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6 ※Side A
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今日はなんてラッキーな日なんだろう、と。
渡されたタブレットを手に、案内された席へ着いたその時、僕は自分の幸運を信じて疑わなかった。
僕の母は典型的なdomの女王様で、遺伝子上の父親となる人物は、そんな母の複数いるパートナーの誰か。
つまり、僕という存在は、父母にとってプレイの延長線上で出来た副産物。
誰が父親なのかを確定させることは容易だが、母がそれをしなかったのは、ただ単に興味がなかったのか、それとも生まれてきた子供が、自分そっくりな顔立ちをしていたことに満足をしていたからだったのか。
「あんたは私の子。私のモノ。それでいいじゃない」
それ以外に何があるっていうの?と。
艶やかに笑う母親はあまりにも完璧で。
その足元に跪き、恍惚とした表情で母の足を舐める生き物が、もしや自分の父なのではないだろうかと、悶々としていた自分がいかにも馬鹿馬鹿しくなった。
母には歳の離れた弟がいて、つまり僕の叔父であるが、彼もまた、上位のdomだ。
domらしく女王様気質で気の荒い姉とは違い、落ち着いた風貌ではあるが――――僕にはすぐわかった。
この叔父は、姉などよりずっと上位の存在だと。
恐らく、特定のパートナーを作ることができないのは、その弊害なのだろう。
dom性からくる本能的なストレスを抑制する為、相応の場所で適度にプレイを行ってはいるようだが、叔父の私生活はいまだに謎が多い。
己の姉が複数のパートナーを抱えていることに対してどう思っているのかと依然問いかけたことがあるが、その時に叔父が言ったことは、たった一言。
「そうだね。羨ましい、かな」
その言葉を額面通りに捕らえる程、僕だって馬鹿じゃない。
叔父は確かに母を羨んでいるのかもしれない。
だがそれはパートナーを複数抱える、その事ではなく、その程度で満足ができることに対しての、半ば嘲笑ともとれる羨望。
勿論、人には人の、それぞれに見合った欲望が存在し、それが満たされるのならば、他人がどうこう口出しする問題ではなく、それはその人の自由。
ただ、母のやり方では叔父は満たされない。
そしてそれはおそらく、僕自身にも当てはまる話なのだと、その頃には既に自分でもうっすら気づいていた。
僕が生まれた時、僕のこの母親そっくりの顔から、周囲の人間はみな、僕をdomだと思ったそうだ。
バース性の判断は難しく、思春期を超えてからでなくては正確な判断はつかないことが多いが、バース性を持つ両親から生まれた子供は、ほぼ100パーセントどちらかの性質を受け継ぐことはすでに実証済みで。
それならば、こんなに母によく似た僕がSubであるはずはないと、皆はそう、思いたかったのだろう。
そして思春期になり、僕に下された診断は「switch」
バース性を持つ者の中でも極稀に存在する、いわゆる両刀使い。
subとdom、どちらの性質も兼ね備え、今だどちらかに固定されていない状態、といったところか。
建前と本音があるように、Subとdom、両方の性質を合わせもつ人間は案外多い。
けれどそのほとんどが、思春期を超えたあたりでどちらかに傾くの普通で。
Subとdom、その両方を間近にして育った僕が、そのどちらも選ぶことができなかったのは正に皮肉な話だった。
僕が母のような支配的なdomとなることを期待したものにとっても、とんだ期待外れだろう。
しかも現時点で僕にはdomとしての性質よりもSubとしての性質の方が強く出ているらしく、母のように女王然とした顔で生きる事もできない以上、とるべき道はひとつ。
僕の表向きのバース性をSubとし、パートナーを見つける事。
公的な証明書の類もしっかりSubで登録されているため、マッチングパーティーや出会いの場では、誰も僕をswitchだと疑う人間はいない。
まずは母を見習い、パーティーで出会ったdomと、多頭飼い前提でのパートナー契約を結んだこともあるが、その相手とは一か月と持たずに別れることとなった。
原因は簡単だ。
subとしての僕は彼に従うことを納得しても、domとしての僕がそれを拒絶した。
つまり、domとしての格が彼よりも僕の方が上だった、というお粗末な結末だ。
格下の相手に従うことを良しとせず、プレイをしても逆にストレスが溜まる一方とあっては、関係を続ける意味などどこにもない。
その後何度か同じよう事を繰り返してはみたが、いまだにしっくりくる相手は一人もいないのが現状。
パートナーのいない間、僕の相手をしてくれたのは叔父だ。
勿論、性行為一切なしの軽いプレイのみだが、それでも多少の欲は満たされた。
そして分かったのは不思議なピラミッド構造。
僕はSubとしては並だが、domとしては実の母よりも上の素質を持っており、そしてその僕よりも、叔父はさらに格上。
正直に言えば、僕は物心つく前から叔父に憧れており、勝手ながら、父性のようなものを感じたりもしていただが、実際に叔父とプレイをして感じたことはただ一つ。
僕には、叔父の相手は荷が重い、それだけ。
勿論僕が言わずとも、そんなこと叔父は百も承知の上で、僕の為だけにプレイの相手をしてくれていたわけだが。
domでもSubでもどちらでもいい。
いい加減、きちんと心を開いて、何もかも預けられるパートナが欲しい。
そう思って、複数のマッチングパーティーに参加するようになり、早数か月。
『見つけた』
最初に頭に浮かんだのは、その言葉。
そこだけ、まるで空気が違っているかのようにどこか魅惑的な雰囲気を漂わせる、清潔感ある青年。
自分よりは年上だろうが、少なくとも10は離れていないだろう。
今この場所にいることが何よりも証明で、間違いなく彼はSubだ。
表向きSabとなっている僕とでは、本来絶対にマッチングしない相手。
だが。
『欲しい。この男が欲しい』
僕の中で、久しく眠っていた支配者の声がそう囁く。
彼が相手なら、僕はきっと完全なるdomになれる。
そんな確証が、どこからともなく湧いてきた。
幸いここはマッチング―パーティーの会場。
つまり、目の前の相手には、いまだに誰もパートナーがいないということになる。
―――あぁ、今日の僕はなんてツイてるんだろう。
勢いあまって、何も考えず声をかけてしまった。
彼は少し戸惑ったような顔をしているが、律儀にすべての話に相槌を打ち、聞いてくれている。
恐らくは隷属的な気質の持ち主なのだろうが、不安げに揺れる瞳が愛らしくて仕方ない。
今すぐ持って帰って愛でたい。
こんなパーティーさっさとバックレてしまいたい。
そう思いながらも話を続けていれば、彼は思って以上に、domの心をくすぐる逸材で。
このままでは誰かに取られてしまうかもしれない。
そう思い、パーティー中はほかのdomなど全く眼中に入らなかった。
むしろ、この会場にいるdomはみな、敵だ。
うまく立ち回らねば。
この会場にいるdomの半数近くが彼の番号をマッチング相手として希望するであろうことは想像に容易いが、Subになりたての彼が、今すぐこの場で誰か一人を選ぶことは、ほぼ不可能に等しいだろう。
意外に思うかもしれないが、domとSubの関係性の中で、決定権を持つのはdomではなくSubだ。
強い独占欲、支配欲を持つdomからSubを守る為ではあるのだが、基本的にSub側からパートナーシップの解消を求められれば、dom側はそれを拒否できない。
とはいえ、互いに信頼するパートナーであれば、Subがdomを拒絶することなどありえず、そうしたことが行われるのは大抵、こうしたパーティーで出会い、仮のパートナー契約を結んだ場合だ。
仮にうまくマッチングしたとして、最初の3か月は公的機関に対しての報告義務が双方に発生するため、そこでパートナー解消となる場合も多い。
要は保護猫と里親のような関係で、良心的な施設の場合は普通、猫が懐かない相手には、どんなに求められたとしても猫を渡したりはしない。
まずは顔見せをして猫と親しくなり、信頼を得たところで期間を設けたうえで一度家に連れ帰ってもらい、問題がなければそのまま――――という流れをとる保護猫専門の猫カフェも、最近では増えているという。
ガラス張りのカフェの中、どこか浮世離れした様子で一人タブレットを見つめていた彼は、自分にとって最良の飼い主を探しながらも、どこか他人に対して警戒心が解けないお猫様のようで。
そんな彼が、「誰かに飼われたい、養ってほしい」と口にしたとき、僕は本当に嬉しかった。
『その願い、僕が叶えてあげる!』
そういって、本当はすぐさま両手を挙げて立候補したかった。
けれど同じSu bだと思われている今、そんなことを言えば不審がられるだけだと言葉を飲み込み、どんな立場であれ、まずはなんとか彼の隣を確保したいと、そう焦って言葉を紡いだところで時間切れ。
焦りのあまり終始イライラしっぱなしの僕をパートナーにしたいと望むdomがいたことは予想外だったが、そんなものは当然無視し、パーティーの終了後、案の定パートナーの決まらなかった彼をすぐさま確保し、信頼する叔父のいる店へと誘い出し、リラックスしてもらおうと、多少の下心も併せて少し強めの酒を飲ませた。
彼は警戒して一口しか酒を飲まなかったが、慣れない場所での緊張に手が滑ったのか、その場でグラスを落とし、服を汚してしまった。
狼狽する彼に、叔父が「私の服でよかったらバックヤードに着替えがあるから、それを」と申し出、ありがたく受け入れた彼と共にその場を去り、そして。
僕は、初めて心からパートナーにしたいと願った彼を、あっさり実の叔父に横取りされたわけで。
これまで一度も見せたことのない心からの笑みを浮かべる叔父の姿を前に、「こんなのあり…?」と途方に暮れる羽目になるのである。
渡されたタブレットを手に、案内された席へ着いたその時、僕は自分の幸運を信じて疑わなかった。
僕の母は典型的なdomの女王様で、遺伝子上の父親となる人物は、そんな母の複数いるパートナーの誰か。
つまり、僕という存在は、父母にとってプレイの延長線上で出来た副産物。
誰が父親なのかを確定させることは容易だが、母がそれをしなかったのは、ただ単に興味がなかったのか、それとも生まれてきた子供が、自分そっくりな顔立ちをしていたことに満足をしていたからだったのか。
「あんたは私の子。私のモノ。それでいいじゃない」
それ以外に何があるっていうの?と。
艶やかに笑う母親はあまりにも完璧で。
その足元に跪き、恍惚とした表情で母の足を舐める生き物が、もしや自分の父なのではないだろうかと、悶々としていた自分がいかにも馬鹿馬鹿しくなった。
母には歳の離れた弟がいて、つまり僕の叔父であるが、彼もまた、上位のdomだ。
domらしく女王様気質で気の荒い姉とは違い、落ち着いた風貌ではあるが――――僕にはすぐわかった。
この叔父は、姉などよりずっと上位の存在だと。
恐らく、特定のパートナーを作ることができないのは、その弊害なのだろう。
dom性からくる本能的なストレスを抑制する為、相応の場所で適度にプレイを行ってはいるようだが、叔父の私生活はいまだに謎が多い。
己の姉が複数のパートナーを抱えていることに対してどう思っているのかと依然問いかけたことがあるが、その時に叔父が言ったことは、たった一言。
「そうだね。羨ましい、かな」
その言葉を額面通りに捕らえる程、僕だって馬鹿じゃない。
叔父は確かに母を羨んでいるのかもしれない。
だがそれはパートナーを複数抱える、その事ではなく、その程度で満足ができることに対しての、半ば嘲笑ともとれる羨望。
勿論、人には人の、それぞれに見合った欲望が存在し、それが満たされるのならば、他人がどうこう口出しする問題ではなく、それはその人の自由。
ただ、母のやり方では叔父は満たされない。
そしてそれはおそらく、僕自身にも当てはまる話なのだと、その頃には既に自分でもうっすら気づいていた。
僕が生まれた時、僕のこの母親そっくりの顔から、周囲の人間はみな、僕をdomだと思ったそうだ。
バース性の判断は難しく、思春期を超えてからでなくては正確な判断はつかないことが多いが、バース性を持つ両親から生まれた子供は、ほぼ100パーセントどちらかの性質を受け継ぐことはすでに実証済みで。
それならば、こんなに母によく似た僕がSubであるはずはないと、皆はそう、思いたかったのだろう。
そして思春期になり、僕に下された診断は「switch」
バース性を持つ者の中でも極稀に存在する、いわゆる両刀使い。
subとdom、どちらの性質も兼ね備え、今だどちらかに固定されていない状態、といったところか。
建前と本音があるように、Subとdom、両方の性質を合わせもつ人間は案外多い。
けれどそのほとんどが、思春期を超えたあたりでどちらかに傾くの普通で。
Subとdom、その両方を間近にして育った僕が、そのどちらも選ぶことができなかったのは正に皮肉な話だった。
僕が母のような支配的なdomとなることを期待したものにとっても、とんだ期待外れだろう。
しかも現時点で僕にはdomとしての性質よりもSubとしての性質の方が強く出ているらしく、母のように女王然とした顔で生きる事もできない以上、とるべき道はひとつ。
僕の表向きのバース性をSubとし、パートナーを見つける事。
公的な証明書の類もしっかりSubで登録されているため、マッチングパーティーや出会いの場では、誰も僕をswitchだと疑う人間はいない。
まずは母を見習い、パーティーで出会ったdomと、多頭飼い前提でのパートナー契約を結んだこともあるが、その相手とは一か月と持たずに別れることとなった。
原因は簡単だ。
subとしての僕は彼に従うことを納得しても、domとしての僕がそれを拒絶した。
つまり、domとしての格が彼よりも僕の方が上だった、というお粗末な結末だ。
格下の相手に従うことを良しとせず、プレイをしても逆にストレスが溜まる一方とあっては、関係を続ける意味などどこにもない。
その後何度か同じよう事を繰り返してはみたが、いまだにしっくりくる相手は一人もいないのが現状。
パートナーのいない間、僕の相手をしてくれたのは叔父だ。
勿論、性行為一切なしの軽いプレイのみだが、それでも多少の欲は満たされた。
そして分かったのは不思議なピラミッド構造。
僕はSubとしては並だが、domとしては実の母よりも上の素質を持っており、そしてその僕よりも、叔父はさらに格上。
正直に言えば、僕は物心つく前から叔父に憧れており、勝手ながら、父性のようなものを感じたりもしていただが、実際に叔父とプレイをして感じたことはただ一つ。
僕には、叔父の相手は荷が重い、それだけ。
勿論僕が言わずとも、そんなこと叔父は百も承知の上で、僕の為だけにプレイの相手をしてくれていたわけだが。
domでもSubでもどちらでもいい。
いい加減、きちんと心を開いて、何もかも預けられるパートナが欲しい。
そう思って、複数のマッチングパーティーに参加するようになり、早数か月。
『見つけた』
最初に頭に浮かんだのは、その言葉。
そこだけ、まるで空気が違っているかのようにどこか魅惑的な雰囲気を漂わせる、清潔感ある青年。
自分よりは年上だろうが、少なくとも10は離れていないだろう。
今この場所にいることが何よりも証明で、間違いなく彼はSubだ。
表向きSabとなっている僕とでは、本来絶対にマッチングしない相手。
だが。
『欲しい。この男が欲しい』
僕の中で、久しく眠っていた支配者の声がそう囁く。
彼が相手なら、僕はきっと完全なるdomになれる。
そんな確証が、どこからともなく湧いてきた。
幸いここはマッチング―パーティーの会場。
つまり、目の前の相手には、いまだに誰もパートナーがいないということになる。
―――あぁ、今日の僕はなんてツイてるんだろう。
勢いあまって、何も考えず声をかけてしまった。
彼は少し戸惑ったような顔をしているが、律儀にすべての話に相槌を打ち、聞いてくれている。
恐らくは隷属的な気質の持ち主なのだろうが、不安げに揺れる瞳が愛らしくて仕方ない。
今すぐ持って帰って愛でたい。
こんなパーティーさっさとバックレてしまいたい。
そう思いながらも話を続けていれば、彼は思って以上に、domの心をくすぐる逸材で。
このままでは誰かに取られてしまうかもしれない。
そう思い、パーティー中はほかのdomなど全く眼中に入らなかった。
むしろ、この会場にいるdomはみな、敵だ。
うまく立ち回らねば。
この会場にいるdomの半数近くが彼の番号をマッチング相手として希望するであろうことは想像に容易いが、Subになりたての彼が、今すぐこの場で誰か一人を選ぶことは、ほぼ不可能に等しいだろう。
意外に思うかもしれないが、domとSubの関係性の中で、決定権を持つのはdomではなくSubだ。
強い独占欲、支配欲を持つdomからSubを守る為ではあるのだが、基本的にSub側からパートナーシップの解消を求められれば、dom側はそれを拒否できない。
とはいえ、互いに信頼するパートナーであれば、Subがdomを拒絶することなどありえず、そうしたことが行われるのは大抵、こうしたパーティーで出会い、仮のパートナー契約を結んだ場合だ。
仮にうまくマッチングしたとして、最初の3か月は公的機関に対しての報告義務が双方に発生するため、そこでパートナー解消となる場合も多い。
要は保護猫と里親のような関係で、良心的な施設の場合は普通、猫が懐かない相手には、どんなに求められたとしても猫を渡したりはしない。
まずは顔見せをして猫と親しくなり、信頼を得たところで期間を設けたうえで一度家に連れ帰ってもらい、問題がなければそのまま――――という流れをとる保護猫専門の猫カフェも、最近では増えているという。
ガラス張りのカフェの中、どこか浮世離れした様子で一人タブレットを見つめていた彼は、自分にとって最良の飼い主を探しながらも、どこか他人に対して警戒心が解けないお猫様のようで。
そんな彼が、「誰かに飼われたい、養ってほしい」と口にしたとき、僕は本当に嬉しかった。
『その願い、僕が叶えてあげる!』
そういって、本当はすぐさま両手を挙げて立候補したかった。
けれど同じSu bだと思われている今、そんなことを言えば不審がられるだけだと言葉を飲み込み、どんな立場であれ、まずはなんとか彼の隣を確保したいと、そう焦って言葉を紡いだところで時間切れ。
焦りのあまり終始イライラしっぱなしの僕をパートナーにしたいと望むdomがいたことは予想外だったが、そんなものは当然無視し、パーティーの終了後、案の定パートナーの決まらなかった彼をすぐさま確保し、信頼する叔父のいる店へと誘い出し、リラックスしてもらおうと、多少の下心も併せて少し強めの酒を飲ませた。
彼は警戒して一口しか酒を飲まなかったが、慣れない場所での緊張に手が滑ったのか、その場でグラスを落とし、服を汚してしまった。
狼狽する彼に、叔父が「私の服でよかったらバックヤードに着替えがあるから、それを」と申し出、ありがたく受け入れた彼と共にその場を去り、そして。
僕は、初めて心からパートナーにしたいと願った彼を、あっさり実の叔父に横取りされたわけで。
これまで一度も見せたことのない心からの笑みを浮かべる叔父の姿を前に、「こんなのあり…?」と途方に暮れる羽目になるのである。
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