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第1章 until you die
第22話 ストーリーズエンド
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月を背に、雲を食み、夜空に残光を残して空を下る。するとコッカイギジドーから謎の光が放たれ、私と巨神の間に薄緑色のガラス板のような物が何枚も挟まる。
「邪魔だあぁぁぁ!!!」
炎龍は止まらない。炎龍は空気の壁を破り、ガラス板のような物をものともせず突き進む。
巨神の頭上にまで炎龍は迫り、鋭い氷の眼で巨神を睨む。
ハルバードの穂先が巨神の頭に触れると、炎龍は周りを巻き込んで激しく燃え上がる。共存出来ないはずの凍てついた氷も弾け、巨神は炎と氷の嵐に飲み込まれた。
「スノウ!」
私はハルバードを振り払いパンドラボックスへと戻す。それと同時に炎と氷の嵐は晴れ、大量の切り傷と爛れた火傷を身体に残した真っ二つの巨神が露わになった。
「もうこんな事が無いように願う……」
ザザザ―――
またあの放送が流れる。
「わー、ホントに君達よくやるね。いいよ、コッカイギジドーにおいで」
周りの街灯が消え、先方に見えるコッカイギジドーが光始めた。
「長いようで短かったな上界」
フラムは大手を振ってコッカイギジドーに歩き始めた。私もパンドラボックスを肩に担ぎ、静かに頷いて歩く。
コッカイギジドー前
「めっちゃ豪華だな……」
近くで見るコッカイギジドーはとても煌びやかだった。神が住まうにふさわしいような神々しさもあり、とても一般市民が入れるようなところには見えなかった。
ザザザ―――
「あー、さっきも会ったと思うけど、これから君達を殺す『五天』の皆さんですよー」
五天という単語に聞き覚えはなかった。しかし、さっき会った5人と言えばヤツらしか居ない。
「よう、スノウにフラム」
「イヌ……」
青メッシュのイヌ、ブロンド短髪の赤水着女、メガネのおかっぱ男、ゴスロリのマイン、片目に傷があるコートのオールバック男。
「お前らに名乗った覚えはないんだがなぁ」
五天と呼ばれる彼らは戦闘体勢をとる。その中でもイヌは一際隙がない。
「5対2だな、お前達の勝機は薄いだろう」
おかっぱ男は薄い板を触っている。宙へ指を動かすと、何も無い空間にグラフや何かの数値が書いてある薄緑色の半透明な板が広がる。
「イヌ、タイガ、ウェポンはとにかく攻撃、マインはそれの援護しろ」
おかっぱの号令で五天はこちらに向かってくる。
私はパンドラボックスを振るった。
「おせぇんだよ!」
タイガと呼ばれていたブロンド短髪女が、パンドラボックスを振り切る前にぶん殴ってきた。変形途中で攻撃を受けたため、衝撃を受け止めきれず私は吹き飛ばされる。
「スノウ!」
「余所見とは」
ウェポンと呼ばれていたコートのオールバック男がフラムを打ち上げる。フラムは腕をクロスさせてかろうじて攻撃を受け止める。しかし、ナイフを持ったイヌの追撃が、空中にいるフラムを襲う。
「ここが痛いんだろう?」
イヌはフラムの背をナイフで切り刻む。
「がああぁ!!」
背中から血を撒き散らしながら、フラムは力無く地面に落ちる。
「ドカンだよぉ!」
フラムが落ちた先の地面にはマインが既に地雷をしかけていた。
ドゴオォォン!!―――
「フラム!」
3人掛かりでフラムは攻撃された。弱点を狙われ、落ちた先で爆破の追撃。
「はは! 死んじまったなこれ!」
イヌが笑う。
私は戦おうにも、パンドラボックスが半壊してしまっていて武器が無い。
「あんたも死ねよ」
タイガは私の胸ぐらを掴みあげて拳を握る。
「邪魔だあぁぁぁ!!!」
炎龍は止まらない。炎龍は空気の壁を破り、ガラス板のような物をものともせず突き進む。
巨神の頭上にまで炎龍は迫り、鋭い氷の眼で巨神を睨む。
ハルバードの穂先が巨神の頭に触れると、炎龍は周りを巻き込んで激しく燃え上がる。共存出来ないはずの凍てついた氷も弾け、巨神は炎と氷の嵐に飲み込まれた。
「スノウ!」
私はハルバードを振り払いパンドラボックスへと戻す。それと同時に炎と氷の嵐は晴れ、大量の切り傷と爛れた火傷を身体に残した真っ二つの巨神が露わになった。
「もうこんな事が無いように願う……」
ザザザ―――
またあの放送が流れる。
「わー、ホントに君達よくやるね。いいよ、コッカイギジドーにおいで」
周りの街灯が消え、先方に見えるコッカイギジドーが光始めた。
「長いようで短かったな上界」
フラムは大手を振ってコッカイギジドーに歩き始めた。私もパンドラボックスを肩に担ぎ、静かに頷いて歩く。
コッカイギジドー前
「めっちゃ豪華だな……」
近くで見るコッカイギジドーはとても煌びやかだった。神が住まうにふさわしいような神々しさもあり、とても一般市民が入れるようなところには見えなかった。
ザザザ―――
「あー、さっきも会ったと思うけど、これから君達を殺す『五天』の皆さんですよー」
五天という単語に聞き覚えはなかった。しかし、さっき会った5人と言えばヤツらしか居ない。
「よう、スノウにフラム」
「イヌ……」
青メッシュのイヌ、ブロンド短髪の赤水着女、メガネのおかっぱ男、ゴスロリのマイン、片目に傷があるコートのオールバック男。
「お前らに名乗った覚えはないんだがなぁ」
五天と呼ばれる彼らは戦闘体勢をとる。その中でもイヌは一際隙がない。
「5対2だな、お前達の勝機は薄いだろう」
おかっぱ男は薄い板を触っている。宙へ指を動かすと、何も無い空間にグラフや何かの数値が書いてある薄緑色の半透明な板が広がる。
「イヌ、タイガ、ウェポンはとにかく攻撃、マインはそれの援護しろ」
おかっぱの号令で五天はこちらに向かってくる。
私はパンドラボックスを振るった。
「おせぇんだよ!」
タイガと呼ばれていたブロンド短髪女が、パンドラボックスを振り切る前にぶん殴ってきた。変形途中で攻撃を受けたため、衝撃を受け止めきれず私は吹き飛ばされる。
「スノウ!」
「余所見とは」
ウェポンと呼ばれていたコートのオールバック男がフラムを打ち上げる。フラムは腕をクロスさせてかろうじて攻撃を受け止める。しかし、ナイフを持ったイヌの追撃が、空中にいるフラムを襲う。
「ここが痛いんだろう?」
イヌはフラムの背をナイフで切り刻む。
「がああぁ!!」
背中から血を撒き散らしながら、フラムは力無く地面に落ちる。
「ドカンだよぉ!」
フラムが落ちた先の地面にはマインが既に地雷をしかけていた。
ドゴオォォン!!―――
「フラム!」
3人掛かりでフラムは攻撃された。弱点を狙われ、落ちた先で爆破の追撃。
「はは! 死んじまったなこれ!」
イヌが笑う。
私は戦おうにも、パンドラボックスが半壊してしまっていて武器が無い。
「あんたも死ねよ」
タイガは私の胸ぐらを掴みあげて拳を握る。
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