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1.理不尽な世界へようこそ
泡沫の夢
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奈緒が俺の腕の中で眠っている。
ずっと、ここにいてほしい。少しでも離れたくない。
俺はそっと奈緒を抱きその柔らかな身体に軽く口づける。
久世ミナトは意識を失った奈緒を横抱きにして
ジャグジーから出ると、新しいお湯を身体に掛け流しきれいにした。
少し効き目が強すぎたかなー。
まあ、俺が手加減できなかったのもあるけど。
お風呂場から出ると、バスタオルでさっとくるんでやる。
高機能性で、すぐに水は蒸発する仕組みだ。
きっと風邪もひかないだろう。
さすがに、眠った奈緒に手を出す事はしない。
なぜなら、俺たちにはいっぱい時間があるし、
その先に進むのだって、お互いに一緒に歩んでいきたい。
意識を飛ばさせてしまって、今晩の計画が無くなってしまった事に
少し後悔はしてしまう。
本当なら、今頃、俺のベッドであんなことやこんなことができたのになぁ。
ずっと過ごしているうちに、こんなに好きになってしまうなんて、
思いもよらなかった。
可愛くて、愛しくて、ずっと君を閉じ込めておきたい。
最近は、怒ってばかりで、無邪気な笑顔を最後に見たのはいつだっただろうか。
また、俺にその天使のような笑顔を向けてほしい。
あの日に戻れたらとは、思わないけれど。
服を着替えさせて、奈緒を俺のベッドに仰向けで横たえる。
全ては奈緒のため。
この大きなベッドも、君の首につけているこの首輪も。
本当は鎖に繋いでおきたいけど、自由を好む君はきっと嫌がるから。
せめて今だけはここにいて。
奈緒のすっかり安心しきって穏やかに眠る顔を眺めていると、
少し悪戯してやりたくなる。
奈緒の横に腰かけ、首元に顔を近づける。
お風呂上がりの、いいにおいがする。
少し堪能してから、首元に口づけた。
いつもより強めに吸ったから、首元に紅い痣がついた。
この場所なら、首輪より少し上だから丁度良い場所だ。
本人には気づかれないだろうけれど、
少し上から覗き込むとその痕が見えて俺の欲望を煽る。
俺はそれに満足して、奈緒の頭を優しくなでながら、
俺自身も身体を横たえ、布団をかぶせる。
奈緒もおとなしく規則的な寝息をたてながら寝ているし、
少しだけ眠るとするか。
今日は我慢しておいてやる。
あつい想いを胸に抱き、中に抱く欲望をなんとか抑えながら眠りについた。
おやすみ、奈緒。
良い夢をーー
ーーその想いはいつからーー
ずっと、ここにいてほしい。少しでも離れたくない。
俺はそっと奈緒を抱きその柔らかな身体に軽く口づける。
久世ミナトは意識を失った奈緒を横抱きにして
ジャグジーから出ると、新しいお湯を身体に掛け流しきれいにした。
少し効き目が強すぎたかなー。
まあ、俺が手加減できなかったのもあるけど。
お風呂場から出ると、バスタオルでさっとくるんでやる。
高機能性で、すぐに水は蒸発する仕組みだ。
きっと風邪もひかないだろう。
さすがに、眠った奈緒に手を出す事はしない。
なぜなら、俺たちにはいっぱい時間があるし、
その先に進むのだって、お互いに一緒に歩んでいきたい。
意識を飛ばさせてしまって、今晩の計画が無くなってしまった事に
少し後悔はしてしまう。
本当なら、今頃、俺のベッドであんなことやこんなことができたのになぁ。
ずっと過ごしているうちに、こんなに好きになってしまうなんて、
思いもよらなかった。
可愛くて、愛しくて、ずっと君を閉じ込めておきたい。
最近は、怒ってばかりで、無邪気な笑顔を最後に見たのはいつだっただろうか。
また、俺にその天使のような笑顔を向けてほしい。
あの日に戻れたらとは、思わないけれど。
服を着替えさせて、奈緒を俺のベッドに仰向けで横たえる。
全ては奈緒のため。
この大きなベッドも、君の首につけているこの首輪も。
本当は鎖に繋いでおきたいけど、自由を好む君はきっと嫌がるから。
せめて今だけはここにいて。
奈緒のすっかり安心しきって穏やかに眠る顔を眺めていると、
少し悪戯してやりたくなる。
奈緒の横に腰かけ、首元に顔を近づける。
お風呂上がりの、いいにおいがする。
少し堪能してから、首元に口づけた。
いつもより強めに吸ったから、首元に紅い痣がついた。
この場所なら、首輪より少し上だから丁度良い場所だ。
本人には気づかれないだろうけれど、
少し上から覗き込むとその痕が見えて俺の欲望を煽る。
俺はそれに満足して、奈緒の頭を優しくなでながら、
俺自身も身体を横たえ、布団をかぶせる。
奈緒もおとなしく規則的な寝息をたてながら寝ているし、
少しだけ眠るとするか。
今日は我慢しておいてやる。
あつい想いを胸に抱き、中に抱く欲望をなんとか抑えながら眠りについた。
おやすみ、奈緒。
良い夢をーー
ーーその想いはいつからーー
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