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第十話 大金は受け取れません!
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私の声に、銀乃は耳をぴんと立てた。
私はそのつやつやした耳を柔らかくなでると、銀乃をぎゅっと抱きしめた。
「こんなことしなくていいんだよ。私、ちゃんと自分の生活費くらい、自分でなんとかするから」
銀乃は耳をパタパタした。
「君、なんか勘違いしてない?僕は君にただお金を上げてるんじゃないよ。道で君をひいちゃって、今こうして不便をかけているお詫びとして金子を持ってきたんだよ。だから何か引け目に感じたり遠慮したりなんかすることないんだから」
「……でも」
銀乃は笑った。
「とりあえず食べて。君が食べてくれなかったら、このご飯はどうなるの?僕、神様の御使いだから、基本ご飯は食べないし、せっかくつくったのに残されたんじゃ悲しくてたまらないよ。
いやじゃなかったら、食べてくれない?さあや。僕からのお願いだよ」
銀乃は言いながら私の腕を鼻でつついた。銀乃のつやつやした湿った冷たい鼻先。私はしばらくまよって、ようやく、うん、と箸を手に持った。
◇◇◇
「さて、さあや」
ご飯を食べ終わり、私が食器をひくと、銀乃は私の前にすっと座り、束になったお札を目の前に置いた。
「これ、受け取ってくれるかな?」
いや受け取れないでしょ。というか、どんなシチュエーションなんだこれは…!
「あのね、銀乃、これは受け取れないよ……」
「僕、これを受け取ってもらえないと困るんだ。だってこれ、君をひいた賠償金だもの。宇迦さまの神使である僕が、人に迷惑をかけてお詫びもしなかったら、名誉にかかわるよ」
「それでも、こんなには、、、さっきのご飯で十分だよ」
銀乃は耳を立て、目を真ん丸にして口を開けた。
「え~困る、困るよ。君、あのネギとお米と銀鱈でいいっていうの??本気?お金、ないよりあったほうがいいじゃない?さあや、受け取ってくれない?」
私はコメントに困り口をつぐんだ。
私はそのつやつやした耳を柔らかくなでると、銀乃をぎゅっと抱きしめた。
「こんなことしなくていいんだよ。私、ちゃんと自分の生活費くらい、自分でなんとかするから」
銀乃は耳をパタパタした。
「君、なんか勘違いしてない?僕は君にただお金を上げてるんじゃないよ。道で君をひいちゃって、今こうして不便をかけているお詫びとして金子を持ってきたんだよ。だから何か引け目に感じたり遠慮したりなんかすることないんだから」
「……でも」
銀乃は笑った。
「とりあえず食べて。君が食べてくれなかったら、このご飯はどうなるの?僕、神様の御使いだから、基本ご飯は食べないし、せっかくつくったのに残されたんじゃ悲しくてたまらないよ。
いやじゃなかったら、食べてくれない?さあや。僕からのお願いだよ」
銀乃は言いながら私の腕を鼻でつついた。銀乃のつやつやした湿った冷たい鼻先。私はしばらくまよって、ようやく、うん、と箸を手に持った。
◇◇◇
「さて、さあや」
ご飯を食べ終わり、私が食器をひくと、銀乃は私の前にすっと座り、束になったお札を目の前に置いた。
「これ、受け取ってくれるかな?」
いや受け取れないでしょ。というか、どんなシチュエーションなんだこれは…!
「あのね、銀乃、これは受け取れないよ……」
「僕、これを受け取ってもらえないと困るんだ。だってこれ、君をひいた賠償金だもの。宇迦さまの神使である僕が、人に迷惑をかけてお詫びもしなかったら、名誉にかかわるよ」
「それでも、こんなには、、、さっきのご飯で十分だよ」
銀乃は耳を立て、目を真ん丸にして口を開けた。
「え~困る、困るよ。君、あのネギとお米と銀鱈でいいっていうの??本気?お金、ないよりあったほうがいいじゃない?さあや、受け取ってくれない?」
私はコメントに困り口をつぐんだ。
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