元カレと通う料理教室🍳

神奈川雪枝

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プロローグ

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「マッズ!」

ドキドキしながら作った手料理を
婚約者は1口食べると、
そう叫んだ。

婚約者は、
私が一生懸命作った事を知っていたので、
酷い事を言ってしまってすまないと、
すぐに詫びた。

「りか、味見した?」

私のことを真っ直ぐに見つめる、
婚約者。

私は直ぐに首を横に動かした。

籍をいれるのは、
1年後の予定だ。

婚約だけして、
とりあえず、同棲してみた初日。

婚約者は、
私に頭を下げた。

「りか、料理教室とかいってみない?
仕事やめてもらったしさ、
時間作れないかな?
勿論、お金の事は任せてよ!」

稼ぎの多い婚約者は、
俺が作ってもいいんだけど、
残業多くて帰る時間遅くなるからさと、
私に頼み込んだ。

私は昔から料理が苦手だ。

親も料理が好きではなかった。

手作り、手料理、
無縁な生活だった。

手間のこんだことをしなくても、
今の時代買えば簡単に食べたいものが食べれる。

後日、婚約者は私に紙を渡してきた。
それは、近所の料理教室の案内だった。

「俺、りかの美味しい手料理楽しみにしてるから!」

婚約者は、私に頑張ってというと、
日帰り出張へ出かけて行った。

(ま、まじ?)

毎週火曜日、
近所の料理教室に、
私は通う事になった。
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