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第2章表 闇
強者
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妖の蛟。最強格と名高い竜種の妖。水を操るという情報くらいしか持ち合わせていないが、どこからの攻撃にも対処できるように刀を下げる。
こちらを睨む蛟の気配が変わった。俺は下段に構えた真剣を背後に回す。
「水の操る範囲が広いな」
背後からも上からも、地面を貫いて下からも水の弾が飛んでくる。
確かに鎌鼬とは一線を画す強さを持っているようだ。五感すべてを使って蛟の攻撃を察知して防ぐ。視界の端に柊がけが人の元へ向かい、その手には札が握られていた。回復をするようだ。
「ちっ、攻撃の範囲もそうだが、装填も早いな」
水の弾で使い、散った水分を再び集約させて射出する。その弾幕に近寄ることすら敵わない。我慢比べになりそうだ。
蛟は水の弾で攻撃しながら尻尾を振りかぶり叩きつけてきた。
背後に飛びながら刀で受け止めるが、蛟の体は大きさに比例した重さがある。衝撃は凄まじく、木々が吹き飛んで野原になっていた一帯を突き抜け、木にぶつかるまで吹き飛ばされた。
「なんつう威力だ…、ってまずい!」
戦線から弾かれた俺に向けていた照準を変え、蛟はけが人とまだ戦える女侍の方向へ力を構える。
「あれは…」
女侍は刀をふるいながら、ふるった後を通る水の弾が切り裂かれていた。
「あれも性質の力か、いや惚けている暇はないか」
俺は縮地を使って瞬時に距離を詰める。一瞬で間合いに入られた蛟は驚愕し、瞬時に俺に攻撃を開始した。
なるほど、先に戦っていた4人は相当な手練れなのか。4人合わせれば俺とほぼ同格の強さがあるのかもしれない。いや、塩尻にいた男を含めれば5人いたな。
「ちっ、臨機応変が効く力ってか」
水の塊のようなものを作り出し、刀の一撃を止める。実際には止めるには至らず、俺の刀は水の防御を斬り裂いたが、一瞬止められた。その一瞬で刀の切っ先を躱し、斬り裂いた水の塊を針状に破裂させて攻撃してきた。俺は自分の方向に飛んでくる水の攻撃を地面を斬り払い、砂塵を起こして防ぐ。
「くっ!」
次の蛟の攻撃は大胆不敵に砂塵の中央を尻尾で貫く肉弾戦。俺はそれを鍔迫り合いに持ち込むが、威力と体重の乗った攻撃に数メートル押し込まれる。靴が引きずられた跡ができる。
「はあ!」
横から女侍の攻撃が入る。蛟は回避行動はとらず、水の膜と鱗で攻撃をいなす。あくまでも標的は俺ということ。だいたい想定できる。今、俺と蛟の間には決定的ではないが、ある程度の力量差がある。俺は数回打ち合ったが、このままなら負けない自信がある。そして蛟も勝てないということが本能でわかるのかもしれない。蛟は逃げない。俺は逃げたら追うつもりもないが蛟は逃げない。何か理由があるのか。
蛟は女侍を尻尾で払い除けると、俺と睨み合いになる。
体格は大いに負けている。
威圧感半端ないな。
加護がなかったらちびってるレベルだ。
「逃げないのか?お前じゃ、俺には勝てないぞ」
蛟は話すことはできないが、どうやら憤りを覚えているようだ。目が細くなり、俺の隙を射抜いて攻撃をしてきそうだ。
「引かないか…」
重心を少し落とし、突っ切る準備をする。蛟の目に映る怒りは俺を見ていた。俺の身には覚えはないんだがな。
蛟は水を集中し、刀一本では防げない量の水の球を装填している。さきほどのような細い水の針なら砂を巻き起こせば防げるが、それでは防げない大きさだ。
「ちっ」
面倒だ。
だが、防ぎながら躱す。そのまま、蛟との距離を少しずつ詰めていく。
引かないのであれば、命を狙うというのであれば、相応の報復はさせてもらう。
尻尾の攻撃が飛んでくるが、どうやらもう、俺の知らない攻撃はなさそうだ。
「その攻撃はもう見た」
尻尾の払いの刀でいなし、わき腹に一撃。鱗を切り裂いて致命傷になる一撃を加える。
「それでも、俺の命を狙うか」
背後からの水の弾を刀で捌き切り、大怪我に鞭打って口を開けて構える。
ブレス攻撃かっ!?
「なんだ?」
地面に紫色の光を発行する黒い線が俺の足元に伸びる。そしてその黒い線が影を作り出し、防壁となって蛟からのブレス攻撃を防いでくれていた。俺は背後を流し見る。そこには俺へ衝撃の表情で見る女侍がいた。肩で息をしながら、影を操っていた。
「助かった」
一言礼を言う。
満身創痍の蛟だったはずだが、傷が癒えていく。
「もう一体いたか!」
もう一体の蛟が現れた。そして最初に交戦していた蛟の傷を癒す。
「番か、さすがにきついな」
「大丈夫です。私たちも戦います」
背後で柊とともに怪我の治療に当たっていた女性が声をあげる。蛟たちにも変化が起き、どうやら交戦は避けられそうだ。蛟たちは俺たちから少しずつ距離を取り始めた。俺もそれを見て、少しずつ引き、柊たちの方向に近づいていく。蛟たちと視線を外すことなく距離を開けると、蛟たちは素早く背後を向いて逃げ出した。
「ふぅ…」
「大丈夫ですか」
「まあ、確かに最強格かもな」
鎌鼬とは格が違った。鎌鼬自体もだいぶ強い部類の妖らしいが、2段階も3段階も上だろう。俺は寿命を迎えつつある刀を眺める。刃こぼれがひどい。高速で飛んでくる水の弾に強固な鱗を切り裂いたのだ。無銘の刀にしてはよくやったと思う。
「ありがとうございます」
「ん?ああ、気にするな。塩尻で増援を呼んでいたおっさんに頼まれたことだ。あんたらは諏訪方面に向かうんだろう?」
「え、ええ。…そうよね?」
治療に当たっていた女性は戸惑いながら答えた。ああ、そういえばどこか見覚えがあると思えば、奴隷だった女性か。柊もどうやらそれに気づいているようだ。脇腹を小突かれた。答えあぐねているようなので、先に俺たちのことを話しておく。
「俺たちは寄り道だな。飯田に向かう予定だった」
「そうですか、それはわざわざ申し訳ない。助けていただきありがとうございます」
若造の俺に頭を下げるんだな。心苦しくて枯れてしまいそうだ。
「飯田に向かうより諏訪に足を運んでみるか。飯田には明日向かえばいいだろう」
「それでいいのですか?あの人に怒られるかもしれませんよ」
「別にいいだろう」
「仁は意外といい加減だよね」
「臨機応変と言え、ここまできて飯田に向かうのも面倒だ。もとより諏訪には行く予定だったしな」
「そうなんだ」
柊の呆れ顔をやめさせるために頭を撫でながら話す。柊も嫌な顔せずに受け入れてくれている。相対する4人は俺たちを眺めていた。
「というわけで、同行しても良いか?」
「あ、でも私たちは一度塩尻に戻るわよ」
「ああ、あのおっさん拾いに行くのか」
「ええ、…おっさんでもないけどね。まあ、あなたたちからすれば20代後半はおっさんかしらね」
女侍は私はおばさんじゃないわよ、と先手を打ってくる。別におばさんには見えない。見たとこ20歳過ぎぐらいだし。
「それと、…諏訪にいるなら昼には会えるかもね」
何か言い淀んだ。
そういえば、蛟との交戦中、何か驚いていたようだった。単純に人間1人で蛟という強敵を追い込んでいたことだろうか。いや、たぶん違う。俺の何かに気づいたのだろう。ちょっと警戒しておいたほうがいいかもしれないな。
4人組と別れた俺たちは山道に戻り、山を登り切る。下になれば気が楽になるが、休憩するときは休憩して起きたい。皮革で作られた水筒で水分を吸収し、一息つく。
「仁は少し人付き合いを見直した方がいいよ」
「え?どういうこと?」
「…」
ぷくーっと膨れている。
………。
そんなことあるか?
いやー…。
「俺は別に普通にしているだけだ」
「仁の弟子は私なのよ」
「へ?」
考え過ぎだったかもな。痛いやつ一歩手前だ。いや、半身ぐらい突っ込んでいた気がする。こういう勘違いしているからモテないんだろうなあ。いや、俺は何も勘違いしていない。俺は何も考えていない。
うん。セーフ。
って何が?
自分で何言ってるかわからなくなってきた。
「あの女の侍を弟子にとったりはしないよ」
「どうだか」
「どう見ても教えを請うような態度じゃなかっただろう」
「でも、蛟と戦っているとき、仁の強さにすごく驚いてた」
それは人付き合いじゃないだろ。
「どうだろうな」
「絶対弟子入りしてくるに違いないよ!」
「凛と同じというわけでもないだろ。人は十人十色だ」
「むぅ」
むくれるほっぺを突っつき回しておいた。
こちらを睨む蛟の気配が変わった。俺は下段に構えた真剣を背後に回す。
「水の操る範囲が広いな」
背後からも上からも、地面を貫いて下からも水の弾が飛んでくる。
確かに鎌鼬とは一線を画す強さを持っているようだ。五感すべてを使って蛟の攻撃を察知して防ぐ。視界の端に柊がけが人の元へ向かい、その手には札が握られていた。回復をするようだ。
「ちっ、攻撃の範囲もそうだが、装填も早いな」
水の弾で使い、散った水分を再び集約させて射出する。その弾幕に近寄ることすら敵わない。我慢比べになりそうだ。
蛟は水の弾で攻撃しながら尻尾を振りかぶり叩きつけてきた。
背後に飛びながら刀で受け止めるが、蛟の体は大きさに比例した重さがある。衝撃は凄まじく、木々が吹き飛んで野原になっていた一帯を突き抜け、木にぶつかるまで吹き飛ばされた。
「なんつう威力だ…、ってまずい!」
戦線から弾かれた俺に向けていた照準を変え、蛟はけが人とまだ戦える女侍の方向へ力を構える。
「あれは…」
女侍は刀をふるいながら、ふるった後を通る水の弾が切り裂かれていた。
「あれも性質の力か、いや惚けている暇はないか」
俺は縮地を使って瞬時に距離を詰める。一瞬で間合いに入られた蛟は驚愕し、瞬時に俺に攻撃を開始した。
なるほど、先に戦っていた4人は相当な手練れなのか。4人合わせれば俺とほぼ同格の強さがあるのかもしれない。いや、塩尻にいた男を含めれば5人いたな。
「ちっ、臨機応変が効く力ってか」
水の塊のようなものを作り出し、刀の一撃を止める。実際には止めるには至らず、俺の刀は水の防御を斬り裂いたが、一瞬止められた。その一瞬で刀の切っ先を躱し、斬り裂いた水の塊を針状に破裂させて攻撃してきた。俺は自分の方向に飛んでくる水の攻撃を地面を斬り払い、砂塵を起こして防ぐ。
「くっ!」
次の蛟の攻撃は大胆不敵に砂塵の中央を尻尾で貫く肉弾戦。俺はそれを鍔迫り合いに持ち込むが、威力と体重の乗った攻撃に数メートル押し込まれる。靴が引きずられた跡ができる。
「はあ!」
横から女侍の攻撃が入る。蛟は回避行動はとらず、水の膜と鱗で攻撃をいなす。あくまでも標的は俺ということ。だいたい想定できる。今、俺と蛟の間には決定的ではないが、ある程度の力量差がある。俺は数回打ち合ったが、このままなら負けない自信がある。そして蛟も勝てないということが本能でわかるのかもしれない。蛟は逃げない。俺は逃げたら追うつもりもないが蛟は逃げない。何か理由があるのか。
蛟は女侍を尻尾で払い除けると、俺と睨み合いになる。
体格は大いに負けている。
威圧感半端ないな。
加護がなかったらちびってるレベルだ。
「逃げないのか?お前じゃ、俺には勝てないぞ」
蛟は話すことはできないが、どうやら憤りを覚えているようだ。目が細くなり、俺の隙を射抜いて攻撃をしてきそうだ。
「引かないか…」
重心を少し落とし、突っ切る準備をする。蛟の目に映る怒りは俺を見ていた。俺の身には覚えはないんだがな。
蛟は水を集中し、刀一本では防げない量の水の球を装填している。さきほどのような細い水の針なら砂を巻き起こせば防げるが、それでは防げない大きさだ。
「ちっ」
面倒だ。
だが、防ぎながら躱す。そのまま、蛟との距離を少しずつ詰めていく。
引かないのであれば、命を狙うというのであれば、相応の報復はさせてもらう。
尻尾の攻撃が飛んでくるが、どうやらもう、俺の知らない攻撃はなさそうだ。
「その攻撃はもう見た」
尻尾の払いの刀でいなし、わき腹に一撃。鱗を切り裂いて致命傷になる一撃を加える。
「それでも、俺の命を狙うか」
背後からの水の弾を刀で捌き切り、大怪我に鞭打って口を開けて構える。
ブレス攻撃かっ!?
「なんだ?」
地面に紫色の光を発行する黒い線が俺の足元に伸びる。そしてその黒い線が影を作り出し、防壁となって蛟からのブレス攻撃を防いでくれていた。俺は背後を流し見る。そこには俺へ衝撃の表情で見る女侍がいた。肩で息をしながら、影を操っていた。
「助かった」
一言礼を言う。
満身創痍の蛟だったはずだが、傷が癒えていく。
「もう一体いたか!」
もう一体の蛟が現れた。そして最初に交戦していた蛟の傷を癒す。
「番か、さすがにきついな」
「大丈夫です。私たちも戦います」
背後で柊とともに怪我の治療に当たっていた女性が声をあげる。蛟たちにも変化が起き、どうやら交戦は避けられそうだ。蛟たちは俺たちから少しずつ距離を取り始めた。俺もそれを見て、少しずつ引き、柊たちの方向に近づいていく。蛟たちと視線を外すことなく距離を開けると、蛟たちは素早く背後を向いて逃げ出した。
「ふぅ…」
「大丈夫ですか」
「まあ、確かに最強格かもな」
鎌鼬とは格が違った。鎌鼬自体もだいぶ強い部類の妖らしいが、2段階も3段階も上だろう。俺は寿命を迎えつつある刀を眺める。刃こぼれがひどい。高速で飛んでくる水の弾に強固な鱗を切り裂いたのだ。無銘の刀にしてはよくやったと思う。
「ありがとうございます」
「ん?ああ、気にするな。塩尻で増援を呼んでいたおっさんに頼まれたことだ。あんたらは諏訪方面に向かうんだろう?」
「え、ええ。…そうよね?」
治療に当たっていた女性は戸惑いながら答えた。ああ、そういえばどこか見覚えがあると思えば、奴隷だった女性か。柊もどうやらそれに気づいているようだ。脇腹を小突かれた。答えあぐねているようなので、先に俺たちのことを話しておく。
「俺たちは寄り道だな。飯田に向かう予定だった」
「そうですか、それはわざわざ申し訳ない。助けていただきありがとうございます」
若造の俺に頭を下げるんだな。心苦しくて枯れてしまいそうだ。
「飯田に向かうより諏訪に足を運んでみるか。飯田には明日向かえばいいだろう」
「それでいいのですか?あの人に怒られるかもしれませんよ」
「別にいいだろう」
「仁は意外といい加減だよね」
「臨機応変と言え、ここまできて飯田に向かうのも面倒だ。もとより諏訪には行く予定だったしな」
「そうなんだ」
柊の呆れ顔をやめさせるために頭を撫でながら話す。柊も嫌な顔せずに受け入れてくれている。相対する4人は俺たちを眺めていた。
「というわけで、同行しても良いか?」
「あ、でも私たちは一度塩尻に戻るわよ」
「ああ、あのおっさん拾いに行くのか」
「ええ、…おっさんでもないけどね。まあ、あなたたちからすれば20代後半はおっさんかしらね」
女侍は私はおばさんじゃないわよ、と先手を打ってくる。別におばさんには見えない。見たとこ20歳過ぎぐらいだし。
「それと、…諏訪にいるなら昼には会えるかもね」
何か言い淀んだ。
そういえば、蛟との交戦中、何か驚いていたようだった。単純に人間1人で蛟という強敵を追い込んでいたことだろうか。いや、たぶん違う。俺の何かに気づいたのだろう。ちょっと警戒しておいたほうがいいかもしれないな。
4人組と別れた俺たちは山道に戻り、山を登り切る。下になれば気が楽になるが、休憩するときは休憩して起きたい。皮革で作られた水筒で水分を吸収し、一息つく。
「仁は少し人付き合いを見直した方がいいよ」
「え?どういうこと?」
「…」
ぷくーっと膨れている。
………。
そんなことあるか?
いやー…。
「俺は別に普通にしているだけだ」
「仁の弟子は私なのよ」
「へ?」
考え過ぎだったかもな。痛いやつ一歩手前だ。いや、半身ぐらい突っ込んでいた気がする。こういう勘違いしているからモテないんだろうなあ。いや、俺は何も勘違いしていない。俺は何も考えていない。
うん。セーフ。
って何が?
自分で何言ってるかわからなくなってきた。
「あの女の侍を弟子にとったりはしないよ」
「どうだか」
「どう見ても教えを請うような態度じゃなかっただろう」
「でも、蛟と戦っているとき、仁の強さにすごく驚いてた」
それは人付き合いじゃないだろ。
「どうだろうな」
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