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あの日から。
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「まどかさん?」
「ん?」
「なんか雰囲気変わった?」
「え?」
「なんか綺麗になってる??」
「どういうこと?笑」
唯斗の家。
日曜日の朝。
垢抜けたと言いたいのだろうか。
ちか君とも関係を続けている。
私の週末はエロティックだ。
唯斗と居ると落ち着く。
ちか君と居ると楽しい。
(でも、本当は……。)
以前、不倫して赤井先輩と関係を続ける緑川さんに倫理観がどうかしてると思ったが、
私もそっちの住人になってしまったようだ。
浮気を全く疑わない唯斗を見ていると、
罪悪感が湧く。
それは、ちか君もだ。
本当に付き合ってると思い込んでる。
申し訳ない。
2人の年下男子の純粋さが、
私を狡猾にする。
テレビから関西弁が聞こえると、
私はビクッと反応してしまう。
本当は別れたくなかったんだと、
言い訳したくなる。
酷い女で居ると、
こんな女だから別れて良かったんだと
免罪符のように思える。
唯斗に大切に思われる度、
ちか君に優しくされる度、
私にそんな価値なんてないよ!と
泣きたくなる。
ナポリタンを最後に食べたあの日に
1番囚われているのは、
私の方だったりして?
「ん?」
「なんか雰囲気変わった?」
「え?」
「なんか綺麗になってる??」
「どういうこと?笑」
唯斗の家。
日曜日の朝。
垢抜けたと言いたいのだろうか。
ちか君とも関係を続けている。
私の週末はエロティックだ。
唯斗と居ると落ち着く。
ちか君と居ると楽しい。
(でも、本当は……。)
以前、不倫して赤井先輩と関係を続ける緑川さんに倫理観がどうかしてると思ったが、
私もそっちの住人になってしまったようだ。
浮気を全く疑わない唯斗を見ていると、
罪悪感が湧く。
それは、ちか君もだ。
本当に付き合ってると思い込んでる。
申し訳ない。
2人の年下男子の純粋さが、
私を狡猾にする。
テレビから関西弁が聞こえると、
私はビクッと反応してしまう。
本当は別れたくなかったんだと、
言い訳したくなる。
酷い女で居ると、
こんな女だから別れて良かったんだと
免罪符のように思える。
唯斗に大切に思われる度、
ちか君に優しくされる度、
私にそんな価値なんてないよ!と
泣きたくなる。
ナポリタンを最後に食べたあの日に
1番囚われているのは、
私の方だったりして?
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