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45、我慢しなくて良いのデスヨ (2) *
しおりを挟む「ふ……あっ……や…っ…」
ペチャッ……ジュッ…
だだっ広いスイートルームに、湿った音と喘ぎ声が響き渡る。
日が落ちかける夕方の窓辺。
オレンジ色に照らされた大きなガラス窓に背を預け、ヨーコは白い喉を晒し、閉じた睫毛を震わせている。
琴子によってきっちり着付けられたはずの振袖は、既に乱れに乱れていた。
衿の合わせが肩まで大きく開かれ、まろび出た胸には赤紫の痕がいくつも散っている。
透に命じられるままに着物の裾を開いて持ち上げているから、前がはだけて下半身が丸見えだ。
いや、透の頭で隠れてはいるのだけれど……。
「あっ、トオル、もうダメ……やっ…」
「まだだよ……ちゃんと脚を開いて立ってて」
ジュッ!と愛液を啜られて、嬌声が上がる。
『着物を着たままで愛し合いたい』
それが透の希望だった。
結納の時からそう決めていたらしい。
だから、必要もないのに祖母と一緒にタクシーに乗り込んで町田市まで行き、そのまま家に帰らずホテルに来た。
『上品そうに着飾ってるヨーコをグチャグチャに乱したいんだ』
そう言われて恥ずかしかったけれど、逆らう理由は無かった。
だってヨーコ自身もそれを望んでいたから。
透の実家では1階の客間で1人寝で、同じ屋根の下にいるというのに離ればなれ。
たまに人目を盗んで短いキスをするのが精一杯で、肌を触れ合わせる事が出来なかった。
ーーその分、今日はトオルがしたいようにさせてあげたい。
日本に来てから、透には沢山の幸せを貰った。
ニューヨークから追い掛けてきたヨーコを迷惑がらずに喜んでくれた。
本城家で躊躇なくヨーコへの想いを告げてくれた。
婚約者にしてくれた。
1週間デキなくて、拗ねながら強く自分を求めてくれた……。
その分、ヨーコだって透を喜ばせてあげたいと思っているのだ。
だから……。
「ああっ、イイっ!……ああっ!」
着物の裾を握る手にギュッと力を込めて、脚を更に大きく開いた。
透は両手でヨーコの花弁を大きく開き、容赦なく舌を這わせている。
濡れた舌先でツツーッと下から上に舐め上げ、プックリ膨らんだ突起を口に含む。
吸い上げ、舌で突き、味わうように唇で喰む。
時々舌でフルフルと左右に揺らされると、堪らなくなって脚を閉じたくなった。
だけど透の頭によって、それも叶わない。
快感の逃げ場が無くて、ひたすら嬌声を上げ続けた。
敏感な部分への刺激で愛液が溢れて来ると、透は1滴たりとも無駄には出来ないと言うかのように、大きな音を立てて啜り、ペチャペチャと舐めた。
ヨーコの太腿が細かく震え出す。赤く充血した蕾もピクピクと痙攣していて、もうすぐそこまで快感の波が来ているのが見て取れた。
ツプッ……。
透は一旦顔を離すと、男性にしては長くて綺麗な人差し指を蜜壺に挿し入れた。
ヨーコの反応を確かめるように入口をジッと見つめながら、ゆっくりと抽送を繰り返す。
「ん……あっ……は…っ…」
「感じてるね……指に吸い付いて来る。それに……ココもピクピクしてる」
言いながら、既に剥き出しになっている蕾を人差し指の腹でクルリと撫でた。
「やっ!……駄目っ…」
強過ぎる刺激に腰が跳ね、思わず太腿を閉じた。
グッと力が入り、透の手を挟み込む。
「邪魔するなんて、いけない子だな」
「えっ?……あっ、やっ!」
片脚をグイッと抱え上げられ、透の肩に回された。
大きく股を開いた状態で、今度は指を2本に増やされ、いきなり激しく出し入れされる。
グチョッ……グチュッ……と粘着質な音がした。
指をクイッと曲げて腹側の内壁を執拗に擦られると、奥の方から甘い痺れが迫り上がる。
「あっ、ソコっ……イイっ……」
「……気持ちいい?」
「イイ…っ……ああっ、もう……!」
「いいよ、思いきり乱れてイってよ」
指の抽送を激しくしながら、蕾にチュッ、チュッと啄むように口づける。
「ああっ!もう……イっちゃう…っ」
最後にチューーーッと強く吸い付かれて、目の前で光がパンッ!と弾けた。
「やっ、ああっ!……イクっ!」
耐えきれず、とうとう着物の裾を手放して、透の頭を押さえ込んだ。
そのまま壁に背を預けてズルズルと床に座り込むと、透が目を細め、肩で息をしているヨーコを満足げに見つめる。
「ヨーコ、綺麗だ……凄くエロい。見てるだけでイっちゃいそうだ」
「見てるだけじゃ……嫌なのデス……。トオルも……気持ち良くなって…イってクダサイ……」
「言われなくても……我慢できるはず無いっ!」
「あっ!」
何処で覚えたのか、透は慣れた手つきで帯を解き、着物の合わせを完全に開くと、そのままヨーコをカーペットの上に押し倒した。
ヨーコの痴態から目を離さずに、膝立ちでスラックスからベルトを抜き取る。シュッと衣擦れの音がした。
前をはだけ、下着ごとそれを引き下ろすと、立派な漲りがブルンと飛び出してきた。既に血管が浮き上がり、先端から透明な液を垂らしている。
透は片手でソレを握りしめ、蜜口に充てがうと、「ナマでするよ」と呟いた。
「えっ?」
「そのままのヨーコを感じさせて」
言うが早いか、躊躇なく一気に奥まで突き刺してきた。
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