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第21話 ブルーアイの花と涙
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サラスティナが三学年に進級してから、学園での生活はますます充実していた。
友人たちと交わす笑い声や、ふとした会話の端々からも、その穏やかな日々が伝わってくる。
そんな中で、レーモンドは新しく副会長に就任したマイノス公爵家の子息と、アイザック殿下の存在がどうにも気になって仕方がなかった。
けれど、サラスティナの様子を見る限り、特別な想いを寄せているようには見えない。
その事実に、胸の奥で小さな安堵が息をつく。
季節が巡り、卒業を目前に控えた頃。サラスティナは十五歳――成人の節目を迎えた。
家族でささやかな誕生日祝いを開こうと話していた矢先、リュモン子爵家からも「ぜひ娘の成人を共に祝いたい」と申し出があった。
それならばと、両家合同での内輪の祝いに決まった。
会場はマイラス侯爵家の庭園。華やかに装うより、家族と、家族のように慕う使用人たちに囲まれて過ごしたい――
それがサラスティナらしい願いだった。
学園から戻ると、侍女たちが待ち構えていた。
手際よくドレスへと着替えさせられ、金の髪に青い宝石の光が差し込む。
そのドレスは、レーモンドの瞳のような深いブルーに、彼自身の髪の色を思わせるゴールドを織り込んだものだった。
姿見に映った自分を見て、サラスティナはようやく悟る。――今日は、わたしの成人祝いなのだと。
すでに学園では、友人のアリスをはじめ、生徒会の仲間たちから贈り物や小さな茶会を開いてもらっていた。
けれど、いざ家に戻り、レーモンドの色に染められた衣装を纏った瞬間、胸の奥で何かがじんわりと温かくなった。
迎えに現れたレーモンドは、その姿を目にした途端、息を呑んだまま動けなくなった。
まるで、自分自身の色が命を持ってサラスティナに寄り添い立っているかのようだった。
「レイ、何か言ってよ……」
恥ずかしげに微笑む彼女に、ようやく我に返ったレーモンドは、頬を染めながら呟いた。
「……サラの美しさに見惚れてた。俺の色を纏ったサラだと思ったら、嬉しくて……誰にも見せたくなくなった」
「もう、見つめすぎよ」
小さく笑ったサラスティナは、軽やかに言葉を返し、彼の手を取った。
「さぁ、行きましょう。みんなが待ってるわ」
庭園に出ると、そこは小さな舞踏会のようだった。
飾りつけも、灯りの色も、どこか温かい。
リュモン子爵家の家族や使用人たちが勢揃いし、拍手と笑顔がサラスティナを包み込む。
「ありがとう……」
涙をこらえながら言葉を紡ぐ彼女に、レーモンドは柔らかく笑った。
「サラの大切な人たちだ。みんなで祝いたかったんだ」
やがて、デュランの声が響いた。
「サラスティナ、皆に一言頼む」
静まり返る庭。
サラスティナは姿勢を正し、凛とした声で言った。
「わたくし、本日で十五歳になりました。これまで支えてくださった皆さまのおかげで、今日という日を迎えられましたこと、心から感謝しています。」
深々とカーテシーをすると、拍手が鳴り止まないほどに続いた。
リュモン子爵サミエルがグラスを掲げた。
「では、娘の成人とこれからの幸せを願って――乾杯!」
グラスの音が夜気に溶け、笑い声が広がる。
その中で、弟のサイラスが駆け寄ってきた。
「姉上、お誕生日おめでとう。叔父様と作ったバッグだよ。容量は無限で、時間も止まるんだ。……もし、マイラス侯爵家が嫌になったら、荷物まとめて帰ってきなね」
悪戯っぽくウインクするサイラスに、サラスティナは思わず吹き出した。
「そんなふうには使わないわ。でも……ありがとう」
そう言って、弟の頬に軽くキスを落とす。
横で見ていたレーモンドが、思わず呟いた。
「……俺は、そんなことされたことないのに」
サイラスは得意げに胸を張る。
「姉上は僕にいつもしてくれるもん。おじさん、可愛くないからじゃない?」
サラスティナは苦笑しながら、二人を見比べて言った。
「レイ、サイラスは弟なの。頬にだってキスくらいするわよ」
「俺は夫だぞ」
「書面上のね」
サイラスの返しに、使用人たちの笑いが弾けた。
続いてリュモン子爵夫妻からの贈り物。
父サミエルは、優しい眼差しで言った。
「サラスティナ、十五歳おめでとう。こんなに立派なレディになって……サラの日々の成長を近くで見れなくて後悔してるよ。…でも、もう成人だ。自分の信念を貫き幸せになさい」
母マリエルは、彼女の手を包みながら微笑む。
「サラちゃん、お誕生日おめでとう。あなたの想いはきっと実を結ぶわ。だって、こんなに綺麗なレディなんですもの」
そう言って渡されたのは、装飾の施された小箱だった。
「これは父と母からの贈り物。中身は知っているでしょう。……ここぞという時に使いなさい」
開けると、男女ペアのネックレスが二組。
ブルーの宝石が静かに光を放っていた。
一瞬、サラスティナの表情が強ばり、すぐに蓋を閉じる。
両親は何も言わず、ただ穏やかに笑った。
その後、デュランが差し出した箱には、豪奢なティアラとネックレス、イヤリングが揃っていた。
「これは、亡き妻の形見だ。お前が選んだ相手との結婚式で使ってほしい」
「デューお父様、ありがとうございます。お母様の分まで、幸せな結婚をしますね」
そう答える彼女の横顔を見ながら、レーモンドは胸がざわついた。
――もし、前の生のように、彼女がアイザック殿下と結ばれる未来が来たら。
考えるだけで、胸が痛い。
最後に、レーモンドが一歩前に出た。
「サラ、こっちに来てくれるか」
人々の喧騒を離れ、庭園の奥へと歩く。
そこには新しく建てられたガラス張りの温室があった。
夜の灯りを受けて、花々が柔らかく輝いている。
サラスティナは息を呑んだ。
「……これ、全部?」
「サラは花が好きだろう。特にこのブルーアイ。領地に咲いていたあの花を、ここに移してみたんだ」
レーモンドの言葉を聞いた瞬間、彼女はそっと彼の胸に飛び込んだ。
「サラ……嬉しい?」
彼女は何も言わず、肩を震わせながら頷いた。
その涙は、幸福そのもののように、温かくレーモンドの胸を濡らしていった。
友人たちと交わす笑い声や、ふとした会話の端々からも、その穏やかな日々が伝わってくる。
そんな中で、レーモンドは新しく副会長に就任したマイノス公爵家の子息と、アイザック殿下の存在がどうにも気になって仕方がなかった。
けれど、サラスティナの様子を見る限り、特別な想いを寄せているようには見えない。
その事実に、胸の奥で小さな安堵が息をつく。
季節が巡り、卒業を目前に控えた頃。サラスティナは十五歳――成人の節目を迎えた。
家族でささやかな誕生日祝いを開こうと話していた矢先、リュモン子爵家からも「ぜひ娘の成人を共に祝いたい」と申し出があった。
それならばと、両家合同での内輪の祝いに決まった。
会場はマイラス侯爵家の庭園。華やかに装うより、家族と、家族のように慕う使用人たちに囲まれて過ごしたい――
それがサラスティナらしい願いだった。
学園から戻ると、侍女たちが待ち構えていた。
手際よくドレスへと着替えさせられ、金の髪に青い宝石の光が差し込む。
そのドレスは、レーモンドの瞳のような深いブルーに、彼自身の髪の色を思わせるゴールドを織り込んだものだった。
姿見に映った自分を見て、サラスティナはようやく悟る。――今日は、わたしの成人祝いなのだと。
すでに学園では、友人のアリスをはじめ、生徒会の仲間たちから贈り物や小さな茶会を開いてもらっていた。
けれど、いざ家に戻り、レーモンドの色に染められた衣装を纏った瞬間、胸の奥で何かがじんわりと温かくなった。
迎えに現れたレーモンドは、その姿を目にした途端、息を呑んだまま動けなくなった。
まるで、自分自身の色が命を持ってサラスティナに寄り添い立っているかのようだった。
「レイ、何か言ってよ……」
恥ずかしげに微笑む彼女に、ようやく我に返ったレーモンドは、頬を染めながら呟いた。
「……サラの美しさに見惚れてた。俺の色を纏ったサラだと思ったら、嬉しくて……誰にも見せたくなくなった」
「もう、見つめすぎよ」
小さく笑ったサラスティナは、軽やかに言葉を返し、彼の手を取った。
「さぁ、行きましょう。みんなが待ってるわ」
庭園に出ると、そこは小さな舞踏会のようだった。
飾りつけも、灯りの色も、どこか温かい。
リュモン子爵家の家族や使用人たちが勢揃いし、拍手と笑顔がサラスティナを包み込む。
「ありがとう……」
涙をこらえながら言葉を紡ぐ彼女に、レーモンドは柔らかく笑った。
「サラの大切な人たちだ。みんなで祝いたかったんだ」
やがて、デュランの声が響いた。
「サラスティナ、皆に一言頼む」
静まり返る庭。
サラスティナは姿勢を正し、凛とした声で言った。
「わたくし、本日で十五歳になりました。これまで支えてくださった皆さまのおかげで、今日という日を迎えられましたこと、心から感謝しています。」
深々とカーテシーをすると、拍手が鳴り止まないほどに続いた。
リュモン子爵サミエルがグラスを掲げた。
「では、娘の成人とこれからの幸せを願って――乾杯!」
グラスの音が夜気に溶け、笑い声が広がる。
その中で、弟のサイラスが駆け寄ってきた。
「姉上、お誕生日おめでとう。叔父様と作ったバッグだよ。容量は無限で、時間も止まるんだ。……もし、マイラス侯爵家が嫌になったら、荷物まとめて帰ってきなね」
悪戯っぽくウインクするサイラスに、サラスティナは思わず吹き出した。
「そんなふうには使わないわ。でも……ありがとう」
そう言って、弟の頬に軽くキスを落とす。
横で見ていたレーモンドが、思わず呟いた。
「……俺は、そんなことされたことないのに」
サイラスは得意げに胸を張る。
「姉上は僕にいつもしてくれるもん。おじさん、可愛くないからじゃない?」
サラスティナは苦笑しながら、二人を見比べて言った。
「レイ、サイラスは弟なの。頬にだってキスくらいするわよ」
「俺は夫だぞ」
「書面上のね」
サイラスの返しに、使用人たちの笑いが弾けた。
続いてリュモン子爵夫妻からの贈り物。
父サミエルは、優しい眼差しで言った。
「サラスティナ、十五歳おめでとう。こんなに立派なレディになって……サラの日々の成長を近くで見れなくて後悔してるよ。…でも、もう成人だ。自分の信念を貫き幸せになさい」
母マリエルは、彼女の手を包みながら微笑む。
「サラちゃん、お誕生日おめでとう。あなたの想いはきっと実を結ぶわ。だって、こんなに綺麗なレディなんですもの」
そう言って渡されたのは、装飾の施された小箱だった。
「これは父と母からの贈り物。中身は知っているでしょう。……ここぞという時に使いなさい」
開けると、男女ペアのネックレスが二組。
ブルーの宝石が静かに光を放っていた。
一瞬、サラスティナの表情が強ばり、すぐに蓋を閉じる。
両親は何も言わず、ただ穏やかに笑った。
その後、デュランが差し出した箱には、豪奢なティアラとネックレス、イヤリングが揃っていた。
「これは、亡き妻の形見だ。お前が選んだ相手との結婚式で使ってほしい」
「デューお父様、ありがとうございます。お母様の分まで、幸せな結婚をしますね」
そう答える彼女の横顔を見ながら、レーモンドは胸がざわついた。
――もし、前の生のように、彼女がアイザック殿下と結ばれる未来が来たら。
考えるだけで、胸が痛い。
最後に、レーモンドが一歩前に出た。
「サラ、こっちに来てくれるか」
人々の喧騒を離れ、庭園の奥へと歩く。
そこには新しく建てられたガラス張りの温室があった。
夜の灯りを受けて、花々が柔らかく輝いている。
サラスティナは息を呑んだ。
「……これ、全部?」
「サラは花が好きだろう。特にこのブルーアイ。領地に咲いていたあの花を、ここに移してみたんだ」
レーモンドの言葉を聞いた瞬間、彼女はそっと彼の胸に飛び込んだ。
「サラ……嬉しい?」
彼女は何も言わず、肩を震わせながら頷いた。
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