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アオの邸宅にて(アオとアキラ2)
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そんなことを思っていると、また眠ってしまう。眠りながら、俺、ホントに具合悪いなぁと思う。寝ても寝ても、また寝てしまうのだ。
深夜、時間の感覚は無いが、真っ暗で、スタンドの微かなオレンジの光しか見えないので、きっと深夜だ思う。
久しぶりに隣にユキが眠っていた。もふもふの身体はぽかぽかなのに、鼻だけは濡れたようでひやっと冷たい。それを俺の首すじにぺたっとくっつけて、くーくーと寝息をたてている。
「おまえ、また来てくれたのか。俺、弱ってるもんなあ。わかってるよなあ、いつも。」
アキラはユキの頭ごとぎゅっと抱きしめ、
「可愛いなあ。」
と呟く。
「俺は、可愛くはない。」
心臓が、どくんっとした。
「は?!」
暗闇の中、目を開けて、しっかりと見る。
真っ白で、とても大きい。ゴールデンレトリバーどころじゃない。思わず息を呑む。とても綺麗だ。夜なのに、その真っ白な毛は、僅かな光を反射してきらきらと艶めき、青灰色の瞳は冬の月のように冷たい光を放っている。
でも、この声は……
「アオ、アオなのか?おまえ…………!」
「おまえ、その姿は…俺、俺、習ったぞ!聖獣フェンリルだろ!!」
思わず起き上がり、また激しく咳き込み、パタッと横になるアキラ。ぜぇぜぇしている。
「落ち着け。」
平然としてフェンリルのまま語るアオ。もふもふの体をぴったりアキラにくっつける。あったかくて思わず癒やされてしまうが、そんな場合ではない。静かに言った。
「アオ、説明してくれ。」
「おまえだったのか?いつも傍にいてくれたのは?何度も夢に出てきたユキは?」
「俺は、その度にユキじゃないって言ったよな。」
「言ったかな………俺を………舐めたよな……」
「ああ、舐めたいからな。口づけも、もっとしたいし、もっともっと、色んなこともしたい。」
「は?」
落ち着け、落ち着くんだアキラ。いや、章。色んなことって何だ?俺は60歳で妻も子も、何なら孫もいて、時々妻とは、そんなふうな……ごにょごにょ…。
でも、アキラとしては、アオは、アオのことは、好きかもしれん…男なのに……いやアオもフェンリルで、はっきり言って男かも、分からんけど。
不思議だけど、アオがフェンリルっていうのは、普通に受け入れられてしまう。なぜだ?
「ずっと、話したいと思っていた。俺はフェンリルで、おまえが俺の運命の番だと。」
「何だそれ?」
「おまえの魔力は俺と同じ色だ。いや、同じなんだ。すぐ分かった。俺とおまえの魂はもともと1つだったと言うことだ。一緒にいるべきなんだ。いや、ずっと、ともにいたいのだ。俺はおまえを愛している。」
アオの、低目のよく通る声が胸の奥に響く。染み込んでいくようだ。これは多分、全部本当のことだ。全身で理解した。
深夜、時間の感覚は無いが、真っ暗で、スタンドの微かなオレンジの光しか見えないので、きっと深夜だ思う。
久しぶりに隣にユキが眠っていた。もふもふの身体はぽかぽかなのに、鼻だけは濡れたようでひやっと冷たい。それを俺の首すじにぺたっとくっつけて、くーくーと寝息をたてている。
「おまえ、また来てくれたのか。俺、弱ってるもんなあ。わかってるよなあ、いつも。」
アキラはユキの頭ごとぎゅっと抱きしめ、
「可愛いなあ。」
と呟く。
「俺は、可愛くはない。」
心臓が、どくんっとした。
「は?!」
暗闇の中、目を開けて、しっかりと見る。
真っ白で、とても大きい。ゴールデンレトリバーどころじゃない。思わず息を呑む。とても綺麗だ。夜なのに、その真っ白な毛は、僅かな光を反射してきらきらと艶めき、青灰色の瞳は冬の月のように冷たい光を放っている。
でも、この声は……
「アオ、アオなのか?おまえ…………!」
「おまえ、その姿は…俺、俺、習ったぞ!聖獣フェンリルだろ!!」
思わず起き上がり、また激しく咳き込み、パタッと横になるアキラ。ぜぇぜぇしている。
「落ち着け。」
平然としてフェンリルのまま語るアオ。もふもふの体をぴったりアキラにくっつける。あったかくて思わず癒やされてしまうが、そんな場合ではない。静かに言った。
「アオ、説明してくれ。」
「おまえだったのか?いつも傍にいてくれたのは?何度も夢に出てきたユキは?」
「俺は、その度にユキじゃないって言ったよな。」
「言ったかな………俺を………舐めたよな……」
「ああ、舐めたいからな。口づけも、もっとしたいし、もっともっと、色んなこともしたい。」
「は?」
落ち着け、落ち着くんだアキラ。いや、章。色んなことって何だ?俺は60歳で妻も子も、何なら孫もいて、時々妻とは、そんなふうな……ごにょごにょ…。
でも、アキラとしては、アオは、アオのことは、好きかもしれん…男なのに……いやアオもフェンリルで、はっきり言って男かも、分からんけど。
不思議だけど、アオがフェンリルっていうのは、普通に受け入れられてしまう。なぜだ?
「ずっと、話したいと思っていた。俺はフェンリルで、おまえが俺の運命の番だと。」
「何だそれ?」
「おまえの魔力は俺と同じ色だ。いや、同じなんだ。すぐ分かった。俺とおまえの魂はもともと1つだったと言うことだ。一緒にいるべきなんだ。いや、ずっと、ともにいたいのだ。俺はおまえを愛している。」
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