うちの娘と(Rー18)

量産型774

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最終話

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最終話

運命改変をして無事に結ばれる運命に修正し、
この世界の概念も少し変えてやった。
人口が減りすぎたこの国にはある意味丁度よい政策だろう。
とりあえず4人以上子供を作れば働かずとも子育てだけをして生きていける様に補助金を盛大にバラまいた。
遅過ぎる位だがもはやコレぐらいの劇薬でもバラ撒かなければいけなかったのも事実だしな。
まぁ、燻っていた別件もあったので丁度いい。

副産物として俺が孕ませた勇者の娘と結ばれる事になったのは意外だった。
莫大な数の受精卵を合法的に何個か貰い受ける事ほど簡単な事は無い。
時間遡上は少し骨が折れるが、出来ないことではない。
寿命?俺にとってはどうとでも出来る事象だ。
だが子宮はらを貸してくれる都合のいい女を探すのがなにより最も大変だった…。
その苦労も実った少し先…16年先の未来世界での子育ても子作りもなかなか面白かったな…。

あの娘の母親は未来で勇者の血筋を引いた自分自身というとてつもないタイムパラドックスを発生させてみたが、特に何も起こらなかった。
てっきり何処かでとてつもないバタフライエフェクトが発生するかと思ったのだが…。

結局二人共々最後まで親子であるという事に
当人達が気が付かなかったのが以外だったが…。
発覚をさせるつもりであの研究所へ異動、譲渡させてみたんだがな…。
二人共ある意味職務に忠実だと言えばそうなのかもしれないな。
だが、果たして牙を抜かれた勇者達がどう立ち向かうか見ものだな?
もっとも1人はダブルだがな。
明智の血筋はあの親子の子孫達を辿れば簡単に確認する事が出来る。
何なら今回のように利用する事さえ出来る事が判明した。
勇者を魔王が孕ませる事が出来るし、好意さえ抱く事が確認出来た。
今回は・・・洗脳や薬物等は一切使わずに、だ。
悪に染まりやすい人間本来の性質故なのだろうか?
少し驚きもあるが、今後さらなるこの世界の仕組みを解明をする事が出来るかもしれないと思うと今からワクワクする。
この世界での更なる深淵を垣間見る事が出来るのだろうか?
それともこれもまた別の運命執行者が介入してくるのか、それとも更なる上位権限者が現れるのか・・・。
まさかこれだけやってあんな雑魚一匹だけな訳ないよな?
まあいい…何も起こさない気ならコッチも好き勝手やらせてもらうだけだ。

とりあえず1匹だけだが尖兵も叩きのめしたし、保険であの親子…いや夫婦の平穏無事と、
ちょとした助力をしておけばあと数百年程度は時間が稼げるだろう。
勿論娘もしっかりと可愛がってやるつもりだ。
勇者と魔王のハイブリッドの子等がどのように成長していくのか非常に興味がある。
年下の実母と邂逅した時に何か起こるのか…。

奴らがまた介入して来ないのなら、こちらから攻め入っても構わないしな。
そろそろ俺の嫁さん達の産休が明ける頃だ、
血の気が多い嫁さん達のリハビリには丁度いいだろう。
俺の立場を"魔王"ってポジションに置きやがった奴の"挨拶"には丁度いいかもしれないな。
精々首を洗って待っていてもらおうか…!

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