4 / 361
月の砂漠のかぐや姫 第3話
しおりを挟む
村の中心にある広場では、大きな篝火が夜を焦がさんばかりに焚かれていました。
讃岐村に貴霜族の遊牧隊が戻ってきて初めての夜で、村をあげての歓迎の宴が開かれているのでした。
連れ戻ってきた羊などの家畜は村の外の仮柵に入れられて休息をとっていましたが、遊牧から戻った者たちや村人達は、お酒やご馳走を楽しみながら、大きな声で笑いあったり話し合ったり、また、抱き合ったりして、家族や友人との再会を大いに楽しんでいました。
日頃の生活が質素な分、このようなお祝い事がある時には、人々は羽目を外してしまうのかも知れません。
「ほら、この羊の焼肉も食ってくれよ」
「遊牧ではなかなか野菜は食えないだろう、肉ばっかり食ってないで、野菜を食え野菜を」
「久しぶりだな、お前も、お前の作る馬乳酒も」
「いや、村に帰った時に呑む麦酒は最高だぜ」
「さあ、みんな、杯を掲げよ! 我らが月に!」
「我らが月に!」
そして、誰かが最初の一音を発するのです。
トン
羊の皮を張った細長い太鼓の音でした。座っていた一人の男が、いつの間にかこれを両脚の間に構えていました。男はニヤッと笑うと、さらに両の手で皮面を叩きました。
トン、トトン
「あああぁ、あぁー」
別の男が、大きな声で拍子をとり始めました。
トン、トトン
ああ あああぁ
トントントトントン
トントトン
トン、トトン
トントントントン
トントトン
ああぁぁあー
さあさ 飲み干せ 夜光の杯(さかずき)
これは まだまだ 始めの一口
夜は これから 更けてはいくが
今日は 寝るのは あきらめなさい
トントントトン はい トトン
ああぁぁあー
どうぞ 召しませ ふるさとの味を
いつも 夢見た おふくろの味を
明日は どこかに 行くかもしれず
今日は たらふく 食っときなさい
トントントントン はい トトトン‥‥‥
太鼓のリズムにのせて、即興の唄が流れてきました。
娘たち、若者たちが篝火の周りで踊り出しました。そのうちに、久しぶりに遊牧から帰ってきた夫を妻が引っ張って踊りの輪に加わりだしました。周囲の大人たちが、杯を片手にそれを声ではやし立てます。まだまだ、宴は終わりそうにないのでした。
村の広場で人々がたてる歓声もほとんど届かない、奥まった場所にある翁の家では、翁と大柄な男が向かい合って座り、静かに馬乳酒の杯を交わしていました。
もし月の神様が空から讃岐の村を眺めていたならば、村の中心部での盛り上がりぶりと翁の家のひっそりとした様子との対比に、きっと驚かれたと思われるぐらい、静かな空気が翁の家を占めていました。
杯を重ねる二人の傍らには、イジコと呼ばれる赤子を寝かせるための籐籠のなかで、竹姫がすやすやと寝息を立てていました。大きな部屋の中には、彼らの他にはだれもおらず、床に広げられた羊毛で作られた敷物の上には、麦から作ったアルヒと呼ばれる蒸留酒と馬乳酒が満たされた壺、そして心配りがされたいくつかの料理が広げられており、菜種油を利用した燭皿が、室内に柔らかな明かりを投げかけていました。
大柄な男は、いかにも遊牧で鍛えられたというような筋肉質の体で、その武骨な手の中では、翁のものと同じ大きさの杯が、一回りも二回りも小さく見えるのでした。
男は、竹姫の乳母である有隣の夫、大伴でした。
どうやら、二人は村人の宴から離れて、長い間話し込んでいたようでした。いえ、話をしていたのは、ほとんど翁の方で、大伴は翁の話をじっと考え込みながら聴いているのでした。
「お話は、わかりました」
大伴は、目を閉じて翁の話に耳を傾けていましたが、その話が終わると、静かに、しかし、はっきりと答えました。ただ、その声にはわずかな震えがあるようでした。
「翁、姫をよろしいか?」
「ええ、もちろんです。抱いてあげてください」
大伴の問いかけに翁は快く答えました。大伴を見つめる翁の瞳には、優しさと、そして、痛みを感じさせる、不思議な光がありました。
ぎしっと小さな音を立てて大伴は立ち上がると、眠っている竹姫を起こさないように、ゆっくりと近づいていきました。小柄なものの多い月の民の中では珍しく、背が高くて肩幅の広い筋肉質の男です。その大男が、慣れないことで苦労しながら、赤子を起こさないように抱き上げるその姿は、微笑ましきものでした。
「そうか、貴方が、竹から生まれた姫か」
大伴は、竹姫にそっと話しかけました。その顔には、遊牧の厳しい生活の中では見せることの少ない穏やかな優しい表情が浮かんでいました。大伴は、左手で竹姫を抱きかかえると、姫のきゅっと握られた拳を、右手の指でつまみました。
「可愛いお手だなぁ。貴方はこのお手で何を掴むのかなぁ」
「大伴殿は、まだ初めてのお子さんも抱いていらっしゃらないのに、拙宅を訪ねていただいて、誠にありがたく思っております」
眠ったままの竹姫の拳を指でつまんで上げたり下げたりしている大伴に、翁は軽く頭を下げました。その翁に向き直って、大伴はちいさく笑いながら答えました。
「なんの、お気になさらないでください。今回の遊牧は私が指揮を任せられました。その報告のために讃岐の長老を伺うのは当然のことですし、まだ数日滞在しますから、家族とゆっくり語らう時間もあります」
そして、自分の腕の中の竹姫を優しく見やりながら、言葉を続けました。
「それに、竹の姫が生まれたとあれば、お伺いせずにはいられません。あの、竹の姫が」
燭皿の炎が揺れ、室内に影が踊りました。
「大伴殿」
翁は、居住まいを正し、真剣な表情で大伴に語り掛けました。
「いつぞやの件、私も忘れたことはございません。御門のご意向もありますし、私もその娘に出来るだけ多くの経験を積ませてやりたいと思います。ただ、その娘を、どうかどうか」
翁は、床に額を付け大伴に懇願しました。
「その娘を、月に還らせてやってください」
立ったまま竹姫をあやしていた大伴は、竹姫を抱いたまま翁の正面に座り、しっかりと答えました。
「わかりました。必ず月に還らせてやりましょう」
部屋の中で音を立てているものは、竹姫の寝息のみです。燭皿の炎の動きに合わせて、翁と大伴の影が不規則に揺らいでいました。
讃岐村に貴霜族の遊牧隊が戻ってきて初めての夜で、村をあげての歓迎の宴が開かれているのでした。
連れ戻ってきた羊などの家畜は村の外の仮柵に入れられて休息をとっていましたが、遊牧から戻った者たちや村人達は、お酒やご馳走を楽しみながら、大きな声で笑いあったり話し合ったり、また、抱き合ったりして、家族や友人との再会を大いに楽しんでいました。
日頃の生活が質素な分、このようなお祝い事がある時には、人々は羽目を外してしまうのかも知れません。
「ほら、この羊の焼肉も食ってくれよ」
「遊牧ではなかなか野菜は食えないだろう、肉ばっかり食ってないで、野菜を食え野菜を」
「久しぶりだな、お前も、お前の作る馬乳酒も」
「いや、村に帰った時に呑む麦酒は最高だぜ」
「さあ、みんな、杯を掲げよ! 我らが月に!」
「我らが月に!」
そして、誰かが最初の一音を発するのです。
トン
羊の皮を張った細長い太鼓の音でした。座っていた一人の男が、いつの間にかこれを両脚の間に構えていました。男はニヤッと笑うと、さらに両の手で皮面を叩きました。
トン、トトン
「あああぁ、あぁー」
別の男が、大きな声で拍子をとり始めました。
トン、トトン
ああ あああぁ
トントントトントン
トントトン
トン、トトン
トントントントン
トントトン
ああぁぁあー
さあさ 飲み干せ 夜光の杯(さかずき)
これは まだまだ 始めの一口
夜は これから 更けてはいくが
今日は 寝るのは あきらめなさい
トントントトン はい トトン
ああぁぁあー
どうぞ 召しませ ふるさとの味を
いつも 夢見た おふくろの味を
明日は どこかに 行くかもしれず
今日は たらふく 食っときなさい
トントントントン はい トトトン‥‥‥
太鼓のリズムにのせて、即興の唄が流れてきました。
娘たち、若者たちが篝火の周りで踊り出しました。そのうちに、久しぶりに遊牧から帰ってきた夫を妻が引っ張って踊りの輪に加わりだしました。周囲の大人たちが、杯を片手にそれを声ではやし立てます。まだまだ、宴は終わりそうにないのでした。
村の広場で人々がたてる歓声もほとんど届かない、奥まった場所にある翁の家では、翁と大柄な男が向かい合って座り、静かに馬乳酒の杯を交わしていました。
もし月の神様が空から讃岐の村を眺めていたならば、村の中心部での盛り上がりぶりと翁の家のひっそりとした様子との対比に、きっと驚かれたと思われるぐらい、静かな空気が翁の家を占めていました。
杯を重ねる二人の傍らには、イジコと呼ばれる赤子を寝かせるための籐籠のなかで、竹姫がすやすやと寝息を立てていました。大きな部屋の中には、彼らの他にはだれもおらず、床に広げられた羊毛で作られた敷物の上には、麦から作ったアルヒと呼ばれる蒸留酒と馬乳酒が満たされた壺、そして心配りがされたいくつかの料理が広げられており、菜種油を利用した燭皿が、室内に柔らかな明かりを投げかけていました。
大柄な男は、いかにも遊牧で鍛えられたというような筋肉質の体で、その武骨な手の中では、翁のものと同じ大きさの杯が、一回りも二回りも小さく見えるのでした。
男は、竹姫の乳母である有隣の夫、大伴でした。
どうやら、二人は村人の宴から離れて、長い間話し込んでいたようでした。いえ、話をしていたのは、ほとんど翁の方で、大伴は翁の話をじっと考え込みながら聴いているのでした。
「お話は、わかりました」
大伴は、目を閉じて翁の話に耳を傾けていましたが、その話が終わると、静かに、しかし、はっきりと答えました。ただ、その声にはわずかな震えがあるようでした。
「翁、姫をよろしいか?」
「ええ、もちろんです。抱いてあげてください」
大伴の問いかけに翁は快く答えました。大伴を見つめる翁の瞳には、優しさと、そして、痛みを感じさせる、不思議な光がありました。
ぎしっと小さな音を立てて大伴は立ち上がると、眠っている竹姫を起こさないように、ゆっくりと近づいていきました。小柄なものの多い月の民の中では珍しく、背が高くて肩幅の広い筋肉質の男です。その大男が、慣れないことで苦労しながら、赤子を起こさないように抱き上げるその姿は、微笑ましきものでした。
「そうか、貴方が、竹から生まれた姫か」
大伴は、竹姫にそっと話しかけました。その顔には、遊牧の厳しい生活の中では見せることの少ない穏やかな優しい表情が浮かんでいました。大伴は、左手で竹姫を抱きかかえると、姫のきゅっと握られた拳を、右手の指でつまみました。
「可愛いお手だなぁ。貴方はこのお手で何を掴むのかなぁ」
「大伴殿は、まだ初めてのお子さんも抱いていらっしゃらないのに、拙宅を訪ねていただいて、誠にありがたく思っております」
眠ったままの竹姫の拳を指でつまんで上げたり下げたりしている大伴に、翁は軽く頭を下げました。その翁に向き直って、大伴はちいさく笑いながら答えました。
「なんの、お気になさらないでください。今回の遊牧は私が指揮を任せられました。その報告のために讃岐の長老を伺うのは当然のことですし、まだ数日滞在しますから、家族とゆっくり語らう時間もあります」
そして、自分の腕の中の竹姫を優しく見やりながら、言葉を続けました。
「それに、竹の姫が生まれたとあれば、お伺いせずにはいられません。あの、竹の姫が」
燭皿の炎が揺れ、室内に影が踊りました。
「大伴殿」
翁は、居住まいを正し、真剣な表情で大伴に語り掛けました。
「いつぞやの件、私も忘れたことはございません。御門のご意向もありますし、私もその娘に出来るだけ多くの経験を積ませてやりたいと思います。ただ、その娘を、どうかどうか」
翁は、床に額を付け大伴に懇願しました。
「その娘を、月に還らせてやってください」
立ったまま竹姫をあやしていた大伴は、竹姫を抱いたまま翁の正面に座り、しっかりと答えました。
「わかりました。必ず月に還らせてやりましょう」
部屋の中で音を立てているものは、竹姫の寝息のみです。燭皿の炎の動きに合わせて、翁と大伴の影が不規則に揺らいでいました。
0
あなたにおすすめの小説
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる