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邂逅
謎の小料理屋
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「そうかっラジーの店で…そうだっ!」
スワイト殿下がクリスに近付いて興奮しているけれど、クリスは首を捻っている。
「ラジーの店?あ~確かに行ったことはありますが…殿下とお会いしましたか?あ、ラジーの小料理屋って前に話したことあるだろ?変わったお料理を出してくれるお店で…」
そう言ってクリスが私に向けて説明してくれた。
ああ、前にクリスが言っていた変わったメニューのある料理屋さんね。
「じゃあ、そこに行こうか!」
ん?スワイト殿下がそう言ったけど、ちょっと待て?そこはワイジリッテルベンシ…にあるお店だよね?他国だよ?パスポートとか旅費とかどうするの?
オロオロしている間にスワイト殿下に肩を掴まれたと思ったら、またバビューンと視界が暗転して…
「着いたよ~ワイジリッテルベンシへようこそ!」
「!」
沢山の人の気配が一気に感じられて、辺りを見渡すとどこかの路地?に立っていた。
「ワイジ…え?」
「驚かせてごめんねぇ~うちの殿下って規格外だから~」
ワイセリ少佐はそう言って歩き出したスワイト殿下の後を追って行く。クリスに促されたので、私も歩き出した。
ここは多分…どこかの商店街の一角だと思う。それにしてもいつの間にか長距離転移をしたの!?
スワイト殿下は王子様なのに、スイスイと人混みをすり抜けて歩いていって…そして路地に入って、立ち止まった。
「はい、ここだよ『小料理屋ラジー』」
「ほ~ぁ」
変な歓声を上げてしまったが、生憎とワイジリッテルベンシ語の看板が読めないので、どの文字が小料理屋なのかラジーなのか分からない。
普段の話し言葉は、共通語(所謂英語みたいな言語ね)のヴィヴレタ語を皆が話してくれているので、スワイト殿下達との会話自体は大丈夫なのだが…
スワイト殿下は躊躇うことなくお店の扉を開けて中に入って行った。
「ラジーいる?」
スワイト殿下が声をかけると、お店の奥から「は~い」と若い女性の返事が聞こえて、金髪の可愛らしいお姉さんが奥からやって来るのが見えた。
「あら?スワ君」
「開店前にごめん、ちょっとお店使わせて」
可愛いお姉さんは、視線を私とクリスに向けて小首を傾げている。
クリスがお姉さんに頭を下げた。
「以前お店にお邪魔させてもらったクリスと言います」
「あっ…サエラです、はじめまして!」
「はい…あ!以前お店に来て頂いた方ね、いらっしゃい~」
お姉さんは笑顔になるとお店の奥のテーブルへ案内してくれた。
「何か食べる?」
「いや…そうだな…うん、簡単なものがあれば…」
私はスワイト殿下とお姉さんのやり取りに妙に気安い雰囲気を感じて、王族とお料理屋の人が…?
と、首を傾げていた。
その時にテーブルの上にメニュー表らしきを見付けた。ファミレスでテーブルの上に立てかけあるような感じだ。つい手に取ってみた。
料理名が読めない……
首を捻っているとクリスが横から覗き込んで教えてくれた。
「ああ…これが前食べて美味しかったんだよ『季節のテンプラ』だよ」
え?今…なんて言った?
「クリス…この料理は?」
私はメニュー表の別の単語を指差した。
「それはカレーライスだね」
「!!」
『天麩羅にカレーェ!?』
私が日本語で叫んだ瞬間、カウンターの奥で食器が落ちて割れるような大きな音がした。
「どうした!?ラジー?」
スワイト殿下が立ち上がったが、カウンターの奥から先程のお姉さんが走り出て来て、私の前までやって来た。
『今…日本語…あなたなの?』
お姉さんが日本語喋って…あ…ああっ!
顔に熱が籠って、視界が揺らぐ。
『はぃ…日本人…で…う……わああああんんっっ!!』
一気に泣き出した私をお姉さんが抱き留めてくれた。
その後は泣いたり、叫んでいたりしていたらしいのだが、よく覚えていなかった。気が付いたらベッドに寝ていて…何だか目の周りが重い?
ゆっくりとベッドから出て部屋の中を見た。
どこだろう?
部屋の外へ繋がる扉かな?と、思い目に付いた扉を開けた時にスワイト殿下が階段を上がって来るのが見えた。
「起きたか?大丈夫……随分と目が腫れてるな」
ぬおっ!?この重い感じは目が腫れてるのか?
「ちょっとスワ君!女の子になんてこと言うのよ!」
スワイト殿下の後ろに、あのお姉さんがいたらしく(小さくて見えなかった)スワイト殿下に怒ってから、素早く私の傍に近付いて来てくれた。
『もう大丈夫かな?驚かせてしまったみたいね?ここは私のお店なの。小料理屋ラジー…私、ここではラジェンタ=バラクーラと言うのよ、宜しくね。二人きりの時は日本語を話すけど、皆が居る時はここの世界の言葉を使うわね?』
お姉さん…ラジェンタさんの言葉にまたブワッと涙が溢れそうになって、頷きながら何とか泣くのを堪えた。
ラジェンタさんに支えられて、階段を降りるとそこはお店の一階だった。どうやら私は二階の部屋に寝ていたみたいだ。
クリスが心配げな表情で私を見ていたので頷いて見せると、ホッとしたような表情になった。
ラジェンタさんがホットミルクを入れて持って来てくれたので、喉を潤した後、私を取り囲むようにして見詰めるスワイト殿下達に私のことを説明した。
「この世界でニホンジンって、私だけだと思っていたんです」
「ニホンジン?」
「異世界の国の名前、私も同じ国の出身なの。話の腰を折ってごめんね、続けて」
ラジェンタさんが補足説明をスワイト殿下にしてくれた。
「だからそれがバレたら…捕まったり殺されちゃうんじゃないかと思って…」
「え~?どうして?異世界からの渡り人って珍しいけど、そんな扱いされないと思うけど…」
クリスがそう言ってスワイト殿下を見て、スワイト殿下も何度も頷いている。
「そうだな、珍しいが居ない訳では無いし、迫害の対象どころか異世界の知識を有する稀有な存在として重宝されるな」
驚いた……珍しいけど気味が悪いとか思われないの?
「知らなかった…怖かったからずっと隠してて…」
「大変だったねぇ…周りに理解者がいたり、異世界からの渡り人とかいてくれたら、そんなことに悩むことなかったのにね~」
ワイセリ少佐が私の頭を撫でてくれる。何だか幼児扱いしていないかな?
「そうか、サエラはキミブレア王国のモチモツ村の出身だったよな?そりゃ情報が偏るよ、山奥の辺境の村だし…」
スワイト殿下に暗に田舎者め…と馬鹿にされているようだ。思わずジロッとスワイト殿下を睨んだ。
「田舎ですみません…」
するとスワイト殿下の脇腹にラジェンタさんが鋭い肘鉄を食らわせた。
「いだっ!」
「女の子になんて言い方するのよ!」
あわわっ!?王子殿下に肘鉄!?ふ…不敬とかだよね!?
私が驚いていると、クリスも驚いたのか、体をビクつかせている。
「殿下もラジェンタ様もいい加減にして下さい。クリスもサエラも驚いてます」
スラッとして格好いい軍服のお兄さんが、睨み合うスワイト殿下とラジェンタさんを窘めた。
ラジェンタさんって、ラジェンタ様って呼ばれてるの…?スワイト殿下に気安い感じだし、もしかしてラジェンタさんってすごく偉い人なの?
私の怪訝な顔に気が付いたのか、ワイセリ少佐が説明してくれた。
「あ~ラジェンタ嬢は…一応、公爵令嬢でスワイト殿下の婚約者なんだ…もうすぐ妃殿下だけど」
「こうしゃくれいじょう…」
聞き慣れない言葉とおまけに言い慣れない言葉で、若干噛んでしまった。
妃殿下…妃殿下って確か王子様の……
「王子様の奥様!?」
「まだよっ!?もう…」
「奥様!?良い響きだね!」
私の叫びにラジェンタさんとスワイト殿下は全く違う反応を返してくれた。
「その話はいいからっ!ほらほら~サエラちゃん、ラジー様特製の和食を食べない?ガッツリとカレーにする?かつ丼も出来るよ?」
ラジェンタさんが教えてくれるメニューはどれもこれも懐かしい食べ物の名前で嬉しくてつい
「全部盛りにして下さいぃぃ…」
と、泣きながら注文してしまった。
ラジェンタさんは、カレーライスとかつ丼をハーフサイズ?にした分量をプレートに乗せて持って来てくれた。
『お子様ランチだよ!』
私はその懐かしいプレートを見詰めた。
ラジェンタさんのお手製の旗?(でも絵が下手だ)の刺さった、かつ丼の御出汁の利いた味と…カレーの辛味と酸味の懐かしい味に向こうの母を思い出していた。
どうやら、ラジェンタさんはあちらの世界で亡くなられた時はアラフィフぐらいだったそうで、あちらの世界の私の母とほぼ同年代だった。
私は高校生の時にバスの事故で亡くなったと思うと、ラジェンタさんに説明すると
「まだ若いのにっ…可哀相に…」
と、抱き締めてくれた。今は私より少しお姉さんのラジェンタさんからお母さんのような温かさを感じた。
その後は、小料理屋ラジーで飲み会に突入した。クリスもスワイト殿下もベロベロに酔っ払っていた。
私はまだお酒は飲めないので、ジュースしか飲んでいないけど…酔っているような高揚感に包まれていた。
スワイト殿下がクリスに近付いて興奮しているけれど、クリスは首を捻っている。
「ラジーの店?あ~確かに行ったことはありますが…殿下とお会いしましたか?あ、ラジーの小料理屋って前に話したことあるだろ?変わったお料理を出してくれるお店で…」
そう言ってクリスが私に向けて説明してくれた。
ああ、前にクリスが言っていた変わったメニューのある料理屋さんね。
「じゃあ、そこに行こうか!」
ん?スワイト殿下がそう言ったけど、ちょっと待て?そこはワイジリッテルベンシ…にあるお店だよね?他国だよ?パスポートとか旅費とかどうするの?
オロオロしている間にスワイト殿下に肩を掴まれたと思ったら、またバビューンと視界が暗転して…
「着いたよ~ワイジリッテルベンシへようこそ!」
「!」
沢山の人の気配が一気に感じられて、辺りを見渡すとどこかの路地?に立っていた。
「ワイジ…え?」
「驚かせてごめんねぇ~うちの殿下って規格外だから~」
ワイセリ少佐はそう言って歩き出したスワイト殿下の後を追って行く。クリスに促されたので、私も歩き出した。
ここは多分…どこかの商店街の一角だと思う。それにしてもいつの間にか長距離転移をしたの!?
スワイト殿下は王子様なのに、スイスイと人混みをすり抜けて歩いていって…そして路地に入って、立ち止まった。
「はい、ここだよ『小料理屋ラジー』」
「ほ~ぁ」
変な歓声を上げてしまったが、生憎とワイジリッテルベンシ語の看板が読めないので、どの文字が小料理屋なのかラジーなのか分からない。
普段の話し言葉は、共通語(所謂英語みたいな言語ね)のヴィヴレタ語を皆が話してくれているので、スワイト殿下達との会話自体は大丈夫なのだが…
スワイト殿下は躊躇うことなくお店の扉を開けて中に入って行った。
「ラジーいる?」
スワイト殿下が声をかけると、お店の奥から「は~い」と若い女性の返事が聞こえて、金髪の可愛らしいお姉さんが奥からやって来るのが見えた。
「あら?スワ君」
「開店前にごめん、ちょっとお店使わせて」
可愛いお姉さんは、視線を私とクリスに向けて小首を傾げている。
クリスがお姉さんに頭を下げた。
「以前お店にお邪魔させてもらったクリスと言います」
「あっ…サエラです、はじめまして!」
「はい…あ!以前お店に来て頂いた方ね、いらっしゃい~」
お姉さんは笑顔になるとお店の奥のテーブルへ案内してくれた。
「何か食べる?」
「いや…そうだな…うん、簡単なものがあれば…」
私はスワイト殿下とお姉さんのやり取りに妙に気安い雰囲気を感じて、王族とお料理屋の人が…?
と、首を傾げていた。
その時にテーブルの上にメニュー表らしきを見付けた。ファミレスでテーブルの上に立てかけあるような感じだ。つい手に取ってみた。
料理名が読めない……
首を捻っているとクリスが横から覗き込んで教えてくれた。
「ああ…これが前食べて美味しかったんだよ『季節のテンプラ』だよ」
え?今…なんて言った?
「クリス…この料理は?」
私はメニュー表の別の単語を指差した。
「それはカレーライスだね」
「!!」
『天麩羅にカレーェ!?』
私が日本語で叫んだ瞬間、カウンターの奥で食器が落ちて割れるような大きな音がした。
「どうした!?ラジー?」
スワイト殿下が立ち上がったが、カウンターの奥から先程のお姉さんが走り出て来て、私の前までやって来た。
『今…日本語…あなたなの?』
お姉さんが日本語喋って…あ…ああっ!
顔に熱が籠って、視界が揺らぐ。
『はぃ…日本人…で…う……わああああんんっっ!!』
一気に泣き出した私をお姉さんが抱き留めてくれた。
その後は泣いたり、叫んでいたりしていたらしいのだが、よく覚えていなかった。気が付いたらベッドに寝ていて…何だか目の周りが重い?
ゆっくりとベッドから出て部屋の中を見た。
どこだろう?
部屋の外へ繋がる扉かな?と、思い目に付いた扉を開けた時にスワイト殿下が階段を上がって来るのが見えた。
「起きたか?大丈夫……随分と目が腫れてるな」
ぬおっ!?この重い感じは目が腫れてるのか?
「ちょっとスワ君!女の子になんてこと言うのよ!」
スワイト殿下の後ろに、あのお姉さんがいたらしく(小さくて見えなかった)スワイト殿下に怒ってから、素早く私の傍に近付いて来てくれた。
『もう大丈夫かな?驚かせてしまったみたいね?ここは私のお店なの。小料理屋ラジー…私、ここではラジェンタ=バラクーラと言うのよ、宜しくね。二人きりの時は日本語を話すけど、皆が居る時はここの世界の言葉を使うわね?』
お姉さん…ラジェンタさんの言葉にまたブワッと涙が溢れそうになって、頷きながら何とか泣くのを堪えた。
ラジェンタさんに支えられて、階段を降りるとそこはお店の一階だった。どうやら私は二階の部屋に寝ていたみたいだ。
クリスが心配げな表情で私を見ていたので頷いて見せると、ホッとしたような表情になった。
ラジェンタさんがホットミルクを入れて持って来てくれたので、喉を潤した後、私を取り囲むようにして見詰めるスワイト殿下達に私のことを説明した。
「この世界でニホンジンって、私だけだと思っていたんです」
「ニホンジン?」
「異世界の国の名前、私も同じ国の出身なの。話の腰を折ってごめんね、続けて」
ラジェンタさんが補足説明をスワイト殿下にしてくれた。
「だからそれがバレたら…捕まったり殺されちゃうんじゃないかと思って…」
「え~?どうして?異世界からの渡り人って珍しいけど、そんな扱いされないと思うけど…」
クリスがそう言ってスワイト殿下を見て、スワイト殿下も何度も頷いている。
「そうだな、珍しいが居ない訳では無いし、迫害の対象どころか異世界の知識を有する稀有な存在として重宝されるな」
驚いた……珍しいけど気味が悪いとか思われないの?
「知らなかった…怖かったからずっと隠してて…」
「大変だったねぇ…周りに理解者がいたり、異世界からの渡り人とかいてくれたら、そんなことに悩むことなかったのにね~」
ワイセリ少佐が私の頭を撫でてくれる。何だか幼児扱いしていないかな?
「そうか、サエラはキミブレア王国のモチモツ村の出身だったよな?そりゃ情報が偏るよ、山奥の辺境の村だし…」
スワイト殿下に暗に田舎者め…と馬鹿にされているようだ。思わずジロッとスワイト殿下を睨んだ。
「田舎ですみません…」
するとスワイト殿下の脇腹にラジェンタさんが鋭い肘鉄を食らわせた。
「いだっ!」
「女の子になんて言い方するのよ!」
あわわっ!?王子殿下に肘鉄!?ふ…不敬とかだよね!?
私が驚いていると、クリスも驚いたのか、体をビクつかせている。
「殿下もラジェンタ様もいい加減にして下さい。クリスもサエラも驚いてます」
スラッとして格好いい軍服のお兄さんが、睨み合うスワイト殿下とラジェンタさんを窘めた。
ラジェンタさんって、ラジェンタ様って呼ばれてるの…?スワイト殿下に気安い感じだし、もしかしてラジェンタさんってすごく偉い人なの?
私の怪訝な顔に気が付いたのか、ワイセリ少佐が説明してくれた。
「あ~ラジェンタ嬢は…一応、公爵令嬢でスワイト殿下の婚約者なんだ…もうすぐ妃殿下だけど」
「こうしゃくれいじょう…」
聞き慣れない言葉とおまけに言い慣れない言葉で、若干噛んでしまった。
妃殿下…妃殿下って確か王子様の……
「王子様の奥様!?」
「まだよっ!?もう…」
「奥様!?良い響きだね!」
私の叫びにラジェンタさんとスワイト殿下は全く違う反応を返してくれた。
「その話はいいからっ!ほらほら~サエラちゃん、ラジー様特製の和食を食べない?ガッツリとカレーにする?かつ丼も出来るよ?」
ラジェンタさんが教えてくれるメニューはどれもこれも懐かしい食べ物の名前で嬉しくてつい
「全部盛りにして下さいぃぃ…」
と、泣きながら注文してしまった。
ラジェンタさんは、カレーライスとかつ丼をハーフサイズ?にした分量をプレートに乗せて持って来てくれた。
『お子様ランチだよ!』
私はその懐かしいプレートを見詰めた。
ラジェンタさんのお手製の旗?(でも絵が下手だ)の刺さった、かつ丼の御出汁の利いた味と…カレーの辛味と酸味の懐かしい味に向こうの母を思い出していた。
どうやら、ラジェンタさんはあちらの世界で亡くなられた時はアラフィフぐらいだったそうで、あちらの世界の私の母とほぼ同年代だった。
私は高校生の時にバスの事故で亡くなったと思うと、ラジェンタさんに説明すると
「まだ若いのにっ…可哀相に…」
と、抱き締めてくれた。今は私より少しお姉さんのラジェンタさんからお母さんのような温かさを感じた。
その後は、小料理屋ラジーで飲み会に突入した。クリスもスワイト殿下もベロベロに酔っ払っていた。
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