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64話
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64話
リリスは本当に優秀・・・というよりも俺よりよっぽどチートなんじゃね?と思う。
俺なんか本当に終わってるんだろうかと若干半信半疑だが、リリスが嘘を吐く必要も意味もないしな。
あの魔王である永久も何かを感じ取ったのか、リリスが指を鳴らした瞬間に戦慄していた。
当然、「俺に誰との子供なんじゃ!?こんな子供がまだおるのか!?」としつこく聞いてきた。
俺としては母親はとっくにバレていると思っていたが、面白いので散々からかって秘密にしてやった。
だが、やり過ぎて、
「お主!妾の事絶対愛してないじゃろう!?」と涙目になってしまった。
ちびっ子の永久を知っていると、どうしてもそっち基準で対応してしまう。
見た目は全く違うし、年齢も俺とは比べ物にならない位長く生きている筈なのにな?
もう少し可愛がってやろうとひっそりと思った。
しかし俺がリリスの手綱を握っていなかったら一体どうなるんだろうか?と好奇心はある。
俺から手放すつもりなんて無いけれど、俺の方が圧倒的に寿命という観点から見ると短いだろう。
あまり考えたくはないが、俺が居なくなったその後の事も考えなきゃならないんだろうな。
・・・今回は悔いが残る事無く、な。
とりあえずは妹の願いを叶えてやりたい。
時間を止めたり、能力を与える事が出来る位、強大な力がある自分でやらないのは何か理由が有るんだろう。
だが、俺としては終わった筈の人生がチート付きで延長されたに過ぎない。
流石に”女神の鎖”の能力が有ったとしても、俺の寿命だけはどうにもならないだろう・・・。
欲を言えば、長生きしたいし、あの時のように苦しみ抜いて死ぬ事はまっぴらだ。
精々冥界の女神様のご期待に応えて人類抹殺の遂行をしてやろう。
勿論俺はヤマに怒られない程度に俺のワガママを押し通してやるつもりだしな。
俺の何かを悟ったのかステビアが寂しそうな顔で強く抱き付いてきた。
「ご主人・・・うちはいつもご主人と一緒だよ?」
なんて泣きそうな顔で言ってきたので、誤魔化すように優しく頭を撫でてあげた。
そうは言うが、ステビアの寿命も一体どれ位有るんだろうか?
いきなり死なれたら俺立ち直れるか自信が無いぞ・・・。
流石に本人に直接聞くわけにもいかないので、後でコッソリ永久にでも聞いてみる事にした。
無駄に長生きだから知っているかもしれないし、最悪何かヒント位掴めるかもしれない。
・・・後はちゃんといぢめた事を謝っておかないとな。
そんなやり取りをしていると、遅れていたユリ・・・ミラージュが息を切らせて到着した。
全員揃った事をかくにリリスへ視線を送ると、無言で頷いた。
「では現地へ向かいますよ~?」
そう言うと、またパチンと指を鳴らした。
リリスは本当に優秀・・・というよりも俺よりよっぽどチートなんじゃね?と思う。
俺なんか本当に終わってるんだろうかと若干半信半疑だが、リリスが嘘を吐く必要も意味もないしな。
あの魔王である永久も何かを感じ取ったのか、リリスが指を鳴らした瞬間に戦慄していた。
当然、「俺に誰との子供なんじゃ!?こんな子供がまだおるのか!?」としつこく聞いてきた。
俺としては母親はとっくにバレていると思っていたが、面白いので散々からかって秘密にしてやった。
だが、やり過ぎて、
「お主!妾の事絶対愛してないじゃろう!?」と涙目になってしまった。
ちびっ子の永久を知っていると、どうしてもそっち基準で対応してしまう。
見た目は全く違うし、年齢も俺とは比べ物にならない位長く生きている筈なのにな?
もう少し可愛がってやろうとひっそりと思った。
しかし俺がリリスの手綱を握っていなかったら一体どうなるんだろうか?と好奇心はある。
俺から手放すつもりなんて無いけれど、俺の方が圧倒的に寿命という観点から見ると短いだろう。
あまり考えたくはないが、俺が居なくなったその後の事も考えなきゃならないんだろうな。
・・・今回は悔いが残る事無く、な。
とりあえずは妹の願いを叶えてやりたい。
時間を止めたり、能力を与える事が出来る位、強大な力がある自分でやらないのは何か理由が有るんだろう。
だが、俺としては終わった筈の人生がチート付きで延長されたに過ぎない。
流石に”女神の鎖”の能力が有ったとしても、俺の寿命だけはどうにもならないだろう・・・。
欲を言えば、長生きしたいし、あの時のように苦しみ抜いて死ぬ事はまっぴらだ。
精々冥界の女神様のご期待に応えて人類抹殺の遂行をしてやろう。
勿論俺はヤマに怒られない程度に俺のワガママを押し通してやるつもりだしな。
俺の何かを悟ったのかステビアが寂しそうな顔で強く抱き付いてきた。
「ご主人・・・うちはいつもご主人と一緒だよ?」
なんて泣きそうな顔で言ってきたので、誤魔化すように優しく頭を撫でてあげた。
そうは言うが、ステビアの寿命も一体どれ位有るんだろうか?
いきなり死なれたら俺立ち直れるか自信が無いぞ・・・。
流石に本人に直接聞くわけにもいかないので、後でコッソリ永久にでも聞いてみる事にした。
無駄に長生きだから知っているかもしれないし、最悪何かヒント位掴めるかもしれない。
・・・後はちゃんといぢめた事を謝っておかないとな。
そんなやり取りをしていると、遅れていたユリ・・・ミラージュが息を切らせて到着した。
全員揃った事をかくにリリスへ視線を送ると、無言で頷いた。
「では現地へ向かいますよ~?」
そう言うと、またパチンと指を鳴らした。
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