向かったもの。」
そう言い、私はジルファー含め入ってきた騎士全てを闇魔法にて拘束した。
リリアナに国王陛下への報告を任せ、十数分後には陛下の手配した騎士が執務室へと到着した。私は拘束を解き、彼らにジルファーと騎士達を引き渡す。
その際、ジルファーはずっと暴れていた。『私は悪くない!嵌められただけだ!』、『拘束を解け!』などと言っては、こちらを睨む。まるで駄々を捏ねる子供を見ているかのようだった。
「今頃、ヴィーレはどうしているかしら。」
「心配なのか?」
「心配してはいないけれど、やり過ぎないかと思ってね…。」
その後、ジルファーの命令に逆らえなかったと認められた騎士達は、軽い罰のみで釈放されたそうだ。当然ジルファーは牢に入ったままである。
これでゼーファ様が王となることが、確定したも同然となった。存外、呆気ないものだ。ゼーファ様は、自分だけを狙うのならばジルファーの行いに目を瞑っただろう。しかし今回は民を巻き込んだ。王位継承争いに民をも巻き込むなど、許されざることだ。何より冒険者以外の戦う力を持たない民達は、間違いなく犠牲となる。さすがのゼーファ様も、それだけは見過ごせなかった様子。
私の目的は殆ど達成された。後はジルファーの行く末を見守るのみ。
本音を言えば、少し清々している。闇魔法使いというだけで私との婚約を破棄し、さらには冤罪までかけたのだ。その後も自己利益の為だけに行動し、ゼーファ様を殺害しようとしていた。あのような最低男には、この王国からご退場願いたいくらいだ。
「後で彼の惨めな顔を、拝みに行かないといけないわね。」
「何か言ったか?」
「いいえ、何も…。」
ゼーファ様は貴族の意図を読み取り、これまでの行い等を十分に吟味してから、味方にするかの結論を出した。結果、三家がゼーファ様の下に加わり、一家はヴィーレが警戒の合図をしたが為に、丁重に断った。理由をヴィーレに聞いたところ、悪意が感じ取れたとの事。その貴族について調べてみると、公には中立としているものの、裏ではジルファー側に付いている貴族だと判明したのだ。
そうして慌ただしかった日々が一段落つき、ゼーファ様の執務室にて書類整理などの仕事の手伝いをしていた。
ギルドマスターのエデスラードから特に連絡もないので、私が出向かなければならないような高難易度の依頼は無いようだ。そこでゼーファ様の手伝いをすることにしたのだ。
ゼーファ様は、『久しぶりにゆっくりと休みを取るが良い』と言ってくれたが、何か嫌な予感がしていた私は、ゼーファ様の傍を離れるべきではないと判断した。そしてその予感は的中することになる──
「…!」
「…主。気付いた?」
「ええ…。王都の外に、一瞬巨大な魔力反応が現れたわね。これは《悪魔族》……よね。」
影から出てきたヴィーレは、私の言葉に頷いた。
ゼーファ様とリリアナは何の話かと疑問の表情を浮かべている。
「誰かが王都の外で、《悪魔族》を召喚したわ。」
「何じゃと!?……もしや、3日前にヴィーレが言っていたことと、関係しているのか…?」
「そうだろうね。」
ヴィーレは3日前、ジルファーに関する情報を掴んでいた。ジルファーが金にものを言わせて魔法使いをかき集め、何やら企んでいる……と。
召喚魔法を使うのではという予想はしていたが、私やヴィーレがいる限り問題は無いと判断し、そのまま泳がせていたのだ。
ゼーファ様は、ジルファーが集めた魔法使い達が強力な魔物などを召喚し、私をゼーファ様から引き離す計画だろうと考えており、ヴィーレはその通りだと肯定していた。私が討伐でゼーファ様から離れた隙に……とでも考えていたのだろう。
「この気配は……。」
「…ヴィーレ?」
「ねぇ主、ボク単独で行ってきてもいいかな。王女サマの傍には、主が居た方が良いでしょ?」
「……それもそうね。なら、《悪魔族》については任せるわ。」
ヴィーレは頷いてから私の影へと入り、直ぐに影から気配が消えた。影で近くまで移動したのだろう。
私は魔力を抑え、恰も王城から消えたかのように見せかける。ジルファーに対し、私が《悪魔族》の討伐に出向いたのだと思わせる為だ。
ヴィーレ自ら一人で行くと言ったことには、何か意味があったはず。私の予想に過ぎないが、おそらく知り合いの魔力反応に酷似していたのだろう。私やヴィーレだからこそ魔力を感じ取れたが、新人のAランク冒険者程度ならば、この魔力が分からなかったかもしれない。
「い、いくらヴィーレが強いとはいえ、《悪魔族》を一人で相手するのは無理があるのではないか…?」
「心配しなくても大丈夫よ。正直に言うと彼女、私より強いから。」
「なっ……ははは、妙に納得できてしまう。普段は無邪気なただの少女のように見えるのだが…。人は見かけによらぬとは、このことじゃな。毒入りだと見抜いたり、国王陛下すら掴んでいなさそうな情報を掴んでいたり…。思い返せば、普通ではないことばかりじゃな。」
「彼女に関しては規格外だもの…。何故私を主と認めているのかすら、疑問に思っているくらいよ。」
「…一つ訊くが、先日の《上位悪魔》を討伐したのは……。」
「それは紛れもなく私よ。《上位悪魔》程度に遅れを取るようでは、Sランク冒険者になんてなれないわ。」
「…それもそう……そうなのか?」
「ええ。《上位悪魔》如き、Sランク冒険者なら倒せるわ。」
「単独で討伐できるのはお主だけでは…。」
本当に、ヴィーレは何故私に従っているのだろうか。考えてみれば、その理由を一度も聞いたことがない。何の理由も無くということはないのだろうが、これまで聞く必要性を感じなかったが故に、気になってはいるが何も言わなかったのだ。
今更ヴィーレに問うことに意味はあるのだろうか…。
そんなことを考えていた時だった。勢いよく執務室の扉が開かれ、ジルファーとその護衛もとい騎士が数名入って来た。
「姉上……いいや罪人ゼーファ・アンドレイズ!貴様を今この場で拘束し、処刑するッ!貴様は冒険者リエラを利用し、王国に召喚魔法にて《悪魔族》を呼び出し、災いをもたらした!」
「……何の話じゃ?」
「とぼけても無駄だ!私は知っているんだ…ぞ……。」
そこまで言って、ようやく私の存在に気付いたらしい。
ジルファーは驚きを通り越して、固まっている。
「な…ぜ、貴様がここに居る…?魔力反応では確かに……。」
「Sランク冒険者にとって、魔力を完全に抑え込むことなど容易です。Aランク冒険者でも可能でしょう。──それで、私が何か?『召喚魔法』などと聞こえたけれど、私はここに居るわよ?」
「ッ……。」
「妾とて、これ以上は見過ごせぬ。既に事が起きてしまっている以上、ジルファー…、お主を捕らえなければならん。」
複雑な気持ちのはずだが、ゼーファ様は相手に感情を悟らせない完璧なポーカーフェイスを保っている。
一方のジルファーは、必死に言い訳を考えているのが見て取れた。
「私はただ……本当に姉上が命じて召喚魔法を使わせたのかと……。」
「この期に及んで悪あがきするつもりか?強大な魔力を感じ取れたのは、リエラのような強者のみ。さらには何故《悪魔族》と分かった?召喚魔法を使用した魔法使いから連絡が取れるよう、予め魔道具を手渡していたからであろう。」
「なっ…!…そ、そうだ、リエラ!貴様は討伐に行かなくてもいいのか!?こんな所に居ては、主である姉上の大切な民が皆殺しにされてしまうぞ!」
「問題無いわ。私の信頼できる知り合いが向かったもの。」
そう言い、私はジルファー含め入ってきた騎士全てを闇魔法にて拘束した。
リリアナに国王陛下への報告を任せ、十数分後には陛下の手配した騎士が執務室へと到着した。私は拘束を解き、彼らにジルファーと騎士達を引き渡す。
その際、ジルファーはずっと暴れていた。『私は悪くない!嵌められただけだ!』、『拘束を解け!』などと言っては、こちらを睨む。まるで駄々を捏ねる子供を見ているかのようだった。
「今頃、ヴィーレはどうしているかしら。」
「心配なのか?」
「心配してはいないけれど、やり過ぎないかと思ってね…。」
その後、ジルファーの命令に逆らえなかったと認められた騎士達は、軽い罰のみで釈放されたそうだ。当然ジルファーは牢に入ったままである。
これでゼーファ様が王となることが、確定したも同然となった。存外、呆気ないものだ。ゼーファ様は、自分だけを狙うのならばジルファーの行いに目を瞑っただろう。しかし今回は民を巻き込んだ。王位継承争いに民をも巻き込むなど、許されざることだ。何より冒険者以外の戦う力を持たない民達は、間違いなく犠牲となる。さすがのゼーファ様も、それだけは見過ごせなかった様子。
私の目的は殆ど達成された。後はジルファーの行く末を見守るのみ。
本音を言えば、少し清々している。闇魔法使いというだけで私との婚約を破棄し、さらには冤罪までかけたのだ。その後も自己利益の為だけに行動し、ゼーファ様を殺害しようとしていた。あのような最低男には、この王国からご退場願いたいくらいだ。
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