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第二章
62話 休日には
港に近い、とある職場の食堂では、小柄な少年がちょこまかと配膳をしていた。
焦げ茶色の緩く癖のある髪が、動く度にふわふわと揺れる。
以前、前髪が長すぎて前が見えないだろうと注意され、これでもつけておけと渡された髪留めは、洗濯物を干す時に使う洗濯挟みだった。
本人は特に頓着せず、それを今日も素直に前髪につけている。
彼が故郷にいた頃、こんな物を頭につけようものなら、すぐに周囲が気づき、必要ならばと慌てて従者がちゃんとした髪留めを買いに走っただろう。
もしくは、可愛らしい顔がきちんと見えるように前髪を切りましょうと勧められていたかもしれない。
ここは、良くも悪くも大雑把な人たちの集まりであった。
そして、その環境を本人は結構楽しんでいる。
どやどやと、大勢の人たちがこちらに向かってくる気配がした。
待って待って、あと少し。
慌てて動くと皿を落としたり、躓いて皿の中身が飛び出し親方の顔に命中したり(先週当たった)するので、動作だけは丁寧に早くするよう心がける。
最後の皿をテーブルに置いたのと同時に、食堂の扉が勢いよく開いた。
「メシだ!」
「腹減ったー!」
大きくてガタイの良い男たちが、次々と部屋に入って来て、自分の定位置についていく。
皆が、ガツガツと食べ始めたのを見て、ぽつんと空席があることに気づき、俺は眉を顰めた。
「ディルちゃんは?」
誰にともなく問いかけたら、一番近くにいた親方が、空になった皿をずいっと差し出しながら、教えてくれた。
「ディルクなら、部屋で設計中」
「先週終わったって言ってませんでした?」
「変更箇所が出たから、やり直しだとさ」
「またですか?」
「まただ。我儘ご貴族様にも困ったもんだよ」
俺は受け取った皿に、一盛り、ニ盛り、三盛りと炒飯を山のように盛って、親方に返した。
「フィン、俺も!」
「俺も!」
「おかわり!」
次々に空になった皿を掲げられ、慌ててテーブルを行き来する。
力仕事をしているので、腹ぺこな男たちの食欲は凄まじかった。
おかわり用に作ってあった炒飯がみるみる減っていく。
俺は厨房に向かって大声で叫んだ。
「ヤンくーん!追加まだー?」
「っしゃー!できたぞ!!」
見習いのヤンくんが、炒飯と新しく作ったおかずの皿を持ってきてくれる。
おかずが入った大皿をテーブルに置いたら、わっと沢山の手が伸びてきて、三分もしないうちになくなってしまった。
おぉ、すごい。
作りがいのある食べっぷりだな。
「フィン。ここはもういいから、ディルクさんにご飯持って行ってくれない?」
「うん!」
おかわりを頼まれた皿をヤンくんに渡し、俺は空席の前に置かれていた皿を回収する。冷めてしまった炒飯とおかずを厨房で温め直し、トレイに乗せて裏口から外に出た。
中庭を通り、作業場に隣接している建物の二階にある部屋へと向かう。ノックをしたが返事はなく、鍵はかかっていなかったので、勝手に入った。
「ディルちゃん。ご飯だよー」
部屋の中央に置いてある大きな机の前で、一人の男性が前屈みになりながら、へばりつくように立っていた。
定規とペンを持ち、大きな紙に向かって何やらブツブツと呟いている。
部屋の端に置いてある小さな棚の上に一旦トレイを置き、近づいて耳をすませてみた。
『ハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲハゲハゲハゲハゲろ』
呪詛?
紙に向かって禿げろと連呼しているが、多分依頼主に対してだ。
ディルちゃん。
ディルク・クラオザーは闇魔法の使い手であり、船の設計士だった。
ディルちゃんも先生の知り合いで、学校以外でも闇魔法を勉強できるようにと、二年前にルーちゃんと共に紹介してもらっていた。留学してくる前にも何度か会っている。
だが、本業である設計の仕事の方が多忙で、なかなか教わる機会がない。
今も、発注をしてきた依頼主がコロコロと要望を変えるので、何度も図面を描き直している最中だった。前回、丸々やり直すはめになった時は『本当に呪っちゃおうかな』とぼそりと呟いていた。
余程、腹に据えかねたらしい。
俺は、たまたまそれが聞こえてしまい、その場で震えた。
ディルちゃんが言うとシャレにならないのでやめてほしい。
実際に呪う力を持っているのだから。
でも、目の下に隈を作り、目を血走らせて、何日も図面と向き合って頑張ってる姿を見ているので、呪いたいほど憎々しい気持ちになるのも分かる。
この地に来て一ヶ月以上が経ち、学校がない土曜日に、ディルちゃんの職場兼住居がある船作りの作業場に通っているが、現在の依頼主の設計図が完成しない限り、まともに話もできなさそうだった。
友人のリヒトほどではないが、ディルちゃんも集中し出すと周りの声が聞こえなくなるので、俺は近くから再び声をかけた。
「ディルちゃん!ご・は・ん!!」
今度は聞こえたようで、ピタリと口を閉じた。
ゆっくりとこちらに顔を向けて、ぱちぱちと瞬きをする。
「…………ハゲた?」
禿げから離れて!
「知らないよ。禿げはもういいから、ちょっと休憩してご飯食べようよ」
「あぁ、もうそんな時間か…夜?」
「昼だよ。ほら。こっち来て、座って」
ぐいぐい腕を引っ張り、小さなソファが置いてある休憩スペースまで移動させ、テーブルに料理が盛られた皿を置き、スプーンを持たせる。
しばらくぼんやりした後、ディルちゃんはやっと食べ出した。
ただでさえ、ヒョロりとして細いのに、ご飯を食べないともっと痩せて倒れてしまう。
深緑色の癖のある髪はボサボサで、髪より少し薄い色の瞳は虚ろだった。
「ディルちゃん」
呼びかけると、目線だけでこちらを見た。
「今週もまた、教えてもらった基礎の訓練やったらいい?」
闇魔法の初歩である、魔力を操るための基礎訓練のやり方だけは、以前に教えてもらっていた。
俺の問いかけに、ディルちゃんはむぐむぐと咀嚼しながら、こくんと頷く。
「基礎は大事」
「うん。分かった」
ディルちゃんが食べ終わるのを最後まで見守り、空の皿をトレイに乗せて部屋を出ようとした時、ふいにディルちゃんに呼び止められた。
「フィン」
振り返ると、少し生気の戻った瞳のディルちゃんと目が合う。
「ルーカスに『行く』って伝えといてくれ」
「?」
何の話だろう。
「手紙の返事と言えば分かる」
「そうなの?分かった。伝えておくね」
ディルちゃんは頷くと、再び仕事に戻った。
食堂に戻ると、皆はすでに食べ終わったようで室内にはおらず、親方だけがお茶を飲みながら座っていた。
「おう。悪りぃな。どうだった?」
「禿げろって連呼してました」
「はははっ!じゃあ、まだ大丈夫だな」
あれが大丈夫なら、やばい時はどんな感じなんだろう。
俺は曖昧に頷いて、厨房へとトレイを運んだ。
厨房にはヤンくんがおり、今度は大量の洗い物と戦っていた。
船大工見習いのヤンくんは、雑用係でもあり、昼の食事も担当している。
本当はあと二人雑用係がいたのだが、一人は突然辞めてしまい、もう一人はタイミング悪く腕を骨折したそうで、今はヤンくんが一人で雑用係をこなしていた。
ディルちゃんが忙しく、相手をしてもらえない俺に『暇なら手伝え』と親方が言ったので、仕事場に顔を出した時だけ、ヤンくんの手伝いをするようになった。
俺に気づいたヤンくんは、ニカっと笑ってくれて、年齢もあまり離れていないせいか、近所のお兄さんみたいに感じる。
「フィン。ありがとう。俺たちも食べようぜ」
「うん!」
一応、働き手として数えてくれるらしく、昼食の賄いも用意してもらえている。
自分用の昼食が乗ったトレイを持って食堂に入ると、親方はもういなかった。
ヤンくんと向かい合わせで座り、少し遅い昼食を一緒に食べる。
「ん~、美味し」
この国に来て嬉しかったことの一つが、お米があったことだ。
前世であった、インディカ米と似たような種類のお米だったが、久しぶりのご飯に俺のテンションは上がった。
港町なので貿易も盛んで、他国の食材も輸入され、醤油や味噌に似た調味料も店で発見したので、いつかは購入して自分で料理をしたいと思っている。
前世で食べていた日本食が恋しかった。
「うん。今日のはいい感じにできたな」
「ヤンくん料理上手だよね」
「普通だろ。まぁここで鍛えられたからな。最初は不味いってぶうぶう文句言われて、慣れないし大変だった」
ヤンくんと他愛もない話をしながら食事を終え、後片付けを手伝った後は、今日は帰ることにして、親方たちに挨拶をしてから帰路につく。
「今週も基礎かぁ。まぁ基本をしっかり覚えておくことは大切だもんな」
その基礎も、ちゃんとできているか経過を見てほしかったのだが、仕方ない。
ディルちゃんの仕事が早く無事に終わりますように!と、俺は帰り道で見えた海に向かってお祈りをした。海の神様、頼みますよ!
焦げ茶色の緩く癖のある髪が、動く度にふわふわと揺れる。
以前、前髪が長すぎて前が見えないだろうと注意され、これでもつけておけと渡された髪留めは、洗濯物を干す時に使う洗濯挟みだった。
本人は特に頓着せず、それを今日も素直に前髪につけている。
彼が故郷にいた頃、こんな物を頭につけようものなら、すぐに周囲が気づき、必要ならばと慌てて従者がちゃんとした髪留めを買いに走っただろう。
もしくは、可愛らしい顔がきちんと見えるように前髪を切りましょうと勧められていたかもしれない。
ここは、良くも悪くも大雑把な人たちの集まりであった。
そして、その環境を本人は結構楽しんでいる。
どやどやと、大勢の人たちがこちらに向かってくる気配がした。
待って待って、あと少し。
慌てて動くと皿を落としたり、躓いて皿の中身が飛び出し親方の顔に命中したり(先週当たった)するので、動作だけは丁寧に早くするよう心がける。
最後の皿をテーブルに置いたのと同時に、食堂の扉が勢いよく開いた。
「メシだ!」
「腹減ったー!」
大きくてガタイの良い男たちが、次々と部屋に入って来て、自分の定位置についていく。
皆が、ガツガツと食べ始めたのを見て、ぽつんと空席があることに気づき、俺は眉を顰めた。
「ディルちゃんは?」
誰にともなく問いかけたら、一番近くにいた親方が、空になった皿をずいっと差し出しながら、教えてくれた。
「ディルクなら、部屋で設計中」
「先週終わったって言ってませんでした?」
「変更箇所が出たから、やり直しだとさ」
「またですか?」
「まただ。我儘ご貴族様にも困ったもんだよ」
俺は受け取った皿に、一盛り、ニ盛り、三盛りと炒飯を山のように盛って、親方に返した。
「フィン、俺も!」
「俺も!」
「おかわり!」
次々に空になった皿を掲げられ、慌ててテーブルを行き来する。
力仕事をしているので、腹ぺこな男たちの食欲は凄まじかった。
おかわり用に作ってあった炒飯がみるみる減っていく。
俺は厨房に向かって大声で叫んだ。
「ヤンくーん!追加まだー?」
「っしゃー!できたぞ!!」
見習いのヤンくんが、炒飯と新しく作ったおかずの皿を持ってきてくれる。
おかずが入った大皿をテーブルに置いたら、わっと沢山の手が伸びてきて、三分もしないうちになくなってしまった。
おぉ、すごい。
作りがいのある食べっぷりだな。
「フィン。ここはもういいから、ディルクさんにご飯持って行ってくれない?」
「うん!」
おかわりを頼まれた皿をヤンくんに渡し、俺は空席の前に置かれていた皿を回収する。冷めてしまった炒飯とおかずを厨房で温め直し、トレイに乗せて裏口から外に出た。
中庭を通り、作業場に隣接している建物の二階にある部屋へと向かう。ノックをしたが返事はなく、鍵はかかっていなかったので、勝手に入った。
「ディルちゃん。ご飯だよー」
部屋の中央に置いてある大きな机の前で、一人の男性が前屈みになりながら、へばりつくように立っていた。
定規とペンを持ち、大きな紙に向かって何やらブツブツと呟いている。
部屋の端に置いてある小さな棚の上に一旦トレイを置き、近づいて耳をすませてみた。
『ハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲろハゲハゲハゲハゲハゲろ』
呪詛?
紙に向かって禿げろと連呼しているが、多分依頼主に対してだ。
ディルちゃん。
ディルク・クラオザーは闇魔法の使い手であり、船の設計士だった。
ディルちゃんも先生の知り合いで、学校以外でも闇魔法を勉強できるようにと、二年前にルーちゃんと共に紹介してもらっていた。留学してくる前にも何度か会っている。
だが、本業である設計の仕事の方が多忙で、なかなか教わる機会がない。
今も、発注をしてきた依頼主がコロコロと要望を変えるので、何度も図面を描き直している最中だった。前回、丸々やり直すはめになった時は『本当に呪っちゃおうかな』とぼそりと呟いていた。
余程、腹に据えかねたらしい。
俺は、たまたまそれが聞こえてしまい、その場で震えた。
ディルちゃんが言うとシャレにならないのでやめてほしい。
実際に呪う力を持っているのだから。
でも、目の下に隈を作り、目を血走らせて、何日も図面と向き合って頑張ってる姿を見ているので、呪いたいほど憎々しい気持ちになるのも分かる。
この地に来て一ヶ月以上が経ち、学校がない土曜日に、ディルちゃんの職場兼住居がある船作りの作業場に通っているが、現在の依頼主の設計図が完成しない限り、まともに話もできなさそうだった。
友人のリヒトほどではないが、ディルちゃんも集中し出すと周りの声が聞こえなくなるので、俺は近くから再び声をかけた。
「ディルちゃん!ご・は・ん!!」
今度は聞こえたようで、ピタリと口を閉じた。
ゆっくりとこちらに顔を向けて、ぱちぱちと瞬きをする。
「…………ハゲた?」
禿げから離れて!
「知らないよ。禿げはもういいから、ちょっと休憩してご飯食べようよ」
「あぁ、もうそんな時間か…夜?」
「昼だよ。ほら。こっち来て、座って」
ぐいぐい腕を引っ張り、小さなソファが置いてある休憩スペースまで移動させ、テーブルに料理が盛られた皿を置き、スプーンを持たせる。
しばらくぼんやりした後、ディルちゃんはやっと食べ出した。
ただでさえ、ヒョロりとして細いのに、ご飯を食べないともっと痩せて倒れてしまう。
深緑色の癖のある髪はボサボサで、髪より少し薄い色の瞳は虚ろだった。
「ディルちゃん」
呼びかけると、目線だけでこちらを見た。
「今週もまた、教えてもらった基礎の訓練やったらいい?」
闇魔法の初歩である、魔力を操るための基礎訓練のやり方だけは、以前に教えてもらっていた。
俺の問いかけに、ディルちゃんはむぐむぐと咀嚼しながら、こくんと頷く。
「基礎は大事」
「うん。分かった」
ディルちゃんが食べ終わるのを最後まで見守り、空の皿をトレイに乗せて部屋を出ようとした時、ふいにディルちゃんに呼び止められた。
「フィン」
振り返ると、少し生気の戻った瞳のディルちゃんと目が合う。
「ルーカスに『行く』って伝えといてくれ」
「?」
何の話だろう。
「手紙の返事と言えば分かる」
「そうなの?分かった。伝えておくね」
ディルちゃんは頷くと、再び仕事に戻った。
食堂に戻ると、皆はすでに食べ終わったようで室内にはおらず、親方だけがお茶を飲みながら座っていた。
「おう。悪りぃな。どうだった?」
「禿げろって連呼してました」
「はははっ!じゃあ、まだ大丈夫だな」
あれが大丈夫なら、やばい時はどんな感じなんだろう。
俺は曖昧に頷いて、厨房へとトレイを運んだ。
厨房にはヤンくんがおり、今度は大量の洗い物と戦っていた。
船大工見習いのヤンくんは、雑用係でもあり、昼の食事も担当している。
本当はあと二人雑用係がいたのだが、一人は突然辞めてしまい、もう一人はタイミング悪く腕を骨折したそうで、今はヤンくんが一人で雑用係をこなしていた。
ディルちゃんが忙しく、相手をしてもらえない俺に『暇なら手伝え』と親方が言ったので、仕事場に顔を出した時だけ、ヤンくんの手伝いをするようになった。
俺に気づいたヤンくんは、ニカっと笑ってくれて、年齢もあまり離れていないせいか、近所のお兄さんみたいに感じる。
「フィン。ありがとう。俺たちも食べようぜ」
「うん!」
一応、働き手として数えてくれるらしく、昼食の賄いも用意してもらえている。
自分用の昼食が乗ったトレイを持って食堂に入ると、親方はもういなかった。
ヤンくんと向かい合わせで座り、少し遅い昼食を一緒に食べる。
「ん~、美味し」
この国に来て嬉しかったことの一つが、お米があったことだ。
前世であった、インディカ米と似たような種類のお米だったが、久しぶりのご飯に俺のテンションは上がった。
港町なので貿易も盛んで、他国の食材も輸入され、醤油や味噌に似た調味料も店で発見したので、いつかは購入して自分で料理をしたいと思っている。
前世で食べていた日本食が恋しかった。
「うん。今日のはいい感じにできたな」
「ヤンくん料理上手だよね」
「普通だろ。まぁここで鍛えられたからな。最初は不味いってぶうぶう文句言われて、慣れないし大変だった」
ヤンくんと他愛もない話をしながら食事を終え、後片付けを手伝った後は、今日は帰ることにして、親方たちに挨拶をしてから帰路につく。
「今週も基礎かぁ。まぁ基本をしっかり覚えておくことは大切だもんな」
その基礎も、ちゃんとできているか経過を見てほしかったのだが、仕方ない。
ディルちゃんの仕事が早く無事に終わりますように!と、俺は帰り道で見えた海に向かってお祈りをした。海の神様、頼みますよ!
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表紙は、Pexelsさまより、Julia Kuzenkovさまによる写真をお借りしました。ありがとうございます!