最強竜王様はニンゲンと戯れる。(R-18)

量産型774

文字の大きさ
9 / 11

7話

しおりを挟む
7話


何故だがパスでの会話は何故か拒否された。
酷く恥ずかしがっているような困惑している感情が一瞬流れてきたが・・・。
ルピアの気配を確認し、心身共に異常は無い事は感知している。
勿論常に害意を持って近づいてくる連中の事も考慮してしているが、そんな気配もない。

暫く戻ってきたいくない理由があるのだろうが、詮索されたくもないのだろう。
仕方ないのでベッドで気を失っているアニスに服を着せ、彼女を背負うと彼女の部屋のベッドへ運んでおいた。

それからまた暫く備え付けのワインを楽しんでいるとルピナが恐る恐るドアを開けた。
ルピナは無言で後ろに何かを隠しながら俺に近づいてきた。

「随分遅かったな?」

「・・・・・・・」

「どうした?」

「・・・あのね、私もハジメテの経験でよくわからないんだけど、卵産んじゃいました!!」

「・・・卵?」

「・・・(コクコク)」

そう頷きながら後ろに隠していた卵を見せてくれた。

・・・まじまじと卵を観察した。
不思議な模様が特徴的な全長20cmはありそうな卵だった。

まあ、昨日の今日だから思いたる節しかない。

「その卵をルピナはどうしたい?」

「ニューくんが迷惑じゃなければ!・・・育てたい・・・です」

「ルピナが腹を痛めて産んだ卵だ、そうしたいならそうすればいい」

「・・・うん」

「だが、大丈夫なのか?ドラゴニュートに犯され、さらに孕まされた女って事が明るみにでてニンゲンの貰い手は大丈夫なのか?」

「・・・ニンゲンの貰い手?」

曖昧にいいすぎたたのかうまく伝わっていないみたいだ。
ルピナは首をかしげている。

「ルピナの将来の結婚相手に支障はでないのかって事だ」

「!?・・・ニュートさん?」

「な、なんだ?」
一瞬俺でも怯む様な殺気をぶつけられたぞ!?
滅茶苦茶怒っていらっしゃるようだぞ?

「・・・まさかいつか私を捨てるつもりですか?」
ルピナの身体強化をさせ過ぎたせいか、この殺気だけでその辺を歩いているニンゲンなら一瞬で即死させられる程度の威力で垂れ流している。
面倒な事にこの感じだと本人は一切気づいていない。


「そ、そういうつもりで言ったわけじゃないんだが・・・」
前世の俺も、この身体の持ち主もこういう出来事に免疫が碌に無い様だ。
俺は内心焦りつつも平静を保ちつつ少しでもルピナを落ち着かせようと言葉をかける。

「・・・本当ですか?」

「ああ、ルピナが気が済むまでずっと一緒にいてやるさ」

「・・・嬉しい」
そう言うと一旦丁寧に卵を置き、俺に抱きついてきた。

「ルピナはパートナーがニンゲン以外でもいいのか?」

「当たり前じゃないですか!そうじゃなかったらあんな!
あんな・・・ぇっちなことしませよ・・・?」

「そ、そうか・・・」
あまり迂闊な発言は謹んだ方がいいだろう。

「それに、そんなに長く一緒に居ないから大丈夫ですよ?」

「・・・寿命の事か?」

「・・・!?気づいていたんですね・・・」

「まあ、な」

「ごめんなさい」

「何がだ?」

「こんな重要な事を黙っていて、ごめんなさい・・・」

「そんなに深刻そうな顔をするな、もうお前は俺の所有物にしたから俺の許可無く勝手に死ぬ事は出来ないぞ?
例えそれが不治の病とされる病魔だとろうとも、致命的な攻撃を受けようとも、運命に定められた命が付きようとも、な?」

「えぇっと・・・つまり私はニューくんに不老不死にされちゃったって事ですか!?」

「そういう訳ではないが、少なくとも1000年程度限定で限りなく不老不死に近いかもしれないな・・・嫌だったか?」


「嫌じゃないですけど、だったらなんでニンゲンと結婚~みたいな事をいったんですか!?」

「・・・俺にとって数十年程度なんて、なんでもない時間でしかないからな。
それに今以上に老いる事も無いからどこかで迫害される可能性もあるがな?」

「・・・ニュートさん?」

「ま、まあ、勿論そんな事になる前に攫ってやるつもりだがな?」
結構遠慮なく殺気を飛ばしてくるのは本当に辞めてほしい。
巻き込まれた奴らは何が起こったのか理解する間もなく即死させてしまうリスクを伝えておかないとな。

「・・・もう!!(ぎゅっ)」
この姿だと基礎防御力が低いのか背骨がミシッと嫌な軋み方をしている。
普通のニンゲンなら背骨をへし折られるどころか上下二分割に両断され、絶命しているのは間違いないだろう。
流石にルピナ本人も薄々は気づいているとは思うが・・・。
身体強化の事も明日にでも説明しておかないとな、と心に誓っておいた。

しかし、こんなに簡単に孕んでしまうとは思わなかった。
異種族間の垣根は無いのか?
それとも相性が良すぎたのか?
もしかすると今後は気安く性欲が解消出来ない可能性がある。

とりあえずアニスも明後日頃に出産している可能性がある。
アニスも孕んでしまうようならルピナには申し訳無いが確実に何としても俺専属の性処理兼母胎になってもらおう。
どうせ定命の者である運命から強制的に道を外してしまった責任は取るつもりだからな。

まあ、妊娠の件については可能性である以上、別にまだアニスには伝えなくてもいいか・・・。

暫く抱き合っていたが、置いてあった卵が突然光りだした。

光が収まると、卵にヒビが入っていく・・・。
ルピナも驚き困惑していた。
まあ、1日で卵を産ませてしまっている時点で俺の持っている知識はとうに壊れている。
だから受け入れるしかなった状況だ。
ルピナと固唾をのんで卵の様子を見守っていると数分もせずに小さいトカゲの様な爬虫類が姿を現した。
そのトカゲはルピナと俺をジッと見つめる。
そして「ぴぃー!」と一鳴きすると俺が一部破壊していた壁の隙間から外へ出ていってしまった。
ルピナも呆然としている。
まだ事態をうまく飲み込めていないようだ。
・・・勿論、俺も同じく事態を飲み込めていないのだが。
暫く待ってみたが、帰って来る様子もなかった。
全てが幻だったのではないのかと思ってしまうあまりにもスピーディーな出来事だったが、残された卵の殻が覆せない現実だと教えてくれていた。


ルピナは相当ショックを受けていたのか夜の事情を結構しっかり断られた。
ベッドでは俺に背を向けて静かに泣いているようだったので後ろから優しく抱きしめてやった。
色々起きすぎて気持ちの整理が追い付かないのだろう。
暫くそのまま抱きしめている内に眠ってしまった様だ。

もう少しだけアニスを抱いておけばよかったな・・・。

なんて下衆な事を思わないようにしながら眠りについた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

処理中です...