ミチゴロウさんの触手教室

チェ・キルロイ

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第七話 凌辱助手編

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「まったく、どうしてそんなことをしてるんだか…」
目が覚めると両腕を触手に絡め取られ膝立ちの状態だった
そして、目の前にはラテン系のいい男
ライムグリーンの特徴的な瞳のこの男はライム
自分と同じデウスエクスの一人で友人だ
どうやら、ミチゴロウが自分一人では手に負えないとして連れてこられたようだ
最初は助けてくれるのかと思い話しかけたが
助けるつもりはないと断られてしまった
仕方なくそんなライムと雑談露骨な時間稼ぎをしていた所だった
自分は膝立ちでライムも屈み目線を合わせ雑談をしていた
そして、自分とライムとミチゴロウともう一人のデウスエクス…今回はヴィクセンと呼ばせてもらおう
その、ヴィクセンが若者と感覚共有をしているところで冒頭のことを言ったのだ
「まあ、いいんじゃないんですかね…」
ライムは目を逸らし頭を掻きながらそう言う
「良いのかねぇ…」
僕もそう言われると仕方がないのか…としか思えなくなりそう言ってしまう
「今回は何されるんだ?」
僕は雑談のネタも尽きもはや諦め気味でそう言った
「さっきと同じように耳と脳みそをいじられる」
ライムはそうニヤケながら言う
死にはしないがとてつもない快感だろうと思い僕は苦笑いしてしまう
催淫ガスの効果がだいぶ弱まったおかげで精神的には少し余裕があるからできたことだ
「どうすれば終わる?」
僕は解放を求めてついそう聞いてしまう
「俺が満足するまでさ」
ライムはさらにいやらしい笑みを浮かべてそう告げる
おそらくはそれは建前上の話だろう
イク所までイカないと解放はあり得ないだろうと僕は思う
「じゃあ、始めてくれ…」
僕はため息をつくとそうライムに告げる
「じゃあ、スタート」
ライムがパチリと指を鳴らす

僕は両腕を拘束された状態で左右を見渡す
頭の左右に触手が降りてくる
それは僕の耳の穴を犯す触手
凹凸のないそれは僕の耳元に確実に近づいて来ている
「これ本当に大丈夫なんすか?」
僕はつい不安になり目の前に居るライムにそう声をかけてしまう
「平気平気、ちょっとこそばゆくてあとは気持ちがいいだけだから」
ライムは腕を組みながらそう言ってくれる
友人であるライムにこれから起こる痴態を見られると言うことに少し嫌悪感を抱き
「できればあまり見てほしくないんだけどな」
僕はついそう言ってしまう
「ダメだよ、ミチゴロウさんからの指示なんだから」
ライムはそれを無碍もなく却下すると僕に近寄ってくる
「それに…」
そのままキスをされる
唇が重なりあい口の中に舌が入ってくる
気がつけばお互いの舌を絡めて甘噛みし合い深いキスをしていた
唇が離れ二人は見つめ合う
僕はとても気分が恍惚とし頭がポーっとしてしまう
「かわいいな…しのしの…」
ライムは僕の頭を優しく撫でながらそう言ってくれる
「それに好きな子の泣き顔なんてあまり見られないしな」
そういえば、ライムは何故かは知らないがTSした僕のことを異様に好いていることを思い出す
「さあ、始めな」
と言うと同時にライムは指をパチリと鳴らす
耳元をまさぐっていた触手が容赦なく耳の穴に入ってくるのが分かる
細く滑らかな触手が耳の中を滑り進んでいく
その感覚はとてつもなくこそばゆく耳の周りや肩口が甘く痺れるような感覚だ
んぅんっ…
僕はその感覚に酔いしれ甘い声をあげる
こそばゆくて気持ちがいい
甘い甘い快感に僕は酔いしれ溺れていくようであった
僕はその感覚を味わいながら先程のキスを思い出す
触手入られているのもあって受け入れているのも事実ではあるが
キスのおかげで触手への不快感や嫌悪感が消えたのも事実である
そう、それはライムがくれたひとひらの優しさであったのだ
触手は耳の内側を抉るように擦り上げる
キモチイイ
全身に引き攣るような快感が走る
触手が耳の穴の入り口まで引き戻されたかと思うと次の瞬間には奥まで突き入れられる
キモチイイ
背筋をドッと快感が駆け巡る
触手が耳の中で太くなったかと思うと細かく振動する
イクイクイク絶頂する
それと同時に快感が爆発し全身が快楽に飲み込まれ絶頂してしまう
触手は多彩な責めたて翻弄する
そのたびに僕は快感を覚え甘い声をあげてそれを受け入れる
僕は触手に責め立てられ弄ばれる玩具のようであった

不意に触手の動きが止まる
むず痒い快感が体に溜まっていくのがわかる
絶頂に達したくても達せられない
欲求不満のような快感だ
どうして、触手が止まったのか少し思案するがすぐに答えがわかった
耳の内側の何かを触手が強く刺激する
それと同時に視界が揺れ自分が立っているのか座っているのかがすごく曖昧になるのを感じる
そう、鼓膜にさしあたり触手が止まってしまったのだ
鼓膜…人間が音を感じる重要な器官であると同時に平衡感覚を司る重要な三半規管を司る部分そこを刺激されているのだ
トントンと触手が鼓膜を刺激する
そのたびに視界が揺れて世界が揺れる
意外なまでにその時はすぐに来てしまう
ズンッ
「うわああああああ」
私は驚きのあまり声をあげてしまう
しかし、声も音もよく聞こえなくなる
鼓膜が破れその奥まで触手が入っていってしまったのだ
両方の耳の鼓膜が破れ三半規管を通り触手が奥へ奥へと侵入してしまう
自分が今立っているのか座っているのか寝ているのかもわからない
右も左も上も下も前も後ろもわからなくなり
まるで自分自身が宙を漂っているかのようだ
僕は乗り物に酔うかのような感覚に襲われる
吐き気がして気分が悪い
耳から何かどろりとした液体が流れ首筋を伝っているのがわかる
僕は触手になされるがままどんどんと落ちていった

ついには触手が脳まで達したのか右の耳から何かを吸い出しているのを感じる
ズズズ…ズズズ…
という音が聞こえるように感じ何かを吸い出されている
と同時に左耳から何か熱い液体が注がれいているのがわかる
トクトク…トクトク…
と熱い液体が左耳から注がれ満たされていく
液体が満ちるたびに視界がピンク色に染まり快楽の海に溺れていく
全身がガクガクと震え口からは白痴のように
あーあーと声が漏れる
液体が注がれるたびに感覚が曖昧になる
両腕の感覚がなくなり次に両足の感覚がなくなる
足って何?腕って何?
どんどんと自分が溶けてなくなっていくかのようだ
さらに快感が溢れ感覚が曖昧になる
目が見えなくなり世界は真っ暗になり
鼓膜の破れた耳はついに音を受け取ることがなくなっていく
匂いって何?味って何?自分は誰?ここはどこ?
ついには何もわからなくなってしまう


ここからは俺が引き継ごう
俺はライム。魔法使いで志乃助
俺はしのしのと呼んでいるがその友人
女体化したこいつはまあ愛人か恋人かと言った所だ
ちょうど、しのしのが完全に飲み込まれたから引き継いでと言うところだ
今のしのしの状態だが脳漿が吸い出され代わりに媚薬が脳を満たし媚薬のシロップ漬けのような状態だ
媚薬のシロップは脳を快感で満たすと同時に脳の機能を奪い快感に置き換える
だからこそ、今のしのしのは大変な状態だ
五感全てを快感に変えられ自分が何者であったかすらどうでもよくなっている
これで完成だからしょうがない
次にミチゴロウはこう言うだろう…“時は満ちた”とな
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