異世界転生録if~死と隣り合わせのこの世界で死なないため、力を付けます!!~

島津穂高

文字の大きさ
20 / 186

第20話 ギルドマスター

しおりを挟む
冒険者ギルドに着くと、試験官に



「職員と話してくるからちょっと待ってな。」



と言われ、待っていると



「よう新人!どうかしたのか?」



と細マッチョの先輩冒険者に話しかけられた。



「あなたは?」



「俺は”新芽の息吹”所属 Cランク冒険者ダニエラだ。相談なら乗るぞ?」



”新芽の息吹”…?どこかで聞いた気がするがまあいい。



「実は今Eランクの昇格試験を終えたところなんですけど…」



「あぁそうか…つらいことを聞いてしまってすまない。」



「いえ、そうじゃなくて。」



「ん?違うのか。何があったんだ?」



俺は今日のことを話した。



「そうなのか。でもギルドカードにはちゃんと討伐数が載ってるんだろ?それじゃだめなのか?」



「他の人の協力を得てとどめだけ刺した可能性もあるからだめなんだと…」



「なんだぁ?その試験官頭固いな!俺が抗議してやるよ!」



「いいんですか?」



「ああ。任せておけ!」



「ありがとうございます!」



ダニエラさんと話していると、



「ダグラス君、待たせたね。ギルドマスターの部屋についてきてほしい。っておい。なんでお前がいるんだ、ダニエラ?」



「ん?サイモンじゃないか!ってことは!おい!お前の頭が固いせいでこの新人が困ってるだろ!?」



『…そうだ!”新芽の息吹”は試験官の所属パーティの名前だ!』



ということは、この二人はパーティメンバーか。



「仕方ないだろ…?とりあえずダグラス君はついてきてくれ。」



「分かりました。ダニエラさん、ありがとうございました!」



「おう。まあサイモンなら何とかしてくれるだろうから安心しろ!」



「はい!」



俺はギルドマスターの部屋に向かった。

ギルドマスターに会うのも部屋に入るのも初めてなので緊張する。



「緊張しなくていいよ。ギルドマスターは気さくな人だから。」



「そうなんですね…」



部屋の前に着いた。



「ギルマス、サイモンだ。例の子を連れてきたぞ!」



「入ってこい。」



扉を開けると、そこには優しそうなエルフの女性がいた。



『…エルフだ!初めて見た!本当に耳とがってるんだなぁ…』



などと心の中で興奮していた。



「ダグラス君だっけ?君、エルフを見るのは初めてかい?」



おっと、表情に出ていたようだ。



「はい。まじまじと見てしまってごめんなさい。あなたは?」



「気にするな。私はエリザだ。それより、昇格試験に不手際があって申し訳ない。

鑑定の魔道具があるからそれを使って聞いてもいいか?」



「はい。」



「では水晶に手乗せてくれ。これは嘘をつくと赤色になる。包み隠さず言いな。」



「分かりました。」



「じゃあ質問を始める。お前は試験開始直後何をした?」



「ゴブリンの居場所を見つけたので全速力で向かいました。」



もちろん水晶は青いままだ。



「ふむ…次に、君は単独ですべてのゴブリンを倒したか?」



「はい。」



これももちろん水晶は青いままだ。



「ふむ…最後に、君はまだ力を隠しているか?」



「っ!!…はい。」



「ふむ…して、その力はなんだ?」



「…それは関係なくないですか?」



「ふふふっ。すまない冗談だ。これで終わり。君は昇格試験合格だよ。」



「え、でも最終日の対人戦の試験は?」



「試験官に気づかれないほど早く動いてクエストを達成したんだ。対人戦をしなくても能力が高いことがわかる。」



「ありがとうございます!」



そう言って俺はギルドを去った。



『隠している能力について詮索されなくてよかった…』



そんなこと考えながら、俺はギルドを出て帰宅した。



「おかえり。昇格試験どうだった?」



「ただいま父さん。トラブルはあったけど合格したよ。」



「ん?トラブル?何があったんだい?」



俺は今日のことを事細かに話した。



「そんなことがあったのか…きっとダグラスがいっぱい努力したから試験官じゃついていけないくらい成長したんだよ。さすが俺の子だ!」



「ありがとう。」



「エリザか…懐かしい名前を聞いたな。」



「父さんはエリザさんと何か関係があったの?」



「実は俺が冒険者だったころ、一時期訓練してくれたんだよ。」



「そうなんだ!」



話してると、訪問があった。



「誰だろう…?」



「この感じ…き、気にしなくていいよ!それより合格祝いでもやろうか。」



「じゃあそれ私も混ぜてもらえる?」



「うわ、エ、エリザ師匠…」



「エリザさん…!?」



「やあダグラス君。さっきぶりだね。やっぱりエドワードの子か。そんな気がしていた。」



突然俺の隣にエリザさんが現れた。



「エリザさん、父さんの師匠だったって本当ですか?」



「ああ、本当だぞ。」



「昔の父さんのこと教えてください!」



「ダグラス、父さんのことなんか知らなくていいからね?早くお風呂に入ってきなさい!」



「え、でも…」



「いいから!」



「分かった。」



「エドワードは相変わらずの恥ずかしがりだなぁ。ふふっ。」



『父さんはやっぱり恥ずかしがりだったのか。ってそうではなく、怒られそうだから早くお風呂に入ってこよう。』



すぐにお風呂へ行き、汗を流していると



「失礼するぞ。」



といってエリザさんが入ってきた。



…初めて女性の裸を見た。

肌はとてもきめ細かく色白できれいだ。

そして、胸は巨乳かつ美乳で先端部分はぷっくりとしていた。

下の部分はタオルで隠していたので見えなかった。



気が付けば俺の息子はギンギンになっていた。



「ふふっ、うぶだな。」



「な、なんでエリザさん入ってきてるんですか…!?」



「面白そうだったからだ。」



「だ、だからと言って!」



「なんだ?お互い裸を見られたくらいで気にするな。」



「じゃ、じゃあ俺もう上がるので!」



俺は逃げるようにお風呂を出て、自室に戻った。

エリザさんはお風呂に入った後すぐに帰ったらしい。



その夜、俺はなかなか寝付けなかった。

ナニの所為かは秘密である。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

インターネットで異世界無双!?

kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。  その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。  これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。

魔法物語 - 倒したモンスターの魔法を習得する加護がチートすぎる件について -

花京院 光
ファンタジー
全ての生命が生まれながらにして持つ魔力。 魔力によって作られる魔法は、日常生活を潤し、モンスターの魔の手から地域を守る。 十五歳の誕生日を迎え、魔術師になる夢を叶えるために、俺は魔法都市を目指して旅に出た。 俺は旅の途中で、「討伐したモンスターの魔法を習得する」という反則的な加護を手に入れた……。 モンスターが巣食う剣と魔法の世界で、チート級の能力に慢心しない主人公が、努力を重ねて魔術師を目指す物語です。

異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!

夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。 ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。 そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。 視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。 二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。 *カクヨムでも先行更新しております。

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~

甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって? そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。

ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話

ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。 異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。 「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」 異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…

ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!

さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。 冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。 底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。 そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。  部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。 ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。 『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!

追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~

さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。 全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。 ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。 これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。

処理中です...