89 / 246
第89話 剣闘祭 決勝戦 vsライオネル
しおりを挟む
クレアの試合を観戦している間にTP5,000を体内で循環させ、“闘気操術“の準備をしていた。
そして舞台に上がると同時に闘気を身体に纏った。
同時に“武器強化“も施した。
「すぅぅーー…ふぅぅーー…」
深呼吸して気分を落ち着かせ、ライオネルと対峙した。
「よくも僕のクレアを…!!お前だけは絶対に許さない…!!」
こうも恨まれると、まるで俺の方が悪役みたいだ。
罵倒を聞き流しつつ、試合の準備を整えた。
「両者武器を構えて…試合開始!!」
「はぁぁぁぁ!!!」
開始と同時に、ライオネルが光を放ちつつ“火炎龍の加護“を完全解放した。
しかし、深呼吸して落ち着いたおかげで“状態異常無効“を発動して火傷を回避できた。
ついでに光による視界損失も防げた。
もし発動出来ていなかったら、息をするだけで肺が焼かれていただろう。
それくらいの高熱だ。
「行くぞアルフレッドォォォ!!!」
雄叫びと同時に攻撃を仕掛けてきた。
軌道から察するに、両手剣Lv.6“ジェットスマッシュ“だろう。
“火炎龍の加護“のバフよりも“闘気操術“の方が少し上回っているようだ。
ライオネルの動きが若干スローモーションに見える。
俺は“ジェットスマッシュ“を相殺するため、その場で右下段に両手剣Lv.1“スラッシュ“のシステムアシスト外軌道の構えを取った。
「死ねぇぇぇ!!!」
「はぁぁぁ!!」
ガキンッという轟音と共に左肩へ迫ってくる斬撃をパリィした。
ライオネルは衝撃で身体が仰け反り、俺は反動で右腕が若干痺れている。
「くっ…!!はぁぁぁ!!」
痺れを堪えながら、追撃に両手剣Lv.7“ジェノスストリーム“を行使した。
この7連撃で仕留められれば良かったが…そうはいかなかった。
体勢を崩したところで危険を察知したのか、“火炎龍の加護“を足と腕へ集中させた。
そしてすぐに両手剣Lv.3“アークスクエア“、Lv.2“ドライクロー“を続けて行使してきた。
これによって1~4撃目を“アークスクエア“の相殺に、5~7撃目を“ドライクロー“の相殺に消費してしまった。
このままスキルチェインで追撃しても二の舞になる予感がしたので、一旦距離を取った。
「なっ…なんと素晴らしい試合でしょうかーー!!どちらも学生とは思えぬ戦闘技術です!!」
『くそっ…!!肉を切らせて骨を断てば良かった…!!』
“火炎龍の加護“によって強化された攻撃力を警戒し過ぎてしまった。
だが今の相殺でライオネルに実力の差を感じさせたはずだ。
『一旦落ち着いて…っ!!』
「僕のクレアを…返せぇぇーーーーー!!!!!」
前を見ると、ライオネルが攻撃を仕掛けてきていた。
その姿は知性を失った猛獣のようだ。
『くそっ…!!休む暇もないのか!!』
怒りに身を任せた攻撃は動きに無駄が多いと誰が言ったのだろうか。
かえって無駄が省かれ、先程よりもキレのある動きになった。
再び“ジェットスマッシュ“を行使して左肩へ斬り込んできた。
本来のライオネルであれば、同じ技を2度連続で行使するような愚かなことはしなかっただろう。
俺はその軌道を完全に察知し、左へ身体を逸らして回避した。
そしてガラ空きになった背中へ体術Lv.5“下弦蹴り“を放った。
「うぅ…!!僕のクレアァァァ!!!!」
「うるせぇ!!お前は振られたんだよ!!」
痛みをあまり感じていないのだろうか?
”下弦蹴り”は確実に決まったのに、ダメージを受けた様子がない。
「嘘だぁぁぁ!!!お前が…お前が奪ったんだぁぁぁーーー!!!」
「振られて尚追い回すこのストーカー野郎が!!」
通常攻撃で仕掛けてきたところへ“ジェノスストリーム“を行使した。
ライオネルはソードスキルに反応せず、直撃して“火炎龍の加護“によって得た頑丈な鱗が粉砕して胸の皮膚を露出させた。
「ひぃぃーーー!!!!痛い…痛いぃぃぃーーーー!!!!!」
今まで大きな怪我を負ったことがなかったのか、痛覚にはなれていないようだ。
激痛で舞台に倒れ、のたうち回っている。
「次クレアに近付いたら今日以上の苦痛を味わわせるからな!!」
「わ、わかったぁぁ…もう近づかないからぁ……」
「そうか。じゃあ…死ね!!」
俺の怒りを込め、のたうち回っているライオネルに両手剣Lv.9”ノヴァディザスター”を放ち、ばらばらに斬り刻んだ。
魔道具の効果で舞台の外に弾き出されたライオネルは、痛みで泡を吹いて失神している。
「し、試合終了ーー!!!剣闘祭1年生の部、優勝はアインザスだーーーー!!!!!」
「おおおおおおおお!!!!!!」
「それにしてもアランさん、最後のライオネル選手は様子がおかしかったですがどうしたんでしょうか?」
「今まで自分より強い相手と戦って大怪我を負ったことがなかったんでしょう。痛みに喘いでいたようです。」
「なるほど…初めての経験だったということですね。」
『なんだろう…少し卑猥に聞こえるのは俺だけか?』
「アルフレッドーーーー!!!!」
「どうしたクレ…うわっ!!」
そんな変なことを考えているとクレアが後ろから抱き着いてきた。
目に涙を浮かべているが、表情は明るく何やら吹っ切れた様子だ。
「ありがとなアルフレッドーー!!」
「ああ。クレアはクレア自身のものだからな。これからは自由に生きろ。」
「じゃあオレをもらってくれ!!」
「…えっ!?」
そして舞台に上がると同時に闘気を身体に纏った。
同時に“武器強化“も施した。
「すぅぅーー…ふぅぅーー…」
深呼吸して気分を落ち着かせ、ライオネルと対峙した。
「よくも僕のクレアを…!!お前だけは絶対に許さない…!!」
こうも恨まれると、まるで俺の方が悪役みたいだ。
罵倒を聞き流しつつ、試合の準備を整えた。
「両者武器を構えて…試合開始!!」
「はぁぁぁぁ!!!」
開始と同時に、ライオネルが光を放ちつつ“火炎龍の加護“を完全解放した。
しかし、深呼吸して落ち着いたおかげで“状態異常無効“を発動して火傷を回避できた。
ついでに光による視界損失も防げた。
もし発動出来ていなかったら、息をするだけで肺が焼かれていただろう。
それくらいの高熱だ。
「行くぞアルフレッドォォォ!!!」
雄叫びと同時に攻撃を仕掛けてきた。
軌道から察するに、両手剣Lv.6“ジェットスマッシュ“だろう。
“火炎龍の加護“のバフよりも“闘気操術“の方が少し上回っているようだ。
ライオネルの動きが若干スローモーションに見える。
俺は“ジェットスマッシュ“を相殺するため、その場で右下段に両手剣Lv.1“スラッシュ“のシステムアシスト外軌道の構えを取った。
「死ねぇぇぇ!!!」
「はぁぁぁ!!」
ガキンッという轟音と共に左肩へ迫ってくる斬撃をパリィした。
ライオネルは衝撃で身体が仰け反り、俺は反動で右腕が若干痺れている。
「くっ…!!はぁぁぁ!!」
痺れを堪えながら、追撃に両手剣Lv.7“ジェノスストリーム“を行使した。
この7連撃で仕留められれば良かったが…そうはいかなかった。
体勢を崩したところで危険を察知したのか、“火炎龍の加護“を足と腕へ集中させた。
そしてすぐに両手剣Lv.3“アークスクエア“、Lv.2“ドライクロー“を続けて行使してきた。
これによって1~4撃目を“アークスクエア“の相殺に、5~7撃目を“ドライクロー“の相殺に消費してしまった。
このままスキルチェインで追撃しても二の舞になる予感がしたので、一旦距離を取った。
「なっ…なんと素晴らしい試合でしょうかーー!!どちらも学生とは思えぬ戦闘技術です!!」
『くそっ…!!肉を切らせて骨を断てば良かった…!!』
“火炎龍の加護“によって強化された攻撃力を警戒し過ぎてしまった。
だが今の相殺でライオネルに実力の差を感じさせたはずだ。
『一旦落ち着いて…っ!!』
「僕のクレアを…返せぇぇーーーーー!!!!!」
前を見ると、ライオネルが攻撃を仕掛けてきていた。
その姿は知性を失った猛獣のようだ。
『くそっ…!!休む暇もないのか!!』
怒りに身を任せた攻撃は動きに無駄が多いと誰が言ったのだろうか。
かえって無駄が省かれ、先程よりもキレのある動きになった。
再び“ジェットスマッシュ“を行使して左肩へ斬り込んできた。
本来のライオネルであれば、同じ技を2度連続で行使するような愚かなことはしなかっただろう。
俺はその軌道を完全に察知し、左へ身体を逸らして回避した。
そしてガラ空きになった背中へ体術Lv.5“下弦蹴り“を放った。
「うぅ…!!僕のクレアァァァ!!!!」
「うるせぇ!!お前は振られたんだよ!!」
痛みをあまり感じていないのだろうか?
”下弦蹴り”は確実に決まったのに、ダメージを受けた様子がない。
「嘘だぁぁぁ!!!お前が…お前が奪ったんだぁぁぁーーー!!!」
「振られて尚追い回すこのストーカー野郎が!!」
通常攻撃で仕掛けてきたところへ“ジェノスストリーム“を行使した。
ライオネルはソードスキルに反応せず、直撃して“火炎龍の加護“によって得た頑丈な鱗が粉砕して胸の皮膚を露出させた。
「ひぃぃーーー!!!!痛い…痛いぃぃぃーーーー!!!!!」
今まで大きな怪我を負ったことがなかったのか、痛覚にはなれていないようだ。
激痛で舞台に倒れ、のたうち回っている。
「次クレアに近付いたら今日以上の苦痛を味わわせるからな!!」
「わ、わかったぁぁ…もう近づかないからぁ……」
「そうか。じゃあ…死ね!!」
俺の怒りを込め、のたうち回っているライオネルに両手剣Lv.9”ノヴァディザスター”を放ち、ばらばらに斬り刻んだ。
魔道具の効果で舞台の外に弾き出されたライオネルは、痛みで泡を吹いて失神している。
「し、試合終了ーー!!!剣闘祭1年生の部、優勝はアインザスだーーーー!!!!!」
「おおおおおおおお!!!!!!」
「それにしてもアランさん、最後のライオネル選手は様子がおかしかったですがどうしたんでしょうか?」
「今まで自分より強い相手と戦って大怪我を負ったことがなかったんでしょう。痛みに喘いでいたようです。」
「なるほど…初めての経験だったということですね。」
『なんだろう…少し卑猥に聞こえるのは俺だけか?』
「アルフレッドーーーー!!!!」
「どうしたクレ…うわっ!!」
そんな変なことを考えているとクレアが後ろから抱き着いてきた。
目に涙を浮かべているが、表情は明るく何やら吹っ切れた様子だ。
「ありがとなアルフレッドーー!!」
「ああ。クレアはクレア自身のものだからな。これからは自由に生きろ。」
「じゃあオレをもらってくれ!!」
「…えっ!?」
11
あなたにおすすめの小説
アーティファクトコレクター -異世界と転生とお宝と-
一星
ファンタジー
至って普通のサラリーマン、松平善は車に跳ねられ死んでしまう。気が付くとそこはダンジョンの中。しかも体は子供になっている!? スキル? ステータス? なんだそれ。ゲームの様な仕組みがある異世界で生き返ったは良いが、こんな状況むごいよ神様。
ダンジョン攻略をしたり、ゴブリンたちを支配したり、戦争に参加したり、鳩を愛でたりする物語です。
基本ゆったり進行で話が進みます。
四章後半ごろから主人公無双が多くなり、その後は人間では最強になります。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
異世界召喚に巻き込まれたのでダンジョンマスターにしてもらいました
まったりー
ファンタジー
何処にでもいるような平凡な社会人の主人公がある日、宝くじを当てた。
ウキウキしながら銀行に手続きをして家に帰る為、いつもは乗らないバスに乗ってしばらくしたら変な空間にいました。
変な空間にいたのは主人公だけ、そこに現れた青年に説明され異世界召喚に巻き込まれ、もう戻れないことを告げられます。
その青年の計らいで恩恵を貰うことになりましたが、主人公のやりたいことと言うのがゲームで良くやっていたダンジョン物と牧場経営くらいでした。
恩恵はダンジョンマスターにしてもらうことにし、ダンジョンを作りますが普通の物でなくゲームの中にあった、中に入ると構造を変えるダンジョンを作れないかと模索し作る事に成功します。
封印されていたおじさん、500年後の世界で無双する
鶴井こう
ファンタジー
「魔王を押さえつけている今のうちに、俺ごとやれ!」と自ら犠牲になり、自分ごと魔王を封印した英雄ゼノン・ウェンライト。
突然目が覚めたと思ったら五百年後の世界だった。
しかもそこには弱体化して少女になっていた魔王もいた。
魔王を監視しつつ、とりあえず生活の金を稼ごうと、冒険者協会の門を叩くゼノン。
英雄ゼノンこと冒険者トントンは、おじさんだと馬鹿にされても気にせず、時代が変わってもその強さで無双し伝説を次々と作っていく。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
無職が最強の万能職でした!?〜俺のスローライフはどこ行った!?〜
あーもんど
ファンタジー
不幸体質持ちの若林音羽はある日の帰り道、自他共に認める陽キャのクラスメイト 朝日翔陽の異世界召喚に巻き込まれた。目を開ければ、そこは歩道ではなく建物の中。それもかなり豪華な内装をした空間だ。音羽がこの場で真っ先に抱いた感想は『テンプレだな』と言う、この一言だけ。異世界ファンタジーものの小説を読み漁っていた音羽にとって、異世界召喚先が煌びやかな王宮内────もっと言うと謁見の間であることはテンプレの一つだった。
その後、王様の命令ですぐにステータスを確認した音羽と朝日。勇者はもちろん朝日だ。何故なら、あの魔法陣は朝日を呼ぶために作られたものだから。言うならば音羽はおまけだ。音羽は朝日が勇者であることに大して驚きもせず、自分のステータスを確認する。『もしかしたら、想像を絶するようなステータスが現れるかもしれない』と淡い期待を胸に抱きながら····。そんな音羽の淡い期待を打ち砕くのにそう時間は掛からなかった。表示されたステータスに示された職業はまさかの“無職”。これでは勇者のサポーター要員にもなれない。装備品やら王家の家紋が入ったブローチやらを渡されて見事王城から厄介払いされた音羽は絶望に打ちひしがれていた。だって、無職ではチートスキルでもない限り異世界生活を謳歌することは出来ないのだから····。無職は『何も出来ない』『何にもなれない』雑魚職業だと決めつけていた音羽だったが、あることをきっかけに無職が最強の万能職だと判明して!?
チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる