痛がり

白い靴下の猫

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63.なんおく人もこんなことを?

ちょん、シェーバーの軸が右の乳首にふれてしまい、メイが悲鳴をあげる。
そして、その一瞬の刺激に怯えたようにこちらを見て首を振る。
「なぁに、おねだり、かな?」
メイの手の中のシェーバーのスイッチを切って、聞いてやる。
「しぇーばー、は、ゆるして下さい」
「そっかぁ、だめ?さっきは、気持ちいい、だったろ?イかなくて平気?」
「だめ、だめです。気持ちいくても、だめ。イかなくても、平気、です」
メイの股間の上に手のひらで温めるようただ手を置く。
「あく、う、何もされなくても、クリがじんじんして、苦しい、です。ひっく、しぇーばーは、我慢できないよぉ」
はいはい、よしよし。
「はい、よく言えました。わかりました。じゃぁ、つらすぎるのはやめて、他考えような」
びっくりしたように、メイのしゃくりあげが止まる。
「いいの?」
「もちろん、いいよー。俺はメイにおねだりされるの大好きです。あー、でも、ちょっと知識編な。メイ、俺が『そういう嗜好』かって、気にしてたろ?世界中で何億人もこんなことやってたら、中には、メイよりもうちょっとひどくされた方が喜ぶ人や、だめって言われてもやめたくない人が居るのはなんとなくわかる?」
「なんおく人?!わ、わかり、ます。みんなおんなじには、きっとならない」
「さすがメイ、賢い。で、種類色々だけど、割とひどめにするのが好みのやつは、そういう嗜好って言われやすかったりする」
「え、ええええ?程度問題?!」
うわ、まとめたわ。
「その結論もすごいけど、まぁそ・・・」
がばっ
メイは、知識編の方に頭が行っていたようで、急に起き上がろうとして、
「ぎゃぁあああ」

あ、うん、今急に腰動かすとか起き上がるとか、痺れた足でスタートダッシュするレベルにチャレンジャーだよね。

おまけに、股間に自分の両手をはさんでのたうち回るとか。
それ、刺激が一向におさまらないだろう?
「ふぇ、んくぅ、と、とまれないっ。ひぎゅっ」
しょうがないので、メイを羽交い絞めするみたいにして動きを殺す。
「は、かはっ、ひゅう、ひゅう。ありが、と、ございます」

「ど、いたしまして」

仰向けの姿勢に戻って、両手もなんとか股の間から出せて、呼吸ができるようになると、メイは知識編に戻っていく。頭脳派だなぁ。
「け、結局、嗜好は程度も方向も色々で、さとるさんのは、私が、ちゃんと我慢できる範囲で臨機応変してくれるから、変じゃなくて、ぐるぐる巻き、も、傷も、関係、ない?」 
「んー、7割正解、かな。メイ、がんばりやさん。いい子」

ふゅ。そんな感じで、メイの眉がハの字になる。
「じゃ、私が、いくらがんばっても、他の人より、私の方が、いい、には、ならない?」
やれやれ。俺、こんなにビンビンなの我慢してるのに、報われないなぁ。
そういうこと聞くからさ、俺が不安になってひどいことしちゃうわけだろ。

というわけで、ごめんなさい、無理です。まだまだ許してあげられません。

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