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just married <2>
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結婚式当日は澄み渡るような青空だった。
街の教会で神父さまの前で誓いを交わす、ごくシンプルな式だった。
そしてパーティー会場のホテルへと移動した。
控室として用意してくれた部屋へ知人たちが続々とやってくる。
親父たちも来たので控室で待機してもらうことにした。
やがてオーナー夫妻が弦さんに付き添われてやってきた。
奥様は車椅子だった、弦さんは最近車椅子でも乗れるタクシーに乗り替えてオーナー夫妻の足を務めるようになったのだ。
親父にオーナーを紹介する。
「親父、僕のお店のオーナーだよ」
「はじめまして、翔太郎の父です、息子がお世話に…」
そこで親父はハッとして言葉を止めた。
「ジンさん?まさか翔太郎までお世話になっているとは…」
「どういうこと?」
「アリシアでの件、本当にお世話になりました!」
親父は深々と頭を下げた。
昔、親父から聞いたことがある、僕が生まれる前のことだ、親父が赴任したアフリカの小国で些細なことから領事館を巻き込むトラブルになって国際問題に発展しかねなかったと…だから事態を収めてくれた当時の領事館の関係者には頭が上がらないと言っていた。
「そうか…翔太郎くんはきみの息子だったのか、どうりで雰囲気が似ていると思ったよ、あの悪たれ小僧が立派になったものだ」
そういってオーナーは笑った。
「しかし偶然とはおそろしいものだな、わたしが助けたきみの息子が今度はわたしを助けてくれたのだからな」
「恐れ入ります…」
それから親父とオーナーは昔話に花を咲かせていた。
しばらくしてフィリップが婚約者のローラさんを伴ってやってきた。
『翔太郎!おめでとう‼︎』
『フィリップ!遠いところありがとう‼︎』
『君のためなら地球半周くらいどうってことないよ』
そう言って親指を立てた。
実はフィリップも来月ローラさんと結婚式を挙げる予定で、早めのハネムーンを兼ねて日本に来ていたのだ。
「そろそろお時間ですので会場の方へご移動お願いします」
ホテルのスタッフの方が声をかけてくれた。
そして賑やかにパーティーは始まった。
みんなが笑顔で祝福してくれる。
まどかさんと知り合ったころはこんな日が来るなんて思いもしなかった。
彼女がご両親を亡くした時も元気づけるのが精一杯だった。
オーナーと出会って、たくさんの人たちと出会って、そしていつも側にはまどかさんがいる…
こんな幸せな事はない。
…そしてパーティーが終わり皆が帰りはじめた。
会場の出口で言葉を交わしながら見送っていると、フィリップとローラさんが出てきた。
『翔太郎、今度は僕たちの国で待ってるよ』
『あぁ、楽しみにしてるよ』
そう言って握手した。
来月のフィリップたちの結婚式に僕たちもハネムーンを兼ねて参列するのだ。
そしてオーナー夫妻が弦さんに付添われて出てきた。
「翔太郎くん、大変だと思うがまどかさんと二人でお店をよろしく頼むよ」
「はい!がんばります‼︎」
そして最後に両親が出てきた。
「翔太郎、これからもまどかちゃんと仲良くな、俺から言うことはそれだけだ」
「翔ちゃん、まどかちゃん、おめでとう元気で仲良くしていてね」
無事に結婚パーティーは終わった。
オーナーとの不思議な縁もこれからの僕たちを後押ししてくれそうだ。
翌日赴任先に戻る親父たちを空港まで見送りに行った。
搭乗ゲートへむかう二人を見ていると自然と涙が溢れていた。
「今まで育ててくれてありがとう」
そう心の中でつぶやいた。
just married <了>
街の教会で神父さまの前で誓いを交わす、ごくシンプルな式だった。
そしてパーティー会場のホテルへと移動した。
控室として用意してくれた部屋へ知人たちが続々とやってくる。
親父たちも来たので控室で待機してもらうことにした。
やがてオーナー夫妻が弦さんに付き添われてやってきた。
奥様は車椅子だった、弦さんは最近車椅子でも乗れるタクシーに乗り替えてオーナー夫妻の足を務めるようになったのだ。
親父にオーナーを紹介する。
「親父、僕のお店のオーナーだよ」
「はじめまして、翔太郎の父です、息子がお世話に…」
そこで親父はハッとして言葉を止めた。
「ジンさん?まさか翔太郎までお世話になっているとは…」
「どういうこと?」
「アリシアでの件、本当にお世話になりました!」
親父は深々と頭を下げた。
昔、親父から聞いたことがある、僕が生まれる前のことだ、親父が赴任したアフリカの小国で些細なことから領事館を巻き込むトラブルになって国際問題に発展しかねなかったと…だから事態を収めてくれた当時の領事館の関係者には頭が上がらないと言っていた。
「そうか…翔太郎くんはきみの息子だったのか、どうりで雰囲気が似ていると思ったよ、あの悪たれ小僧が立派になったものだ」
そういってオーナーは笑った。
「しかし偶然とはおそろしいものだな、わたしが助けたきみの息子が今度はわたしを助けてくれたのだからな」
「恐れ入ります…」
それから親父とオーナーは昔話に花を咲かせていた。
しばらくしてフィリップが婚約者のローラさんを伴ってやってきた。
『翔太郎!おめでとう‼︎』
『フィリップ!遠いところありがとう‼︎』
『君のためなら地球半周くらいどうってことないよ』
そう言って親指を立てた。
実はフィリップも来月ローラさんと結婚式を挙げる予定で、早めのハネムーンを兼ねて日本に来ていたのだ。
「そろそろお時間ですので会場の方へご移動お願いします」
ホテルのスタッフの方が声をかけてくれた。
そして賑やかにパーティーは始まった。
みんなが笑顔で祝福してくれる。
まどかさんと知り合ったころはこんな日が来るなんて思いもしなかった。
彼女がご両親を亡くした時も元気づけるのが精一杯だった。
オーナーと出会って、たくさんの人たちと出会って、そしていつも側にはまどかさんがいる…
こんな幸せな事はない。
…そしてパーティーが終わり皆が帰りはじめた。
会場の出口で言葉を交わしながら見送っていると、フィリップとローラさんが出てきた。
『翔太郎、今度は僕たちの国で待ってるよ』
『あぁ、楽しみにしてるよ』
そう言って握手した。
来月のフィリップたちの結婚式に僕たちもハネムーンを兼ねて参列するのだ。
そしてオーナー夫妻が弦さんに付添われて出てきた。
「翔太郎くん、大変だと思うがまどかさんと二人でお店をよろしく頼むよ」
「はい!がんばります‼︎」
そして最後に両親が出てきた。
「翔太郎、これからもまどかちゃんと仲良くな、俺から言うことはそれだけだ」
「翔ちゃん、まどかちゃん、おめでとう元気で仲良くしていてね」
無事に結婚パーティーは終わった。
オーナーとの不思議な縁もこれからの僕たちを後押ししてくれそうだ。
翌日赴任先に戻る親父たちを空港まで見送りに行った。
搭乗ゲートへむかう二人を見ていると自然と涙が溢れていた。
「今まで育ててくれてありがとう」
そう心の中でつぶやいた。
just married <了>
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