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第三章
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午前中の授業が終わり、家まで歩きながら白洛因は複雑な思いで頭を悩ましていた。どうしたら石慧に完全に復縁の可能性はないと徹底的に諦めさせられるだろう。そして、どうしたら顧海を二度と自分に手を出さないよう徹底的に服従させられるだろうか。
どちらを優先させるか考え、いますぐ対応が必要な顧海を選んだ。
石慧は持久戦になるとわかっているので、まずこのうるさい蠅を追い払ってから、落ち着いて恋愛問題を解決しよう。
いつまでも蒸し暑くてかなわない。もう立秋だというのに体はべたつき、少し歩くとすぐに汗ばむ。いつになったら雨が降るんだろう。白洛因は服を掴んで風を入れながら店や道端の草花を眺める。すると突然ある文字が目に飛び込んできて思わず足を止めた。
潤滑油……。
午後の始業チャイムが鳴った。顧海はふと自分の肘が真っ黒になっていることに気づいた。指で机を擦ってみると、真っ黒になる。理由もなく黒い粉末が机を覆うはずがない。証拠などなくてもわかる。白洛因の仕業に違いない。
ガキかよ。
顧海は鼻で笑い、ウェットティッシュで机を拭うと、手を挙げて申請し、教師に外に出る許可を得た。教室の外に出るときには扉を閉めた。風が強かったからだ。
その音を聞き、白洛因は口元に笑みを浮かべた。
顧海は洗面所で手を洗い、教室に戻ったが、後ろの扉は鍵がかかっていてどうやっても開かない。軽くノックをしたが扉の近くに座っている同級生が開けようとしても扉が固まってしまい、ドアノブを捻ろうとしても動かない。前の扉も閉まっていて、ドアノブを捻っても開かない。
どうやら誰かが扉に細工をしたようだ。
顧海は机の黒い粉末を思い出し、ピンときた。白洛因の仕業だろう。机を汚したのは自分を外に追い出して中に入れないようにするためだ。
扉に細工をしたくらいで俺が諦めると思うのか?
顧海はすぐに校舎を飛び出し、外から教室を仰ぎ見る。二十七組の窓はすべて大きく開け放たれていた。三階などたいした高さではない。五、六才からクライミングをしていた顧海にとっては朝飯前だった。
周囲には誰もいない。顧海は一階の窓に施された防犯フェンスに乗り、傍らの水道管を掴んでするすると登っていく。その動きは力強く、動作は軽やかで危なげなく、素早かった。三十秒ほどで顧海は三階の窓辺に辿り着く。そして中を覗き込み、教師が向きを変え黒板に文字を書いている隙に水道管から両手を素早く移動し窓辺を掴もうとした。
うわっ、なんでこんなにぬるぬるしてるんだ?
外からドスンという音が聞こえたとき、白洛因の心は何百粒ものミントキャンディを食べたようにさわやかな心地になった。こんなに気分がいいのは久しぶりだった。まるで大草原に身を置いたりコバルトブルーの海辺を散歩しているみたいだ……。
ドンドンドン!
ノックの音が白洛因の思考を遮った。
さっき落ちたばかりじゃないのか? 上って来るには速すぎないか?
管理室の張主任が血相を変えて扉を叩き、叫んでいる。
「先生が倒れてるって通報があったぞ。なぜ鍵をかけているんだ? 早く開けなさい!」
物理教師は驚いて飛び上がり、教科書を放って扉に手をかけたが、まったく開かない。
「先生、後ろの扉も開きません」
張主任はドアノブに貼られた紙に気づいて愕然とする。
©白洛因?
「俺がやる」
白洛因はクラスメートを押しやり、こっそり扉の鍵に埋め込んでいたゴムを引き抜く。扉を開けると、張主任の焦りと怒りに満ちた顔が現れた。
「お前が白洛因か?」
白洛因はためらいつつ頷く。
「事務室に来なさい!」
その怒号は居眠りから覚めた生徒たちを震え上がらせた。
「これは少なくとも公共物損壊だ。もっと言えばお前の道徳観には大きな問題がある。救急電話をふざけてかけていいと思ってるのか? ドアの鍵だって乱暴に扱っていいものじゃない。いい歳をしてなんでこんな幼稚でバカなことをするんだ?」
大声に白洛因の耳はキーンとし、頭は混乱した。だが誰が電話をかけたのかはわかっていたので、今すぐ奴の足が折れるように呪いをかける。
「公共物の破損は弁償してもらわなきゃならない。明日百元持って来なさい」
白洛因は愕然とした。
「なぜ弁償が必要なんですか? 鍵はまったく壊れていないし、すぐ元に戻しましたよ」
「とにかく弁償の必要があるんだ! それが規則だ」
「うちは貧乏だから払えません!」
「壊しておいてまだ口答えをするのか。払えないならなぜ弄った? しかも自分の名前を書いただろう? 言っておくが、金を持ってこないなら親に電話して取りに行くからな」
「俺に言ったほうがまだマシだと思いますよ」
張主任は憤慨する。
「バカなことを言うな! いいから番号を言え」
白洛因が電話番号を告げると携帯電話がつながり、白漢旗の温厚な声が聞こえてくる。
「どちら様かな?」
「私は白洛因の学校の管理室の主任です。白洛因がクラスの扉の鍵を壊したので弁償が必要なのですが、家が貧しくて払えないというのです。一体どれだけ貧しいのか教えてもらえますか。壊したものも弁償できないなんて」
「うちの鍵は壊れて五年になるが、変えてないよ。この五年泥棒も入らない。我が家がどれくらい貧乏だかわかったかい?」
張主任の胸は詰まり、声も出せなかった。
白洛因は思わず笑い声を出しそうになる。やはり父は年の功でなかなかのやり手だ。
空は湿気を溜めこみ、ついに雨粒が落ちてきた。
そして降り始めればあっという間に豪雨になる。階段が水に浸かりそうな勢いの雨を校舎の一階に立って眺めながら、白洛因は喜んだ。カラカラに乾いたトウモロコシもやっと水にありつける。これで何百元もの水道代が浮くだろう。
多くの学生が寮生のため、傘をさして戻っていく。残った十数名の通学生も親が迎えに来てほとんど帰っていった。白洛因は壁の時計を眺める。どうやら暗くなる前に止む気配はないし、そろそろ帰ろう。
顧海が校舎を出ると、顧家の運転手が外で待っていることに気づいた。
「こんな大雨なんですから、タクシーを拾うのはやめてください」
運転手の瞳に哀願の色が浮かんでいる。だが顧海にはわかっていた。これは親の哀願とはまるで違う。彼は職場の上司に強要され仕方なく来ているだけで、顧海を気遣っているのではない。この先自分の身に降りかかる事態を心配しているだけだ。
顧海は最終的にその車に乗った。
「小海、今日はご夫人の誕生日だから、お家に戻って一緒に食事をしなさいと首長がおっしゃってますよ」
顧海は背もたれに頭を乗せて天井を仰ぎ見る。俺の母親はもう誕生日を過ごせない。あるのは命日だけだ。
「俺のいまの家に戻る」
「小海……」
「俺の住居に……」
言いかけ、顧海は窓の外に気づいて言葉を止めた。それから運転手に合図を送る。
「速度を落とせ」
雨の中、白洛因は裸足で歩いていた。全身ずぶぬれで衣服は体に張り付き、均整の取れた体つきが際立って見える。歩みは安定し、豪雨の中を歩いていても慌てる様子もない。彼はまだ破れて穴だらけのランニングを着ていたが、それもすっかり濡れそぼり、穴からは小麦色に日焼けした肌の色が星のように点在して見えた。
車はゆっくりと白洛因に近づいたが、彼はまるで気づかず顔に降りかかる雨を手で拭い続けていた。顧海の視界から見た白洛因は唇まで青く、昼間の溌溂とした様子は感じられない。だが考えてみれば一睡もできなかった上に一日彼とやり合ったのだ。疲れていないはずはない。
「小海、まだついていくんですか?」
「ああ」
「どうして車に乗せてやらないんですか?」
顧海の冷たく鋭い視線に射抜かれ、運転手は口をつぐんだ。
どちらを優先させるか考え、いますぐ対応が必要な顧海を選んだ。
石慧は持久戦になるとわかっているので、まずこのうるさい蠅を追い払ってから、落ち着いて恋愛問題を解決しよう。
いつまでも蒸し暑くてかなわない。もう立秋だというのに体はべたつき、少し歩くとすぐに汗ばむ。いつになったら雨が降るんだろう。白洛因は服を掴んで風を入れながら店や道端の草花を眺める。すると突然ある文字が目に飛び込んできて思わず足を止めた。
潤滑油……。
午後の始業チャイムが鳴った。顧海はふと自分の肘が真っ黒になっていることに気づいた。指で机を擦ってみると、真っ黒になる。理由もなく黒い粉末が机を覆うはずがない。証拠などなくてもわかる。白洛因の仕業に違いない。
ガキかよ。
顧海は鼻で笑い、ウェットティッシュで机を拭うと、手を挙げて申請し、教師に外に出る許可を得た。教室の外に出るときには扉を閉めた。風が強かったからだ。
その音を聞き、白洛因は口元に笑みを浮かべた。
顧海は洗面所で手を洗い、教室に戻ったが、後ろの扉は鍵がかかっていてどうやっても開かない。軽くノックをしたが扉の近くに座っている同級生が開けようとしても扉が固まってしまい、ドアノブを捻ろうとしても動かない。前の扉も閉まっていて、ドアノブを捻っても開かない。
どうやら誰かが扉に細工をしたようだ。
顧海は机の黒い粉末を思い出し、ピンときた。白洛因の仕業だろう。机を汚したのは自分を外に追い出して中に入れないようにするためだ。
扉に細工をしたくらいで俺が諦めると思うのか?
顧海はすぐに校舎を飛び出し、外から教室を仰ぎ見る。二十七組の窓はすべて大きく開け放たれていた。三階などたいした高さではない。五、六才からクライミングをしていた顧海にとっては朝飯前だった。
周囲には誰もいない。顧海は一階の窓に施された防犯フェンスに乗り、傍らの水道管を掴んでするすると登っていく。その動きは力強く、動作は軽やかで危なげなく、素早かった。三十秒ほどで顧海は三階の窓辺に辿り着く。そして中を覗き込み、教師が向きを変え黒板に文字を書いている隙に水道管から両手を素早く移動し窓辺を掴もうとした。
うわっ、なんでこんなにぬるぬるしてるんだ?
外からドスンという音が聞こえたとき、白洛因の心は何百粒ものミントキャンディを食べたようにさわやかな心地になった。こんなに気分がいいのは久しぶりだった。まるで大草原に身を置いたりコバルトブルーの海辺を散歩しているみたいだ……。
ドンドンドン!
ノックの音が白洛因の思考を遮った。
さっき落ちたばかりじゃないのか? 上って来るには速すぎないか?
管理室の張主任が血相を変えて扉を叩き、叫んでいる。
「先生が倒れてるって通報があったぞ。なぜ鍵をかけているんだ? 早く開けなさい!」
物理教師は驚いて飛び上がり、教科書を放って扉に手をかけたが、まったく開かない。
「先生、後ろの扉も開きません」
張主任はドアノブに貼られた紙に気づいて愕然とする。
©白洛因?
「俺がやる」
白洛因はクラスメートを押しやり、こっそり扉の鍵に埋め込んでいたゴムを引き抜く。扉を開けると、張主任の焦りと怒りに満ちた顔が現れた。
「お前が白洛因か?」
白洛因はためらいつつ頷く。
「事務室に来なさい!」
その怒号は居眠りから覚めた生徒たちを震え上がらせた。
「これは少なくとも公共物損壊だ。もっと言えばお前の道徳観には大きな問題がある。救急電話をふざけてかけていいと思ってるのか? ドアの鍵だって乱暴に扱っていいものじゃない。いい歳をしてなんでこんな幼稚でバカなことをするんだ?」
大声に白洛因の耳はキーンとし、頭は混乱した。だが誰が電話をかけたのかはわかっていたので、今すぐ奴の足が折れるように呪いをかける。
「公共物の破損は弁償してもらわなきゃならない。明日百元持って来なさい」
白洛因は愕然とした。
「なぜ弁償が必要なんですか? 鍵はまったく壊れていないし、すぐ元に戻しましたよ」
「とにかく弁償の必要があるんだ! それが規則だ」
「うちは貧乏だから払えません!」
「壊しておいてまだ口答えをするのか。払えないならなぜ弄った? しかも自分の名前を書いただろう? 言っておくが、金を持ってこないなら親に電話して取りに行くからな」
「俺に言ったほうがまだマシだと思いますよ」
張主任は憤慨する。
「バカなことを言うな! いいから番号を言え」
白洛因が電話番号を告げると携帯電話がつながり、白漢旗の温厚な声が聞こえてくる。
「どちら様かな?」
「私は白洛因の学校の管理室の主任です。白洛因がクラスの扉の鍵を壊したので弁償が必要なのですが、家が貧しくて払えないというのです。一体どれだけ貧しいのか教えてもらえますか。壊したものも弁償できないなんて」
「うちの鍵は壊れて五年になるが、変えてないよ。この五年泥棒も入らない。我が家がどれくらい貧乏だかわかったかい?」
張主任の胸は詰まり、声も出せなかった。
白洛因は思わず笑い声を出しそうになる。やはり父は年の功でなかなかのやり手だ。
空は湿気を溜めこみ、ついに雨粒が落ちてきた。
そして降り始めればあっという間に豪雨になる。階段が水に浸かりそうな勢いの雨を校舎の一階に立って眺めながら、白洛因は喜んだ。カラカラに乾いたトウモロコシもやっと水にありつける。これで何百元もの水道代が浮くだろう。
多くの学生が寮生のため、傘をさして戻っていく。残った十数名の通学生も親が迎えに来てほとんど帰っていった。白洛因は壁の時計を眺める。どうやら暗くなる前に止む気配はないし、そろそろ帰ろう。
顧海が校舎を出ると、顧家の運転手が外で待っていることに気づいた。
「こんな大雨なんですから、タクシーを拾うのはやめてください」
運転手の瞳に哀願の色が浮かんでいる。だが顧海にはわかっていた。これは親の哀願とはまるで違う。彼は職場の上司に強要され仕方なく来ているだけで、顧海を気遣っているのではない。この先自分の身に降りかかる事態を心配しているだけだ。
顧海は最終的にその車に乗った。
「小海、今日はご夫人の誕生日だから、お家に戻って一緒に食事をしなさいと首長がおっしゃってますよ」
顧海は背もたれに頭を乗せて天井を仰ぎ見る。俺の母親はもう誕生日を過ごせない。あるのは命日だけだ。
「俺のいまの家に戻る」
「小海……」
「俺の住居に……」
言いかけ、顧海は窓の外に気づいて言葉を止めた。それから運転手に合図を送る。
「速度を落とせ」
雨の中、白洛因は裸足で歩いていた。全身ずぶぬれで衣服は体に張り付き、均整の取れた体つきが際立って見える。歩みは安定し、豪雨の中を歩いていても慌てる様子もない。彼はまだ破れて穴だらけのランニングを着ていたが、それもすっかり濡れそぼり、穴からは小麦色に日焼けした肌の色が星のように点在して見えた。
車はゆっくりと白洛因に近づいたが、彼はまるで気づかず顔に降りかかる雨を手で拭い続けていた。顧海の視界から見た白洛因は唇まで青く、昼間の溌溂とした様子は感じられない。だが考えてみれば一睡もできなかった上に一日彼とやり合ったのだ。疲れていないはずはない。
「小海、まだついていくんですか?」
「ああ」
「どうして車に乗せてやらないんですか?」
顧海の冷たく鋭い視線に射抜かれ、運転手は口をつぐんだ。
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