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旅の始まりの夜♡
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魔王城に行ったミミから鳥便(鳥を使った手紙)が届いた。こんなのあるんだ!驚きつつ、封を開けて読んでみる。
『ウィルは、恙無くソラのお嫁さんになりました。次はあなたの番よ。😀 ミミより』
くっそ…。プレッシャーをかけてきたな…。分かってるんだ、俺も絶対にお嫁さんだ……
勇者アキラ、決断する時だ。
「アオ、そろそろ、王宮、出ようぜ。」
「もう、いいのか?思い残しはないか?」
「無い。」
「わかった。」
人の姿なのに嬉しそうに振る尻尾が見える。
分かってる。こいつは何も言わず、俺が言い出すまで待ってくれていた。いいやつなんだよ、ホントに。
2人で王宮の皆に分かれを告げに行く。エドは俺とアオの手を握りしめて泣いた。最近、見る度に泣いてる気がする。
スチュアート夫妻と宰相は、明らかにずっと居てほしそうにしながら、大量の御礼の品を渡そうとしたので、丁重にお断りした。
アオが居なければ、こんなにスムーズに王位簒奪はできなかった。国民や貴族達を掌握するのに、聖獣フェンリルの存在は絶大だ。でも、もう充分に貢献したよな。
ミミのやつは、何も言わず、魔王城に行ってしまった。色々面倒だったんだろうな。
それを知ったエドはまた泣いていた。ホントに泣きすぎだぞ、エド。
そして、俺達はアオの家に転移した。
俺も、落ち着かないが、明らかにアオも、緊張している。らしくない。やつの緊張の高まりを感じる。
「と、取り敢えず座ろうぜ。」
俺がリビングのソファに腰掛けると、俺の前に突然アオが跪いた。驚いて硬直する俺。
アオが俺の目を見て、その後俺の右手に口づけた。そして言った。
「アキラ、おまえを愛している。俺と結婚してくれ。」
掌の中には、青灰色の石がついた銀の指輪。
「え?」
「ミミに人間のやり方を聞いた。アキラ、お前の指にはめていいか?」
「うん。」
左手の薬指に、フェンリルの色の指輪がはまった。嬉しくて、日にかざしてみた。アオみたいにキラキラしている。
俺もアオにオニキスの指輪あげなくちゃな。
「アオ、俺をアオのお嫁さんにしてください。」
「望むところだ、今すぐに。」
すぐとは、思ってはなかった…
アオはすごい勢いで俺を抱き上げると、寝室へ転移した。
アオに抱き抱えられたまま、ベッドに倒れ込む。アオの口付け。いつもと違う。どんどん深くなる。あっという間に息があがる。キスだけで俺、こんなに…
アオの目が、爛々と光る。ああ、俺、こいつに食われちゃう。いいんだ。全部食われたい……熱に浮かされたみたいに喘ぎながら、気づけば、何も着ていない。身体じゅうに口付けるアオ。そんなとこ感じるの女の人だけかと思ってたのに…あ…やばい。変な声出ちゃう。
「綺麗だ。アキラ。ずっとこうしたかった。」
「お…おまえも脱げよ。」
魔法みたいにぱっとぬいじゃうアオ。どうなってんの。
「う、うわッ、触るな!」
「全部、俺のものだ。」
そんなこと言うなよ……俺、ますます
「あ、アオ…俺、感じる…すごい…あ…ああ…出ちゃうって!!……ああ!」
こんなの初めてだ……脱力しながらアオを見る。
うわッ、何だ、この色気。ギラギラ…
そしてアオのアオは……?!!!!!!!!……怯むなアキラ。おまえならできる。
「あ、待て!待て!なんか準備とかいるんだろ?」
「魔法がある。」
1点を見つめるような、苦しそうな顔のアオが言う。大丈夫、心配するな。俺はできる男だ。
香油みたいのがたらされる。そして指が……違和感しかない……?!……ん?………そこ
「い……いやん…」
は?俺、なんて言った?俺の馬鹿者!
恥ずかし!そんなこと思ってる暇なかった。
指のくせに、指のくせに………
「あ……アオ、俺、俺もうさ……来て、アオ」
おまえ、返事くらいしろよ…
「あ!!う、うそ!!あ…あ」
「アオ、ゆっくり……優しく………して……くれ」
「当然だ…」
い、痛すぎる……俺、大丈夫か。
「もう、少し……だ…」
アオが俺をきつく抱きしめる。2人の間に隙間なんてない。痛い、痛いけど、すごく愛しい。
「アオ、好きだ。」
「!!」
奥に衝撃が来た。アオの息づかいも荒い。思わず口づける、舌が絡まる。ああ、幸せだ。
「動くぞ。」
「アオ、アオ、アオ…………好き……好きだ」
いつの間にか、ものすごい快感に支配され、俺も、アオも果てた。
「アキラ、最高だ。」
「お前もな。」
軽く口づける。眠気が襲ってくる。
こうやって、くっついて眠るって、ホントに幸せだ……と思いながら、俺は深い眠りに落ちた。
はずだったんだけど、アオ……おまえ、覚えてろよ!
『ウィルは、恙無くソラのお嫁さんになりました。次はあなたの番よ。😀 ミミより』
くっそ…。プレッシャーをかけてきたな…。分かってるんだ、俺も絶対にお嫁さんだ……
勇者アキラ、決断する時だ。
「アオ、そろそろ、王宮、出ようぜ。」
「もう、いいのか?思い残しはないか?」
「無い。」
「わかった。」
人の姿なのに嬉しそうに振る尻尾が見える。
分かってる。こいつは何も言わず、俺が言い出すまで待ってくれていた。いいやつなんだよ、ホントに。
2人で王宮の皆に分かれを告げに行く。エドは俺とアオの手を握りしめて泣いた。最近、見る度に泣いてる気がする。
スチュアート夫妻と宰相は、明らかにずっと居てほしそうにしながら、大量の御礼の品を渡そうとしたので、丁重にお断りした。
アオが居なければ、こんなにスムーズに王位簒奪はできなかった。国民や貴族達を掌握するのに、聖獣フェンリルの存在は絶大だ。でも、もう充分に貢献したよな。
ミミのやつは、何も言わず、魔王城に行ってしまった。色々面倒だったんだろうな。
それを知ったエドはまた泣いていた。ホントに泣きすぎだぞ、エド。
そして、俺達はアオの家に転移した。
俺も、落ち着かないが、明らかにアオも、緊張している。らしくない。やつの緊張の高まりを感じる。
「と、取り敢えず座ろうぜ。」
俺がリビングのソファに腰掛けると、俺の前に突然アオが跪いた。驚いて硬直する俺。
アオが俺の目を見て、その後俺の右手に口づけた。そして言った。
「アキラ、おまえを愛している。俺と結婚してくれ。」
掌の中には、青灰色の石がついた銀の指輪。
「え?」
「ミミに人間のやり方を聞いた。アキラ、お前の指にはめていいか?」
「うん。」
左手の薬指に、フェンリルの色の指輪がはまった。嬉しくて、日にかざしてみた。アオみたいにキラキラしている。
俺もアオにオニキスの指輪あげなくちゃな。
「アオ、俺をアオのお嫁さんにしてください。」
「望むところだ、今すぐに。」
すぐとは、思ってはなかった…
アオはすごい勢いで俺を抱き上げると、寝室へ転移した。
アオに抱き抱えられたまま、ベッドに倒れ込む。アオの口付け。いつもと違う。どんどん深くなる。あっという間に息があがる。キスだけで俺、こんなに…
アオの目が、爛々と光る。ああ、俺、こいつに食われちゃう。いいんだ。全部食われたい……熱に浮かされたみたいに喘ぎながら、気づけば、何も着ていない。身体じゅうに口付けるアオ。そんなとこ感じるの女の人だけかと思ってたのに…あ…やばい。変な声出ちゃう。
「綺麗だ。アキラ。ずっとこうしたかった。」
「お…おまえも脱げよ。」
魔法みたいにぱっとぬいじゃうアオ。どうなってんの。
「う、うわッ、触るな!」
「全部、俺のものだ。」
そんなこと言うなよ……俺、ますます
「あ、アオ…俺、感じる…すごい…あ…ああ…出ちゃうって!!……ああ!」
こんなの初めてだ……脱力しながらアオを見る。
うわッ、何だ、この色気。ギラギラ…
そしてアオのアオは……?!!!!!!!!……怯むなアキラ。おまえならできる。
「あ、待て!待て!なんか準備とかいるんだろ?」
「魔法がある。」
1点を見つめるような、苦しそうな顔のアオが言う。大丈夫、心配するな。俺はできる男だ。
香油みたいのがたらされる。そして指が……違和感しかない……?!……ん?………そこ
「い……いやん…」
は?俺、なんて言った?俺の馬鹿者!
恥ずかし!そんなこと思ってる暇なかった。
指のくせに、指のくせに………
「あ……アオ、俺、俺もうさ……来て、アオ」
おまえ、返事くらいしろよ…
「あ!!う、うそ!!あ…あ」
「アオ、ゆっくり……優しく………して……くれ」
「当然だ…」
い、痛すぎる……俺、大丈夫か。
「もう、少し……だ…」
アオが俺をきつく抱きしめる。2人の間に隙間なんてない。痛い、痛いけど、すごく愛しい。
「アオ、好きだ。」
「!!」
奥に衝撃が来た。アオの息づかいも荒い。思わず口づける、舌が絡まる。ああ、幸せだ。
「動くぞ。」
「アオ、アオ、アオ…………好き……好きだ」
いつの間にか、ものすごい快感に支配され、俺も、アオも果てた。
「アキラ、最高だ。」
「お前もな。」
軽く口づける。眠気が襲ってくる。
こうやって、くっついて眠るって、ホントに幸せだ……と思いながら、俺は深い眠りに落ちた。
はずだったんだけど、アオ……おまえ、覚えてろよ!
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