痛がり

白い靴下の猫

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58.お仕置きします

さて、と。頑張りますか。

10分近くぼーっとメイの頭をなでなでしていたせいで、メイはもう昼寝中の猫のように液体化していて、あの心臓がつぶれるようなさみしい色は消えていた。

いやらしいことはじめますよーとわかるように、深いキスをする。
さっきの俺を見ていたメイの寂しい目が後を引いているので、余計にしつこく口の中を弄りまわしてしまう。圧し込んだ舌で、メイの舌を横から裏返すように蹂躙すると、ちょっと苦しそうに呻きながらも一生懸命舌を伸ばして来ようとするのがたまらない。
舌の上を舌で擦ろうが、舌ごと甘噛みしようが一切抵抗しないで、メイは必死で舌を動かす。

唇が離れたあとは、メイの目を見て、いい子いい子。
そりゃ、ひどいことはするけども、不必要に怯えてほしい訳じゃないし、舌でも指でも心でも言葉でも、俺に向かって一生懸命手を伸ばしてくる感じがするものは全部ご褒美対象。

「さて、ベッドで気持ちいこともしたいけど、その前にメイはひどいお仕置きうけなきゃだから、浴室に行こうか」
「お風呂、ですか?」
「うん。多分、つら過ぎてメイの周り、ぐっちゃんぐっちゃんになるから」
「お仕置きが、つら過ぎて?」
不安そうに視線が泳ぐメイにもう一回キスをして、頭をゆっくり撫でる。
「うん、きっと泣き叫ぶけど、そう簡単に許してあげられないから。あ、でもメイが怪我するようなことは絶対しない。メイが、ぬるぬるになる方の気持ちいいが、どういうものかちゃんとわかったら、ベッドに帰ってきて、続きをしような」
そう言ってやると、メイはこくんとうなずいたが、そのまま下を向いてしまったので、手を握ってポンポンする。
「俺、ちょっとだけ準備して行くから、先に、浴室に行って、お湯貯めててくれる?」
「は、い」
既にキスと不安だけでヨレヨレしてるメイを浴室に追い立てる。

俺の方は、両手にタオル類から、飲み物に包帯、刃側のアタッチメントをはずしたシェーバーに鎮痛剤のチューブまで、わちゃっと抱えて浴室に行く。

メイの恰好には葛藤の跡が見られた。下半身の方は、ズボンは脱いでいるが下着はつけている。上半身の方は逆にブラは外して、Tシャツを着ている。
ふむ。まぁいいか。
俺もおんなじ感じでTシャツとパンツになってサッシを閉めた。

夜になっちゃったから、浴室暖房いれるかなぁ。
昼間暑いくせに、夜になると腹が立つほど冷える。
タイル張りの浴槽の縁と、洗い場にタオルを厚めに敷いてもちょっと底冷え。

湯気が上がるのを見ながら、洗い場のタオルの上に座り、浴槽に背中を預け、横をポンポンとたたいてメイを呼ぶ。おーいーで。
メイが寄ってきてちょこんと座る。

「これ、包帯。ぐるぐる巻きは、平気なんだよな。ちょっと使うよ」
メイの右手首の内側と、曲げさせたメイの右ひざの左横をぴったりあわせて、一緒にぐるぐる巻く。包帯ひとまき分が終わるまで巻いて、はじっこはそのまま。結んでるわけじゃないので頑張ればとれると思うけど湿気た包帯って相当摩擦係数高いから、強引に解こうとしない限り、しばらく持つはず。

もうひとまき取り出して、反対も、と左ひざを曲げさせると、メイは慌てたようにしばらくもがいて、右手付きの右ひざを一生懸命内側に倒そうとする。
あのね、肩が痛そうだから、脚開いておいた方がいいと思う。
その間に、左手首と左ひざをぐるぐるぐる。

まき終わって、「はい、背中はまっすぐ」と、頭をあげさせると、どうしたって両ひざの間がかなり開く。しかも力が入れにくいので、内側からちょっと押しただけで、両膝がぱたんと外側に倒れてしまう。
「あのっ、ちょっとこの格好はっ」
設定湯量に達したらしく、お湯が止まって、急に静かになった浴室に、メイの呼吸音が響く。
「うん、どう思う?」
「ひ、ひ、ひどいかと」
「あー、まぁ、ひどいことする予定だからそれはしかたがない。メイは躰やわらかいから、痛くはないよな?」
Tシャツの上からメイの胸をもみながら、キスをする。
唇を胸に移動させて、ぱくん、ぱくんさせているうちに、乳首の位置がはっきりしてくる。布越しだったらちょっとキツく噛んでも平気かな?
いっぽうの乳首を少し強めに噛んで、もういっぽうはカリカリと爪でひっかく。
「ひぃっ」
鋭めの悲鳴だったから心配になって、今度は噛む力は弱くして、乳首を思い切り吸い立ててみた。
「ひぃッ」
同じってことは、初めのも痛い訳じゃないってことでOK?
「顔、真っ赤だ、メイ。暖房けすよー」
「は、はひっ」
答えてるんだか喘いでるんだか。

両手でメイの耳のそばの髪の毛をひと房づつもって、髪の毛で即席の筆を作り、両方の耳を刷く。耳の中も、耳の裏も、外側の縁も、耳たぶもその下も。しつこくしつこく。
「あ、っ。んんっ」
メイはビクンビクン震えながら苦しむが、下着の色が変わってきているので、多分大丈夫。
さわさわ、ぞり。
こしょこしょ。さく。つつつつ。
「ひ、ああっ。くくぅーっ」
何度かキスをはさみながら。両膝が完全に外向きに開いてしまうまで耳責めを続けた。

パンティの方も確認。あ、うん、びしょびしょですね。
こんなに顕著に体に出るのになんだって小鳥の囀りと区別つかんかな。
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