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~第一章~
28話
しおりを挟む私に養子の話をして考え、答える時期についても、詳しく決めて行くみたいで、後見人の件は確定みたい。
因みにほんとこの数日でどうやって根回ししたのか分からないのだけれど、なんと王陛下と王妃様にエスリト公爵家からリュシャド公爵家にこの後見人の話と養子縁組をルフーレラ本人が了承してくれるなら提案してもいいかとお伺いをすでにしてこられたようで、そちらにも承諾は取れているのだとか!!!
ほんとすごいわエスリト公爵様.....
早業すぎて、私達兄妹はわたわたするだけだったわ...
私がまだ話の流れが早すぎてついて行けてないが、本格的に養子縁組の返事をする時期を決める事となった。
時期と言ってもきちんと私自身が決められる時期まで待ってくれるそうで、12歳で私に養子の話をして13歳で決定してもらうと言う話になった
なぜ13歳なのかと言うと14歳の年齢になる子供が16歳までの3年間を確実に何処かの教育機関に入らなければならないので、養子になるのであればリュシャド家からエスリトに名前を変更し養子縁組した状態で学園に入り、次期当主として学園生活を送ってほしいと言うのだ。
もちろん次期当主として学園に通うのと、後継権がある状態で学園に通うのではかなりの差がある
それはそうだろう、私達貴族や頭のいい優秀な方が行く学園では将来家を継いだり嫁いだり、貴族の方が多いような職場や、役職に就きたい人達はこの学園で自身の顔と家の名前を売りそこで培った友人関係を今後の為に作る意味もあり王都にある学園にわざわざ通う。
普通学習もきちんと行われるし、科目分けを2年目からするので自分の為になる科に行き選択授業で更に詳しく習いたい所は高める事もできる学園な為、自分の立ち位置が分からないと科目分けや、選択授業を受けたり友人関係を築く際に私が困らない様にと言う気遣いがあるからだ。
まぁこの学園があの乙女ゲームでの舞台だし、私が行く事は決定なのだけれど、
今ここで私が一番重要視してる事わ......
首飛び回避確定?!
だって、リュシャド家は跡取りがいるから、私を気に入った臣下からの進言を受けて私を王子の婚約者にするって話よね?!
と言うことはよ、エスリト公爵家に養子に入り、時期当主になれば!!!!
それを許した国王陛下と王妃様様は私を王子の婚約者なんかに選べないわよね?!
だって今でも継承権はある状態なのだけれど、エスリト公爵家に行けば時期当主としての後継になるのだ!
陛下が許可しておきながら臣下の跡取りを気に入ったからと言って奪う分けないもの!!!!
キタわ!!!これよ!!!
一番の打開作じゃないのよ!!!
お兄様には悪いけど、私は首切りを避けたいの!むしろ、喜んでエスリト公爵家に養子にいくわ!!!
お兄様との縁が切れる訳でもないのだし、私もエスリト公爵家の役に立つならそれでいいと思うわ!!
そのうち、リュシャドにはお兄様、エスリトには私と兄妹の名前が広まり両公爵家の繋がりも余計にできて、いいじないのよ!!!
もぉすぐにでも行きますと言いたい所だけど、そう言うわけにもいかないのよねきっと。
これで6歳の誕生日パーティでのお披露目で私が何をしても、王子の婚約者に選ばれる事もなくなったわ!!
まさか父の事も片付き、私の首切りまで回避して頂けるなんてエスリト公爵家に頭が上がらないわ。
このご恩はいつか自らの手で返すとして、この先の父の事をどうするかを聞いておかなければならないわね!!
お兄様に私の今後は自分で決めてもらい、エスリト公爵家当主とその妻は後見人として、これからもリュシャド公爵家の私達をお兄様の当主継承の日まで支えてくれるとお約束をする書類を提示している。
サインするとき、お兄様の顔は何かを決意したような顔だったが私には分からない。
見守るようにお兄様を見ていると、レーラ、もうこれで安心だよ。兄様の力だけではないけれどこれでレーラをずっと守っていくと言う約束は果たせそうだと私に優しく語りかけてくる。
そんな兄妹のやり取りを見ていたスティーナ様は、本当に立派な跡取り様をお育てになられたのですねとお母様の事を思い涙されている。
そして、書面を交わしたエスリト公爵様とお兄様はこれからよろしくとお互いに言葉を掛け合い握手をしてこの後見人の話はまとまった。
その時まで、真剣ではあったが、優しく私達を見ていたエスリト公爵様と奥様の顔色が変わり、とても低い声でお兄様に語りかける。
「君達兄妹にらこれからとても酷な話をする事になるだろう。それでもあのネルノイさんを何とかしたいと思いますか......」
そう言って厳しい視線をお兄様にむける。
お兄様も、心を決めていたようではい、とすぐにエスリト公爵様に返事を返しすべて受け入れますと意思の強さを見せた。
ここから私達も、この家の使用人も知らない話が始まった。
エスリト公爵家ご夫妻は、お母様が亡くなり葬儀の出席の手紙が届いた日、その日から実は動かれていたそうだ。
手紙は公式に書かれた物だったが代筆であり、最後のサインがラスウィータと書かれている事を疑問に思ったそうだ.....
公爵家のご当主が亡くなられたならそのパートナーが書くはずの手紙を息子が代筆を頼み、サインだけ自分で書くなんてこんな事本当は有り得ない、確か夫はネルノイと言う方が居てるのに何故子供に書かせたのかと、不思議に思いすぐにリュシャド公爵家に来てくれたのだと言う。
そしてリュシャド公爵家に付いてすぐに違和感を感じ取ったそうだ。自分達を出迎えてくれたのは、小さな妹を抱っこしながら使用人に全ての指示を出すラスウィータの姿で、時期当主ではあるが、まだ10歳にもなっていない子供であった。
その父親は喪主席から動こうとせず、挨拶に来た者には対応しているが何かしているようには見えなかったと言う。
その光景に参列に駆けつけた他家の貴族達もおかしいと思っているのか、顔には出さないがコソコソと話をしている。
その様子を見てネルノイに話かけたが、型にはまった挨拶をするだけで終わり、自分の妻の葬儀だと言うのに無関心なように見えたそうだ
これは何かある、この家の当主であったタヴィアと手紙のやり取りであまり子供に関心がないように見えるとは書いてあったが関心がない所ではない、家の事すべてに関心が無いように見えた。
そこからはスティーナ様に相談し、ネルノイの事を調べ上げる事にしたと言う。
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