18 / 83
<< 番外編 >>
2人の熱帯夜 (1)*
しおりを挟む100話のハワイでの新婚旅行のお話です。
ひたすらラブラブです。
*・゜゚・*:.。..。.:* .。.:*・・**・゜゚・*:.。.. .。.:*・゜゚・*
「ヒナ……今すぐ別荘に帰ろう」
「ええっ、何言ってるの?!」
青い空、白い砂浜、エメラルドグリーンの海。
写真から切り取ったような美しい景色がすぐ目の前に広がっているのに、水際に足を踏み出した途端、朝哉が手首を掴んで引き止めた。
ーーえっ、どうして?!
ここは、2人が今夜から3泊する時宗の別荘からすぐ近くのプライベートビーチ。
この近辺のコンドミニアムやヴィラの所有者のみが使用できるため、観光客が大挙して訪れる一般のビーチよりも比較的空いていて、利用者もセレブな感じだ。
そうは言ってもこの周囲は別荘地でタワーコンドミニアムも立ち並んでいるため、芋洗い状態じゃないだけで、そこそこ人がいる。
パラソルの下で寛いでいる人、バスタオルを敷いて寝そべっている人、泳いでいる人。
それぞれ思い思いのスタイルでビーチを楽しんでいるようだ。
なのに……。
「えっ、ビーチに行こうって言ったのは朝哉でしょ? 気分が悪くなった?」
オデコに触れてみたけれど熱があるようには見えない。第一ついさっき別荘で水着に着替えて、「よっしゃ~、泳ぐぞ~!」なんて張り切って出て来たのだ。
「…………てる」
「えっ?」
口を尖らせてモゴモゴ何か言ってるけど聞き取れない。
彼の口元に耳を寄せて聞き返すと、今度はやけくそみたいな大声が鼓膜に響いた。
「男どもがさっきからヒナの身体をジロジロ見てるんだよ!」
ーーはぁあ?!
「何言ってるの? アジアンが珍しいだけでしょう。気にする必要無いわ」
第一ここはビーチだ。水着姿の女性なんて沢山ウロついてるし、なんならみんな雛子よりも豊満なメロンサイズの胸を揺らしまくっている。
むしろ、こんな貧相な体型で注目されていると思う方が自意識過剰で恥ずかしい。
「さっきあっちのパラソルの2人組が口笛を吹いた。あっちのヤツは自分の彼女そっちのけでヒナに見惚れてた。俺のなのに」
「俺のなのに……って…」
「ヒナにビキニなんて着させるんじゃなかった。競泳用水着にすれば良かった。いや、アレはアレでそそるから、ギリでウエット・スーツだな」
「ウエット・スーツって、サーファーじゃないんだから……だけど、この水着は朝哉が選んでくれたのよ?」
白いホルターネックのビキニは日本を出発する前にデパートで朝哉が買ってくれたものだ。
ワイキキのビーチには白が映えるはずだ、絶対に似合うと雛子以上にはしゃいでいて、試着して見せたら「最高!」とサムズアップまでしてたのに。
「1人で眺めてるぶんには良かったけど……ビーチに出たら他のヤツもいるんだって事を失念してたんだ。誰にも見せたくない」
思わずふふっと笑ってしまう。
「馬鹿ね、水に入れば顔以外見えやしないわ。私だって朝哉のカッコいい水着姿を誰にも見せたくないもの。一緒に海に入っちゃいましょうよ」
そう言って手を引けば、朝哉は『眼から鱗』とばかりにパアッと顔を輝かせて、逆に手を引き走り出す。
「そうか……そうだよな。2人で海でイチャついて見せつけてやろうぜ!」
ーーもうっ、少年みたい。
普段はイケてる青年実業家なのに、2人きりでは甘くて素直で可愛くて、年下に思える事さえある。
ーーまあ、そんな所も含めて好きなんだけど……。
そして、最近ではそんな彼の操縦法も徐々に身について来たんじゃないかな……と、雛子は我ながら思っているのだった。
結局ビーチにいたのはほんの1時間くらいだった。
海に入っている間は抱き合って波に揺られてはしゃいでいたけれど、陸に上がるとやはり朝哉は男性の視線が気になるらしく、タオル地の長袖パーカーを頭からすっぽりと被せてくる。
日差しは強いし汗がダラダラ流れ出すし、ひたすら暑くて堪らない。
結局雛子の方がギブアップして、別荘に帰ることを提案する羽目になった。
時宗所有の別荘は3LDKのラナイとプール付き。
ラナイとはハワイ語で大型バルコニーの事で、LDKから庭に向かって屋根付きのウッドデッキが続いていて、屋外リビングという趣きになっている。
そこに籐製のソファーやカウチが置いてある。
その向こうに見えるのはプライベートプールとジャグジー。
周囲を植え込みや木で覆われているので、ジャングルの離れ家みたい。
「やっぱりハワイは日射しが強いわね。日焼け止めなんて意味が無かったわ」
シャワーを浴びてから鏡に背中を映して見たら、ビキニ型の日焼け跡がくっきりついている。
遅れてシャワールームから出て来た朝哉がハッと足を止めて、「うわっ、エロっ」と呟いた。
「なんだよヒナ、誘ってるの?」
「えっ、何が?」
「そんなエロい日焼け跡のある裸体を晒してさ、そんなの『白い部分にむしゃぶりついて下さい』って言ってるようなもんだろ」
「言ってないわよ」
「いや、口で言わなくても身体が言ってるんだよ……って言うか、もうどっちでもいいや。とりあえず襲う」
「ええっ!」
言うが早いか抱き抱えられ、ラナイにある籐製の2人用カウチにドサリと下ろされた。
「エロっ!堪んないな」
「さっきからエロいエロいって……」
「エロいからしょうがない」
朝哉は片膝をカウチに乗せながら雛子を押し倒し、日焼けしていない白い胸の柔肌を弄ぶ。
手のひらで包み込んで捏ね回したり、感触を確かめるようにフニフニと持ち上げたりしてから、ギュッと鷲掴んで先端に口づけた。
「ん……美味しい」
「やっ……何言って……」
「ヒナの胸はマシュマロだ。そしてこの先っぽは飴玉。舐めていいのは俺だけ……」
甘えたように言ってから、本物の飴玉を舐めるみたいにペロペロと舐め始めた。
ペチャッ……ジュルジュル……。
指が食い込むほど鷲掴んだ胸に、交互に唇を寄せる。はみ出している部分に口づけ、痼ったピンクの先端を舌で転がし、乳輪ごと口に含んでハムハムと喰む。
うっとりと恍惚の表情を浮かべ、唾液でベトベトにしながら一心不乱に味わい尽くす。
「あん……あっ、ん……っ」
胸を弄られているのに下半身まで連動するように疼き出す。
軽く腰をモジモジさせると、それに気付いた朝哉が上半身を起こし、ニヤリと口角を上げた。
「ヒナ……コレが欲しいの?」
先走りでぬらりと光るソレを右手で持って、雛子の割れ目の表面を撫で上げる。
「あっ!……やっ……」
左手で割れ目を開かれると、ヌチャッと粘着質な音がして、小さな蕾が顔を出す。
朝哉は濡れた鈴口の先端で蕾をツンツン突いたかと思うと、次はグリグリと押し付けて来た。
「あんっ!ああっ、ああっ……やめて!駄目ぇ!」
「は……っ、ヒナのココ……めっちゃ勃ってコリコリしてる……っ」
蜜口から溢れ出す愛液を肉棒で掬い取り、反り返ったソレを割れ目に沿って滑らせる。戻る時にカリの引っ掛かりで蕾を弾くと、雛子が嬌声を上げながら背中を反り返らせる。
白い胸がプルンと揺れて、更に朝哉の劣情を煽った。
「もう駄目……っ…お願い…朝哉の……ちょうだい」
潤んだ瞳で懇願されて、朝哉の漲りがブルンと跳ねた。
「………っ、ヒナっ、お前、煽り過ぎっ!」
雛子の膝裏を持ち上げて胸につくほど折り畳むと、目の前の蜜口目掛けて獰猛なソレを一気に突き刺した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にエタニティの小説・漫画・アニメを1話以上レンタルしている
と、エタニティのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。