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未来地図
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もやもやとした気持ちを抱えながら、
家に着いた。
(今日、練習休みの日か。)
はやとくんの自転車がおいてあり、
それは彼の在宅を知らせてくれた。
「ただいま。」
「おかえり。」
「長谷川。」
「なに?」
「なんかあった?」
「え?」
「いつも、今日は何って聞くのに、聞かないじゃん。」
「あ。あー。」
「今日はね、長谷川の好きなナポリタンだよ。」
「ほんとっ?嬉しい。」
「やっと、笑った。」
「山口くんには、なんでもお見通しだね。」
「そんなことないよ。」
「うそ。」
「長谷川の気持ち、わかんないことばっかりだよ。」
「私も、わかんないや。」
「長谷川。」
「ん?」
「俺絶対プロのサッカー選手になるから。」
「なれるよ。」
「応援して。」
「してるよ。」
「もっと。」
「もっと?」
「ごめん、なんでもない。
今度試合あるんだ。」
「ほんと?いつ?」
「応援にきてほしい。」
「他校でもいって大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。
ここのサッカー場でするから。」
「学校の校庭じゃないんだ、すごいね。」
「きてくれる?」
「もちろん。」
「ありがとう。」
不思議。
はやとくんと話してると、
胸がドキドキしてそわそわする。
落ち着かないこのドキドキが、
心地いいの、なんて。
家に着いた。
(今日、練習休みの日か。)
はやとくんの自転車がおいてあり、
それは彼の在宅を知らせてくれた。
「ただいま。」
「おかえり。」
「長谷川。」
「なに?」
「なんかあった?」
「え?」
「いつも、今日は何って聞くのに、聞かないじゃん。」
「あ。あー。」
「今日はね、長谷川の好きなナポリタンだよ。」
「ほんとっ?嬉しい。」
「やっと、笑った。」
「山口くんには、なんでもお見通しだね。」
「そんなことないよ。」
「うそ。」
「長谷川の気持ち、わかんないことばっかりだよ。」
「私も、わかんないや。」
「長谷川。」
「ん?」
「俺絶対プロのサッカー選手になるから。」
「なれるよ。」
「応援して。」
「してるよ。」
「もっと。」
「もっと?」
「ごめん、なんでもない。
今度試合あるんだ。」
「ほんと?いつ?」
「応援にきてほしい。」
「他校でもいって大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。
ここのサッカー場でするから。」
「学校の校庭じゃないんだ、すごいね。」
「きてくれる?」
「もちろん。」
「ありがとう。」
不思議。
はやとくんと話してると、
胸がドキドキしてそわそわする。
落ち着かないこのドキドキが、
心地いいの、なんて。
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