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118. キャットファイト?
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はたからみると、ミケは百面相をしながら、色っぽ目な下着と薄めのネグリジェに着替えていた。それだけでもなかなかに奇天烈だが、頭の中、心の中は、もっと奇天烈だった。
この、おばか娘~!
ミケは盛大に悪態をつく。
どうやらよく夢に出る金の髪のミケは、200年前のフロラインだったらしい。
精霊のいとし子。フィールの姉で、ルードの妃。
そして、金色の目をしたシェドが、200年前のルードだ。
ルードと行き違ったフロラインは、腹の子を失い、それでもルードを諦めきれず、ミケの中にリサイクルされた今も不安定。
ずいぶん昔から、夢に出ていた気はするのだけれども。
あの両親の精神攻撃の頃から少しずつ主張が激しくなり、夢というより記憶の様相を帯び始め、意識の片隅とかにも出始めて。魔の森でルードの咆哮を聞いた後は、もうしょっちゅう覚醒した意識のど真ん中に出る。
確かに同情せずにはいられない境遇だし、理屈抜きでルードを諦められない彼女に親近感がわくし、で、ちょっと甘い顔したのが間違いだった。
この娘ってば、眠ろうとした隙に私を分捕って、シェドの寝込み襲おうとしている。
いい根性しているじゃないの、精霊過保護の箱入りがぁ!
いや、今のシェドが、金シェドことルードの関係者なのは、見かけでわかるわよ。
ムード似ているし。でも、シェドはシェド、ルードはルードだもの。
渡せませんからね!という訳で、私達はメンタル的なキャットファイトを繰り広げていた。
最初に隙を見せたのは確かにミケの方だった。
自分が抱えているのがつら過ぎるから、別のやつに押し付けたいというのは、魔の森の優しい時間を引き裂かれて公妾をやったミケには理解しやすい。200年前のフロラインもそうだったなら、せっかく私の中にリサイクルされてきたよしみで、協力してあげようかと思ったのだ。
で、ふわふわしていたら、乗っ取られた。
くそー。
しかも乗っ取られてみてわかる。この娘、復讐とか腹いせをやりたいわけじゃない。ひたすらシェドの中のルード狙いだ。
どうやら、ルードとの間の子が流れているから、そう言うネタにセンシティブなフロラインは、シェドの内臓まさぐれますか疑惑で奮起したらしい。心意気は立派よね、前向きだし。
正直私だって、その手があったかぁ、直接治癒かぁ、って思ったわよ。
リンナちゃんのショーみたいなのは無理でも、自分の魔素で麻酔状態にしちゃえば、外科手術と一緒だし、不可能ではないかも、とかさ。
で、内部でじたばた。私を乗っ取ったフロラインとのせめぎあいの結果、声と運動能力の主導権は、ほぼ五分五分?
お互いの声が出せるし、そこそこしゃべれるけれど、どちらかが嫌がる言葉はシャットダウンできそう。
体の動きの方は、いうなれば綱引き、かな。相手が嫌がったら、引きずって力勝ちしないと動けない。でもこの娘、強い。生きている時は、半分戦士だったみたい。戦闘能力は伊達じゃないのかも。12の頃の魔の森が唯一の運動場でした、という私よりも、なんというか、力の強弱のつけ方が上手い気がする。
あと問題なのは、魔素系のハンドリングが、完全に乗っ取られた。やりたいことは薄々わかる。意識がない間に腹の子が流れて、気絶が嫌いになったこの娘が、真っ先に魔素の麻酔を封じてきたのなら。気絶拒否・・だよなぁ?
ふざけんな、と思うけれど、まったく私と同じ声で、気絶している時にお腹の中触られるのは我慢できないから、起きていてね、とかぬかしてくれちゃう。
人の体だとおもって!ほんとやめて欲しい・・・。
☆
コンコン
大人し目なノックの音で反射的にシェドは時計を見る。使用人は、なぜか呼べば飛んできてしまうものの、一応の業務時間はすぎている時間だ。
って、ことはミケか。
シェドがドアを開けると、ラフと言うには露出の多いネグリジェ姿で、ミケが立っていた。
「眠れないのか?」
「どちらかと言うと眠りたくなくて」
そういってシェドの手をきゅうきゅう引っ張る。
シェドが歩き出すと、そのまま自分の部屋まで引っ張って行ってしまう。
ミケの部屋には、例の売り込み品の箱が積みあがっていて。
いくつか蓋が開いていて。
「えーと?」
「つ、使ってみたい、です」
どう見てもそう言うお誘いに見えるのだけれども、シェドからすると、ほんの少し、違和感。
枕元の読書のあと、ほぼ飲み切ってあるホットミルク、抱っこ用の枕の配置。普通に落ち着いて眠りについただろうと推測させる、いつも通りのそれら。
ついでにいうなら、さっきお休みのキスをした時は、そう言う感じが、全然しなかったのだ。実はさっきだけじゃなく。今のミケは、性的な欲求どころか、食事レベルの欲求すら回復していない感じがするのに、いきなり?
誰かに何か言われた、は、こんな真夜中だと、ないはず。
スポンサーへの義理立て、というセンもない気がするし。
色っぽい感じの夢を見た、位なら平和で良いけれど、あの毒親がらみの夢だったらメンタルケアの方が先なんだけど。
嫌がっていると思われると困るので、逃げられないように近づいて、ミケの髪の毛に指を通しながら聞いてみる。
「さっきまでと、ずいぶんムードが変わった気がするけど、何かあった?」
「・・・」
「嫌なことでは、ない?」
こくこくこく
ミケが何度も首を縦にふる。
これは、何かあったけれども、嫌なことではない、という理解で大丈夫だろうか。
んー。箱の山まで一緒に移動して、ミケの反応を見ながら、というより、自分がパスなものを、より分ける。
痛そうなものとか、跡が付きそうなものとか からだを拘束するものとか、ショーでのリンナが近付けられただけでベソをかいたようなものは、どうやっても使う気になれないから、とりあえずどける。
ミケの方は、小道具がおどろおどろしかろうが、ちょっと正視に耐えない感じのものだろうが、嫌悪感を示すでも緊張するでもなく、視線の先は、むしろ小道具よりもシェドで。悲壮な感じはないが、欲求たっぷりな感じでもない。
「ひょっとして、治癒とか、期待してくれたのか?」
ミケのお腹を撫でながら聞いてみると、彼女はちょっとなさけなそうな顔で、へにゃ、と笑う。
それからミケは、シェドのシャツのボタンをはずしていった。
はじめて、だなぁ。
珍しくて、ついじーっと見てしまうと、ミケは慌てたように露出したシェドの胸に顔を埋めて。ついでとばかりに、舌でちろちろ舐めてくる。完全に挑発。
なるべくふんわりと、頭のてっぺんにキスを返す。
シェドには、パチドの頃の記憶だってちゃんとあるわけで、ミケが優しく触れられる方が好きなのは、とてもよくわかっている。そして、ルードに抑え込まれた自分がミケに何をしたのかも、まざまざと思いだせる。
だから、シェドとしては。ゆっくり時間をかけてリラックスさせて。彼女の心に小さな棘のひとつも引っかかっていない状態で、全身全霊で優しく・・・要するに、ルードの馬鹿のやらかしをリセットするような、そういう事の再開、をしたかった。
それなのに。
欲求不満なシェドに対して。
ノーマルとはいいがたいショーを見にいった直後に。
『捨てない』か、などと恐ろしい質問で凍り付かせて。
夜半に来襲し、どう考えても使われたら辛そうな小道具をねだり。
初めて脱がせてきた上に、露骨に挑発。
と、いうのは。
ずいぶんと、危険な誘い方ではあるまいか。
意識して、できる限りゆっくり、動いた。
薄い布地越しに、胸のふくらみに触れ、力の入っていない指で、外側を何度もさすりながら、水面に酸素を求めに来るように上をむいたミケの顔を覗き込む。
「何か俺に言いたいこと、ない?」
ミケは、首を横に振って、ネグリジェをキャミソール型の下着ごと、自分で肩から落とした。
白くて、すべすべで。シェドが噛んだ後など、一筋も残っていない、眩しい素肌があらわれる。
はふ。上を向いて一呼吸。
うん、今晩は、きっと徹夜だ。
この、おばか娘~!
ミケは盛大に悪態をつく。
どうやらよく夢に出る金の髪のミケは、200年前のフロラインだったらしい。
精霊のいとし子。フィールの姉で、ルードの妃。
そして、金色の目をしたシェドが、200年前のルードだ。
ルードと行き違ったフロラインは、腹の子を失い、それでもルードを諦めきれず、ミケの中にリサイクルされた今も不安定。
ずいぶん昔から、夢に出ていた気はするのだけれども。
あの両親の精神攻撃の頃から少しずつ主張が激しくなり、夢というより記憶の様相を帯び始め、意識の片隅とかにも出始めて。魔の森でルードの咆哮を聞いた後は、もうしょっちゅう覚醒した意識のど真ん中に出る。
確かに同情せずにはいられない境遇だし、理屈抜きでルードを諦められない彼女に親近感がわくし、で、ちょっと甘い顔したのが間違いだった。
この娘ってば、眠ろうとした隙に私を分捕って、シェドの寝込み襲おうとしている。
いい根性しているじゃないの、精霊過保護の箱入りがぁ!
いや、今のシェドが、金シェドことルードの関係者なのは、見かけでわかるわよ。
ムード似ているし。でも、シェドはシェド、ルードはルードだもの。
渡せませんからね!という訳で、私達はメンタル的なキャットファイトを繰り広げていた。
最初に隙を見せたのは確かにミケの方だった。
自分が抱えているのがつら過ぎるから、別のやつに押し付けたいというのは、魔の森の優しい時間を引き裂かれて公妾をやったミケには理解しやすい。200年前のフロラインもそうだったなら、せっかく私の中にリサイクルされてきたよしみで、協力してあげようかと思ったのだ。
で、ふわふわしていたら、乗っ取られた。
くそー。
しかも乗っ取られてみてわかる。この娘、復讐とか腹いせをやりたいわけじゃない。ひたすらシェドの中のルード狙いだ。
どうやら、ルードとの間の子が流れているから、そう言うネタにセンシティブなフロラインは、シェドの内臓まさぐれますか疑惑で奮起したらしい。心意気は立派よね、前向きだし。
正直私だって、その手があったかぁ、直接治癒かぁ、って思ったわよ。
リンナちゃんのショーみたいなのは無理でも、自分の魔素で麻酔状態にしちゃえば、外科手術と一緒だし、不可能ではないかも、とかさ。
で、内部でじたばた。私を乗っ取ったフロラインとのせめぎあいの結果、声と運動能力の主導権は、ほぼ五分五分?
お互いの声が出せるし、そこそこしゃべれるけれど、どちらかが嫌がる言葉はシャットダウンできそう。
体の動きの方は、いうなれば綱引き、かな。相手が嫌がったら、引きずって力勝ちしないと動けない。でもこの娘、強い。生きている時は、半分戦士だったみたい。戦闘能力は伊達じゃないのかも。12の頃の魔の森が唯一の運動場でした、という私よりも、なんというか、力の強弱のつけ方が上手い気がする。
あと問題なのは、魔素系のハンドリングが、完全に乗っ取られた。やりたいことは薄々わかる。意識がない間に腹の子が流れて、気絶が嫌いになったこの娘が、真っ先に魔素の麻酔を封じてきたのなら。気絶拒否・・だよなぁ?
ふざけんな、と思うけれど、まったく私と同じ声で、気絶している時にお腹の中触られるのは我慢できないから、起きていてね、とかぬかしてくれちゃう。
人の体だとおもって!ほんとやめて欲しい・・・。
☆
コンコン
大人し目なノックの音で反射的にシェドは時計を見る。使用人は、なぜか呼べば飛んできてしまうものの、一応の業務時間はすぎている時間だ。
って、ことはミケか。
シェドがドアを開けると、ラフと言うには露出の多いネグリジェ姿で、ミケが立っていた。
「眠れないのか?」
「どちらかと言うと眠りたくなくて」
そういってシェドの手をきゅうきゅう引っ張る。
シェドが歩き出すと、そのまま自分の部屋まで引っ張って行ってしまう。
ミケの部屋には、例の売り込み品の箱が積みあがっていて。
いくつか蓋が開いていて。
「えーと?」
「つ、使ってみたい、です」
どう見てもそう言うお誘いに見えるのだけれども、シェドからすると、ほんの少し、違和感。
枕元の読書のあと、ほぼ飲み切ってあるホットミルク、抱っこ用の枕の配置。普通に落ち着いて眠りについただろうと推測させる、いつも通りのそれら。
ついでにいうなら、さっきお休みのキスをした時は、そう言う感じが、全然しなかったのだ。実はさっきだけじゃなく。今のミケは、性的な欲求どころか、食事レベルの欲求すら回復していない感じがするのに、いきなり?
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スポンサーへの義理立て、というセンもない気がするし。
色っぽい感じの夢を見た、位なら平和で良いけれど、あの毒親がらみの夢だったらメンタルケアの方が先なんだけど。
嫌がっていると思われると困るので、逃げられないように近づいて、ミケの髪の毛に指を通しながら聞いてみる。
「さっきまでと、ずいぶんムードが変わった気がするけど、何かあった?」
「・・・」
「嫌なことでは、ない?」
こくこくこく
ミケが何度も首を縦にふる。
これは、何かあったけれども、嫌なことではない、という理解で大丈夫だろうか。
んー。箱の山まで一緒に移動して、ミケの反応を見ながら、というより、自分がパスなものを、より分ける。
痛そうなものとか、跡が付きそうなものとか からだを拘束するものとか、ショーでのリンナが近付けられただけでベソをかいたようなものは、どうやっても使う気になれないから、とりあえずどける。
ミケの方は、小道具がおどろおどろしかろうが、ちょっと正視に耐えない感じのものだろうが、嫌悪感を示すでも緊張するでもなく、視線の先は、むしろ小道具よりもシェドで。悲壮な感じはないが、欲求たっぷりな感じでもない。
「ひょっとして、治癒とか、期待してくれたのか?」
ミケのお腹を撫でながら聞いてみると、彼女はちょっとなさけなそうな顔で、へにゃ、と笑う。
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はじめて、だなぁ。
珍しくて、ついじーっと見てしまうと、ミケは慌てたように露出したシェドの胸に顔を埋めて。ついでとばかりに、舌でちろちろ舐めてくる。完全に挑発。
なるべくふんわりと、頭のてっぺんにキスを返す。
シェドには、パチドの頃の記憶だってちゃんとあるわけで、ミケが優しく触れられる方が好きなのは、とてもよくわかっている。そして、ルードに抑え込まれた自分がミケに何をしたのかも、まざまざと思いだせる。
だから、シェドとしては。ゆっくり時間をかけてリラックスさせて。彼女の心に小さな棘のひとつも引っかかっていない状態で、全身全霊で優しく・・・要するに、ルードの馬鹿のやらかしをリセットするような、そういう事の再開、をしたかった。
それなのに。
欲求不満なシェドに対して。
ノーマルとはいいがたいショーを見にいった直後に。
『捨てない』か、などと恐ろしい質問で凍り付かせて。
夜半に来襲し、どう考えても使われたら辛そうな小道具をねだり。
初めて脱がせてきた上に、露骨に挑発。
と、いうのは。
ずいぶんと、危険な誘い方ではあるまいか。
意識して、できる限りゆっくり、動いた。
薄い布地越しに、胸のふくらみに触れ、力の入っていない指で、外側を何度もさすりながら、水面に酸素を求めに来るように上をむいたミケの顔を覗き込む。
「何か俺に言いたいこと、ない?」
ミケは、首を横に振って、ネグリジェをキャミソール型の下着ごと、自分で肩から落とした。
白くて、すべすべで。シェドが噛んだ後など、一筋も残っていない、眩しい素肌があらわれる。
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