1 / 48
もらってもよいですか
しおりを挟む
うぐぁぁ。好みの顔だぁ。
正直、静止画ベースで考えると、もっとかっこいい顔っていっぱいあると思う。
でも、動いているところを見ると。『すごい、比類ないぞ!』と、毎度感心。初見の時は大した顔に思わなかったのに、いつの間にか『はい、人間は顔でしたね、ゴメンナサイ』という気分になっていた。
表情なのか動きなのか、スタイルなのか可愛さなのか、それとも恋愛感情からくる色眼鏡のせいなのか。人間関係の経験が少な目な私には、よく分からないのだけれども。
そして今、その比類ない好み顔が、まるで私のことが好きでたまらないと言いたげな表情で目の前にあったりする。
・・・もらっていいですか?コレ、ひとり占めして許されますかね?
この顔、じゃなかった、この人はアルト。いわゆる婚外子枠なのと、本人の勤勉さを発揮する方向が偏っているのとで立場が微妙だが、一応レグラムという国の王子様である。
そして私はルウイ。
個人の属性的には、少々生まれが特殊なせいで感能力が高めなのと、運動神経が発達していることが目立つ程度の、いわゆる年頃の娘にすぎない。
ところが、私、すごい父親をもっておりまして。
すごいところを挙げはじめればきりがないのだが、特に医術は人外扱いされている。
この父親、血のつながりはないのだが、私のことを溺愛してくれていて、私がひどい怪我とかしてもバンバン治してしまうので。おかげさまで無茶をしやすい性格に育った気がする。
で、もらっちゃっていいですか?という話に戻るわけですが。
はい、ぶっちゃけて申しますと、振り向いてもらうために、さんざん汚い手を使いました!幻覚剤とか、過去の傷と罪悪感を黄金比でブレンドとか!
アルトは、好きな人が、居たみたいで。
過去の傷をえぐり返さずに生きていく方法も、自分でみつけていたようで。
それに。父親が近くにいれば、私は怪我してもまず死なないので、気楽に無茶をするわけだけど、アルトから見ると命がけに見えたみたいで。『俺のせいで命を懸けさせた』くらい思っていますね、あれは。えらく責任感じちゃったみたい。
そのせいで、この顔、ここにあります。
それでも、もらっていいですか?
ああ、ひとり占めしなければ許されますかね?
正直、静止画ベースで考えると、もっとかっこいい顔っていっぱいあると思う。
でも、動いているところを見ると。『すごい、比類ないぞ!』と、毎度感心。初見の時は大した顔に思わなかったのに、いつの間にか『はい、人間は顔でしたね、ゴメンナサイ』という気分になっていた。
表情なのか動きなのか、スタイルなのか可愛さなのか、それとも恋愛感情からくる色眼鏡のせいなのか。人間関係の経験が少な目な私には、よく分からないのだけれども。
そして今、その比類ない好み顔が、まるで私のことが好きでたまらないと言いたげな表情で目の前にあったりする。
・・・もらっていいですか?コレ、ひとり占めして許されますかね?
この顔、じゃなかった、この人はアルト。いわゆる婚外子枠なのと、本人の勤勉さを発揮する方向が偏っているのとで立場が微妙だが、一応レグラムという国の王子様である。
そして私はルウイ。
個人の属性的には、少々生まれが特殊なせいで感能力が高めなのと、運動神経が発達していることが目立つ程度の、いわゆる年頃の娘にすぎない。
ところが、私、すごい父親をもっておりまして。
すごいところを挙げはじめればきりがないのだが、特に医術は人外扱いされている。
この父親、血のつながりはないのだが、私のことを溺愛してくれていて、私がひどい怪我とかしてもバンバン治してしまうので。おかげさまで無茶をしやすい性格に育った気がする。
で、もらっちゃっていいですか?という話に戻るわけですが。
はい、ぶっちゃけて申しますと、振り向いてもらうために、さんざん汚い手を使いました!幻覚剤とか、過去の傷と罪悪感を黄金比でブレンドとか!
アルトは、好きな人が、居たみたいで。
過去の傷をえぐり返さずに生きていく方法も、自分でみつけていたようで。
それに。父親が近くにいれば、私は怪我してもまず死なないので、気楽に無茶をするわけだけど、アルトから見ると命がけに見えたみたいで。『俺のせいで命を懸けさせた』くらい思っていますね、あれは。えらく責任感じちゃったみたい。
そのせいで、この顔、ここにあります。
それでも、もらっていいですか?
ああ、ひとり占めしなければ許されますかね?
0
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
Emerald
藍沢咲良
恋愛
教師という仕事に嫌気が差した結城美咲(ゆうき みさき)は、叔母の住む自然豊かな郊外で時々アルバイトをして生活していた。
叔母の勧めで再び教員業に戻ってみようと人材バンクに登録すると、すぐに話が来る。
自分にとっては完全に新しい場所。
しかし仕事は一度投げ出した教員業。嫌だと言っても他に出来る仕事は無い。
仕方無しに仕事復帰をする美咲。仕事帰りにカフェに寄るとそこには…。
〜main cast〜
結城美咲(Yuki Misaki)
黒瀬 悠(Kurose Haruka)
※作中の地名、団体名は架空のものです。
※この作品はエブリスタ、小説家になろうでも連載されています。
※素敵な表紙をポリン先生に描いて頂きました。
ポリン先生の作品はこちら↓
https://manga.line.me/indies/product/detail?id=8911
https://www.comico.jp/challenge/comic/33031
同居人の一輝くんは、ちょっぴり不器用でちょっぴり危険⁉
朝陽七彩
恋愛
突然。
同居することになった。
幼なじみの一輝くんと。
一輝くんは大人しくて子羊みたいな子。
……だったはず。
なのに。
「結菜ちゃん、一緒に寝よ」
えっ⁉
「結菜ちゃん、こっちにおいで」
そんなの恥ずかしいよっ。
「結菜ちゃんのこと、どうしようもなく、
ほしくてほしくてたまらない」
そんなにドキドキさせないでっ‼
今までの子羊のような一輝くん。
そうではなく。
オオカミになってしまっているっ⁉
。・.・*.・*・*.・。*・.・*・*.・*
如月結菜(きさらぎ ゆな)
高校三年生
恋愛に鈍感
椎名一輝(しいな いつき)
高校一年生
本当は恋愛に慣れていない
。・.・*.・*・*.・。*・.・*・*.・*
オオカミになっている。
そのときの一輝くんは。
「一緒にお風呂に入ったら教えてあげる」
一緒にっ⁉
そんなの恥ずかしいよっ。
恥ずかしくなる。
そんな言葉をサラッと言ったり。
それに。
少しイジワル。
だけど。
一輝くんは。
不器用なところもある。
そして一生懸命。
優しいところもたくさんある。
そんな一輝くんが。
「僕は結菜ちゃんのこと誰にも渡したくない」
「そんなに可愛いと理性が破壊寸前になる」
なんて言うから。
余計に恥ずかしくなるし緊張してしまう。
子羊の部分とオオカミの部分。
それらにはギャップがある。
だから戸惑ってしまう。
それだけではない。
そのギャップが。
ドキドキさせる。
虜にさせる。
それは一輝くんの魅力。
そんな一輝くんの魅力。
それに溺れてしまう。
もう一輝くんの魅力から……?
♡何が起こるかわからない⁉♡
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる