12 / 15
邂逅
やるからには全力で
しおりを挟む
ワイジリッテルベンシのギルドはとてもお洒落で大きな建物だった。
「王都のギルドは違うね!」
「何言ってんの…モサンデードのギルドもそこそこ大きかっただろ?」
「でも、建物の装飾?みたいなのが、ワイジリッテ…はお洒落だもん」
私が興奮気味に説明するも、クリスはそうかなぁ?と言って小首を傾げている。
なんていうかね~モサンデードはログハウス風な建物だったんだけど、ワイジリッテルベンシのギルドはね、高級リゾートのコテージみたいな外観なんだよ~この違いを説明出来ない語彙力の乏しい自分が悔しいよ。
さてお洒落なリゾートホテル風のギルドの建物内に入ってみた。
クリスはカウンターには寄らず、ギルドの休憩室の奥に設置してある閲覧用の書籍棚の本を手に取っている。タイトルを見るとこちらの国の言葉で書いてある。私には言葉の勉強も必要だな。
この休憩室(待機場所かな?)の本棚は討伐に関する魔獣の詳細や、採取依頼に必要な薬草などの主な採取場所を載せている図鑑やその他資料を、ギルド内であれば誰でも閲覧出来るようになっているのだ。ギルド内図書館みたいなものかな?
「おっ割と近くにモスゴモの生息域があるな…ランクはA、サエラこれ行っとく?」
「モスゴモってどんな獣?」
クリスが図鑑を覗き込んでいる。
「俺も実物は見たことがないけど…丸みを帯びた体型で、俊敏と書いてあるな.。大きさは…俺の腰ぐらいの高さかな」
大体一メートル強の背丈?で丸い生き物か…
「よしっ行ってみよう!」
私とクリスではまだギルドを通してのBランク以上の正式な依頼は受けられない…という訳で、勝手に討伐して実績だけあげてしまおう作戦を再び決行した。
「討伐してお昼には戻れるかな?」
「昼は難しいかもな…昼食は何か買って持って行こうか?夜は…小料理屋ラジーで食べたいんだろう?」
「うんっ!」
ラジェンタさんが夜は“すき焼き”を作るから~と言ってくれたので、是非とも帰ってがっつり食べたいのだ。
私とクリスはモスゴモの生息域である、ここから約一時間はかかる山の麓の沼地へ向かって出発した。
「転移魔法?だっけ、あれが使えたら沼地まで一気に行けると思わない?」
一応、風魔法を体に纏って早くは移動出来ているが、それでも一時間はかかる。
「う~ん…確か転移魔法って土地勘の無い場所には使えないはずだよ?」
なんだってぇ!?そんな制約があるのぉ?スワイト殿下はピララ~ンと簡単に使ってたじゃない…ああ、そう言えば私も軽い?転移魔法を使ってたけど、行って来た帰り道に早く帰る為に~とかいう理由でしたか使ったことがなかった。
知らない場所に行ける、行けない…なんて気付く訳はない
「それじゃ知らない場所にすぐに行けないのか…」
「だよね…ああ、そろそろ沼地に着くよ」
クリスが走る速度を緩めたので私も速度を落とした。
速度を落として歩き出した山道からは麓の沼はまだ見えない。この道の行く手には森が見える。
普通の森より…木の根が地面から張り出している。樹海…そんな感じだ…魔素も通常の森よりは濃い。
「沼地の周辺を探ろう、もし今日見つからなければまた日を改めればいい」
そう…一口に魔獣討伐と言っても相手は野生の生き物だ。生息域に出向いてもそう簡単には出遭えない。ランクの高い魔獣や魔物程、繁殖力が低く数も少ないので滅多に出遭えないからこそ、希少価値…レア生物になっている。
まあ、私達は急いで無いし依頼を受けた訳でも無い…おまけに私には討伐に有利なアレがある。
繁みの陰に身を潜めてクリスとふたりで森の木々の間を睨む。
「どう…近くにいそう?」
クリスに聞かれて首を横に振る。今、私が目視して視える範囲にいる魔獣の魔質は小さめ…つまり小動物の魔質が大半だ。こういう獲物を探す時はあのクソパーティーの時から活用してた視える目を使って、より大きな魔質を持つ獣を探し、そこへさり気なくビート達を連れて行って
「わあ!魔獣を偶然見つけちゃった!」
なんて小芝居をしながら討伐させていたことが役に立っていた。
つまりモスゴモに会えなくても、大きな魔質を持つそこそこレア生物に誰よりも正確に遭遇出来るという訳だ。
「もう少し奥へ行ってみるか…」
私はクリスに無言で頷き返して、歩き出した。
しかしクリスとふたり、気分は楽だった。ビート達にしていた妙な気を使わなくて済むし、魔獣に遭遇しても私が何とかしないと…という緊張感も無いし任せられるってすごいことだよね。
「いつも…サエラには助けられてたなぁ」
ボソッ…と呟かれた声に私の横を歩く大きなクリスを見上げると、クリスは私を眩しそうな顔で見下ろしている。
「いつも探している魔獣と偶然遭えた。そして時にはランクの高い希少な魔獣とこれも偶然遭えた…そしていつも危なげなく討伐出来ていた。全部…サエラのお陰だよね」
肯定も否定も出来なくて…アハハ…と力なく笑ってクリスに笑って見せたけどクリスは苦笑いを返してくれただけだった。
「ざまあみろ…とは思わないけど、今頃依頼の完遂に苦労していると思うよ。パーティー全員のランクを総合するとランクAの依頼が受けられるから、今更BとかCのランクをあの見栄っ張りのビートが受けるなんて思えないし…」
クリスの指摘はごもっともだね。
「確か…何回か依頼を失敗すると降格されるんだったよね?」
「5回かな?」
5回もあると思うのか、5回しかないと思うのか…Aランクまで上がったのに五回失敗すればBランクに逆戻り…無理な討伐はしないで時間はかかるけど、安全な下位ランクの討伐をこなす方が無難だろうね。
あのビートならそんなところは狙わないかもね
「サエラ…前の方に何かいないか?」
「えっ?」
クリスが足を止めたので、前方の魔質を探ってみると…いた!大きな魔力の獣!
「いたよ、大型魔獣だ。どうして分かったの?」
「ん~?視えないけど、感じたかな?」
すげー…やっぱりクリスは潜在魔力も高いけど、戦闘能力みたいなもすごいんだな。
「…障壁よしっ!身体強化よしっ!」
私はクリスにかけた障壁を確認してから、剣を鞘から抜いた。
「いくぞ」
「はい!」
クリスと一気に駆け出した。
大きな魔質を持つ魔獣は、狙っていたモスゴモだった。しかも二匹もいた…クリスが前衛で私が後衛。魔術でかく乱してクリスが深手を負わせて、魔流の視える私が魔核を避けて止めを入れた。
「おつかれー」
「順調だね!モスゴモ2匹やったね!」
「やったね……じゃないぞ」
「!」
突然、割り込んで来た声に飛び上がらんばかりに驚いて、振り向くと腰に手を当てて怖い顔をしているスワイト殿下がいた。殿下の後ろにはワイセリ少佐とカッコイイ軍人のお兄さん達がポカンとした顔をして並んで立っていた。
「二人だけでこんな奥地の森に入るなんて危険だろ!」
がおーーっとスワイト殿下が怒ってる。怒ることあるんだ…なんて吞気なことを考えていた。
「ギルドに行くって言うから、ギルドを覗いてみればいないし…ギルド職員に二人の背格好教えて尋ねたら図鑑を見て討伐の話をしていたっていうから~危ないだろ?おまけにこれモスゴモじゃないか!噛まれたら骨まで食いちぎられるぞっ!」
げえっ!?この丸いマリモみたいな魔獣、そんなに狂暴なのぉ…
「まあまあ殿下、昨日も二人の討伐の様子見てましたが危なげなかったじゃないですか?それよりサエラちゃんに報告あるんじゃないでしたか?」
怒っていたスワイト殿下はワイセリ少佐にそう言われて、ああ…そうだった、とお怒りの魔質を引っ込めた。
「サエラの実家、キミブレア王国のモチモツ村に人をやって調査してこようかと思ってね。手紙とか書くのなら渡してあげるよ?」
「…!あ…っ手紙…」
モチモツ村…手紙は確かに渡して欲しいけど…
スワイト殿下がニコニコと笑っている。殿下の魔質は穏やかでとても綺麗だ。
「あのどうして…そこまでして下さる…の」
「え~とラジェンタに、同郷のヨシミだから目一杯助けてあげて!と頼まれたしね。それに俺も有能な人材には目をかけていきたいし?この国に在住している民はクリスもサエラも、私の宝だしね!」
この王子様……魔質がブレてない!本気でそう思ってるんだ。
「こんなお人好しでワイジリッテルベンシ大丈夫なのか…」
クリスが横でボソッと呟いた。
クリスーーー!?それ不敬発言ってやつだよぉ
「そおだよねぇ~私も心配ですよ?そんなのだから変な令嬢に引っかかって…」
「そうだな……単純すぎるからだ…」
ワイセリ少佐と金髪のカッコイイお兄さんが同時にスワイト殿下を下げに下げた。
変な令嬢に引っかかって?ワイセリ少佐が気になる言葉を言ってるけど…
「スワイト殿下、騙されちゃったんですか?気を付けなきゃ……」
つい…そうついね、気安い雰囲気に飲まれて知り合いのお兄さんに言う感じで言っちゃったんだよね。
スワイト殿下……涙目になっちゃって屈み込んじゃった。
「泣かしちゃった…」
私が呟いたら、益々スワイト殿下泣いちゃったみたい。心の傷を抉っちゃったのかな…
「王都のギルドは違うね!」
「何言ってんの…モサンデードのギルドもそこそこ大きかっただろ?」
「でも、建物の装飾?みたいなのが、ワイジリッテ…はお洒落だもん」
私が興奮気味に説明するも、クリスはそうかなぁ?と言って小首を傾げている。
なんていうかね~モサンデードはログハウス風な建物だったんだけど、ワイジリッテルベンシのギルドはね、高級リゾートのコテージみたいな外観なんだよ~この違いを説明出来ない語彙力の乏しい自分が悔しいよ。
さてお洒落なリゾートホテル風のギルドの建物内に入ってみた。
クリスはカウンターには寄らず、ギルドの休憩室の奥に設置してある閲覧用の書籍棚の本を手に取っている。タイトルを見るとこちらの国の言葉で書いてある。私には言葉の勉強も必要だな。
この休憩室(待機場所かな?)の本棚は討伐に関する魔獣の詳細や、採取依頼に必要な薬草などの主な採取場所を載せている図鑑やその他資料を、ギルド内であれば誰でも閲覧出来るようになっているのだ。ギルド内図書館みたいなものかな?
「おっ割と近くにモスゴモの生息域があるな…ランクはA、サエラこれ行っとく?」
「モスゴモってどんな獣?」
クリスが図鑑を覗き込んでいる。
「俺も実物は見たことがないけど…丸みを帯びた体型で、俊敏と書いてあるな.。大きさは…俺の腰ぐらいの高さかな」
大体一メートル強の背丈?で丸い生き物か…
「よしっ行ってみよう!」
私とクリスではまだギルドを通してのBランク以上の正式な依頼は受けられない…という訳で、勝手に討伐して実績だけあげてしまおう作戦を再び決行した。
「討伐してお昼には戻れるかな?」
「昼は難しいかもな…昼食は何か買って持って行こうか?夜は…小料理屋ラジーで食べたいんだろう?」
「うんっ!」
ラジェンタさんが夜は“すき焼き”を作るから~と言ってくれたので、是非とも帰ってがっつり食べたいのだ。
私とクリスはモスゴモの生息域である、ここから約一時間はかかる山の麓の沼地へ向かって出発した。
「転移魔法?だっけ、あれが使えたら沼地まで一気に行けると思わない?」
一応、風魔法を体に纏って早くは移動出来ているが、それでも一時間はかかる。
「う~ん…確か転移魔法って土地勘の無い場所には使えないはずだよ?」
なんだってぇ!?そんな制約があるのぉ?スワイト殿下はピララ~ンと簡単に使ってたじゃない…ああ、そう言えば私も軽い?転移魔法を使ってたけど、行って来た帰り道に早く帰る為に~とかいう理由でしたか使ったことがなかった。
知らない場所に行ける、行けない…なんて気付く訳はない
「それじゃ知らない場所にすぐに行けないのか…」
「だよね…ああ、そろそろ沼地に着くよ」
クリスが走る速度を緩めたので私も速度を落とした。
速度を落として歩き出した山道からは麓の沼はまだ見えない。この道の行く手には森が見える。
普通の森より…木の根が地面から張り出している。樹海…そんな感じだ…魔素も通常の森よりは濃い。
「沼地の周辺を探ろう、もし今日見つからなければまた日を改めればいい」
そう…一口に魔獣討伐と言っても相手は野生の生き物だ。生息域に出向いてもそう簡単には出遭えない。ランクの高い魔獣や魔物程、繁殖力が低く数も少ないので滅多に出遭えないからこそ、希少価値…レア生物になっている。
まあ、私達は急いで無いし依頼を受けた訳でも無い…おまけに私には討伐に有利なアレがある。
繁みの陰に身を潜めてクリスとふたりで森の木々の間を睨む。
「どう…近くにいそう?」
クリスに聞かれて首を横に振る。今、私が目視して視える範囲にいる魔獣の魔質は小さめ…つまり小動物の魔質が大半だ。こういう獲物を探す時はあのクソパーティーの時から活用してた視える目を使って、より大きな魔質を持つ獣を探し、そこへさり気なくビート達を連れて行って
「わあ!魔獣を偶然見つけちゃった!」
なんて小芝居をしながら討伐させていたことが役に立っていた。
つまりモスゴモに会えなくても、大きな魔質を持つそこそこレア生物に誰よりも正確に遭遇出来るという訳だ。
「もう少し奥へ行ってみるか…」
私はクリスに無言で頷き返して、歩き出した。
しかしクリスとふたり、気分は楽だった。ビート達にしていた妙な気を使わなくて済むし、魔獣に遭遇しても私が何とかしないと…という緊張感も無いし任せられるってすごいことだよね。
「いつも…サエラには助けられてたなぁ」
ボソッ…と呟かれた声に私の横を歩く大きなクリスを見上げると、クリスは私を眩しそうな顔で見下ろしている。
「いつも探している魔獣と偶然遭えた。そして時にはランクの高い希少な魔獣とこれも偶然遭えた…そしていつも危なげなく討伐出来ていた。全部…サエラのお陰だよね」
肯定も否定も出来なくて…アハハ…と力なく笑ってクリスに笑って見せたけどクリスは苦笑いを返してくれただけだった。
「ざまあみろ…とは思わないけど、今頃依頼の完遂に苦労していると思うよ。パーティー全員のランクを総合するとランクAの依頼が受けられるから、今更BとかCのランクをあの見栄っ張りのビートが受けるなんて思えないし…」
クリスの指摘はごもっともだね。
「確か…何回か依頼を失敗すると降格されるんだったよね?」
「5回かな?」
5回もあると思うのか、5回しかないと思うのか…Aランクまで上がったのに五回失敗すればBランクに逆戻り…無理な討伐はしないで時間はかかるけど、安全な下位ランクの討伐をこなす方が無難だろうね。
あのビートならそんなところは狙わないかもね
「サエラ…前の方に何かいないか?」
「えっ?」
クリスが足を止めたので、前方の魔質を探ってみると…いた!大きな魔力の獣!
「いたよ、大型魔獣だ。どうして分かったの?」
「ん~?視えないけど、感じたかな?」
すげー…やっぱりクリスは潜在魔力も高いけど、戦闘能力みたいなもすごいんだな。
「…障壁よしっ!身体強化よしっ!」
私はクリスにかけた障壁を確認してから、剣を鞘から抜いた。
「いくぞ」
「はい!」
クリスと一気に駆け出した。
大きな魔質を持つ魔獣は、狙っていたモスゴモだった。しかも二匹もいた…クリスが前衛で私が後衛。魔術でかく乱してクリスが深手を負わせて、魔流の視える私が魔核を避けて止めを入れた。
「おつかれー」
「順調だね!モスゴモ2匹やったね!」
「やったね……じゃないぞ」
「!」
突然、割り込んで来た声に飛び上がらんばかりに驚いて、振り向くと腰に手を当てて怖い顔をしているスワイト殿下がいた。殿下の後ろにはワイセリ少佐とカッコイイ軍人のお兄さん達がポカンとした顔をして並んで立っていた。
「二人だけでこんな奥地の森に入るなんて危険だろ!」
がおーーっとスワイト殿下が怒ってる。怒ることあるんだ…なんて吞気なことを考えていた。
「ギルドに行くって言うから、ギルドを覗いてみればいないし…ギルド職員に二人の背格好教えて尋ねたら図鑑を見て討伐の話をしていたっていうから~危ないだろ?おまけにこれモスゴモじゃないか!噛まれたら骨まで食いちぎられるぞっ!」
げえっ!?この丸いマリモみたいな魔獣、そんなに狂暴なのぉ…
「まあまあ殿下、昨日も二人の討伐の様子見てましたが危なげなかったじゃないですか?それよりサエラちゃんに報告あるんじゃないでしたか?」
怒っていたスワイト殿下はワイセリ少佐にそう言われて、ああ…そうだった、とお怒りの魔質を引っ込めた。
「サエラの実家、キミブレア王国のモチモツ村に人をやって調査してこようかと思ってね。手紙とか書くのなら渡してあげるよ?」
「…!あ…っ手紙…」
モチモツ村…手紙は確かに渡して欲しいけど…
スワイト殿下がニコニコと笑っている。殿下の魔質は穏やかでとても綺麗だ。
「あのどうして…そこまでして下さる…の」
「え~とラジェンタに、同郷のヨシミだから目一杯助けてあげて!と頼まれたしね。それに俺も有能な人材には目をかけていきたいし?この国に在住している民はクリスもサエラも、私の宝だしね!」
この王子様……魔質がブレてない!本気でそう思ってるんだ。
「こんなお人好しでワイジリッテルベンシ大丈夫なのか…」
クリスが横でボソッと呟いた。
クリスーーー!?それ不敬発言ってやつだよぉ
「そおだよねぇ~私も心配ですよ?そんなのだから変な令嬢に引っかかって…」
「そうだな……単純すぎるからだ…」
ワイセリ少佐と金髪のカッコイイお兄さんが同時にスワイト殿下を下げに下げた。
変な令嬢に引っかかって?ワイセリ少佐が気になる言葉を言ってるけど…
「スワイト殿下、騙されちゃったんですか?気を付けなきゃ……」
つい…そうついね、気安い雰囲気に飲まれて知り合いのお兄さんに言う感じで言っちゃったんだよね。
スワイト殿下……涙目になっちゃって屈み込んじゃった。
「泣かしちゃった…」
私が呟いたら、益々スワイト殿下泣いちゃったみたい。心の傷を抉っちゃったのかな…
1
あなたにおすすめの小説
聖女になんかなりたくない! 聖女認定される前に…私はバックれたいと思います。
アノマロカリス
恋愛
この作品の大半はコメディです。
侯爵家に生まれた双子のリアナとリアラ。
姉のリアナは光り輝く金髪と青い瞳を持つ少女。
一方、妹のリアラは不吉の象徴と言われた漆黒の髪に赤い瞳を持つ少女。
両親は姉のリアナを可愛がり、妹のリアラには両親だけではなく使用人すらもぞんざいに扱われていた。
ここまでは良くある話だが、問題はこの先…
果たして物語はどう進んで行くのでしょうか?
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私は実は“本物の聖女”でした。
さら
恋愛
私――ミリアは、クラスで地味で取り柄もない“都合のいい子”だった。
そんな私が、いじめの張本人だった美少女・沙羅と一緒に異世界へ召喚された。
王城で“聖女”として迎えられたのは彼女だけ。
私は「魔力が測定不能の無能」と言われ、冷たく追い出された。
――でも、それは間違いだった。
辺境の村で出会った青年リオネルに助けられ、私は初めて自分の力を信じようと決意する。
やがて傷ついた人々を癒やすうちに、私の“無”と呼ばれた力が、誰にも真似できない“神の光”だと判明して――。
王都での再召喚、偽りの聖女との再会、かつての嘲笑が驚嘆に変わる瞬間。
無能と呼ばれた少女が、“本物の聖女”として世界を救う――優しさと再生のざまぁストーリー。
裏切りから始まる癒しの恋。
厳しくも温かい騎士リオネルとの出会いが、ミリアの運命を優しく変えていく。
看病しに行ったら、当主の“眠り”になってしまった
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全36話⭐︎
倒れた当主を看病する役目を振られた使用人リィナは、彼の部屋へ通うことになる。
栄養、灯り、静かな時間、話し相手――“眠れる夜”を整えていく。そして、回復していく当主アレクシス。けれど彼は、ある夜そっと手を握り返し、低い声で囁く。
「責任、取って?」
噂が燃える屋敷で、ふたりが守るのは“枠(ルール)”。
手だけ、時間だけ、理由にしない――鍵はリィナが握ったまま。
けれど、守ろうとするほど情は育ち、合図の灯りはいつしか「帰る」ではなく「眠る」へ変わっていく。
看病から始まった優しい夜は、静かな執着に捕まっていく。
それでも、捕獲の鍵は彼ではなく――彼女の手にある。
乙女ゲーの世界に聖女様として召喚されたけど興味がないので妹に譲ります
ゆずぽんず
恋愛
ある日、ユウとチカの姉妹が乙女ゲームの世界に聖女様として召喚された。
好きなゲームの世界に入れたと喜ぶ妹のチカ。
本来、聖女様として召喚されるのだったの一人。どちらかが死に、召喚された。
妹のことが大切な姉のユウは、妹がこの世界にいたいのならば私が偽物となってこの世界から消えようと決意する。
*乙女ゲーマーによる小説です。乙女ゲーになろう設定混ぜ込んでみました。
*乙女ゲーによくある設定(共通ルートやバッドエンドなどのよくある設定)の説明があります。分かりにくかったらすみません。
戦姫のトロイメライ~断罪される未来が視えたので先に死んだことにしました
志熊みゅう
恋愛
十三歳の誕生日、侯爵令嬢エディット・ユングリングは、自分が死ぬ瞬間を"夢"に視た。
卒業舞踏会で、婚約者であるフィーラ帝国・第一皇子マティアス殿下から、身に覚えのない罪で断罪され、捕らえられる。傍らでは見知らぬピンクブロンドの令嬢が不敵に微笑む。貴族牢のある北の古城に連行される途中、馬車ごと“死の谷”へと落ちていった――そんな妙に生々しい夢。
マティアス殿下は聡明で優しく、エディットを大切にしているように見えた。だから誰もその"夢"のことを気に留めなかった。しかし、兄の怪我、愛猫の死、そして大干ばつ――エディットの"夢"は次々と現実になっていく。ある日、エディットは気づく。この"夢"が、母の祖国・トヴォー王国の建国の軍師と同じ異能――"未来視"であることに。
その頃、一年早く貴族学院に入学したマティアス殿下は、皇宮から解放され、つかの間の自由を知った。そして、子爵令嬢ライラに懸想するようになる。彼女は、"夢"の中で冷酷に微笑むあの令嬢に瓜二つ。エディットは自分が視た"夢"が少しずつ現実になっていくことに恐怖した。そんな時に視た、黒髪の令息が「愛しているよ」と優しくはにかむ、もう一つの『未来』。エディットは決心する。
――断罪される未来を変えたい。もう一つの未来を自分で選び取る。
彼女は断罪される前に、家族と共に自らの死を偽装し、トヴォー王国へと身を隠す。選び取った未来の先で、エディットは『戦姫』として新たな運命の渦に飲まれていく――。
断罪の未来を捨て、愛する者のために戦う令嬢の恋愛ファンタジー!
聖女解任ですか?畏まりました(はい、喜んでっ!)
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
私はマリア、職業は大聖女。ダグラス王国の聖女のトップだ。そんな私にある日災難(婚約者)が災難(難癖を付け)を呼び、聖女を解任された。やった〜っ!悩み事が全て無くなったから、2度と聖女の職には戻らないわよっ!?
元聖女がやっと手に入れた自由を満喫するお話しです。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる