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八塚克也は、泣いていた。
池田が静と落ち合う少し前、事故情報を警察無線で聞きつけ、急行して見たものは一目でわかる絶望だった。
「沖…夜久さん…」
パトカー、事故処理車、消防車、救急車などが何台も駆け付けて渋滞が発生し、野次馬も多く、騒然としている。
その中心には、衝突後、何十メートルも押し戻され、ダンプカーの右前方に潜り込むように潰れている、事故を起こした警察車両。
今は、スプレッダーという特殊工具によって、原型を留めていないドアが押し広げられ、中から一人ずつ、"救助"されているところだ。
現場は一部がブルーシートで目隠しされており、八塚は邪魔にならぬよう、端の方にいた。
「これで最後だー」
消防隊員らによって、四人目、神木美香が引っ張り出された時、一人のコート姿の男が中に入ろうとした。
すると、ブルーシートの隙間から美香の無残な姿が覗き、野次馬からどよめきが起こった。
遺体の手足は有りえない方向に曲がり、目を開き、歯を剥き出したままになっている。
「八塚君、気持ちはわかるけど、もう行こう。
ここは自分らの管轄じゃないよ」
入って来た男がずり下がった銀縁の眼鏡を上げながら、声をかけてきた。
「うぅ、矢佐間さん…もう、ちょっと待ってもらえますか…」
担架に乗せられる美香の死体を見ていた八塚は涙を堪えきれず、下を向く。
「まあ、自分も正直つらいし、もう少しだけ…ね。
で、ちょっと課に連絡を取って聞いてみたんだけど、夜久さんらは例の事件の参考人に会いに行ったら怪我をしてたようで、それで病院に連れて行こうとしていたらしいんだよ。
その旨、沖君から連絡があったのが、最後になった…」
八塚は黙って聞いていたが、矢佐間が口を止めたので顔を上げた。
「…どういうことかね、あれは…」
矢佐間は厳しい目で、少し離れた場所に停まっている救急車の方を見つめている。
そこには、黒いスーツにコートを纏った三人の男たち。
「あれは…公安のご友人…ですよね」
八塚は涙を拭いながら、男たちの正体を探った。
「ああ、けど、なんで奴らが…」
矢佐間が公安と思しき男たちにつかつかと向ったので、八塚も足取り重く追いかける。
「ああ、お前らか」
救急車の前にいた三人のうちの一人が、煙たそうに言ってきた。
他の二人は矢佐間らに目もくれず、救急隊員に話しかけている。
「これはこれは谷津田さん、ご機嫌いかがでしょうか。
さてさて、どうしておんお方らが、こちらにおわすのでしょう?」
「相変わらずのその口調はやめろ。教えられん」
後ろで会釈した八塚も無視し、谷津田と呼ばれた男は無愛想に言った。
「こちらの現場は、交通事故でしょう。
あなたたちの出る幕ではないのではないでしょうか」
矢佐間は眼鏡を直しながら言い方を変えて、また質問する。
「それを言うなら、お前らもだろうが…ああ、そうか、死んだのは同じ一課の?」
「そうです。身内、なのでね。
まあ、自分らも管轄外で、やることはないのですが、たまたま近くにいたもので」
「そうか、それは残念だった…ちょっと来い」
谷津田はそう言って、公安の他の二人から少し離れると
「ちょっと顔を近付けろ」
と、左の掌を上に向け、ひょいひょいと手招きする。
「いいか。夜久警部の腕には、噛み傷があった。
そういうことじゃ」
小声でそれだけ言うと、矢佐間の肩をポンポンと叩き、足早に元に戻った。
「え?ちょっと、それはどういう…」
「やめておきなさい」
呼び止めようとした八塚を矢佐間が制した。
「谷津田さんが、情報をくれるのは珍しいことだよ。
あの一言で察しろ、ということでしょ」
「噛み傷って、また、ですか。
でも、なぜ公安が?
新手のドラッグで、五課やマトリというならわかりますが」
「五課もマトリも、当然ながら、それぞれ動いているよ。
谷津田さんは、外事課所属、のはず。
だとしたら、今回の件を、国際テロ、と結び付けているのかもしれないね」
矢佐間はコートの内ポケットから煙草を取り出す。
「夜久さんらが病院に行く途中だったというのは、参考人が怪我をしていたから、でしたよね。
多分、最後に運び出されていた女性が参考人…
若かったし、左手をタオルでぐるぐる巻いていましたので。
対して、夜久さんの右手の一部は千切れかけてはいましたが、包帯とかはなかったと思います」
「あの状況でよく見てたね。
刑事の仕事はしっかりしてる」
矢佐間は目を見張った。
「てっきり、この事故での損傷だと…
まさか、噛み傷とは思いませんでした。
本当に今回も噛み付き事件となれば、これで四件目、四年前のあの事件を入れれば、五件目ということになります」
「まだ、夜久さんがいつ誰に噛まれたかもわかってないので、なんとも言えないけど、怪我をしていた参考人に噛まれたのなら、或いは…ね。
夜久さんは助手席にいて、後部座席にいた参考人に襲われそうになり、咄嗟にこう防ごうとして、こう、右手を噛まれた。
そして、こうもみ合う内、事故が起こってしまった、とも考えられる」
矢佐間が煙草を指に挟んだまま、身振り手振りを交えて、推理する。
「なるほど…あの、矢佐間さん」
八塚が少し改まって言った。
「何?」
「その、今回の一連の噛み付き事件、本当にクスリなんでしょうか」
「四年前の件もそうだったじゃない。
その線でうちは動いてるし、自分らに疑問を挟む余地はないでしょ」
「でも、公安も動いているじゃないですか。
恐らく、都の消防に対して、噛み傷があったら公安に知らせるように、とでも予め依頼してたんでしょう」
「まあ、そうだろうね。動きが余りにも早い」
「それに、今回を入れれば、三件が若い普通の女子大生。
それが皆、クスリをやっているとは思えなくて。
矢佐間さんは角野の葬儀で、今回の参考人を見てないですか。
残っていた若い子は少なかったから、さっきの遺体を見て思い出しました。
僕はあの時、あの子がドラッグをやっているようには見えなかった」
「あのホトケさんの表情で、良く思い出せたもんだね」
矢佐間は半ば呆れて言った。
「僕は普段から耳の形や髪の生え際、それに骨格や体型からも覚えようとしてますんで」
八塚は少し得意になる。
「立派な心がけだ。
ま、私には残念ながら記憶がないし、見てたとしても、ぱっと見でクスリをやってるかなんて、わかりゃ苦労しないよ。
それに…」
矢佐間は痺れを切らしたように口を止め、煙草にライターで火を付けて吹かした。
「それに、あの大学に関わってる子ばかりだ。
比率的には確かに女子大生が多いが、ルートが同じなら、むしろその方が自然かもしれんよ」
そう言うと、ふうーと煙を上に吐いた。
「それにしても、角野と狩尾、両容疑者とも、薬物鑑定は陰性だったじゃないですか」
八塚はとたんに不機嫌そうになる。
「あれは簡易検査で、精密検査はまだだよね。
新手のクスリで検査に手間取ってるのかもしれんし。
自分もおかしいとは思うが…」
「でも、狩尾容疑者に噛まれた相手まで、その症状が出て、彼も…」
「ちょっと!その話はよせ」
穏やかな口調で話していた矢佐間が、急に周りを気にして語気を荒げた。
八塚は事を察して、押し黙る。
「…何が言いたいかはわかる、が、取りあえず、大学に行こう。
死んだ夜久さんと沖君のためにも、その真相を探らなきゃ。
そうだ、今回の事故が本当に噛み付きであれば、自分らもまた動かなければならないかもね。
上に報告しておこう」
矢佐間は元の口調に戻って、取り繕う。
「上と言えば、今回の捜査にはなぜか拳銃の携行だけじゃなく、盾や警棒まで配備するようお達しがありましたけど、お偉方は、本当は何か掴んでいるんじゃないんでしょうか」
八塚は盾と警棒を収めている、乗って来た捜査車両の方を見た。
「ああ、そうだったな。
建前はクスリをやってる奴らに、万が一襲われた際の対応ということだが…
うーん、本当のところはどうなんだろう。
盾と警棒なんか、まず使うことないだろうし、チャカも普段持たないから、どうも落ち着かんね…」
矢佐間は銃のある胸の辺りをぽんぽんと軽く叩くと、空に向かってまた煙を吐くのだった。
池田が静と落ち合う少し前、事故情報を警察無線で聞きつけ、急行して見たものは一目でわかる絶望だった。
「沖…夜久さん…」
パトカー、事故処理車、消防車、救急車などが何台も駆け付けて渋滞が発生し、野次馬も多く、騒然としている。
その中心には、衝突後、何十メートルも押し戻され、ダンプカーの右前方に潜り込むように潰れている、事故を起こした警察車両。
今は、スプレッダーという特殊工具によって、原型を留めていないドアが押し広げられ、中から一人ずつ、"救助"されているところだ。
現場は一部がブルーシートで目隠しされており、八塚は邪魔にならぬよう、端の方にいた。
「これで最後だー」
消防隊員らによって、四人目、神木美香が引っ張り出された時、一人のコート姿の男が中に入ろうとした。
すると、ブルーシートの隙間から美香の無残な姿が覗き、野次馬からどよめきが起こった。
遺体の手足は有りえない方向に曲がり、目を開き、歯を剥き出したままになっている。
「八塚君、気持ちはわかるけど、もう行こう。
ここは自分らの管轄じゃないよ」
入って来た男がずり下がった銀縁の眼鏡を上げながら、声をかけてきた。
「うぅ、矢佐間さん…もう、ちょっと待ってもらえますか…」
担架に乗せられる美香の死体を見ていた八塚は涙を堪えきれず、下を向く。
「まあ、自分も正直つらいし、もう少しだけ…ね。
で、ちょっと課に連絡を取って聞いてみたんだけど、夜久さんらは例の事件の参考人に会いに行ったら怪我をしてたようで、それで病院に連れて行こうとしていたらしいんだよ。
その旨、沖君から連絡があったのが、最後になった…」
八塚は黙って聞いていたが、矢佐間が口を止めたので顔を上げた。
「…どういうことかね、あれは…」
矢佐間は厳しい目で、少し離れた場所に停まっている救急車の方を見つめている。
そこには、黒いスーツにコートを纏った三人の男たち。
「あれは…公安のご友人…ですよね」
八塚は涙を拭いながら、男たちの正体を探った。
「ああ、けど、なんで奴らが…」
矢佐間が公安と思しき男たちにつかつかと向ったので、八塚も足取り重く追いかける。
「ああ、お前らか」
救急車の前にいた三人のうちの一人が、煙たそうに言ってきた。
他の二人は矢佐間らに目もくれず、救急隊員に話しかけている。
「これはこれは谷津田さん、ご機嫌いかがでしょうか。
さてさて、どうしておんお方らが、こちらにおわすのでしょう?」
「相変わらずのその口調はやめろ。教えられん」
後ろで会釈した八塚も無視し、谷津田と呼ばれた男は無愛想に言った。
「こちらの現場は、交通事故でしょう。
あなたたちの出る幕ではないのではないでしょうか」
矢佐間は眼鏡を直しながら言い方を変えて、また質問する。
「それを言うなら、お前らもだろうが…ああ、そうか、死んだのは同じ一課の?」
「そうです。身内、なのでね。
まあ、自分らも管轄外で、やることはないのですが、たまたま近くにいたもので」
「そうか、それは残念だった…ちょっと来い」
谷津田はそう言って、公安の他の二人から少し離れると
「ちょっと顔を近付けろ」
と、左の掌を上に向け、ひょいひょいと手招きする。
「いいか。夜久警部の腕には、噛み傷があった。
そういうことじゃ」
小声でそれだけ言うと、矢佐間の肩をポンポンと叩き、足早に元に戻った。
「え?ちょっと、それはどういう…」
「やめておきなさい」
呼び止めようとした八塚を矢佐間が制した。
「谷津田さんが、情報をくれるのは珍しいことだよ。
あの一言で察しろ、ということでしょ」
「噛み傷って、また、ですか。
でも、なぜ公安が?
新手のドラッグで、五課やマトリというならわかりますが」
「五課もマトリも、当然ながら、それぞれ動いているよ。
谷津田さんは、外事課所属、のはず。
だとしたら、今回の件を、国際テロ、と結び付けているのかもしれないね」
矢佐間はコートの内ポケットから煙草を取り出す。
「夜久さんらが病院に行く途中だったというのは、参考人が怪我をしていたから、でしたよね。
多分、最後に運び出されていた女性が参考人…
若かったし、左手をタオルでぐるぐる巻いていましたので。
対して、夜久さんの右手の一部は千切れかけてはいましたが、包帯とかはなかったと思います」
「あの状況でよく見てたね。
刑事の仕事はしっかりしてる」
矢佐間は目を見張った。
「てっきり、この事故での損傷だと…
まさか、噛み傷とは思いませんでした。
本当に今回も噛み付き事件となれば、これで四件目、四年前のあの事件を入れれば、五件目ということになります」
「まだ、夜久さんがいつ誰に噛まれたかもわかってないので、なんとも言えないけど、怪我をしていた参考人に噛まれたのなら、或いは…ね。
夜久さんは助手席にいて、後部座席にいた参考人に襲われそうになり、咄嗟にこう防ごうとして、こう、右手を噛まれた。
そして、こうもみ合う内、事故が起こってしまった、とも考えられる」
矢佐間が煙草を指に挟んだまま、身振り手振りを交えて、推理する。
「なるほど…あの、矢佐間さん」
八塚が少し改まって言った。
「何?」
「その、今回の一連の噛み付き事件、本当にクスリなんでしょうか」
「四年前の件もそうだったじゃない。
その線でうちは動いてるし、自分らに疑問を挟む余地はないでしょ」
「でも、公安も動いているじゃないですか。
恐らく、都の消防に対して、噛み傷があったら公安に知らせるように、とでも予め依頼してたんでしょう」
「まあ、そうだろうね。動きが余りにも早い」
「それに、今回を入れれば、三件が若い普通の女子大生。
それが皆、クスリをやっているとは思えなくて。
矢佐間さんは角野の葬儀で、今回の参考人を見てないですか。
残っていた若い子は少なかったから、さっきの遺体を見て思い出しました。
僕はあの時、あの子がドラッグをやっているようには見えなかった」
「あのホトケさんの表情で、良く思い出せたもんだね」
矢佐間は半ば呆れて言った。
「僕は普段から耳の形や髪の生え際、それに骨格や体型からも覚えようとしてますんで」
八塚は少し得意になる。
「立派な心がけだ。
ま、私には残念ながら記憶がないし、見てたとしても、ぱっと見でクスリをやってるかなんて、わかりゃ苦労しないよ。
それに…」
矢佐間は痺れを切らしたように口を止め、煙草にライターで火を付けて吹かした。
「それに、あの大学に関わってる子ばかりだ。
比率的には確かに女子大生が多いが、ルートが同じなら、むしろその方が自然かもしれんよ」
そう言うと、ふうーと煙を上に吐いた。
「それにしても、角野と狩尾、両容疑者とも、薬物鑑定は陰性だったじゃないですか」
八塚はとたんに不機嫌そうになる。
「あれは簡易検査で、精密検査はまだだよね。
新手のクスリで検査に手間取ってるのかもしれんし。
自分もおかしいとは思うが…」
「でも、狩尾容疑者に噛まれた相手まで、その症状が出て、彼も…」
「ちょっと!その話はよせ」
穏やかな口調で話していた矢佐間が、急に周りを気にして語気を荒げた。
八塚は事を察して、押し黙る。
「…何が言いたいかはわかる、が、取りあえず、大学に行こう。
死んだ夜久さんと沖君のためにも、その真相を探らなきゃ。
そうだ、今回の事故が本当に噛み付きであれば、自分らもまた動かなければならないかもね。
上に報告しておこう」
矢佐間は元の口調に戻って、取り繕う。
「上と言えば、今回の捜査にはなぜか拳銃の携行だけじゃなく、盾や警棒まで配備するようお達しがありましたけど、お偉方は、本当は何か掴んでいるんじゃないんでしょうか」
八塚は盾と警棒を収めている、乗って来た捜査車両の方を見た。
「ああ、そうだったな。
建前はクスリをやってる奴らに、万が一襲われた際の対応ということだが…
うーん、本当のところはどうなんだろう。
盾と警棒なんか、まず使うことないだろうし、チャカも普段持たないから、どうも落ち着かんね…」
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