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どうしようもないんだ。
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どうするんだ、進路。
ここ数日、
よく聞かれた。
どうもしねぇよ。
安パイ狙って、
俺は大学に行く。
ただそれだけ。
いいんだよ。
俺は本当はピアニストになりたかった。
幼稚園の時にピアノと出会ってからというもの、
毎日弾き続けた。
賞もとった。
でも、家は新品のピアノ買える程余裕なんてなかった。
自分のやりたいことよりも、
家庭の経済に気ぃ使ってなにがわるいんだよ。
音大は、
遠い。
地元で十分。
趣味で弾ければ充分。
なのに、
なんでこんなに悔しいんだろう。
不思議だ。
俺は、
夢を諦めきれないでいる。
もしかしたら、
俺でもプロになれるんじゃないかと夢さえ見ちまうんだ。
どうしろってんだよ。
そんな時に幼馴染の路子が
音大のある市に私も進学すると言ってきた。
良かったらシェアしないと?
あの泣き虫路子が。
いつも俺の後ろばっかついてきてたのに、
いつの間にか俺の先、
進んでやがった。
奨学金のパンフレットも、
バイトの情報誌も、
いっぱい持って来やがった。
「私ね、悟のピアノ好きなの。」と
笑う路子。
俺だって、
自分のピアノが好きだよ。
「一緒に行こう?」
路子が手をひいてくれたから、
今の俺がある。
俺は、
あの時路子に背中を押してもらなかったら、
夢を叶えることなんてできなかった。
心から感謝してる。
ありがとう、
路子。
ここ数日、
よく聞かれた。
どうもしねぇよ。
安パイ狙って、
俺は大学に行く。
ただそれだけ。
いいんだよ。
俺は本当はピアニストになりたかった。
幼稚園の時にピアノと出会ってからというもの、
毎日弾き続けた。
賞もとった。
でも、家は新品のピアノ買える程余裕なんてなかった。
自分のやりたいことよりも、
家庭の経済に気ぃ使ってなにがわるいんだよ。
音大は、
遠い。
地元で十分。
趣味で弾ければ充分。
なのに、
なんでこんなに悔しいんだろう。
不思議だ。
俺は、
夢を諦めきれないでいる。
もしかしたら、
俺でもプロになれるんじゃないかと夢さえ見ちまうんだ。
どうしろってんだよ。
そんな時に幼馴染の路子が
音大のある市に私も進学すると言ってきた。
良かったらシェアしないと?
あの泣き虫路子が。
いつも俺の後ろばっかついてきてたのに、
いつの間にか俺の先、
進んでやがった。
奨学金のパンフレットも、
バイトの情報誌も、
いっぱい持って来やがった。
「私ね、悟のピアノ好きなの。」と
笑う路子。
俺だって、
自分のピアノが好きだよ。
「一緒に行こう?」
路子が手をひいてくれたから、
今の俺がある。
俺は、
あの時路子に背中を押してもらなかったら、
夢を叶えることなんてできなかった。
心から感謝してる。
ありがとう、
路子。
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