(R-18)オークに転生した俺は女神の下僕らしい?

量産型774

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63話

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63話



それから俺は永久にラビット族達が住み着いてもいい場所を確認してから、宿屋へ戻る事にした。
「うんうん、あの辺りだね~」とリリスも理解してくれたようだ。

だが当然、「あの質問の答えは?」とソワソワしたりもじもじしたりしながら視線で催促してきたので、一言「俺と交わった女は少なからず愛が有ったから抱いたんだからなっ!」と言ってやった。
何で俺が強制告白しなきゃならないんだっての・・・。
安堵の表現をしたり、顔を赤くして俯いてしまったり、まぁ大体俺が想像通りの反応だった。

俺も恥ずかしくなりそうだったので、誤魔化す様に部屋から出て宿屋へ向かった。
だがミラージュはまだ仕事が有るようで、
「後から必ず合流しますからね!」と言うと一瞬でユリへ姿を変えながら足早に部屋を後にした。

帰り道で散々激しくなったスキンシップを見せ付ける様に宿屋に帰るハメになった。
左右にステビアと永久、フワフワと浮きながら、背後からリリスが抱き付いている。

「旦那様が妾をのぅ・・・くふふ」
「パパ♡パパ・・・♡」
「うちは初めから知ってたよ~えへへ」
など言われながら美少女達からたわわな柔らかいモノを恐らく意図的に押し付けられながら言われたら俺も悪い気はしない。

それにまぁ・・・嘘では無いしな。

帰り道の俺への嫉妬、憎悪に満ちた負の感情が多分に混じった視線で何度か見られたが、全てが人間族の連中だった事もあり気にしない事にした。
逆に亜人の人々からは羨望の眼差しで見つめてくる人々が多かった。

比べる訳じゃ無いし、全員がそうとは思わないが、こういう所に本質が現れるんだなと思った。

宿屋に戻ると鈴蘭に桃源郷のラビット族を全員深淵の大地へ移住させる事が出来る事を伝えると、ボロボロと涙を流しながら、「ありがとうございます、ありがとうございます」と滅茶苦茶感謝された。

リリスに視線を送ると、とびきりニコニコしながらパチンと指を鳴らした。
リリスはフワフワと浮きながら、俺の後ろから抱きつくと、
「ねぇパパ、桃源郷にいる人間族はどうするの?」と聞いてきたので、適当に処理・・・・・しといてくれと伝えた。
勿論、軍事転用されかねない厄介な転移陣の破壊も忘れずに伝えておいた。

・・・こんな簡単に終わって良いのか?ってくらい呆気なく簡単に終わった。

後は実際にラビット族が転移した場所に行って確認するだけだ。

そう思いながら、リリスに視線を送る。
全てを察したリリスは
「パパは欲張りだね~もぅ!」
と言いながら胸を押し付け、徐々に密着度を上げていく。

「まあな」

「パパのそんな所も好き♪」
スッカリ後ろから抱きしめられて、背中にリリスの妙に熱い吐息が感じられた。
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