(R-18)オークに転生した俺は女神の下僕らしい?

量産型774

文字の大きさ
24 / 119

21話

しおりを挟む
21話


さてと、ユリの教えられた武器防具屋に向かうとするか。
・・・しかし、今の俺に武器はいるのだろうか?
まあリーチがあるモノは有って困る事は無いし、
とにかく頑丈で安い物を買うかと思いながら、
そんなものあるのか?と考えながら向かった。

店に着くと、やけに身長が低い健康的な小麦色な男の子?が店番をしていた。

「ユリにこの店を紹介されて来たんだが・・・」

「お兄さんの名前は?」

俺の名前を告げると、

「ああ、あなたが・・・ユリさんから聞いてます。どれでも好きなモノを持って行ってください。」

おいおい・・・どれでもって、見るからにバカ高そうな装備もあるぞ!?
あのバカユリ、破産するつもりか!?
・・・ったく。

「おい、あんたここで一番頑丈で一番安い武器を見繕ってくれないか?」

「”あんた”じゃない、あたしにはスバルって名前があるんだよ!」

そう言うと、
「なんでこんなにユリは引っかかっちまったんだ」なんてブツブツ言いながらも俺に見合う物を見繕ってくれた。

女の・・・子?か分からないが女性のようだ。
スバルは黙っていれば、少年っぽく見えるが
女の子と言われればそうかもしれないと思うレベルで
中性的な容姿だった。
ドワーフ族?なのだろうか?

「ほら、サラメアさん!あなただったらコレくらい扱えるだろう?」
挑戦的な視線を投げかけてきている。

スバルは俺の身長の半分位の長さがありそうな
無骨なバスターソードを引っ張り出してきた。

これは良い。俺にピッタリだ!
試しに素振りを何回かしてみたが俺の手にもよく馴染む。
・・・これは良いものだ。

「え、うそ・・・でしょ!?」
何をそんなに驚いているのかさっぱり分からないんだが?

俺は気にせず無骨なバスターソードの調子を確認する。

「それ1トン位有るんだけど、なんで振り回せるの・・・?」
呆気にとられながらポカンと眺めている。

「いい剣だな。コレに決めたよ」
そう言うと、スバルは体をビクッと振るわせると
「・・・ありがとう」と囁く様に呟いた。
俯いていた顔がとても嬉しそうな表情だったのは気のせいだろうか?

「ユリにはあたしから伝えておくね。その武器大切に使ってよね!」
と言いつつ、この剣が背負える装備も一緒にくれたのは大変ありがたかった。
装備に手間取っているとスバルも手伝ってくれたがやけに背中をペタペタ触っては、「はぁ・・・凄い逞しい」とうっとりしていた。

「またいつでも来てね!」
と店を出るときは、来たときとはスバルの態度が柔らかくなっているのは気のせいではない。

・・・この剣に何か有るのか?

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...