れっつ とーきんぐ !

神奈川雪枝

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楽しいな!

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「あ”ぁ”-っ。」

「いきなりおっきい声出して、どーしたん?」

「ちょ、太郎君ー。泣」

「な、なんやねんっ。」

「また、太ったー。泣」

「あっそー。」

「なにその反応っ?!」

「えっ。」

「ひどいっ。私何にも食べてないのにっ、なんでっ?!」

「うせやん。」

「いや、ほんまにっ。」

「クリスマスにめちゃくちゃ食べてたやん。」

「いやいや、めっちゃ我慢してたじゃん。」

「ちょ、馬路でゆうてんのっ?!笑」

「うん。」

「ちょ、二郎ー。」

「なに?」

「こいつ、クリスマスにぎょうさん食べてたよな?」

「いやいや、食べてないでしょ?」

「むっちゃ食うてた。」

「やっぱ、そーやんな?」

「うん。」

「ちょ、あんたら何言ってんのっ?めっちゃ我慢してたやんっ。」

「吐く位食べてたでしょー。」

「えっ、お前あの後吐いたん?!」

「吐いて……ないよ ?」

「記憶ないんやろ?笑」

「ひゃーひゃーひゃーっ。笑」

「いやいや、記憶あるよ。うん、あるよ。」

「嘘つきは泥棒の始まりですよーっ。」

「ちょ、だって。えっ、あの日って私の家でパーティーしてたよね?」

「なにゆうてんのっ?!」

「やっぱ、記憶ないんやー。笑」

「えっだって、私ちゃんと自分のベッドで寝てたし?」

「そんなん、送ってあげたやん俺が。」

「すばるが送ったん?」

「うん。」

「えっ、送ってもらった……?」

「ちょ、ほんまに覚えてないん?」

「ごめん。」

「ショックやねんけどー。」

「まぁまぁ、仕方ないなぁ。」

「太郎ちゃん、最後まで居たよね?」

「おらへんわっ。」

「えっ?」

「仕事あるから、めっちゃ早くに帰ったやろ?」

「そー、だっけ?」

「ちょ、太郎帰ったのって結構早い時間やったよな?」

「どんだけ酔うのはやいねん、自分。」

「いや~、楽しくてテンション上がっちゃってさー。」

「つか、そんときにむっちゃ食べてたで。」

「まじで?」

「俺居たときですらバクバク喰ってたし。」

「うそでしょ?!」

「ほんまやって。」

「うん。」

「やって、六郎か吾郎?」

「吾郎じゃない?」

「あーそうそう。」

「なに?」

「吾郎がな、あれーダイエット中じゃなかったっけ?って聞いてきたやろ?」

「えっ?」

「ほんなら自分なー、こんな祭りの日に何がダイエットじゃーいうて食べてたやん。笑」

「店員呼んで、むっちゃ頼み出してたっ。笑」

「嘘でしょ……。」

「ほんまやってー。笑」

「無意識の内に食べてんねん。」

「もう、お酒いやだ。」

「お酒のせいちゃうでしょ。」

「意思弱いもんなー、雪枝。」

「泣」

「意思が弱いから太るわけだしね。」

「そー、やな。」

「自己管理できてないって証拠だよ。」

「うん。」

「もう、二郎ちゃんいや。」

「なんでやねんっ?!」

「まぁ、そんな女の子もかわええけどな。」

「ほんまにっ?!」

「うん、気もちわかるからさ。」

「太郎くんっ。」

「なんで、そーなんねんっ?!」

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