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第九話 二人の朝ごはん
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翌日、お味噌汁と炊き立てのご飯の香りと、洗濯機がごうんごうんなる音で目が覚めた。
机にはいつものように朝ごはんが並んでいる。
「おはようさあや」
布団から体を起こすと、ご飯の机の下で、銀乃が私を見上げていた。
「……おはよう銀乃」
「ささ、ごはんたべようよ」
「……うん」
顔を洗って手を洗い、一応着替えると私は食事の席につく。
「いただきます」
「どうぞ召し上がれ」
白身魚の焼いたのと、たくあん。大根とレタスのサラダ、お味噌汁にはネギと麩が、混ぜご飯には鶏肉とゴボウ、ニンジンと油あげがはいっている。
昨日まで油揚げなんてこの家にはなかったし、大根もなかった。ネギだって、ずっと買ってなかった。お魚は鮭以外買ったことがない(安いからね)し、それも冷凍したのを1日前に銀乃が焼いて使ったのが最後だったし。
そもそもお米だって、もう3合もなかったはず。
でも今朝の朝食はここ数日で一番豪華なご飯、だった。
「ねね、さあや、お味噌きれてたから、僕朝買ってきちゃった。あと洗剤もなかったからね、かってきちゃった」
「狐が買い物に来て、みんな怪しまなかった?」
「さぁどうでしょう」
銀乃は笑った。
「お金、どうしたの?」
「そりゃあねぇ、昨日お金はうちに入ってきましたから」
「あのお金、使ったの?」
「うん、使ったよ?」
きょとんと銀乃は言ってから、黒いキラキラした瞳で、あっ、という顔をした。
「大丈夫君への賠償金分には手を付けてないから、ちょっと4,5万円分ね、僕が生活費として抜いたってだけの話で、お味噌と、あとちょっと食材とかね、それも大丈夫、僕すぐ稼いでくるから……」
「銀乃」
机にはいつものように朝ごはんが並んでいる。
「おはようさあや」
布団から体を起こすと、ご飯の机の下で、銀乃が私を見上げていた。
「……おはよう銀乃」
「ささ、ごはんたべようよ」
「……うん」
顔を洗って手を洗い、一応着替えると私は食事の席につく。
「いただきます」
「どうぞ召し上がれ」
白身魚の焼いたのと、たくあん。大根とレタスのサラダ、お味噌汁にはネギと麩が、混ぜご飯には鶏肉とゴボウ、ニンジンと油あげがはいっている。
昨日まで油揚げなんてこの家にはなかったし、大根もなかった。ネギだって、ずっと買ってなかった。お魚は鮭以外買ったことがない(安いからね)し、それも冷凍したのを1日前に銀乃が焼いて使ったのが最後だったし。
そもそもお米だって、もう3合もなかったはず。
でも今朝の朝食はここ数日で一番豪華なご飯、だった。
「ねね、さあや、お味噌きれてたから、僕朝買ってきちゃった。あと洗剤もなかったからね、かってきちゃった」
「狐が買い物に来て、みんな怪しまなかった?」
「さぁどうでしょう」
銀乃は笑った。
「お金、どうしたの?」
「そりゃあねぇ、昨日お金はうちに入ってきましたから」
「あのお金、使ったの?」
「うん、使ったよ?」
きょとんと銀乃は言ってから、黒いキラキラした瞳で、あっ、という顔をした。
「大丈夫君への賠償金分には手を付けてないから、ちょっと4,5万円分ね、僕が生活費として抜いたってだけの話で、お味噌と、あとちょっと食材とかね、それも大丈夫、僕すぐ稼いでくるから……」
「銀乃」
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