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怖い怖い怖い!
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外に出れない。
怖い怖い怖い。
真っ暗な家の中から
太陽の光で明るい外に出ることは、
私を震え上がらせた。
人が怖い。
何を言われる?
何をされる?
とても、
外になんか出られない。
怖い怖い怖い。
家の中でもカーテンを閉め切り、
電気もつけずに生活している。
こんな明るい場所なんかに出てしまったら、
すべて丸見えじゃないか。
白昼堂々晒されてしまうじゃないか。
そんなの無理だ。
怖い怖い怖い。
伸びきった前髪からわずかに見える、
晴天の空。
私は怖いのだ。
明るい場所で、
私がどんな人間であるかを
他人にばれるのが、
怖い。
それでも、
こうして1週間に一度、
窓辺に近づくという行為をしているのは、
外に出たいと、
本当は思っているからなんだろうか?
窓を開けるのも怖くて、
指が震える。
こんな外にすら出れない私は、
なんて、
ダメなんだろう。
ダメダメだ。
そんな私の心の支えは、
ネットゲームで知り合った、
るりかさんだ。
私の話を聞いて、
うんうんとうなづいてくれる。
「大丈夫。
そのままで。」
と私に言ってくれる。
「実は、私も外が怖いの。」と、
るりかさんは話した。
「え?」
「今まで黙っててごめんなさい。
まりかさんが頑張っているのに、
私は高みの見物客みたいな態度で。」
「それは。」
「一緒に、外に出ませんか?」
「え?」
「明日、13時に。
00駅前のカフェで待ち合わせして、
お茶、しませんか?」
無理に決まっている。
でも、るりかさんも勇気を出してくれていたとしたら?
「わ、わかりました。」
「一緒に、頑張りましょう!
私、いつでもまりかさんのこと、待ちますから。
まりかさんも、私のことを、待っていてくれますか?」
「 もちろんです。」
夜よ、明けないで。
そう願ったのは、いつぶりだろうか。
朝起きてから出るぞ、出るぞと、
試みているが、
体が全然動かなかった。
11時、12時。
時間は進んでいく。
早く出ないと。
るりかさんに申し訳ない。
13時30分だった。
勇気の一歩を踏み出したのは。
久しぶりの外は、
広く、
風が強かった。
下ばかりみて歩いていたが、
なんとか駅前のカフェに到着した。
14時すぎだった。
でも、カフェ前に人はいなかった。
もう帰ってしまった?
まだ来れてない?
それとももとから来ていない?
疑心暗鬼だった。
いつでも私の話をきいてくれたるりかさん。
そこに嘘はあるのだろうか?
待つといってくれた。
待っていてくれと頼まれた。
私はカフェの端で待つことにした。
15時になってもるりかさんは現れなかった。
16時前、
私の前に人影ができた。
「ま!まりか、さんですか?」
「 るりか、さん?」
「そうですっ!ごめんなさいっ!お待たせしてっ!」
「よかった。」
「家からっ、怖くてっ、出るのにっ、時間が、かかってしまってっ。」
るりかさんの顔を見たら、
こわばっていて、
涙目だった。
「大丈夫です。
お茶、しませんか?」
彼女の手を握る。
「ありがとう、ございます。」と、泣きながらいう彼女の肩を抱いて、
数年ぶりに、
カフェに足を運んだ。
怖い怖い怖い。
真っ暗な家の中から
太陽の光で明るい外に出ることは、
私を震え上がらせた。
人が怖い。
何を言われる?
何をされる?
とても、
外になんか出られない。
怖い怖い怖い。
家の中でもカーテンを閉め切り、
電気もつけずに生活している。
こんな明るい場所なんかに出てしまったら、
すべて丸見えじゃないか。
白昼堂々晒されてしまうじゃないか。
そんなの無理だ。
怖い怖い怖い。
伸びきった前髪からわずかに見える、
晴天の空。
私は怖いのだ。
明るい場所で、
私がどんな人間であるかを
他人にばれるのが、
怖い。
それでも、
こうして1週間に一度、
窓辺に近づくという行為をしているのは、
外に出たいと、
本当は思っているからなんだろうか?
窓を開けるのも怖くて、
指が震える。
こんな外にすら出れない私は、
なんて、
ダメなんだろう。
ダメダメだ。
そんな私の心の支えは、
ネットゲームで知り合った、
るりかさんだ。
私の話を聞いて、
うんうんとうなづいてくれる。
「大丈夫。
そのままで。」
と私に言ってくれる。
「実は、私も外が怖いの。」と、
るりかさんは話した。
「え?」
「今まで黙っててごめんなさい。
まりかさんが頑張っているのに、
私は高みの見物客みたいな態度で。」
「それは。」
「一緒に、外に出ませんか?」
「え?」
「明日、13時に。
00駅前のカフェで待ち合わせして、
お茶、しませんか?」
無理に決まっている。
でも、るりかさんも勇気を出してくれていたとしたら?
「わ、わかりました。」
「一緒に、頑張りましょう!
私、いつでもまりかさんのこと、待ちますから。
まりかさんも、私のことを、待っていてくれますか?」
「 もちろんです。」
夜よ、明けないで。
そう願ったのは、いつぶりだろうか。
朝起きてから出るぞ、出るぞと、
試みているが、
体が全然動かなかった。
11時、12時。
時間は進んでいく。
早く出ないと。
るりかさんに申し訳ない。
13時30分だった。
勇気の一歩を踏み出したのは。
久しぶりの外は、
広く、
風が強かった。
下ばかりみて歩いていたが、
なんとか駅前のカフェに到着した。
14時すぎだった。
でも、カフェ前に人はいなかった。
もう帰ってしまった?
まだ来れてない?
それとももとから来ていない?
疑心暗鬼だった。
いつでも私の話をきいてくれたるりかさん。
そこに嘘はあるのだろうか?
待つといってくれた。
待っていてくれと頼まれた。
私はカフェの端で待つことにした。
15時になってもるりかさんは現れなかった。
16時前、
私の前に人影ができた。
「ま!まりか、さんですか?」
「 るりか、さん?」
「そうですっ!ごめんなさいっ!お待たせしてっ!」
「よかった。」
「家からっ、怖くてっ、出るのにっ、時間が、かかってしまってっ。」
るりかさんの顔を見たら、
こわばっていて、
涙目だった。
「大丈夫です。
お茶、しませんか?」
彼女の手を握る。
「ありがとう、ございます。」と、泣きながらいう彼女の肩を抱いて、
数年ぶりに、
カフェに足を運んだ。
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