24 / 186
第24話 旅立ち
しおりを挟む
その後何事もなく平和に過ごし、12歳の誕生日かつ成人する日が訪れた。
「ダグラス、12歳と成人おめでとう!」
「ありがとう父さん。」
「寂しくなるわね…」
「大丈夫だよ母さん。たびたび帰ってくるから。」
「ダグラス、元気でね。」
「ありがとうアドルフ兄さん。領主の仕事頑張ってね!」
「ありがとう。父さんみたいに良い領主になれるように頑張るよ!」
「良い領主って照れるなぁ…」
「冒険者として活動していくんだよね?頑張って!」
「ダグラスならSランクにだってなれるわ!」
「ありがとう!Sランク目指して頑張ろうかな…?テュール兄さんとノンナ姉さんも、騎士団と魔法騎士団で頑張ってね!」
「ありがとう。」
「ダグラス様がついに出家するんですね…」
「セシリア、今まで俺の世話をしてきてくれてありがとう。」
「ええ。元気でね。」
「みんなも体にはを付けてね。」
一通りの挨拶を終えた。
明日から夢の冒険者生活が始まるのに、俺は悩んでいた。
『俺が前世の記憶を持ってることや力を隠していることを言うか…?でも言わなくても…いや、隠し事はだめだ!言おう!』
俺は覚悟を決めた。
「みんな、話があるんだ。」
「どうしたんだ?」
「実は…俺は前世の記憶を持ってるんだ。」
「…本当か?」
「それだけじゃない。俺は女神様に転生させられていて、授かった力を隠してるんだ。」
「…実はダグラスがなにか隠してるんじゃないかって薄々気が付いていたよ。
1歳でまだ言語も知らないはずなのに魔導書を読み始めたりしてたしね。」
「私もよ。訓練で倒れた時、寝言で知らない言語を話してたしね。」
「そうだったんだ…今まで隠しててごめんなさい。」
「気にするな。ダグラスは何があってもダグラス、俺の子供だ。」
「そうだよ!姉さんもびっくりはしたけど弟に変わりないよ!」
「ありがとう…俺の本当のステータスを見てもらってもいいかな?」
「ああ」
俺はステータスウィンドウを開いた。
名前 ダグラス=アイザック 種族 人族 性別 男 Lv.186 EXP 5460
装備
部屋着 賢者の石
ステータス
HP 143200/143200 MP 166400/166400 TP 137500/137500
スキル
・魔法
火属性魔法S 水属性魔法A 風属性魔法S 土属性魔法A 光属性魔法S 闇属性魔法S
氷属性魔法A 無属性魔法S 空間魔法S 生活魔法A
・武技
片手剣S 両手剣C 細剣C 短剣A 斧D 槍B 弓C 棍棒D 盾S 体術S
・その他
デバフ耐性S 危険察知S 忍耐S 気配遮断A MP回復速度上昇 無詠唱
・魔物
物理耐性S 器用S 眷属化 アンデッド生成
ユニークスキル
鑑定 アイテムボックス スキル略奪 全魔法適正 限界突破 偽装 獲得経験値10倍
称号
異世界転生者 火属性魔法の極意 風属性魔法の極意 光属性魔法の極意 闇属性魔法の極意
無属性魔法の極意 空間魔法の極意 スライムの天敵 ゴブリンの天敵 アンデッドの天敵
「なっ…!!」
家族は皆絶句した。
「…もしかして先のアンデッドとの戦いの最中に発生した光はダグラスのものだったのか?」
「うん。エリアヒールで殲滅したときの光。」
「…そうか。ありがとう…あの時負傷者が少なく済んだのはダグラスのおかげだ。」
俺を受け入れてくれたことが何よりも嬉しくて涙を流した。
そして旅立ちの日がやってきた。
皆忙しいので見送りに来たのは父さんと母さん、セシリアだけだった。
「ダグラス、準備は万端か?」
「万端だよ!ありがとう。」
「体に気を付けて過ごすのよ。」
「ありがとう。母さんも健康でね。」
「ダグラス様、いつでも帰ってきてくださいね。」
「ありがとうセシリア。それじゃあ行ってきます!」
「行ってらっしゃい!」
俺は決して後ろを振り向かずに街へと走っていった。
別れの挨拶をするために俺はギルドに向かった。
「あ、ダグラス君!こんにちは。」
「こんにちは。」
彼女はいつもクエスト報告を担当してくれていたラウラさんだ。
「今日で成人しました!」
「おめでとう!」
「それで、これからダンジョンのある王都を拠点にしていこうと思っていて…」
「そうなのね…寂しくなるわ。ダグラス君の討伐数毎日多いから楽しみにしてたのよ。」
「そうだったんですね。今までお世話になりました!」
「こちらこそ今までありがとね。体に気をつけて頑張るのよ?」
「はい!ラウラさんもお気をつけて!」
俺はギルドを出て、早速王都までの街道に入った。
お世話になった人はラウラさんくらいなのだ。
「まあ王都ではもっと多くの人と親しくなる予定だし…?」
って何を言い訳しているんだ俺は。
それはさておき、王都までこのまま街道沿いに進んで馬車で1週間。
『…馬車で1週間か。”瞬間転移”を使えば一瞬で着くけど旅を楽しみたいからなぁ…乗せてくれる馬車を探すか。』
「ねえ君、どうしたの?」
そう思っていると、後ろから話しかけられた。
「あ、ああ。王都まで載せていってくれる馬車を探しててね…」
「ちょうどよかった!私の名前はメリル。商人よ。私の馬車に乗っていかない?」
「俺はダグラス。冒険者だ。いいのか?」
「ええ。ダグラスは腕が立つって聞いてるからね。」
「…ん?それ誰から聞いたんだ?」
「ギルド職員のラウラよ。私とラウラは幼馴染なの。」
「そうなんだ。じゃあお言葉に甘えて乗らせてもらおうかな。代金とかは?」
「護衛をしてくれるだけでいいわ。」
「了解。ありがとう。」
「じゃあ行きましょうか!」
「ああ。」
俺は初めての旅に胸を躍らせていた。
「ダグラス、12歳と成人おめでとう!」
「ありがとう父さん。」
「寂しくなるわね…」
「大丈夫だよ母さん。たびたび帰ってくるから。」
「ダグラス、元気でね。」
「ありがとうアドルフ兄さん。領主の仕事頑張ってね!」
「ありがとう。父さんみたいに良い領主になれるように頑張るよ!」
「良い領主って照れるなぁ…」
「冒険者として活動していくんだよね?頑張って!」
「ダグラスならSランクにだってなれるわ!」
「ありがとう!Sランク目指して頑張ろうかな…?テュール兄さんとノンナ姉さんも、騎士団と魔法騎士団で頑張ってね!」
「ありがとう。」
「ダグラス様がついに出家するんですね…」
「セシリア、今まで俺の世話をしてきてくれてありがとう。」
「ええ。元気でね。」
「みんなも体にはを付けてね。」
一通りの挨拶を終えた。
明日から夢の冒険者生活が始まるのに、俺は悩んでいた。
『俺が前世の記憶を持ってることや力を隠していることを言うか…?でも言わなくても…いや、隠し事はだめだ!言おう!』
俺は覚悟を決めた。
「みんな、話があるんだ。」
「どうしたんだ?」
「実は…俺は前世の記憶を持ってるんだ。」
「…本当か?」
「それだけじゃない。俺は女神様に転生させられていて、授かった力を隠してるんだ。」
「…実はダグラスがなにか隠してるんじゃないかって薄々気が付いていたよ。
1歳でまだ言語も知らないはずなのに魔導書を読み始めたりしてたしね。」
「私もよ。訓練で倒れた時、寝言で知らない言語を話してたしね。」
「そうだったんだ…今まで隠しててごめんなさい。」
「気にするな。ダグラスは何があってもダグラス、俺の子供だ。」
「そうだよ!姉さんもびっくりはしたけど弟に変わりないよ!」
「ありがとう…俺の本当のステータスを見てもらってもいいかな?」
「ああ」
俺はステータスウィンドウを開いた。
名前 ダグラス=アイザック 種族 人族 性別 男 Lv.186 EXP 5460
装備
部屋着 賢者の石
ステータス
HP 143200/143200 MP 166400/166400 TP 137500/137500
スキル
・魔法
火属性魔法S 水属性魔法A 風属性魔法S 土属性魔法A 光属性魔法S 闇属性魔法S
氷属性魔法A 無属性魔法S 空間魔法S 生活魔法A
・武技
片手剣S 両手剣C 細剣C 短剣A 斧D 槍B 弓C 棍棒D 盾S 体術S
・その他
デバフ耐性S 危険察知S 忍耐S 気配遮断A MP回復速度上昇 無詠唱
・魔物
物理耐性S 器用S 眷属化 アンデッド生成
ユニークスキル
鑑定 アイテムボックス スキル略奪 全魔法適正 限界突破 偽装 獲得経験値10倍
称号
異世界転生者 火属性魔法の極意 風属性魔法の極意 光属性魔法の極意 闇属性魔法の極意
無属性魔法の極意 空間魔法の極意 スライムの天敵 ゴブリンの天敵 アンデッドの天敵
「なっ…!!」
家族は皆絶句した。
「…もしかして先のアンデッドとの戦いの最中に発生した光はダグラスのものだったのか?」
「うん。エリアヒールで殲滅したときの光。」
「…そうか。ありがとう…あの時負傷者が少なく済んだのはダグラスのおかげだ。」
俺を受け入れてくれたことが何よりも嬉しくて涙を流した。
そして旅立ちの日がやってきた。
皆忙しいので見送りに来たのは父さんと母さん、セシリアだけだった。
「ダグラス、準備は万端か?」
「万端だよ!ありがとう。」
「体に気を付けて過ごすのよ。」
「ありがとう。母さんも健康でね。」
「ダグラス様、いつでも帰ってきてくださいね。」
「ありがとうセシリア。それじゃあ行ってきます!」
「行ってらっしゃい!」
俺は決して後ろを振り向かずに街へと走っていった。
別れの挨拶をするために俺はギルドに向かった。
「あ、ダグラス君!こんにちは。」
「こんにちは。」
彼女はいつもクエスト報告を担当してくれていたラウラさんだ。
「今日で成人しました!」
「おめでとう!」
「それで、これからダンジョンのある王都を拠点にしていこうと思っていて…」
「そうなのね…寂しくなるわ。ダグラス君の討伐数毎日多いから楽しみにしてたのよ。」
「そうだったんですね。今までお世話になりました!」
「こちらこそ今までありがとね。体に気をつけて頑張るのよ?」
「はい!ラウラさんもお気をつけて!」
俺はギルドを出て、早速王都までの街道に入った。
お世話になった人はラウラさんくらいなのだ。
「まあ王都ではもっと多くの人と親しくなる予定だし…?」
って何を言い訳しているんだ俺は。
それはさておき、王都までこのまま街道沿いに進んで馬車で1週間。
『…馬車で1週間か。”瞬間転移”を使えば一瞬で着くけど旅を楽しみたいからなぁ…乗せてくれる馬車を探すか。』
「ねえ君、どうしたの?」
そう思っていると、後ろから話しかけられた。
「あ、ああ。王都まで載せていってくれる馬車を探しててね…」
「ちょうどよかった!私の名前はメリル。商人よ。私の馬車に乗っていかない?」
「俺はダグラス。冒険者だ。いいのか?」
「ええ。ダグラスは腕が立つって聞いてるからね。」
「…ん?それ誰から聞いたんだ?」
「ギルド職員のラウラよ。私とラウラは幼馴染なの。」
「そうなんだ。じゃあお言葉に甘えて乗らせてもらおうかな。代金とかは?」
「護衛をしてくれるだけでいいわ。」
「了解。ありがとう。」
「じゃあ行きましょうか!」
「ああ。」
俺は初めての旅に胸を躍らせていた。
0
あなたにおすすめの小説
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
魔法物語 - 倒したモンスターの魔法を習得する加護がチートすぎる件について -
花京院 光
ファンタジー
全ての生命が生まれながらにして持つ魔力。
魔力によって作られる魔法は、日常生活を潤し、モンスターの魔の手から地域を守る。
十五歳の誕生日を迎え、魔術師になる夢を叶えるために、俺は魔法都市を目指して旅に出た。
俺は旅の途中で、「討伐したモンスターの魔法を習得する」という反則的な加護を手に入れた……。
モンスターが巣食う剣と魔法の世界で、チート級の能力に慢心しない主人公が、努力を重ねて魔術師を目指す物語です。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
ある日、俺の部屋にダンジョンの入り口が!? こうなったら配信者で天下を取ってやろう!
さかいおさむ
ファンタジー
ダンジョンが出現し【冒険者】という職業が出来た日本。
冒険者は探索だけではなく、【配信者】としてダンジョンでの冒険を配信するようになる。
底辺サラリーマンのアキラもダンジョン配信者の大ファンだ。
そんなある日、彼の部屋にダンジョンの入り口が現れた。
部屋にダンジョンの入り口が出来るという奇跡のおかげで、アキラも配信者になる。
ダンジョン配信オタクの美人がプロデューサーになり、アキラのダンジョン配信は人気が出てくる。
『アキラちゃんねる』は配信収益で一攫千金を狙う!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる