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4.奪還作戦
希望の光
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扉の奥、薄暗く密閉された部屋で奈緒は祭壇の上で鎖で吊し上げられている。
「あっ、あぁっ、んん」
奈緒はコンから埋められたバイブで喘ぎが止まらない。
「くっそぉ、ーーーひゃあっ」
赤く染まった頬と涙ぐんで悶える様はひどく扇情的な事に奈緒は気付かない。
「……はぁっ」
床には、ポタリ、ポタリと水滴が黒い影を落としている。
奈緒の汗なのか、昂った先端から零れ落ちた滴なのか判断が付かない。
奈緒はその快感に身体を震わせる。
一体何時間、このままでいさせられるのだろうか。
達するまでに至らない快感は、奈緒の中でずっと燻り続ける。
「んぁっ……、はぁっ……」
バイブは奈緒の中を柔らかくほぐし、トロトロにさせている。
このまま締まらなくなってしまったらどうしよう……。
奈緒は息絶え絶えに、まだ意識を保っている。
すると、少し扉の向こう側から物音が聞こえた。
何やら、外が騒がしい。
一体、どうしたんだろう。
よく耳を澄ませて聴くと、足音のような駆け回る音が俺の耳に入ってきた。
誰か来たのかっ!?
「んっ……」
バイブで声が漏れそうになるが、喘ぎ声を聞かれるのは恥ずかしいので、口をしっかりと閉じて歯を噛み締める。
同時に身体の奥も締めてしまって、バイブの形と振動をもろに感じてしまう。
快感の波がズンっと押し寄せてきて、腰を前に突き出してしまう。
「ふぅっ、んっ」
それでも、奈緒は外の方へと意識を向けた。
「なん、だっ……?」
ドタバタと人が走り回る音が響いている。
さっきまでの平穏とは程遠い。
やっぱり、何かあったんだろう。
俺を助けに誰かやってきてくれたのだろうか。
もうこの際、恥なんか捨てて、少しでも一縷の望みに期待して声を上げる。
「誰、かっ!!
たすけ、てっ……」
相変わらず、外は誰かが駆け回っている。
この部屋に結界でも張ってあるのか、誰も気付いてはくれない。
少しでも足を止めてくれる気配でもあれば……。
「おいっ……、
俺は、ここだぁっ……
誰かーっ」
くそっ……
なぜなんだっ!?
今は、奈緒自身の能力も封じられていて、まともに外の様子を窺うことはできない。
なんの反応もされない事に、少し諦めが付いてきた頃だった。
突然、丸い形をしたドアノブがガチャガチャと音を立て始めた。
「ひぇっ」
あまりの突然の事に、奈緒は怯えた声を出してしまった。
だけど、その音は止まらない。
ガチャガチャ、ガチャガチャ
少しどころか、ホラー映画のような状況に奈緒は恐怖を隠せない。
それと同時に、頭の端でドアノブが壊れてしまいそうという、どうでもいい心配が頭によぎった。
後で、修理費とか請求されたらどうしよう……
なんて、考えてしまうのは、この世界にくるまでに苦い経験が多々あったからだろうか……。
しばらくして、カチャと鍵の開く音がしたと同時に、鉄柵もガシャンと引っ込んだ。
あれだけ、何をしてもびくともしなかったのに一体何が起こったのだろうか。
ついに、ゆっくりと扉がキキィーーっと、軋む音を立てて開いた。
廊下の明かりが奈緒の居る薄暗い部屋に差し込み、その人物の影を落とした。
ーーー突然の来訪者ーーー
「あっ、あぁっ、んん」
奈緒はコンから埋められたバイブで喘ぎが止まらない。
「くっそぉ、ーーーひゃあっ」
赤く染まった頬と涙ぐんで悶える様はひどく扇情的な事に奈緒は気付かない。
「……はぁっ」
床には、ポタリ、ポタリと水滴が黒い影を落としている。
奈緒の汗なのか、昂った先端から零れ落ちた滴なのか判断が付かない。
奈緒はその快感に身体を震わせる。
一体何時間、このままでいさせられるのだろうか。
達するまでに至らない快感は、奈緒の中でずっと燻り続ける。
「んぁっ……、はぁっ……」
バイブは奈緒の中を柔らかくほぐし、トロトロにさせている。
このまま締まらなくなってしまったらどうしよう……。
奈緒は息絶え絶えに、まだ意識を保っている。
すると、少し扉の向こう側から物音が聞こえた。
何やら、外が騒がしい。
一体、どうしたんだろう。
よく耳を澄ませて聴くと、足音のような駆け回る音が俺の耳に入ってきた。
誰か来たのかっ!?
「んっ……」
バイブで声が漏れそうになるが、喘ぎ声を聞かれるのは恥ずかしいので、口をしっかりと閉じて歯を噛み締める。
同時に身体の奥も締めてしまって、バイブの形と振動をもろに感じてしまう。
快感の波がズンっと押し寄せてきて、腰を前に突き出してしまう。
「ふぅっ、んっ」
それでも、奈緒は外の方へと意識を向けた。
「なん、だっ……?」
ドタバタと人が走り回る音が響いている。
さっきまでの平穏とは程遠い。
やっぱり、何かあったんだろう。
俺を助けに誰かやってきてくれたのだろうか。
もうこの際、恥なんか捨てて、少しでも一縷の望みに期待して声を上げる。
「誰、かっ!!
たすけ、てっ……」
相変わらず、外は誰かが駆け回っている。
この部屋に結界でも張ってあるのか、誰も気付いてはくれない。
少しでも足を止めてくれる気配でもあれば……。
「おいっ……、
俺は、ここだぁっ……
誰かーっ」
くそっ……
なぜなんだっ!?
今は、奈緒自身の能力も封じられていて、まともに外の様子を窺うことはできない。
なんの反応もされない事に、少し諦めが付いてきた頃だった。
突然、丸い形をしたドアノブがガチャガチャと音を立て始めた。
「ひぇっ」
あまりの突然の事に、奈緒は怯えた声を出してしまった。
だけど、その音は止まらない。
ガチャガチャ、ガチャガチャ
少しどころか、ホラー映画のような状況に奈緒は恐怖を隠せない。
それと同時に、頭の端でドアノブが壊れてしまいそうという、どうでもいい心配が頭によぎった。
後で、修理費とか請求されたらどうしよう……
なんて、考えてしまうのは、この世界にくるまでに苦い経験が多々あったからだろうか……。
しばらくして、カチャと鍵の開く音がしたと同時に、鉄柵もガシャンと引っ込んだ。
あれだけ、何をしてもびくともしなかったのに一体何が起こったのだろうか。
ついに、ゆっくりと扉がキキィーーっと、軋む音を立てて開いた。
廊下の明かりが奈緒の居る薄暗い部屋に差し込み、その人物の影を落とした。
ーーー突然の来訪者ーーー
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