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邂逅
難しい言葉?
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朝…目覚めると、ベッドの中だった。
ん……?なんか狭い?目を開けて横をみて…クリスが私の横で寝ていた。
「…っ!」
驚いて飛び起きたがクリスは爆睡しているのか、微動だにしない。
「な…な…」
思わず自分の衣服を触った。
ヤバイ、下着姿だ……脱いだの?でも、体に違和感は無い…と思うし、クリスとそういうのは…違うよね?
ベッドから出ると、床に脱ぎ散らかしたと思われる、私のカットソーを慌てて拾って着ると、更に落ちているスパッツを履いてその上から魔獣の毛皮製のハーフパンツを履いた。
急いで扉に向かって部屋から出ると、ここはラジェンタさんのお店の二階だということに気が付いた。
いつの間にか寝ちゃってたんだ…
静かに階段を降りていくと、いい匂いがしてきた…これ、お出汁の匂いだ!
嬉しくなって一階の店舗に駆け込むと、厨房の中で動き回るラジェンタさんが見えた。そして私に気が付くと、破顔した。
「おはよ~良く眠れた?おじさん達が酔っぱらって騒ぎ出したから、寝ちゃったクリス君とサエラちゃんを部屋に避難させておいたんだけど~」
避難……そうか、酔っ払いに絡まれそうになってたのかな?まあ、クリスとはなにもなかったみたいだし、問題無し!
「朝は和食だよ~モリモって言う大根に似た野菜で大根おろしと…後は大根と鳥の煮物、それと魚の開きだよ」
「きゃあ!!朝から和食だぁ!」
思わず嬉しい悲鳴を上げてしまった。その時…店舗のテーブルの下の方で何かが蠢いているのに気が付いた。
な…なに?何かいるの?恐る恐るテーブルの下を覗き込むと、何かいるみたいだ。大きなゴ……なの?確かすごく大きいゴ……に似た虫がこの世界にはいるって聞いたことあるけど
その何がガバッと動いた。
「ひぃ!?」
「……あれ?俺、寝ちゃってた?」
床で蠢いていて、立ち上がったソレは……スワイト殿下だった。
「あ~スワ君、おはよ~朝食出来てるよ?」
「あ…うん、食べる…」
いや?おい?ちょっと待って!?何だか普通に会話がかわされてるけど?今、スワイト殿下ってば、床に寝転がってなかった!?おはようって何?もしかして王子様なのに、床にごろ寝だったの!?
地べたで?王子が?き……きたねぇ…
「やあ、おはようサエラ…ん?何かなその羽虫を見るような…」
「サエラ!?何かあったのかっ!?」
スワイト殿下の言葉を遮るように二階からクリスが転がるようにして降りてきた。
クリスは私の顔や肩をペタペタと触ると、大きな息を吐いた。
「クリス?大丈夫だよ…えっと、床に高貴な人が倒れてた?のでびっくりして叫んじゃっただけ…」
その高貴な人は床に寝転がっていたのに、着乱れた所もなく今日も今日とて、とても美しいご尊顔をされていた。
「クリス、おはよう。よく眠れたか?」
「は…はい、おはようございます」
クリスが朝一から高貴な人に会ったせいか、目をシパシパさせている。
気持ちは分かる、眩しいよね…
「ホラホラ、座って~朝定、出来たよ!」
ラジェンタさんのイキのいい声ににんまりと微笑んでしまう。
ラジェンタさんがテーブルにお料理を並べてくれた。綺麗に配膳された煮物の小鉢と、魚の開き……おまけに
「おにぎりだ!」
思わず叫んだ私に、笑顔で頷き返してくれるラジェンタさん。
ラジェンタさんも召し上がるようで、ラジェンタのお手伝いされていたちょっぴりふくよかなお姉さんも、一緒にテーブルについた。お姉さんのお名前はマサンテさんと仰る。
「お米もね~すこーしだけ採れるのよ~でもこれからうちと共同開発してもらえる国が見付かったから、そこから輸入しようと思ってね」
「輸入ですか!すごい…お米はこの国では作れないのですか?」
ラジェンタさんは苦笑いを浮かべている。
「何度か試しているんだけど、中々実らなくてね~」
稲作に向いている地質?のようなものがあるのかな…
「そう言えば、あっちの世界でも米所ってありましたよね…私のイメージでは東北の方ですが…」
「あ、やっぱり?寒い気候の方が米もお酒も美味しい気がするのよね、やっぱり元帝国の地域で田植えしようかなぁ」
ラジェンタさんとお米に関する話題でうんうんと頷き合う。
「ラジー、食べていいか?」
すると、スワイト殿下が私達の会話に割って入って来た。
スワイト殿下を見ると魔質をキラキラさせている。クリスも同じような感じでどうやら、朝ごはんを前にして相当嬉しいみたいだね。
「もうぅ…は~い、召し上がれ」
ラジェンタさんが召し上がれ~と言った途端、クリスは魚の開きをフォークとナイフを使って食べ始めた。あれ…よく見るとスワイト殿下もフォークとナイフで大根の煮物を刺して食べている。そして私の前に置いてあるのは…
「あっ…私にはお箸が!」
私が嬉しくなってお箸を掲げ持つと、ラジェンタさんが立ち上がってふんぞり返っている。
「どーよ?いいでしょ!私が作ったマイ箸よ!サエラちゃんの名前を彫ってるから使ってね!」
「え?」
彫ってる?目を凝らして箸の表面を見ると……『サエラ』とカタカナで彫ってる!?細かっ!ラジェンタさんが器用すぎてちょっと恐ろしいくらいだよ
しかしお箸だ!と騒いでいるのは私だけだった。恥ずかしい…慌てて手を合わせると
「いただきます」
と、呟いてからモリモの煮付けに箸を入れた。
口に入れるとお出汁の香りが鼻に抜ける。モリモを舌に乗せて口を動かしただけで、柔らかいモリモは溶けてしまった。口の中にお出汁の味が染み渡る…!
「美味しい!煮つけだぁ…」
また涙が溢れてきた。この世界に来て、日本の味が食べれるなんて夢みたいだ…むせび泣きながら煮つけを食べていると、ポンと頭に何かが乗った。
顔を上げると、隣に座っていたクリスが私の頭を撫でていた。
「良かったな…」
少し年上なクリスが今、お父さんみたいなオーラを出しているよ。
「そうだ、サエラとクリスは今日はどうするんだ?」
スワイト殿下が上品且つエレガントに朝定食を食べながら、私とクリスに顔を向けてきた。
「俺がシエラの術師申請の申込をしておいてあげるから、二、三日中には申請許可が取れると思うけど…それまでどうする?」
私はクリスと顔を見合わせた。私とクリスがしたいことなんて一つだ。
「ギルドに行きたい!」
「そうだな、うん!俺達はワイジリッテルベンシのギルドで冒険者の仕事をしたいと思います」
クリスがそう答えるとスワイト殿下が破顔した。
眩しい花畑が視えた…ような気がした。
「取り敢えず暫く泊まる宿屋を探そうか?」
「あっそうだね」
と、私がクリスに答えた時にスワイト殿下から小さい悲鳴が聞こえた。
スワイト殿下は何故だか、ブルブル震えて顔を赤くしている?どうして、赤面?
「そう言えば聞いてなかったが、ふ…二人はずっと一緒に旅をしているのかぁ?まさか、宿でも同衾しているんじゃないのかぁ!?」
どーきん?
「ど…同衾!?」
どーきん、と叫んだクリスの顔も真っ赤だ。
「ちょっとっスワ君!まだ二人共そんな年令じゃないでしょう?」
「クリスさんはともかく、サエラさんがまだ…」
ラジェンタさんとマサンテさんがそんな会話をかわしているんだけど…はて?どーきんってどういう意味なんだろう?
「クリス、どーきんってどういう意味?」
「えっ!?」
クリスが椅子に座っているのに飛び上がった。運動神経良いうえに、器用だなぁ…
「コホン…同衾とはな…」
「こらっスワ君!サエラちゃんにはまだ早い!」
スワイト殿下の頭をラジェンタさんが綺麗に叩いた。ペシッ!と叩いた良い音がした。王子様の頭を叩くなんて不敬じゃないかな…心配
どーきん、と聞いてクリスもスワイト殿下もやけに慌てている気がする。答えにくい言葉なのかな…もっと詳しそうな人いないかな…あ、そうだ
「ワイセリ少佐に聞いてみようかな…」
「それはもっと駄目よ!」
「駄目ですよっ!」
「それはっ!?ワイセリ少佐を喜ばせるから絶対駄目だ!!」
大人三人から強烈な駄目だしを受けた。クリスは全身真っ赤になって息も絶え絶えになっている。
そんなに皆に衝撃を与えちゃう言葉なのか…もし使う時があるなら気をつけよう…
ん……?なんか狭い?目を開けて横をみて…クリスが私の横で寝ていた。
「…っ!」
驚いて飛び起きたがクリスは爆睡しているのか、微動だにしない。
「な…な…」
思わず自分の衣服を触った。
ヤバイ、下着姿だ……脱いだの?でも、体に違和感は無い…と思うし、クリスとそういうのは…違うよね?
ベッドから出ると、床に脱ぎ散らかしたと思われる、私のカットソーを慌てて拾って着ると、更に落ちているスパッツを履いてその上から魔獣の毛皮製のハーフパンツを履いた。
急いで扉に向かって部屋から出ると、ここはラジェンタさんのお店の二階だということに気が付いた。
いつの間にか寝ちゃってたんだ…
静かに階段を降りていくと、いい匂いがしてきた…これ、お出汁の匂いだ!
嬉しくなって一階の店舗に駆け込むと、厨房の中で動き回るラジェンタさんが見えた。そして私に気が付くと、破顔した。
「おはよ~良く眠れた?おじさん達が酔っぱらって騒ぎ出したから、寝ちゃったクリス君とサエラちゃんを部屋に避難させておいたんだけど~」
避難……そうか、酔っ払いに絡まれそうになってたのかな?まあ、クリスとはなにもなかったみたいだし、問題無し!
「朝は和食だよ~モリモって言う大根に似た野菜で大根おろしと…後は大根と鳥の煮物、それと魚の開きだよ」
「きゃあ!!朝から和食だぁ!」
思わず嬉しい悲鳴を上げてしまった。その時…店舗のテーブルの下の方で何かが蠢いているのに気が付いた。
な…なに?何かいるの?恐る恐るテーブルの下を覗き込むと、何かいるみたいだ。大きなゴ……なの?確かすごく大きいゴ……に似た虫がこの世界にはいるって聞いたことあるけど
その何がガバッと動いた。
「ひぃ!?」
「……あれ?俺、寝ちゃってた?」
床で蠢いていて、立ち上がったソレは……スワイト殿下だった。
「あ~スワ君、おはよ~朝食出来てるよ?」
「あ…うん、食べる…」
いや?おい?ちょっと待って!?何だか普通に会話がかわされてるけど?今、スワイト殿下ってば、床に寝転がってなかった!?おはようって何?もしかして王子様なのに、床にごろ寝だったの!?
地べたで?王子が?き……きたねぇ…
「やあ、おはようサエラ…ん?何かなその羽虫を見るような…」
「サエラ!?何かあったのかっ!?」
スワイト殿下の言葉を遮るように二階からクリスが転がるようにして降りてきた。
クリスは私の顔や肩をペタペタと触ると、大きな息を吐いた。
「クリス?大丈夫だよ…えっと、床に高貴な人が倒れてた?のでびっくりして叫んじゃっただけ…」
その高貴な人は床に寝転がっていたのに、着乱れた所もなく今日も今日とて、とても美しいご尊顔をされていた。
「クリス、おはよう。よく眠れたか?」
「は…はい、おはようございます」
クリスが朝一から高貴な人に会ったせいか、目をシパシパさせている。
気持ちは分かる、眩しいよね…
「ホラホラ、座って~朝定、出来たよ!」
ラジェンタさんのイキのいい声ににんまりと微笑んでしまう。
ラジェンタさんがテーブルにお料理を並べてくれた。綺麗に配膳された煮物の小鉢と、魚の開き……おまけに
「おにぎりだ!」
思わず叫んだ私に、笑顔で頷き返してくれるラジェンタさん。
ラジェンタさんも召し上がるようで、ラジェンタのお手伝いされていたちょっぴりふくよかなお姉さんも、一緒にテーブルについた。お姉さんのお名前はマサンテさんと仰る。
「お米もね~すこーしだけ採れるのよ~でもこれからうちと共同開発してもらえる国が見付かったから、そこから輸入しようと思ってね」
「輸入ですか!すごい…お米はこの国では作れないのですか?」
ラジェンタさんは苦笑いを浮かべている。
「何度か試しているんだけど、中々実らなくてね~」
稲作に向いている地質?のようなものがあるのかな…
「そう言えば、あっちの世界でも米所ってありましたよね…私のイメージでは東北の方ですが…」
「あ、やっぱり?寒い気候の方が米もお酒も美味しい気がするのよね、やっぱり元帝国の地域で田植えしようかなぁ」
ラジェンタさんとお米に関する話題でうんうんと頷き合う。
「ラジー、食べていいか?」
すると、スワイト殿下が私達の会話に割って入って来た。
スワイト殿下を見ると魔質をキラキラさせている。クリスも同じような感じでどうやら、朝ごはんを前にして相当嬉しいみたいだね。
「もうぅ…は~い、召し上がれ」
ラジェンタさんが召し上がれ~と言った途端、クリスは魚の開きをフォークとナイフを使って食べ始めた。あれ…よく見るとスワイト殿下もフォークとナイフで大根の煮物を刺して食べている。そして私の前に置いてあるのは…
「あっ…私にはお箸が!」
私が嬉しくなってお箸を掲げ持つと、ラジェンタさんが立ち上がってふんぞり返っている。
「どーよ?いいでしょ!私が作ったマイ箸よ!サエラちゃんの名前を彫ってるから使ってね!」
「え?」
彫ってる?目を凝らして箸の表面を見ると……『サエラ』とカタカナで彫ってる!?細かっ!ラジェンタさんが器用すぎてちょっと恐ろしいくらいだよ
しかしお箸だ!と騒いでいるのは私だけだった。恥ずかしい…慌てて手を合わせると
「いただきます」
と、呟いてからモリモの煮付けに箸を入れた。
口に入れるとお出汁の香りが鼻に抜ける。モリモを舌に乗せて口を動かしただけで、柔らかいモリモは溶けてしまった。口の中にお出汁の味が染み渡る…!
「美味しい!煮つけだぁ…」
また涙が溢れてきた。この世界に来て、日本の味が食べれるなんて夢みたいだ…むせび泣きながら煮つけを食べていると、ポンと頭に何かが乗った。
顔を上げると、隣に座っていたクリスが私の頭を撫でていた。
「良かったな…」
少し年上なクリスが今、お父さんみたいなオーラを出しているよ。
「そうだ、サエラとクリスは今日はどうするんだ?」
スワイト殿下が上品且つエレガントに朝定食を食べながら、私とクリスに顔を向けてきた。
「俺がシエラの術師申請の申込をしておいてあげるから、二、三日中には申請許可が取れると思うけど…それまでどうする?」
私はクリスと顔を見合わせた。私とクリスがしたいことなんて一つだ。
「ギルドに行きたい!」
「そうだな、うん!俺達はワイジリッテルベンシのギルドで冒険者の仕事をしたいと思います」
クリスがそう答えるとスワイト殿下が破顔した。
眩しい花畑が視えた…ような気がした。
「取り敢えず暫く泊まる宿屋を探そうか?」
「あっそうだね」
と、私がクリスに答えた時にスワイト殿下から小さい悲鳴が聞こえた。
スワイト殿下は何故だか、ブルブル震えて顔を赤くしている?どうして、赤面?
「そう言えば聞いてなかったが、ふ…二人はずっと一緒に旅をしているのかぁ?まさか、宿でも同衾しているんじゃないのかぁ!?」
どーきん?
「ど…同衾!?」
どーきん、と叫んだクリスの顔も真っ赤だ。
「ちょっとっスワ君!まだ二人共そんな年令じゃないでしょう?」
「クリスさんはともかく、サエラさんがまだ…」
ラジェンタさんとマサンテさんがそんな会話をかわしているんだけど…はて?どーきんってどういう意味なんだろう?
「クリス、どーきんってどういう意味?」
「えっ!?」
クリスが椅子に座っているのに飛び上がった。運動神経良いうえに、器用だなぁ…
「コホン…同衾とはな…」
「こらっスワ君!サエラちゃんにはまだ早い!」
スワイト殿下の頭をラジェンタさんが綺麗に叩いた。ペシッ!と叩いた良い音がした。王子様の頭を叩くなんて不敬じゃないかな…心配
どーきん、と聞いてクリスもスワイト殿下もやけに慌てている気がする。答えにくい言葉なのかな…もっと詳しそうな人いないかな…あ、そうだ
「ワイセリ少佐に聞いてみようかな…」
「それはもっと駄目よ!」
「駄目ですよっ!」
「それはっ!?ワイセリ少佐を喜ばせるから絶対駄目だ!!」
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